一条工務店の坪単価は65万円前後！見積もりを公開して証明

A1.　始めは特に理由があったわけではなく、地元の住宅展示場を覗いてみたうちの1社でした。

その時は関東に住んでいて、私の実家のある北海道への移住を計画していたのですが、冷え性で寒がりの妻のことが心配でとにかく寒くない家が欲しいと思っていました。

一条工務店は「暮らしから我慢をなくす家」「快適と省エネ」というような惹かれるキーワードが多く、早い段階でメインで検討したい気持ちがありました。

他のメーカーと比べて価格帯が高いイメージもあり、なかなか決められませんでしたが、真冬に妻と展示場を訪れたとき、床暖の快適さがとても印象的だったのが決め手になりました。

また、移住先の実家の近くの展示場で話を聞いていましたが、関東の展示場でも話が進められるのも大きかったです。

A2.　私達が新しい家に求めていたのは何よりも寒くないことでしたが、もちろんそのために暖房費が必要以上に負担になるのも困ります。

一条工務店の「暑さも寒さも電気代も気にならない」というフレーズはこちらの要望をすべて満たしていました。全館床暖房というのもポイントが高かったです。

ZEH（ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス）の申請実績も多く、補助金がもらえる可能性が高かったことも後押しになりました。

A3.　複数の営業所で話をしたため何人かの営業マンと接していました。

印象の良い人もいればあまり良くない人もいたので、一条工務店がというよりは人によるだけなのかもしれませんが、正直なところイライラさせられることも多かったです。

一条に決めたい、でも営業マンの印象は良くない、そんな葛藤もありました。

妻はそんなに気にならなかったようなので、ただの相性の問題かもしれないと思い、担当の変更等はお願いせずにそのまま打ち合わせを続けました。

A4.　私はi-smartⅡを選んだのですが、商品と建坪が決まれば、大体家の様子が分かるのは良かったと思います。

建築済の物件や建築中の物件を実際に見せていただくことで、かなり具体的に出来上がる家をイメージすることができます。

平屋でロフト付きを希望していたので、実際にロフトのある住宅も見せていただきました。

モデルハウスに置いてある設備も標準仕様のものが多いので「これが実際のキッチンと収納になります」というのもいいです。

家を建てる経験はそうそう何回もあるものではないので、新居についてあれこれと思いを馳せながらとても楽しい時間を過ごすことができました。

これらのことは良かった点なのですが、反面あまり良くない点でもあります。

商品の完成度が高いというのは、裏を返せば自由度は低いということだと感じました。

それはZEH（ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス）を希望していたことも関係してるのかもしれません。

もちろん建坪や大まかな予算が決められているので仕方がない部分はあると思いますが、こちらの希望が通らないことが多かったです。

設計の方も始めはいろいろ選択肢をくれますが、ほとんどが家の面積や建築の向き、断熱の問題から却下されました。

たくさんの選択肢から選んだあと、検討してみたけどダメでした、と言われると、だったら最初からできるものから選ばせてよと思ってしまいます。

具体的に言うと、例えばこのタイプのキッチンやトイレは狭くて設置できません、このサイズの窓は断熱の問題から無理です、といった感じです。

結局自由に選べる範囲というのはあまり多くはないです。

もちろん他社とはそこまでの詳しい話はしていないので、一条に限ったことではないかもしれませんが…。

でも、空間をなるべく広く見せるために寝室やトイレ、洗面所の扉等、引き戸を多くしてもらいました。

壁の位置もいろいろ考えながら検討していただき、できることはきちんと対応してくれたと思います。

A5.　感じられます。

「家は性能」のキャッチコピーの通り、満足度はとても高いです。

家を建ててから3回冬を迎え、マイナス10℃を下回ることも珍しくないですが、寒いと思うことがありません。

妻は今まで冬場は家の中でも厚手の靴下を履いていて、それでもしもやけが絶えなかったのですが、新居では常に裸足で過ごしています。

関東の賃貸マンションに住んでいる時は、夜寝る時も起きる時も寒くて辛かったのですが、北海道に住んでいる今の方が朝も快適です。

床暖房は一年のうち6ケ月くらいは運転していて、設定温度はいろいろですが、24時間稼働でも電気代は驚くほど安いです。

2019年の電気代は1月が最も高く約29000円、床暖房が要らない7月は約10000円、平均で月17000円程度でした。

北海道では灯油代が月に4万円以上かかることは珍しくなく、それでも寒いのを我慢しなければならないことを考えると、オール電化でこの電気代はとても安いと感じます。

9.84kWの太陽光パネルをつけていて、家のローンとは別にローンを払っていますが、その代金はほとんど売電で賄うことができています。

太陽光パネルのローンは10年で終わるので、メンテナンス代にもよりますが、その後は光熱費をすべて売電で補うことができるかもしれません。

とてもコンパクトな家ですが、その分断熱性が良く、光熱費も抑えることができて大満足です。

ただ不満な点もあります。

一条工務店の家は基本的に「高気密、高断熱」を売りにしていて、窓は開ける必要はないそうです。

ただ、夏場は外が涼しいのに家の中はとても暑いので、エアコンを使うよりは窓を開けたくなります。

しかもエアコンはリビングにしかないので、寝室や子供部屋は窓を締め切ったままだと暑いです。(ちなみに北海道は、場所にもよりますが特に夜は外気温は低いのでクーラーがないのが一般的です)

夜は窓を開けたいのですが、基本的に窓はすべて滑り出し窓で、窓を開けてからロール網戸を閉める、ロール網戸を開けてから窓を閉める、という手順

になります。

要は、開閉の際に必ず虫が入ります。しかも網戸自体の性能も良くなく、ぶよなどの小さい虫は入ってきてしまいます。

小さい虫が入るのを我慢して窓を開けて寝るのはとても不快です。

また、窓を開けるという概念が弱いせいか、風通しについてもあまり考えられていない気がします。

設計時に気が付けば良かったのですが、気づいたとしても「基本的に窓は開けません」と押し切られるような気もします。

A6.　特にしつこく来るわけでもなく、連絡をすればきちんと対応してくれる感じで、普通だと思います。

よく言えばうるさくない、悪く言えば構わなすぎという感じでしょうか。

私はしつこいのは好きではないので、アフターフォローについて特に悪い印象はありません。