こんにちは!きのぴーです。
注文住宅を検討している方のなかには、「どんなサッシにしたら良いか?」を悩んでいる方もいるのではないでしょうか?
サッシは外気や光を取り込むため、住まいの重要な設備と言えます。
注文住宅を建てるうえで、サッシの選び方を間違え、住みはじめてから後悔することも少なくありません。
この記事では注文住宅を検討している方に向けて、おすすめのサッシとその選び方を解説します。
デザインや価格だけでなく、住み心地にこだわることがサッシ選びのポイントです。
後悔しない家づくりの鉄則?サッシは価格ではなく断熱性にこだわろう
先ほども触れたように、住まいの良さを決めるさまざまな要素のなかでも、サッシは非常に重要な役割を果たします。
「光を効率良く取り込めるサッシであるか」、また「風通しの良いサッシであるか」は、多くの方がチェックするポイントです。
ただし、採光と風通しはサッシの種類ではなく、設計の善し悪しが大きく影響することを理解しておくことをおすすめします。
また、サッシは断熱性を基準に選択することをおすすめします。
最近では「アルミサッシ」「アルミ樹脂複合サッシ」「樹脂サッシ」「木製サッシ」などの種類が普及していますが、断熱性の高いサッシを選択することが、後悔のない住まいづくりの第一歩です。
もちろん、自分だけの住まいであり、価格やデザインにもこだわりたいという方も少なくありませんが、断熱性が高く、いつでもゆったりと過ごせる空間こそが、満足できる住まいであることを意識しておきましょう。
窓のサッシおすすめ4選を紹介!価格や断熱性能はどのくらい違う?
さまざなま種類があるサッシですが、今回は「アルミサッシ」「アルミ樹脂複合サッシ」「樹脂サッシ」「木製サッシ」の4つからおすすめのものを紹介していきます。
住んでいる地域や間取り、施主のこだわりによって、採用すべきサッシは異なりますが、価格と断熱性能さえ抑えられていれば、住みはじめてから後悔するリスクを軽減できるでしょう。
住み心地にこだわることで、選ぶべきサッシを明確にすることができるはずです。
手軽さで選ぶならアルミサッシがおすすめ
さまざまなサッシのなかでも、手軽さで選ぶのであればアルミサッシがおすすめです。
「最近建てられている住まいの半数以上が採用」しているとされるアルミサッシの、メリットとデメリットは次の通りです。
- メリット
- 錆びにくく、腐食しにくい
- 外気温の影響を受けにくく、基本的にメンテナンスがいらない
- カラーバリエーションやデザインが豊富でニーズに合わせやすい
- 10万円ほどで設置でき、コストを抑えられる
- デメリット
- 断熱効果があまり高くない
- 夏場や冬場など外気との気温差によって結露しやすい
アルミサッシの良さは、手のかからない住まいに仕上げられる点です。
もちろん、衝撃などで壊れてしまった場合には手直しが必要となりますが、基本的にメンテナンスを行う必要はありません。
また、仮に交換が必要になった場合でも、10万円ほどで設置できるため経済的な負担を小さくすることもできます。
ただし、アルミサッシを採用する際には、必ず営業担当としっかり話し合うようにしましょう。
地域によってはアルミサッシでは断熱性能が足りず、気密性の高い家のパフォーマンスが十分に発揮されないことがあります。
性能にこだわりたいならアルミ樹脂複合サッシがおすすめ
とにかく性能にこだわりたいという方に、おすすめなのがアルミ樹脂複合サッシです。
アルミ樹脂複合サッシはアルミを外側に、樹脂が内側になるように組み合わせているため、非常に性能が高いサッシと言われています。
そして、次のようなメリットとデメリットがあります。
- メリット
- 樹脂が室内にあるため結露しにくい
- 断熱性に優れている
- 遮音性も高い
- デメリット
- アルミサッシの1.5倍ほどとコストが高くなる
- 樹脂が紫外線によって変色や割れなどを起こすことがある
アルミ樹脂複合サッシは、アルミを外側に、樹脂が内側になるように組み合わたサッシであるため、外気との温度差や騒音を樹脂が受け止めてくれる設計になっている点に特徴があります。
そのため、住み心地にこだわり、常に快適な空間で過ごしたい方には、アルミ樹脂複合サッシがおすすめです。
ただし、アルミサッシと比較した場合には、メンテナンスという手間がかかることを事前に把握しておく必要があります。
また、交換が必要になった場合にもそれなりのコストが必要となるため、住宅ローンや子供の教育にお金がかかる時期には負担が大きくなることも注意しておくべき点と言えます。
デザインにこだわりたい方には樹脂サッシがおすすめ
デザインを重視したい方におすすめなのが樹脂サッシです。
樹脂サッシは西欧風の住宅には欠かせないサッシとされており、次のようなメリットとデメリットがあります。
- メリット
- 熱伝導率が低く外気を伝えない
- 色やデザインに特徴がある
- 遮音性が高い
- デメリット
- アルミサッシの約2倍ほどのコストが必要
- 外側の樹脂を紫外線から守る手段がない
- アルミサッシに比べると重い
アルミサッシと比較すると、柔らかみを感じさせる見た目に特徴があるのが樹脂サッシです。
西欧風の外観に仕上げる方だけでなく、内観を白で統一したい方やコントラストを活かしたい方に人気の高いサッシと言われています。
ただし、外側のサッシは紫外線から樹脂を守る手段がなく、10年ほどでメンテナンスが必要になるという点には注意が必要です。
また、なるべくお金をかけないことを追求してしまうと、白で統一した外観に劣化したサッシの枠だけが目立つことになってしまい、それなりのコストをかける必要があることも理解しておきましょう。
素材感を追求したい方には木製サッシがおすすめ
素材感を追求したい方におすすめのサッシが木製サッシです。
木製サッシはその名の通り、木を利用しているため微妙な色の違いや風合いを楽しむことができます。
そして、木製サッシのメリットとデメリットは次の通りです。
- メリット
- 素材感のあるデザインが味わえる
- 断熱性がもっと高い
- デメリット
- 3〜5年ごとに再塗装メンテナンスが必要
実はさまざま種類が用意されているサッシのなかで、もっとも断熱性に優れているとされているのが木製サッシです。
また、木をサッシとして利用する場合には、それなりの厚みが必要となるため遮音性にも優れています。
しかし、自然由来の成分である分、メンテナンスの機会を多く設ける必要があります。
木製サッシは塗装をすることで紫外線から素材を守る仕組みになっていますが、3年〜5年ほどで再塗装が必要になります。
まとめ
採用すべきサッシは住んでいる地域や間取り、施主のこだわりによって異なりますが、価格と断熱性能さえ抑えられていれば、後悔してしまうというリスクは軽減されます。
そして、今回紹介した「アルミサッシ」「アルミ樹脂複合サッシ」「樹脂サッシ」「木製のサッシ」の特徴を把握することで、サッシの選び方と自分がもっているこだわりを明確にすることができるでしょう。
デザインも住まいの住み心地を決める重要なポイントと言えますが、サッシを選ぶ際にはそれぞれの価格と断熱性能を重視することをおすすめします。