これから夢のマイホームとなる注文住宅を建てようと思われているあなた、大手ハウスメーカーの家にしようかどうかで迷っていませんか?
注文住宅を建てようと思った時は、やはり最初に頭に思い浮かぶのは大手ハウスメーカーと言われている会社になるかと思います。
そこで今回は、なぜ「大手ハウスメーカーはやめたほうがいい」と言われるのか、その理由についてお話ししていきたいと思います。
そしてもちろん、これは決して大手ハウスメーカーを選んではいけないという意味ではありません。
そのため、記事の後半には大手ハウスメーカーのメリットや、合う人・合わない人の解説もしています。
大手ハウスメーカーを検討中の方は、ぜひ参考にされてください。
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そもそもどこまでが大手ハウスメーカーか?
まずは最初は、大手ハウスメーカーとはどのようなハウスメーカーなのかを確認しておきたいと思います。
大手ハウスメーカーと言えば、大企業・全国展開している・どこの住宅展示場にもある・良くCMなどをしているといったイメージがありますよね。
そして大手ハウスメーカーは実際にこのイメージ通りではあるのですが、実は明確な定義はなくて、この会社が大手ハウスメーカーですとはっきりと言い切ることはできません。
しかしながら、住宅業界の中では昔からこれが大手ハウスメーカーと言われている会社が8社あって、それがこちらになります。
大手ハウスメーカー8社
- 積水ハウス
- 大和ハウス
- 住友林業
- 三井ホーム
- ミサワホーム
- パナソニックホームズ
- セキスイハイム
- 旭化成ホームズ(ヘーベルハウス)
また、最近では上記の8社に加えて、こちらの2社も大手ハウスメーカーと言われるようになっています。
最近言われるようになった2社
- 一条工務店
- トヨタホーム
そこで今回の記事では、この10社を大手ハウスメーカーと定義して、これからのお話を進めていきます。
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「大手ハウスメーカーはやめたほうがいい」と言われるのはなぜか?
この章では、いよいよ「大手ハウスメーカーはやめたほうがいい」と言われる理由をお伝えします。
これは、大手ハウスメーカーを選ぶ際のデメリットとも言えますね。
理由①家の価格がトップクラスに高い
大手ハウスメーカーはやめたほうが良いと言われる一番の理由は、やはり価格が高いことです。
特に昔から大手ハウスメーカーと言われている大手8社は、家の価格がトップクラスに高いです。
各ハウスメーカーの本体価格の目安となる坪単価(1坪当たりの家の金額)という指標があるのですが、大手8社はどの会社も上位にランクインされているものばかりです。
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こうなると家の本体価格がとても高いものになるので、家づくりに非常に多くの予算が必要になってしまいます。
そしてこの家の本体価格が高いのは、もちろん品質が良いという部分はあるのですが、家以外の部分にもお金が掛かっているのが理由になっています。
例えば、ブランド力を維持するための広告や、きめ細やかな接客サービスなどがこれに当たります。
これらは家づくりに絶対に必要かと言われたらそうではなくて、無くても別に家は建ちます。
そのようなことにまで費用が掛かって家の価格が高くなっているので、あまりコスパが良いとは言えないのですね。
そのため、やめたほうが良いと言われます。
理由②家の独自性を出しにくい
大手ハウスメーカーは、独自性を出しにくいのもやめたほうが良いと言われる理由になっています。
大手ハウスメーカーは間取りに関しては自由度がかなり高い会社が多く、そこは自分の思い通りにしやすいのですが、それでも大手ハウスメーカーの建てた家ということに変わりはありません。
そして大手ハウスメーカーはこれまでに数多くの家を全国規模で建てているので、どうしてもどこかで見たような家になりがちです。
これは特に他の家とは違ったオンリーワンの独自の家が欲しいと思っている人に取っては大きなデメリットになってしまうので、やめたほうがいいと言われる理由になっています。
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理由③社内間の連携が上手くいかないことがある
