- 土地購入の際はどんなことをチェックすべき?
- 失敗せずに土地を購入する方法を知りたい!
土地は建物のように簡単にリフォームができないので、購入前に様々なことを細かくチェックする必要があります。
立地や大きさ、雰囲気の良し悪しだけで単純に土地を決めてしまうと契約後に後悔してしまうかもしれません。
今回は土地購入前にチェックすべきポイントを紹介します。
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土地購入のチェックリスト全30項目
では、土地を購入するときにチェックすべき項目を見ていきましょう。
土地購入のチェックリスト全30項目
- 希望のエリアか?
- 広さは適切か?
- 周辺環境は良いか?
- 諸費用まで含めて予算内か?
- 通勤・通学距離はどれくらいか?
- 日当たりは良いか?
- 風通しは良いか?
- 雰囲気は好きか?
- 現況と引き渡しはどうなっているか?
- 音・ニオイなどは気にならないか?
- 駐車はしづらくないか?
- 希望の建物が建つのか?
- 過去の災害時の被害はどうだったか?
- ゴミ置き場はどこか?
- 法的な規制は問題ないか?
- 越境物はないか?
- 建てるためにどのような申請が必要か?
- 境界は確定されているか?
- ライフラインは整っているか?
- 下水の種類はなにか?
- 地盤の強さはどうか?
- 隣家の人はどんな人か?
- 隣家・接道との高低差や境界はどうなっているか?
- 土地の水ハケは悪くないか?
- 前面道路の車通りは多いか?
- 値引きはどれくらいか?
- 希望通りのスケジュールで建てられるか?
- 手付金は希望通りの金額か?
- 自治体の補助金はあるか?
- ローン特約のついた契約か?
STEP1 土地の候補を挙げるときのチェックリスト
まずはたくさんの土地の中から、候補を挙げるときにチェックするポイントです。
ここでは細かなポイントよりも、単純にその土地がありか無しかを判断するような内容になっています。
①希望のエリアか
まずは希望エリアの土地なのかをチェックしましょう。
多少エリアから外れていても、その他の条件が良いなら候補に残しておいてもいいでしょう。
②広さは適切か
建物・駐車場・庭の作れる適切な広さかを確認しましょう。
自分達では難しいので、ハウスメーカーに配置を考えてもらうことをおすすめします。
同じ坪数でも土地の形によって有効面積は変わるので注意が必要です。
③周辺環境は良いか
土地のすぐ周りだけでなく、周辺の環境は良好なのかもチェックが必要です。
チェックすべき施設
- 駅
- スーパー
- 薬局
- 公園
- 病院
- 郵便局
他にも様々な施設がありますよね。
④諸費用まで含めた価格は予算内か
土地にお金をかけすぎてしまうと、希望通りの建物や外構ができなくなってしまいます。
予め土地の予算を決めておいて、予算内の土地を選ぶようにしましょう。
⑤通勤・通学距離はどのくらい?
通勤・通学の距離を調べましょう。
ポイントは、ただ距離を調べるだけでなくルートまでチェックすることです。
同じ距離でも信号や停止線の多さなどによって通勤時間が変わります。
また、暗く人通りの少ない通学路は不安ですので、街灯などもチェックしておくといいでしょう。
⑥日当たりは良いか
土地の南側がどのような状況下を確認し、日当たりが良いかを判断しましょう。
南側に建物が建っていたり道路がある場合は日当たりが確認しやすいです。
しかし、空き地や畑の場合は日当たりが良く思えても、将来的に建物が建つ可能性もあります。
将来、2階建ての建物が建つかもしれないということも想定してチェックしましょう。
⑦風通しは良いか
日当たりと同じく確認しておきたいのが風通しの良さです。
周りが建物で囲まれているなどで風が通らないと、建物に熱がこもってしまいます。
ただし逆に風通しが良すぎると、玄関や車のドアの開け閉めが大変になるので注意が必要です。
⑧雰囲気は好きか
単純に土地を見たときの雰囲気が好きかどうかは大切なポイントです。
理由は無いけど何となく惹かれた土地は候補に残しておいてもいいでしょう。
⑨現況と引き渡しはどのようになっているか
現況と引き渡しの状況確認も大切です。
現況とは土地の現在の様子のことです。
建物が建っていたり、木が植わっていたとしても引き渡しのときまでに撤去してくれる物件もあります。
その反対に現況のまま引き渡されて、自分達で撤去しなければならないこともあります。
