注文住宅購入を検討していると、「坪単価」という指標が良く使われていることに気がつくと思います。
この坪単価は、「本体価格÷床面積」で計算される数値で、「一坪当たりの家の金額」という意味です。
そして坪単価が分かると、各ハウスメーカーの価格帯を比較したり、家の本体価格をざっくりと予測するのにとても便利なので、この指標が良く使われるのですね。
今回は、各ハウスメーカーの坪単価を高い順から30社ほど、ランキング形式で発表していきたいと思います!また、その後に坪単価・価格帯別に分けたハウスメーカーの特徴や選び方についてもお話ししていますので、ぜひ参考にされてください。
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ハウスメーカー坪単価ランキングBEST30
坪単価ランキング30
坪単価(目安) | |
ヘーベルハウス | 90万円~ |
積水ハウス | 90万円~ |
住友林業 | 90万円~ |
三井ホーム | 90万円~ |
大和ハウス | 90万円~ |
パナソニックホームズ | 90万円~ |
セキスイハイム | 80万円~ |
ミサワホーム | 80万円~ |
トヨタホーム | 80万円~ |
スウェーデンハウス | 80万円~ |
一条工務店 | 70万円~ |
住友不動産 | 70万円~ |
東急ホームズ | 70万円~ |
ヤマダホームズ | 70万円~ |
セルコホーム | 70万円~ |
富士住建 | 60万円~ |
古川林業 | 60万円~ |
ウィザースホーム | 60万円~ |
アイ工務店 | 60万円~ |
クレバリーホーム | 60万円~ |
アキュラホーム | 60万円~ |
桧家住宅 | 60万円~ |
ユニバーサルホーム | 50万円~ |
ヤマト住建 | 50万円~ |
飯田グループホールディングス | 50万円~ |
レオハウス | 40万円~ |
タマホーム | 40万円~ |
アイダ設計 | 40万円~ |
アイフルホーム | 40万円~ |
アエラホーム | 40万円~ |
果たして、あなたの気になっているハウスメーカーの坪単価は、どのくらいだったでしょうか?
この坪単価にあなたの建てたいと思っている家の坪数を掛けたら、ざっくりおうちの本体価格が分かりますので、あなたのマイホーム検討に必ず役に立つと思いますよ。
坪単価・価格帯別ハウスメーカーの特徴
前章では、各ハウスメーカーの坪単価を把握できましたので、ここからは、坪単価・価格帯別に分けてその特徴をお伝えしていきます。
ハイブランドのハウスメーカーの坪単価と特徴
そんなハイブランドのハウスメーカーの例と想定坪単価がこちらです。
ハウスメーカーの例
- 積水ハウス
- 旭化成ホームズ
- 住友林業
- 三井ホーム
- ダイワハウス
想定坪単価
80万円~
ハイブランドのハウスメーカーは、ただ単に家を買うという以上の価値を提供してくれます。家自体もただ普通に住めれば良いという訳ではなくて、細部のデザインまでこだわった見た目も大変素晴らしい家づくりを進めることができます。
打ち合わせも時間をかけてじっくりと行われ、高い提案力で家づくりを手助けしてくれほか、おもてなしの心を持って真心を込めて接客してくれます。そのため、価格自体は高いですが、確実にその金額に見合った満足感を得ることができます。
性能重視のハウスメーカーの特徴
そんな性能重視のハウスメーカーの例と想定坪単価がこちらです。
ハウスメーカーの例
- 一条工務店
- セキスイハイム
- トヨタホーム
想定坪単価
60万円~
性能重視のハウスメーカーの特徴は、家の性能を最重要視して、そこにたくさんお金を掛けて力を入れていることです。例えば、「家は性能」のキャッチコピーで有名な一条工務店は、「広告に掛けるお金があったら他の部分に回せ」というスタンスなので、広告をほとんどしていません。
そのため、家の検討をしていない人にとっては名前すら知らないことも多くブランド力はいまいちですが、こと性能に関してはハイブランド以上と言っても過言ではありません。このように性能重視のハウスメーカーは、耐震性や快適性など、実際に住んだ時の安心感や気持ちよさが手に入ることが大きな魅力です。
オールラウンダー(バランス型)のハウスメーカーの特徴
そんなバランス型のハウスメーカーの例と想定坪単価がこちらです。
ハウスメーカーの例
- アキュラホーム
- アイ工務店
- 桧家住宅
- ヤマダホームズ
- クレバリーホーム
想定坪単価
50万円~
坪単価自体は性能重視のハウスメーカーとほぼ同じですが、こちらは特に性能だけを追求しているという訳ではなく、価格・機能・デザインなどをどれも平均以上にまとめているといった特徴があります。
価格があまり高くならないようにしつつ、品質もできる限り良くして、普通の良い家が建てられるというのがメリットです。このように、平均レベルの価格で注文住宅を建てる醍醐味を十分味わうには、バランス型のハウスメーカーが最適です。
ローコスト系のハウスメーカーの特徴
そんなローコスト系のハウスメーカーの例と想定坪単価がこちらです。
ハウスメーカーの例
- タマホーム
- アイフルホーム
- アエラホーム
想定坪単価
30万円~
ローコスト系のハウスメーカーの特徴は、「いかに安く家を建てることができるか?」を重視していることです。もちろん、安いからと言って、決して悪い家という訳ではありません。
耐震性や住みやすさなど絶対に削れないポイントは押さえつつ、それ以外の点で経費を抑えることができるポイントがあれば徹底的に洗い出して、それを実行するといった感じです。
家などのもの作りをしているメーカーでは「価格も品質のうち」と言われていて、価格が安いことも立派なメリットの一つです。
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あなたはどの価格帯・坪単価のメーカーを選ぶべきか?
