注文住宅で、ベランダを敢えてなくした間取りにするケースが意外に多いということをご存じでしょうか?
人によっては、家にはベランダがあるのが当然だと感じていて、「ベランダがないと後悔する」という意見を持っているケースも多いかもしれません。
しかし、「ベランダがないと後悔する」というのは、本当に真実といえるのでしょうか?
今回は、ベランダのない家にすると後悔するのか、実際の経験をもとに徹底解説していきます。
ぜひ、今後の家づくりの参考にしてみてください。
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「ベランダがないと後悔する」は真実なのか
実際のところ、ベランダのない家にすると後悔することになってしまうのでしょうか?
結論を述べるとすれば、当然ではありますが後悔する人も後悔しない人もいます。
なぜなら、マイホームに求める理想や要望は、人それぞれ異なるからです。
では、どんな人が後悔し、どんな人なら後悔しないのか、順を追って解説していきましょう。
ベランダなしにした人の後悔5選
ベランダなしにした人は、実際どのような点で後悔しているのでしょうか?
ここでは、ベランダなしにすることで後悔しやすいポイントを5つ紹介していきます。
ベランダなしにした人の後悔5選
- 布団や洗濯物を外干しできない
- エアコンの室外機置場に困る
- ベランダで余暇を楽しめない
- 災害時の避難経路を確保しにくい
- 外観が閉鎖的な印象になってしまう
ベランダなしの後悔①布団や洗濯物を外干しできない
ベランダがない家では、布団や洗濯物を外干しするスペースがなくなってしまい、後悔に繋がるケースは少なくありません。
ベランダをなくすということは、基本的に洗濯物は部屋干しもしくは乾燥機に頼ることになります。
そのため、布団や洗濯物をベランダに干して日光に十分あてることができず、スッキリしない気持ちになる人もいるかもしれません。
また、室内干しをするためのスペースを十分に確保するのが難しいケースもあり、余裕を持ってまとめて洗濯物を干せる広いベランダを作っておけばよかったと後悔する人も多いでしょう。
ベランダなしの後悔②エアコンの室外機置場に困る
ベランダをなくしたことで、エアコンの室外機置場に困ってしまうという点も、後悔しやすいポイントです。
ベランダがあれば、2階のエアコンの室外機を置くスペースを確保しやすいのですが、ベランダがないと1階の高さまでダクトを伸ばして室外機を降ろさなければなりません。
そのため、1階のエアコンと合わせると何台もの室外機が家の周りに並んでしまう可能性があり、2階から下まで伸ばしたダクトが外から見ると悪目立ちしてしまうことも考えられます。
ベランダは、洗濯物を干したり外に出て過ごしたりするためだけのものではなく、室外機を置くためのスペースとしての役割もあるということを見落としていると、後悔してしまう可能性があります。
ベランダなしの後悔③ベランダで余暇を楽しめない
ベランダに出て余暇を楽しめなくなってしまったことを後悔するケースも少なくありません。
例えば、家族や友人などとベランピングを楽しんだり、ベランダに家庭用プールを出して子供と遊んだりすることができなくなってしまいます。
ベランダがない代わりに庭を設ければ問題ないのではないかと考える人もいるかもしれませんが、庭はベランダよりも周囲からの視線が気になってしまうケースが多いため、ゆっくり過ごせない可能性もあるでしょう。
「ベランダがあればもっとプライベート感を守りつつ屋外での余暇を楽しめたのに」といった後悔はありがちです。
ベランダなしの後悔④災害時の避難経路を確保しにくい
ベランダがないと、災害時の避難経路を確保しにくくなるという点にも、注意が必要です。
例えば、大雨などの影響で玄関から外に避難することが困難な場合、ベランダがあればベランダから外へ避難することができる可能性が高くなります。
しかし、ベランダがないと玄関以外で避難経路を確保するのが難しくなり、後悔に繋がってしまうかもしれません。
ベランダなしの後悔⑤外観が閉鎖的な印象になってしまう
ベランダのない家は、外観の印象が閉鎖的になってしまうため、おしゃれなデザインに仕上げるのがやや難しくなる可能性が考えられます。
特に、家全体の形が四角形で特徴がなく、カラーも1色で仕上げてしまうと、より閉鎖的でつまらない外観になってしまうかもしれません。
ベランダがある家なら、自然と家の外観に凹凸が生まれ、ベランダ部分だけ色を変える工夫なども施しやすいので、おしゃれに見せるのも比較的簡単にできます。
ベランダをなくすのであれば、敢えてちょっとした凹凸をつけたり、アクセントカラーを上手く取り入れたりするなどの工夫を考えてみるとよいでしょう。
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ベランダなしの5つのメリット
ベランダなしの家は、意外とメリットもたくさんあります。
ここでは、ベランダなしの5つのメリットを挙げて、解説していきます。
ベランダなしの5つのメリット
- 掃除の手間がかからない
- 建築費用を抑えられる
- 洗濯の家事が楽になる
- 不審者の侵入防止になる
- 外観がすっきりとした印象になる
ベランダなしのメリット①掃除の手間がかからない
