注文住宅を検討するとき、土地だけ先に買っても大丈夫なのか、不安や疑問を抱く人は多いのではないでしょうか?
家を建てるハウスメーカーは決まっていない段階で条件のよい土地を見つけ、ほかの人に取られる前に土地だけ先に買ってしまおうか悩むといったケースはよくあります。
結論から述べると、土地だけ先に買うのはリスクが高く、あまりオススメできる方法ではありません。
今回は、家を建てる際に土地だけ先に買うことのメリットとデメリットについて、詳しく解説していきます。
初めての土地購入では、分からないことも多く不安を感じるのは当然のことです。
この記事を読んで、土地の購入に関する不安や疑問を少しでも解消しておきましょう。
まだハウスメーカーが決まっていないあなたへ。タウンライフ家づくりでハウスメーカーを比較・検討してみませんか?あなたの希望する複数のハウスメーカーが、無料で間取りプランと見積もりを作成してくれます。
\ 安くて信頼できるメーカーが見つかる! /
- 家づくりのアンケートに回答(約3分)
- ハウスメーカーを選ぶ(1,100社提携)
- 待つだけ!間取り・見積もりが届く!
\ 40万人以上が利用!安心の大手サイト /
土地だけ先に買うデメリット一覧
まずは、土地だけ先に買うデメリットについて、解説していきます。
ここでは5つのデメリットを紹介するので、土地だけ先に買うことのリスクを具体的にイメージしながら把握していきましょう。
土地だけ買うデメリット①理想通りの家を建てられるとは限らない
土地だけ先に買ったとしても、理想通りの家を建てられるとは限りません。
これは、土地だけ先に買う場合の大きなデメリットとして押さえておきましょう。
土地にはそれぞれ、建物の大きさを制限する建ぺい率や容積率、高さ制限など、建築に関する制限が複数定められています。
そのため、単純に土地の広さや立地のよさだけを見て購入を決めてしまうと、結果として思い描いていた家を建てられずに後悔することになりかねません。
どんなに気に入った土地があったとしても、焦って買ってしまうのではなく、理想の家を建てられるのかどうか慎重に判断することが大切です。
土地だけ買うデメリット②ローンで損する可能性が高い
土地だけ先に買うと、ローンで損する可能性が高くなるので、注意が必要です。
家の購入で一般的に使われる住宅ローンは、あくまで住宅の購入を対象としたものであり、土地のみの購入では原則として利用できません。
そのため、家を建てることを前提として土地のみを先に買う場合は、住宅ローンに付随する形で設けられている「土地先行融資」や「つなぎ融資」と呼ばれるローンを利用することになります。
この場合、通常の住宅ローンに比べて高い金利が採用されるケースが多く、利息の支払いで損をしてしまいます。
また、ローンを組んで土地だけ先に買っても、家を建てなければ当然ながら引越すことはできません。
つまり、家を建てるまで賃貸物件に住んでいる場合は、家賃の支払いと土地のローン返済を二重に負担しなければならなくなることも、理解しておく必要があります。
土地だけ買うデメリット③支払う税金の負担が大きくなる
土地だけ先に買うことで、支払う税金の負担が大きくなるというデメリットがあります。
土地を買うと、1つの不動産を所有することになるので、固定資産税や都市計画税が課税されるようになります。
これらの税金は、不動産を所有している限り毎年支払わなければなりません。
土地だけ先に買ってしまうと、まだ住んでいるわけではないのに税金だけは支払わなければならない状態となってしまいます。
土地を買おうとする際は、土地そのものの購入価格だけではなく、それに伴う税金の負担について把握することも見落とさないように注意しましょう。
土地だけ買うデメリット④家の建築にあてられる予算が限られてしまう
土地だけ先に買ってしまったことで、家の建築にあてられる予算が限られてしまう場合があります。
例えば、家の建築プランをある程度考えてから土地を買うという手順にした場合は、理想の家を建てるために必要な予算を確保した上で、残りの予算に合った土地を探すことが可能です。
しかし、先に土地だけ買ってしまうと、土地にかかった費用を基準に家の建築費の予算が決まってしまいます。
土地にお金をかけすぎたことで、肝心な家の建築プランを妥協しなければならない事態にもなりかねません。
土地選びももちろん大切ですが、理想の家を建てるための予算をしっかりと確保するのも重要であることを忘れないようにしましょう。
土地だけ買うデメリット⑤手続き関係の手間が増える
土地だけ先に買い、あとから家を建てる場合、単純に手続き関係の手間が増えてしまいます。
土地と建物を同時に購入する場合であれば、手続きもまとめて済むので楽です。
しかし、土地だけ先に買う場合は、土地の購入手続きのあと、ハウスメーカー選びや家の建築に関する契約手続き、住宅ローンやつなぎ融資の手続きなど、通常よりも多くの手間と時間が必要になります。
なるべく無駄な時間を費やしたくない場合は、土地だけ先に買うと後悔する可能性があるので、注意しましょう。
まだハウスメーカーが決まっていないあなたへ。タウンライフ家づくりでハウスメーカーを比較・検討してみませんか?あなたの希望する複数のハウスメーカーが、無料で間取りプランと見積もりを作成してくれます。
\ 営業と会わずに間取り・見積もり収集 /
- 家づくりのアンケートに回答(約3分)
- ハウスメーカーを選ぶ(1,100社提携)
- 待つだけ!間取り・見積もりが届く!