先ほどの章で各社の特徴と価格が分かりましたので、次は、どんな人がその特徴を持ったハウスメーカーを選ぶべきなのかをお伝えします。
ハイブランドのハウスメーカーを選ぶべき人
ハイブランドと言われているだけあって、住んでいるだけで周りの人から一目置かれます。
また、打ち合わせの時間も長めにとってもらえて、照明やカーテンレールなどの細部に渡ってデザインにこだわることができるので、本当に自分の理想の家を建てることができます。
このように、収入も十分にあって、心の部分でも家づくりの醍醐味を味わい尽くした人は、ハイブランドのハウスメーカーが良いですね。
性能重視のハウスメーカーを選ぶべき人
ハイブランドメーカーが重視している、おもてなしの心を持った接客やブランド力は、言ってしまえば家自体にはあまり実がない部分です。
そういう部分にはあまり魅力を感じずに、とにかく長く安心して快適に暮らしたいと思っている場合は、性能が一番大事ですからね。
このように、実用性重視でなるべく無駄なものを省きたい人は、性能重視のハウスメーカーが良いですね。
バランス型のハウスメーカーを選ぶべき人
欠点らしい欠点がないので、あまり妥協することなく不満の少ない家づくりができます。
先ほどの性能重視のハウスメーカーは、性能を重視しすぎてデザインや間取りの選択肢が少なかったりすることがあるので、そのあたりを不満に感じる場合がありますからね。
このように、価格があまり高いのは困るけど、バランスの取れた普通の良い家に住みたいという人は、バランス型のハウスメーカーが良いですね。
ローコスト系を選ぶべき人
広い家を建てたい場合は、当然ですが家の価格もそれに合わせて上がるので、坪単価の低いハウスメーカーの方が総額を抑えることができます。
また、これからの長い人生、子供や趣味など家以外のことに十分お金を掛けて楽しみたいと思っている場合も、家の金額が安いととても嬉しいですよね。
このように、何らかの理由でなるべく費用を抑えて注文住宅を建てたいと思っている人は、ローコスト系のハウスメーカーが良いですね。
坪単価以外にもハウスメーカー選びで気をつけたいポイント
ここまで、ハウスメーカーを坪単価の視点から分類していろいろと見てきました。
坪単価はハウスメーカー選びでかなり参考になる指標ですが、もちろん、坪単価以外にもハウスメーカー選びで気をつけたいポイントがあります。
- 家の総額
- 構造、工法
- アフターサービス
- メンテナンス性
- 間取り
- デザイン
- 外観
ハウスメーカーを選ぶ際は、坪単価と合わせて、これらのポイントをチェックしながら自分にピッタリのハウスメーカーを探していきたいです。
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まとめ:坪単価はあくまで目安!各メーカーの特徴を把握するのが大事です
主要な30のハウスメーカーを、坪単価が高い順にご紹介しました。
ハイブランドメーカーの特徴
性能とデザインどちらをとっても一級品。精神面も含めて家づくりの良さを味わい尽くしたい人にピッタリ。
性能重視型メーカーの特徴
家の性能を重要視していて、性能だけならハイブランドのメーカーと同等かそれ以上。長く住む家なので、安心・快適を求めている人にピッタリ。
バランス型メーカーの特徴
全てが平均点以上のまとまった家なのが特徴。あまり価格が高くなりすぎず、コスパの良い家を建てたい人にピッタリ。
ローコスト型の特徴
最低限の品質を確保しつつ、なるべく安く家を建てることを重視している。できるだけ安く注文住宅を買いたい人にはピッタリ。
家づくりは坪単価だけで決まる訳ではありませんが、検討材料としては大きな助けになります。
各ハウスメーカーの坪単価と特徴をしっかりと理解して、自分に最適なハウスメーカーを見つけていってください。