マイホームを建てようと思ったときに検討する人も多い「大型分譲地」。
大型分譲地といえば、チラシや広告で一度は目にしたこともあるのではないでしょうか。
新しい家が並ぶキレイな街並みは統一感もあって魅力的ですよね。
しかしどんな土地にもデメリットはあり、後悔している人も一定数いるのも事実。
大型分譲地だから良い悪いではなく、デメリットを良く理解して選ぶことが大切です。
そこで今回は、大型分譲地の後悔5選と大型分譲地で後悔しないためのポイントを解説します。
我が家が大型分譲地を選んで良かった理由についても紹介するので、リアルな意見も参考にしていただけたらと思います。
「大型分譲地で家を建てようか迷っている」「自分は大型分譲地に向いている?」「大型分譲地を選んで後悔したくない」といった人は、ぜひ最後までお付き合いください。
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大型分譲地にはどんな特徴がある?
大型分譲地とは、不動産会社などが広い土地を区画整理して宅地として販売している土地のことです。
大型分譲地の特徴
- 区画整理された土地から住みたい土地を選ぶ
- 土地と注文住宅をセットで購入
- ライフラインが整備されている
大型分譲地とよく比較して検討されるのが、ぽつんと売りに出ているような1点モノの土地ですよね。1つだけ売りに出ている土地と違い、大型分譲地は20~100区画などの大規模な区画の中から価格や場所などを考慮して土地を選ぶことができます。
大型分譲地には注文住宅を建てる業者があらかじめ指定されている「建築条件付き土地」も多いので、希望のハウスメーカーが決まっている場合は要注意です。
1点モノの土地の場合は、土地だけを購入してあとから好みのハウスメーカーで注文住宅を建てられることがほとんど。
大型分譲地は電気やガス、水道といったライフラインの整備費用がすでに土地代に含まれているので、土地を整備するための追加費用がかからないのも特徴のひとつ。
対して、1点モノの土地は土地代金のみの価格であることが多く、ライフラインが整備されていない土地だった際には、追加でお金がかかります。
大型分譲地の特徴を理解して自分に合っているか確認してみてください。
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大型分譲地の後悔5選
大型分譲地を選ぶと、どういった後悔が想定されるのでしょうか。ここでは、大型分譲地でよくある後悔5選について紹介します。
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後悔①近所付き合いが面倒
同じタイミングで家が建つ大型分譲地は、近隣の住人とのコミュニケーションが密になりやすく、負担に感じる人もいます。
- 井戸端会議に巻き込まれる
- 子どもが近所の友達と遊んでしまい、なかなか家に帰ろうとしない
- 同じぐらいの年齢の子どもが多く、なにかとお付き合いが発生する
大型分譲地は子育て世帯に人気があるため、同世代の人がたくさんいます。
ご近所さんとはあまり関わらずに生活したい、と思っている人にとっては後悔するポイントとなるでしょう。
後悔②まわりが建てる家によって不具合が生じる
更地の状態から家を建てることが多い大型分譲地では、まわりがどんな家を建てるのか分からない状態で購入することになります。
そのため、まわりが建てる家によっては、自分が建てたときには想定していなかった不便が生じてしまう可能性があります。
理想通りの間取りで家を建てたけれど、隣に家が建つと隣人の視線が気になる位置に窓があったため、カーテンが開けられなくなってしまったということも。
工事が進みまわりに家が建ってくると、自分の家に死角となる部分が出てきてしまい防犯面で気になるといったケースもあります。
更地からのマイホーム建築は、周辺の家の状況が予測できず後悔に繋がることもあると言えるでしょう。
後悔③交通の利便性が良くない
郊外や駅から離れた場所に開発されることが多い大型分譲地は、交通の面で不便に感じる場合があります。大型分譲地は広大な敷地が必要ですが、駅周辺には大きな土地が少ないからです。
駅までバスを利用するケースも珍しくなく、毎日のバス通勤、通学は思ったよりも大変という意見も。
ただし、大型分譲地の場合は生活の利便性は整っていることがほとんどです。わざわざ駅周辺まで行かなくても、近隣にスーパーやモールなどの商業施設が建設されていることもあります。
生活をするうえで大きなデメリットにはならない可能性はありますが、駅を利用することが多い人は要注意です。
後悔④ハウスメーカーが自由に選べないかも
大型分譲地には「この土地を買うならこのハウスメーカーで建ててもらいますよ」という建築条件が付いた土地も多いです。
ハウスメーカーに対するこだわりがあまりない方にとっては、土地が魅力的ならそれで良いのかもしれません。でも希望するハウスメーカーが決まっている場合は、建築条件の付いた土地を購入してはいけません。
「自分たちの好きに建てることができる」と思っていると、希望が叶わない可能性が出てくることを覚えておきましょう。
後悔⑤家の周辺でずっと工事をしている
工事のタイミングがバラバラなため、住み始めてからもずっとどこかで工事をしているといった状況になることがあります。大型分譲地ではすべての家が一斉に建つわけではありません。