大手ハウスメーカーは、会社が大きいため営業・設計・施工管理・経理など、いろんな部署があってそれぞれ分業で行っています。
そうすると、どうしても部署間での意思疎通や連絡が上手く取れないということが起きてきます。
このようなことがあるので、こちらが営業マンに伝えた情報が上手く社内間で伝わらず、こちらの意図と違った図面や仕様の家になっていたなんてことも出てきます。
そうすると、打ち合わせの時間が長引いて疲れる原因にもなりますし、最悪の場合は工事が始まってから気づいて、もう取り返しが付かなくなっていたなんてことも起こり得ます。
これも、やめたほうがいいと言われる理由になっているのですね。
理由④自分も多くの客の中の一人になってしまう
大手ハウスメーカーはお客さんが多いので、どうしても一人の営業マンが担当するお客さんも多くなってきます。
そうなると、必然的に自分も多くのお客さんの中の一人になってしまい、こちらからの要望に対しての対応が遅いと感じることが多くなります。
そして家づくりの最中に営業マンの対応が遅いのはストレスの原因になってしまうので、やはり嬉しいことではありません。
これも、大手ハウスメーカーをやめたほうが良いと言われている理由の一つです。
理由⑤メンテナンスの難易度が高いことがある
大手ハウスメーカーは他社との差別化を図るため、自社の高い技術を用いて様々な独自商品の開発をしています。
例えば、一つの空調システムで全館空調できる家などがこれに当たります。
そしてこのような家は、大手ハウスメーカーの高い技術力が集約されているだけあってとても快適な家であることは間違いないのですが、一つだけ問題があります。
それは、メンテナンスの難易度が非常に高くなってしまうことです。
普通のエアコンであれば町の電気屋さんなどエアコンの取り扱いができる店ならどこでもメンテナンスを頼めますが、ハウスメーカーの独自の全館空調システムの場合はそうはいきません。
一般的な電気屋さんでは対処できないため、どうしてもそのハウスメーカーを通して専門のサービス店に依頼する必要があります。
そうなるとすぐに修理できないことも多く、全館空調が使えないまま数日から一週間程度過ごさないといけなくなるなんてことも起こり得ます。
もしこれが真夏のめちゃくちゃ暑い気候の時だったら、本当に辛いことになりますよね。
このように家のメンテナンスの難易度が上がってしまうのも、やめたほうがいいと言われる理由になっています。
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大手ハウスメーカーを選ぶメリット一覧
ここまで、大手ハウスメーカーはやめたほうがいいと言われる理由について見てきました。
では、大手ハウスメーカーは本当にやめるたほうが良いのかと言われると、もちろん決してそんなことはなくて、大手ハウスメーカーだからこそのメリットというのも当然あります。
そこでこの章では、大手ハウスメーカーを選ぶメリットを確認していきます。
メリット①ブランド力も手に入る
大手ハウスメーカーの家の価格が高い理由にもなっているブランド力、これは家本体の物理的なメリットには何もなっていないのですが、精神的な満足感を得ることにはつながります。
やはり高級車やブランド品と同様に、それを手に入れたら自分の中での満足度アップにつながりますし、他の人からも一目置かれる理由になります。
そのため、大手ハウスメーカーを選ぶ際の理由に、このブランド力が欲しいからということをあげている人は結構います。
なので、このブランド力も含めて注文住宅を建てたいと思った場合は、大手ハウスメーカーの家が良いです。
メリット②情報の入手が容易
大手ハウスメーカーのメリットは、情報の入手が容易ということもあります。
大手ハウスメーカーは多くの住宅展示場にモデルハウスを建てていますので、住宅展示場に行ったらそこですぐに話を聞くことができます。
また、最近ではSNSの普及によって1億総発信時代と言われるようになっているので、先輩施主さんがSNSで発信している情報を見るのも非常に参考になることの一つになっています。
そしてやはり、全国展開している大手ハウスメーカーはその会社で家を建てられた人が多いので、SNSやブログなどで手に入る情報も必然的に多くなります。
これらの情報は注文住宅検討の際の強い味方になってくれるので、大手ハウスメーカーのメリットの一つと言えますね。