STEP2 候補地を絞り込むときのチェックポイント
続いて候補地を絞り込むときにチェックすべきポイントです。
STEP1で絞った土地をさらに細かくチェックしていきます。
今回で多くても2~3つくらいに候補地を絞りましょう。
⑩音・ニオイなどは気にならないか
様々なタイミングで土地を見に行き、音やニオイをチェックしましょう。
平日と祝日で大きく異なることがあるので、どちらも足を運ぶことをおすすめします。
⑪駐車はしづらくないか
車を持っている方は駐車のしやすさもチェックしてください。
前の道が狭かったり、車通りが多いと駐車がしにくい可能性が高いです。
平日の朝夕だけ車通りが多いこともあります。
⑫希望の建物が建つのか
希望の建物が建つのか、ハウスメーカーに相談してみましょう。
要望を取り入れたラフプランを作ってもらうことをおすすめします。
⑬過去の災害時の被害はどうだったか
最近は大雨や地震の災害も多いので、過去の被害をチェックしておくことが大切です。
- ハザードマップ
- 近隣の方からの経験談
- 気象庁・国土交通省のHP
上記から情報を収集し、安全な地域かを確認してください。
⑭ゴミ置き場はどこか
ゴミ置き場が遠すぎるとゴミ捨てが大変です。
逆に近すぎるとニオイが気になったり、ゴミが敷地内に飛んでくる可能性もあります。
エリアごとに分別方法も違うので、現在と住む地域が変わる方はごみの捨て方も確認しておくといいでしょう。
⑮法的な規制は問題ないか
家を建てるためには様々な法的な制限を確認しなければなりません。
土地資料に書いてあることもありますが、詳しいことは役所へ聞きに行く必要があります。
制限の例
- 防火性能に高い家を建てなければならない区域
- 街並みの雰囲気に合わせた家を建てなければならない地域
- 建物の高さに制限がある地域
- 土地を狭めて道路の幅を確保しなければならない土地
ハウスメーカーの営業マンにお願いしてチェックしてもらいましょう。
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⑯越境物はないか
隣の家の木などが、検討している土地に越境していないか確認してください。
隣の家の木が自分の敷地内に入っていると、隣家の人に切除をお願いしなければなりません。
近隣トラブルになる可能性もあるので、越境物がある土地はなるべく避けた方がいいでしょう。
⑰建てるためにどのような申請が必要か
家を建てるためには「建築確認申請」という申請が必ず必要です。
しかし、土地によってはその他の申請が必要なケースもあります。
こちらも難しいので基本的にはハウスメーカーの営業マンに調べてもらってください。
- どのくらいお金がかかるのか
- どのくらいの期間で承認が降りるのか
⑱境界は確定されているか
中には境界が確定していないまま販売されている土地もあります。
その様な土地を購入してしまうと、自分達で境界確定をしなければなりません。
手間や費用がかかりますので事前にチェックしましょう。
⑲ライフラインは整っているか
ライフラインが整っている土地なのかをチェックしましょう。
電気:電柱や電線が近くにあるか
水道:前面道路に水道管が通っているか
ガス:都市ガスの場合はガス管が通っているか
これらの環境が整っていないと費用がかかったり、建築するまでに時間がかかる可能性があります。
見落とさずにチェックしましょう。
⑳下水の種類はどれか
下水の処理方法には様々な種類があります。
本下水:道路に埋まっている下水管に排水を流す
浄化槽:敷地内に設置した浄化槽で汚水をキレイにしてから側溝などに排水する
初期費用や住んでからの費用・手間も変わります。
浄化槽の方が初期費用が高く、住んでからも清掃や点検の手間があります。
本下水は初期費用が安くてメンテナンスなどもないですが、月々の水道代が浄化槽よりも高くなります。
㉑地盤の強さはどうか
地盤が強いか弱いかによって、建築費用は大きく変わります。
なぜなら地盤が弱いと改良工事を行わなければならないからです。
土地購入前に地盤調査はできませんが、周辺の地盤の強度データを見ることはできます。
事前に情報を仕入れておくと予算組みがしやすいでしょう。
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㉒隣家の人はどのような人か
実際に住んでからのご近所付き合いを気にする方もいるでしょう。