それぞれの区画が購入されてから家の建設がスタートするため、早い段階で引っ越してきた人はストレスの原因になることも。
工事中の騒音だけでなく、車や人の出入りも頻繁にあります。騒がしい環境は、専業主婦の人や在宅ワークなど日中を家で過ごす人にっとては気になる問題です。
2,3カ月くらいであれば我慢もできるかもしれません。しかし、区画の多い大型分譲地では、1年以上もずっと落ち着かない状況が続く可能性もあると認識しておきましょう。
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大型分譲地で後悔しないためのポイント
大型分譲地を購入して後悔しないためには、事前の準備が大切です。ここでは後悔しないためのポイントを3つ紹介します。
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後悔しないためのポイント①優先順位を明確にする
マイホームを購入するうえで、優先したいことはなにか明確にしておきましょう。
ふと立ち寄った大型分譲地で、完成後の素敵な街並みのチラシを見せられて舞い上がり勢いで購入してしまったけれど実際に住んでみると理想とは違っていた、なんて失敗はよくあります。
「子どもが生まれて広い家に引っ越したい」「今の家は冷えるから暖かい家がいい」「庭でBBQがしたい」など、家を購入したいと思ったきっかけは何かしらあるはずです。
予算、利便性、土地の広さ、家の性能、間取りなど、住みたいと思う家はどういった家なのかしっかりと明確にしてから検討してください。
大型分譲地の条件と自分たちが優先したい項目が、どれくらいマッチするのか確認してから購入することで、購入後に後悔する可能性は低くなるでしょう。
後悔しないためのポイント②現地を見学する
現地に足を運び、周辺の環境を確かめることも大切なポイントです。
騒音、交通量、人通り、日当たりなど、時間帯や曜日が異なるだけで環境が変わることも少なくありません。
周辺状況の確認をするときには、土地の利便性についても忘れずにチェックしてください。
「スーパー、コンビニまですぐですよ」「駅まではそんなに遠くないですよ」など、不動産会社に言われたことをうのみにすると「思っていたのと違った」となることも。
実際に自分で体感しておくことで、購入後の後悔を減らすことができるでしょう。
後悔しないためのポイント③区画の特徴を理解して選ぶ
区画の多い大型分譲地では、道路に面している方角や区画のある場所によって特徴が違います。
そのため、どの区画を選ぶのかは重要です。
区画の特徴
- 東側道路:朝の日当たりが良い。隣家の位置によっては午後の日が取り込みにくくなる。
- 西側道路:午後に日差しが入り込む。夏場は部屋の温度が高くなってしまう。
- 南側道路:最も日当たりが良い。道路側の外構や間取りを工夫しないと人目に付きやすくなる。
- 北側道路:比較的手ごろに購入できる。他の位置に比べ日が差し込みにくい。
- 角地:人気があり購入価格も高め。人や車の往来が多い。
- 旗竿地:価格が低く設定されている。閉鎖感があり日も差し込みにくい。
安いから、人気と言われたから、ではなくそれぞれの特徴を理解して自分の希望に合った区画を選ぶようにしましょう。
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我が家は大型分譲地で良かったと思っています
我が家は大型分譲地を選択しましたが、率直な感想としては以下です。
- 住みやすい
- ご近所さんは運(とはいえ良い人が多い)
- 近所付き合いは多め
- 同世代多め
大型分譲地は、最初から電気、ガス、水道のインフラが整っていて、前面道路も広く運転もしやすいです。
区画全体もキレイに整備されていて快適に過ごせるので、とにかく住みやすいのが大きなメリット。
ご近所さんに関しては、事前にリサーチができないためどんな人になるかは運次第な部分があります。しかし、あえてトラブルを起こそうなんて人もいないため、それなりに良い関係を築こうとしてくれる人がほとんどです。
子育て世代が多いため、ご近所付き合いに関してはある程度必要だなと感じますが苦にはなっていません。同じ幼稚園や小学校に入学するケースが多いので、むしろ情報共有ができるので良かったなと思っています。
まとめ:後悔ポイントを踏まえてどう考えるか
大型分譲地は区画全体が整備された比較的住みやすい環境ですが、デメリットもあります。
大型分譲地の後悔5選
- 近所付き合いが面倒
- まわりが建てる家によって不具合が生じる
- 交通の利便性が良くない
- 建築条件付きの土地も多い
- 家の周辺でずっと工事をしている
今回紹介した内容が許容できそうであれば、大型分譲地を選んでも後悔する可能性は低いでしょう。
大型分譲地で後悔しないためのポイント
- 優先順位を明確にする
- 現地を見学する
- 区画の特徴を理解して選ぶ
後悔しないためには、自分が家になにを求めているのかをはっきりさせてから、しっかりと情報収集を行いましょう。
我が家が実際に住んで感じたこと
- 住みやすい
- ご近所さんは運(とはいえ良い人が多い)
- 近所付き合いは多め
- 同世代多め
マイホーム購入は人生の一大イベントです。
我が家は大型分譲地を購入して満足していますが、地域や価値観も異なるためすべての人にとって良いとは限りません。
大型分譲地の特徴や後悔ポイントをしっかりと理解して、満足できる家づくりをしてくださいね!