メリット③品質が安定している
家を建てる際は、基本的には現地に部材を持ち込んで大工さんが組み立てるというパターンになりますが、そうなるとどうしても大工さんの腕によって品質のバラつきが出やすくなります。
でも、大手ハウスメーカーの場合は自社の大きな工場である程度の部品を組み立ててから現地に運ぶという方法を取っている会社も多く、大工さんの腕次第といった要素が極力少なくされています。
また、工場で組み立てる場合は自社で確実な品質管理ができますので、工場で生産されたものはどれも高品質なものばかりになりハズレというものはほぼありません。
そのため、品質の安定した家を建てることが可能となっていて、これも大手ハウスメーカーのメリットの一つとなっています。
メリット④豊富な実績と経験がある
何かを買おうと思った時に、その会社の実績と経験というのは絶対にチェックするポイントになりますよね。
特に家は人生最大の買い物であるほか、一度建てたら何十年と住むことになる場所なので、ちゃんとした家を建ててもらえるかどうかはすごく気になる部分になります。
そう思った時には、やはり長い歴史の中で実績と経験を積み重ねてきている大手ハウスメーカーの家は安心です。
大手ハウスメーカーの建てた家には実際に何十年という単位で住んでいる方がたくさんいらっしゃいますし、これまでに得られた経験からより強固で品質の高い家づくりを今も進められています。
そんな安心できる家を買うことができるのも、大手ハウスメーカーの良いところですね。
メリット⑤経営基盤がしっかりしているので、建ててからも安心
最近は少子化の影響で、注文住宅の着工件数も年々減っているという状態になっています。
そうなると、体力のない会社は経営が成り立たなくなって、倒産してしまうリスクというのがどんどん増えてきます。
もし自分の建てたハウスメーカーが倒産してしまったら、メンテナンスの時のとても困りますよね。
しかし、大手ハウスメーカーは経営基盤がしっかりしているので、よほどのことがない限りは倒産しません。
これは住み始めてからも建てたハウスメーカーにきちんとメンテナンスを依頼できるということを意味しますので、建てたからも安心して住むことができるということになります。
注文住宅を建てるとこれから何十年とそこに住むことになりますから、これはとても心強いですね。
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結局、大手ハウスメーカーはやめたほうがいいのか?
これまで大手ハウスメーカーはやめたほうがいいと言われる理由と、その逆のメリットについて確認してきました。
そうなると気になってくるのが、やはり自分は大手ハウスメーカーが合うのか、合わないのかについてですよね。
そこで最後の章では、大手ハウスメーカーが合う人・合わない人はこんな人というのを解説していきます。
大手ハウスメーカーが合わない人
まずは、大手ハウスメーカーが合わない人です。
これらの項目に当てはまる人は、大手ハウスメーカー以外の選択肢を検討した方が良いでしょう。
合わない人①費用を抑えて注文住宅を建てた人
これまでに説明した通り、大手ハウスメーカーの家ははっきりいって高いです。
そのため、費用を抑えて注文住宅を建てたい人には不向きです。
注文住宅を建てようと思った場合はどうしても予算が気になりますが、ローコスト系のハウスメーカーや地元の工務店などであれば、かなり費用を抑えて注文住宅を建てることも可能です。
予算的に厳しいなどの理由でなるべく費用を抑えて注文住宅を建てたい人は、無理に大手ハウスメーカーを選ぶ必要はなく、こういった選択肢での家づくりをした方が良いです。
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合わない人②独創的でオンリーワンの家を建てたい人
やめたほうがいい理由でもお話しした通り、大手ハウスメーカーの家は間取りに関しては比較的自由にできるのですが、外観の部分はどうしもどこかで見たような家になりがちです。
これは全国各地にたくさん家が建っているからというのが理由なので、どうしようもないですよね。
そのため、間取りだけではなく外観も独創的でオンリーワンの家を建てたい人は、大手ハウスメーカーは不向きです。
そのような家を建てたい場合は、外観も含めてゼロからおうちの設計をしてくれる、設計事務所に相談することがオススメです。