\ 40万人以上が利用!安心の大手サイト /
土地だけ先に買うメリット一覧
土地だけ先に買うには、メリットもいくつかあります。
3つのメリットを押さえておきましょう。
土地だけ買うメリット①他人に取られるリスクを回避できる
土地だけ先に買う最大のメリットといえるのが、他人に取られてしまうリスクを回避できるということです。
立地や価格などの条件がよい土地は、すぐにほかの人に取られてしまうことが考えられます。
特に人気の高い土地の場合、売り出し始めてから数日で成約となることも少なくありません。
自分の希望条件にぴったりとマッチした土地を見つけ、どうしても逃したくないという場合であれば、先に土地だけ買うことを検討してみてもよいでしょう。
土地だけ買うメリット②新築のイメージを掴みやすくなる
土地だけ先に買っておくことで、新築のイメージを掴みやすくなるというメリットがあります。
家を建てる土地が決まっていない状態では、どのような家を建てたいか具体的なイメージが掴めないと感じる人は多いです。
土地だけ先に買っておけば、土地の形状や周辺環境を考慮した家づくりが可能なので、よりリアルな新築のイメージを掴むことができるでしょう。
土地だけ買うメリット③家づくりに全力で向き合える
土地だけ先に買っている人は、土地を持っていない人よりも全力で家づくりに向き合うことが可能です。
土地を持っていない場合、家づくりについて考えるのと同時に、土地探しにも労力を費やすことになります。
自分の土地を手に入れるまでは、不安な気持ちを抱えながら家づくりを進めることになるかもしれません。
土地を先に買っておくことで、土地探しに労力を費やすことなく家づくりに集中できるという点においては、メリットを感じる人も多いでしょう。
土地だけ先に買うのは失敗リスクが高いです
土地だけ先に買うのは、メリットよりもリスクやデメリットのほうが大きいといえるでしょう。
なぜなら、今回紹介したデメリットの多くは、後悔したときに簡単に取り返しがきかないからです。
例えば、土地を先に買ったものの理想の家が建てられないと分かったとき、簡単にその土地を手放してほかの土地に変更することは難しいでしょう。
また、ローンや税金などの金銭面においても損をする可能性は高く、あとになって後悔しても支払ったお金を手元に戻すことはできません。
どんなに魅力的に感じる土地を見つけたとしても、そのときの勢いで土地だけ先に買ってしまうのではなく、リスクやデメリットをよく理解したうえで冷静に判断することを心がけましょう。
勢いで買わない場合、他の誰かに買われてしまうこともありますが、それはそれで縁がない土地だったと切り替えることが重要です。
まとめ:土地は建物と一緒に契約すべし
家を建てるにあたって土地だけ先に買うことを検討する場合は、メリットとデメリットの両方をきちんと理解することが非常に大切です。
また、後悔しないためには、メリットよりもリスクやデメリットが大きいと考えるべきであるという点も、頭に入れておきましょう。
マイホームは人生の中でも最も大きな買い物の一つです。
焦って土地だけ先に買うのはできるだけ避け、自分にとって最適な判断ができるよう、心がけてくださいね。
▼土地探しを始めたい!どこにいけばいい?
-
土地探しってどこにいけばいい?選択肢は4つ【正解は1つ】
続きを見る
▼その土地…本当に買っていいの?見極めるチェックリスト30
-
【保存版】土地購入チェックリスト30|その土地買って大丈夫!?
続きを見る