何度も足を運んでどのような人が住んでいるのか、さりげなく確認しておくことをおすすめします。
㉓隣地や接道との高低差や境界はどうなっているのか
隣の敷地や道路との高低差がついている土地には注意が必要です。
土地が低いと土を足さなければならず、逆に高いと土を削らないとなりません。
意外と造成費用がかかったり、土地の引き渡し後すぐに建物の着工ができなくなってしまいます。
㉔土地の水はけは悪くないか
意外と気づきにくいのが水はけの良し悪しです。
晴れの日に土地を見に行く方が多いので、雨の日の状況を知らずに土地を決めてしまうことがあります。
いざ住んでみると、庭の雨水がなかなか無くならなかったり、庭に大きな水溜まりができてしまって後悔する方もいました。
㉕前面道路の車通りは多いか
前面道路の車通りも確認しておきましょう。
また、車の量だけでなくスピードもチェックしておくこともおすすめします。
信号のない抜け道になっていると、法定速度よりも速いスピードで車が通ることもあります。
子供の登下校時や庭で遊んでいるときに危険が伴いますので注意が必要です。
STEP3 土地を決定するときのチェックポイント
土地が絞れたら最終確認すべきポイントをお伝えします。
㉖値引きはどのくらいか
値引きをしてくれるのか、してくれるならどのくらいなのかをチェックしましょう。
一般的には買付という申込書を不動産屋に提出するときに、希望金額を記載します。
ただし、買付を出す前にハウスメーカーの営業マンに値引きしてくれる金額の探りを入れてもらうことは可能です。
予算内に必ず収まるように金額を調整しましょう。
ただし、値引きの希望額が大きすぎると売ってくれない可能性もあるので注意が必要です。
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㉗希望通りのスケジュールで建てられるか
契約~引き渡しまでのスケジュールは希望通りなのかを再確認しましょう。
特に開発申請や土地の造成がある土地は、契約から引き渡しまで数ヶ月~半年以上かかることもあります。
また、天候などに左右されてしまうと造成工事は中々進みません。
- 具体的なスケジュールが立てられているか
- 余裕を持ったスケジュールか
これらを確認して、建物の着工が遅れないように対策を取りましょう。
㉘手付金は希望通りの金額か
土地を契約するときも手付金が必要です。
本体価格の1割くらいが手付金を支払うことが一般的ですが、もっと少ない金額にしたい方もいるでしょう。
対応してくれる不動産屋もあれば、中には対応してくれない不動産屋もいます。
ハウスメーカーの営業マンに頼んで手付金の金額を相談してもらいましょう。
㉙自治体の補助金などはあるか
候補の土地2つで市区町村などが分かれている場合は、自治体の補助金内容が異なることがあります。
どちらの土地も魅力的で決めかねているときは、補助金の情報もチェックしてみると最後の決め手になるかもしれません。
㉚ローン特約のついた契約か
ローン特約つきの契約とは、ローンの承認がおりなかったときに契約が無効になるというものです。
仮に、ローン特約が付いていない場合を考えてみましょう。
土地を契約するときはまだ最終的な借入金額が確定していないため、住宅ローンの本申込をしていないケースが多いです。
土地の契約をした後に銀行の本申込の審査に落ちてしまうと、お金を借りることができません。
しかし、土地契約が済んでいてキャンセルができないと、引き渡しのときにお金を支払う必要があります。
たくさんの現金を持っていないと土地の代金は支払えませんし、そもそも住宅ローンが借りられないと家を建てることができません。
そこで、ローン特約が役立ちます。
先ほどのような場合、無条件で契約を無効にすることができるのです。
契約書や重要事項説明書の内容はしっかりチェックしてから契約しましょう。
細かいチェックが土地購入成功のカギ!
かなりたくさんのチェックポイントを紹介しました。
事前にチェックできた数が多いほど、契約後に後悔や失敗することは少ないはずです。
自分達だけですべてチェックするのは大変ですので、必ずハウスメーカーの営業マンをパートナーにして一緒に確認してもらってください。
各ステップで適切なチェックをして、自分にとってベターな土地を選んでいきましょう。
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