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合わない人③一対一のお付き合いがしたい人
大手ハウスメーカーはたくさんの人を相手にしなければならないので、どうしても営業マンとは一対多数のお付き合いになってしまいます。
そうすると、営業マンや大工さんなどと一対一の関係を結ぶのがなかなか難しくなります。
でも、何か物を買ったりサービスを受けたりするときに、その人と一対一でお付き合いしながら進めていきたいというタイプの人も多いです。
例えば車の修理や車検なんかでも、正規ディーラーさんに頼むよりも気心の知れた町の車屋さんに頼むのが好きといったパターンですね。
こうしたお付き合いが好きな人は大手ハウスメーカーではできないので、合わないということになるのですね。
大手ハウスメーカーが合う人
次は、大手ハウスメーカーが合う人です。
これらの項目に当てはまるようであれば、大手ハウスメーカーがピッタリです。
引き続き、大手ハウスメーカーの検討を続けていって良いでしょう。
合う人①信頼と実績を重視する人
家づくりに何よりも信頼と実績を重視する人は、大手ハウスメーカーがピッタリです。
大手ハウスメーカーはこれまで何十年と渡ってたくさんの家を建ててきているので、やはり信頼と実績という面では他のハウスメーカーや工務店を圧倒しています。
そこからくる安心感を手に入れたい人は、大手ハウスメーカーが合っています。
合う人②ブランド力や接客サービスなどで精神面でも満足したい人
大手ハウスメーカーの家は高いのですが、その値段に見合ったブランド力や接客サービスがあるのも事実です。
この2つは、やはり大手ハウスメーカーだからこそ得られるものになります。
これは家自体の品質には関係がないので物理的なメリットにはなりませんが、精神的な満足感も得たいと思った場合は非常に大きなメリットになります。
やはり人として、少しでも心のこもったサービス受けたいと思ったり、他の人からも良いと思われる家に住みたいという気持ちはどこかしらにありますからね。
このように、単に家という物理的な部分だけではなく、精神面の満足度も重視した家づくりをしたいと思っている場合は、大手ハウスメーカーが良い選択肢になります。
合う人③住み始めてからも安心してすごしたい人
先ほどのメリットのところでもお伝えした通り、大手ハウスメーカーは経営基盤がしっかりしているのでそう簡単に倒産することはありません。
また、会社の規模を活かしてアフターサービス専門の部署などもあったりしますので、何かあった際のお問い合わせもしやすいです。
そのため、住み始めてからもとても安心して暮らすことができます。
これは長く住むことになるマイホームに取ってはとりわけ大きなメリットになりますから、住んでからの安心感を重視したい人も大手ハウスメーカーとの相性バッチリになりますね。
まとめ:「やめたほうがいい」なんてことはないです
本記事のまとめです。
大手と言われているハウスメーカー10社
- 積水ハウス
- 大和ハウス
- 住友林業
- 三井ホーム
- ミサワホーム
- パナソニックホームズ
- セキスイハイム
- 旭化成ホームズ(ヘーベルハウス)
- 一条工務店
- トヨタホーム
大手ハウスメーカーはやめたほうがいいと言われる理由
- 家の価格がトップクラスに高い
- 家の独自性を出しにくい
- 社内間の連携が上手くいかないことがある
- 自分も多くの客の中の一人になってしまう
- メンテナンスの難易度が高いことがある
大手ハウスメーカーを選ぶメリット
- ブランド力も手に入る
- 情報の入手が容易
- 品質が安定している
- 豊富な実績と経験がある
- 経営基盤がしっかりしているので、建ててからも安心
大手ハウスメーカーが合わない人
- 費用を抑えて注文住宅を建てた人
- 独創的でオンリーワンの家を建てたい人
- 一対一のお付き合いがしたい人
大手ハウスメーカーが合う人
- 信頼と実績を重視する人
- ブランド力や接客サービスなどで精神面でも満足したい人
- 住み始めてからも安心してすごしたい人
これまでお話ししてきたように、確かに大手ハウスメーカーはやめたほうがいいと言われる理由はあるのですが、それは決して大手ハウスメーカーがダメだという訳ではありません。
そこに焦点を置いてハウスメーカーの検討を進めて、自分にピッタリのハウスメーカーを見つけていってください。