掃除の手間がかからないという点は、非常に強く感じているメリットです。
ベランダは、砂ぼこりですぐに汚れたり、虫の死骸が転がってきたりするので、清潔な状態を保つためにはこまめな掃除が欠かせません。
仕事や子育てなどで忙しい家庭の場合、家の中を掃除するのだけでも大変で、ベランダの掃除にまで手が回らないケースはかなり多いはずです。
ベランダなしの家なら、面倒なベランダの掃除をしなくて済むため、より家事ストレスも軽減され、快適な生活を送れるでしょう。
ベランダなしのメリット②建築費用を抑えられる
ベランダをなくすと、建築費用を大幅に抑えられます。
実際、建築プランからベランダを除いただけで、100万円程度もコストダウンできるケースもあります。
ベランダをなくした分、室内設備などほかの部分に費用をかければ、より住みやすい家にできるかもしれません。
ベランダなしのメリット③洗濯の家事が楽になる
ベランダのない家では、洗濯物は室内干しか乾燥機がメインとなるため、洗濯の家事が楽になります。
ベランダがあって外干しする場合、洗濯機から出した重たい洗濯物をベランダまで運ばなければならないので、手間も体力も必要です。
しかし、ベランダをやめて洗濯機から近いところに室内干しできるスペースを設けておけば、重たい洗濯物を持って長い距離を往復する必要はなくなります。
また、性能の良い衣類乾燥機を活用すればさらに楽になり、毎日の洗濯の家事ストレスは一気になくなるでしょう。
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ベランダなしのメリット④不審者の侵入防止になる
ベランダがあると、不審者の侵入口とされてしまうことがあります。
そのため、ベランダなしにすることで、不審者の侵入防止策となるでしょう。
ベランダがなければ、2階の窓から直接侵入するのはかなり困難になるので、物騒な世の中に不安を感じている人にとっては大きなメリットとなりそうです。
ベランダなしのメリット⑤外観がすっきりとした印象になる
ベランダのない家は閉鎖的な印象になりがちというデメリットもありますが、見方によってはすっきりとして高級感のある印象にもなります。
ベランダをなくすと全体的にシンプルなデザインになるため、色の取り入れ方や窓の形状や配置などを工夫することで、上品で洗練された印象に仕上げることができるでしょう。
また、洗濯物が外から見られることもないので、家の外観に生活感が出にくいのも、ベランダなしの家ならではのメリットです。
我が家はベランダなしで一切後悔していません
我が家は実際にベランダなしの家を建てて現在も暮らしていますが、今のところベランダをなくしたことについて一切後悔はしていません。
むしろ、ベランダなしにしてよかったと感じるシーンのほうが確実に多いです。
1番の理由は、やはり洗濯を干す作業が比にならないほど楽になったからでしょう。
また、ベランダの掃除もしなくて済むので、とにかく面倒な家事は可能な限りなくしたかった我が家にとって、ベランダのない家はかなり大正解の選択でした。
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ベランダなしで後悔する人・後悔しない人
ベランダのない家には、メリットとデメリットの両方があるので、人によって後悔するかしないかが分かれるでしょう。
ここでは、後悔する人と後悔しない人の特徴をいくつか挙げておくので、自分がどちらのタイプに当てはまっているかを把握したうえで、ベランダをつけるかどうか検討してみてください。
ベランダなしで後悔する人
- 天日干しが好きな人
- 部屋干しや乾燥機に抵抗がある人
- ベランピングに憧れている人
- 家の周りに室外機を置きたくない人
ベランダなしで後悔しない人
- こまめな掃除が苦手な人
- 虫が苦手な人
- 天日干しにこだわりがない人
- なるべく洗濯は楽に済ませたい人
実は最近はベランダなしのおうちの方が多い?
実際ベランダなしの家を建てた人はどのくらいいるのか、私のInstagramで独自でアンケートをとってみたところ、なんと全体の62%がベランダなしの家を建てたという結果が出ました。
この結果からも分かるように、最近では敢えてベランダをなくした家にする人は増えているのかもしれません。
実際、我が家もベランダなしの家でとても快適に暮らしていますし、現代ではもはやベランダは当たり前の設備ではなくなっているのでしょう。
そのため、ベランダなしの家を検討している人は、「普通はベランダがあるのが当たり前」といった固定概念はなくし、自信を持って決断してもよいのではないかと思います。
まとめ:「ベランダがないと後悔する」とは限らない
「ベランダがないと後悔する」という意見に惑わされ、家づくりのプランを迷っている人は多いでしょう。
しかし、今回解説してきたように、ベランダをなくすことで必ずしも後悔するわけではありません。
確かに、ベランダをなくすことのデメリットはありますが、それと同じだけメリットも多々あります。
そのため、まずはメリットとデメリットの両方を理解したうえで、自分自身は後悔するのかどうかよく考えて判断することが大切です。
古くからの固定概念や周りの意見に惑わされずに、自分にとって最も暮らしやすいマイホームを実現させてくださいね。