こんにちは!
注文住宅業界歴6年、きのぴーです。
北側道路の土地にどのようなイメージを持っているでしょうか。
- あまり良くなさそう
- やっぱり南道路の土地が1番だよね!
このように思っている方が多いと思います。
一般的にも北道路の土地は評価が低いです。
道路付で土地を比較すると、次のような順位になります。
1位 南道路の土地
2位 東道路の土地
3位 西道路の土地
4位 北道路の土地
一見人気のなさそうな北道路ですが、実は意外なメリットがたくさんあります。
メリットを知ると、北道路の土地って意外といいかも!と感じていただけるはずです。
今回は北道路の魅力を存分に紹介しますので、この機会に北道路の土地も検討してみましょう。
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北側道路の土地の意外なメリット9選
北側道路の土地のメリット9選
- プライベートな庭をつくることができる
- 玄関が暑くなりにくい
- 南側に居室を持ってくることができる
- 子どもやペットを庭で遊ばせやすい
- モダンな外観の家と相性が良い
- 車内が暑くなりにくい&車が傷みにくい
- 土地の価格が安い
- 南側の居室から庭が見えやすい
- 洗濯物を外に干しても道路側から見えない
メリット①プライベートな庭を作ることができる
北側道路の土地は、プライベートな庭を作ることが可能です。
一般的に、駐車スペースは道路に隣接して配置します。
すると、北道路の土地の配置は北側から駐車場・建物・庭という風に並びます。
道路と庭の間に建物が建っているため、通行人から庭の様子はわかりません。
庭が見えるのは、自分たちと気心の知れている三方の近隣住民だけです。
近所との関係が良好であれば、気兼ねなく庭でBBQをしたり、プールで遊ぶこともできます。
メリット②玄関が暑くなりにくい
北道路の土地の玄関は暑くなりにくいです。
一般的に、玄関位置は道路の近くに配置されます。
なぜなら、駐車スペースからすぐに家の中へ入れるようにするためです。
北側に道路がある土地の場合、駐車スペースは北側に作られます。
すると、玄関も駐車スペースに近い北面に配置することが多いです。
北側は日が入りにくいため、夏でも比較的涼しい玄関になります。
ただし冬場は冷えますので、暖かい地域の方が北玄関はおすすめです。
メリット③南側に居室を持ってくることができる
北道路の土地は、玄関が北に配置されるため、南側に居室を持ってくることができます。
例えば、南道路の場合は玄関が南に配置されるため、1階部分の1/3くらいの南面は玄関が占めることになります。
すると、リビングやダイニングしか南面に接することができない間取りになることがあります。
しかし北道路の場合、1階の南面全体をLDKにすることができるのです。北道路は一般的に日当たりが悪いと言われていますが、太陽の日をたくさん取り込む間取りは作りやすいです。
そのため、工夫次第では日当たりのいい建物を建てることもできます。
メリット④子供やペットを庭で遊ばせやすい
北道路の土地の場合、庭は道路と接していない配置になります。
そのため、子供やペットを庭で遊ばせやすいです。
庭と道路が接していると、子供やペットが思わず道路に飛び出してしまう可能性があります。
南道路の場合は、庭も駐車場の建物の南側に配置することがほとんどのため、子供やペットが道路に飛び出す危険性は高いです。
しかし、庭と道路が接していない北道路の土地は、そのような危険性がないため、安心して子供やペットを遊ばせることができます。
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メリット⑤モダンな外観の家と相性が良い
モダンでシンプルな家の外観は、北道路との相性がいいです。
一般的には南向きの家のように大きい窓の方が、かっこいい外観が作りやすいと言われています。
しかし、近年は無機質でシンプルなデザインも人気があります。
モダンなキューブ型の建物などは、窓が少ないシンプルなデザインの方がかっこよくきまります。
建物の北側は水回りなどの空間が多いため、小さな窓が集まることが多いです。
その特徴を活かした外観を作ることで、北道路しかできないかっこいい外観を作ることができます。
メリット⑥車内が暑くなりにくい&車が傷みにくい
北道路の土地は、車にやさしいというメリットがあります。
何度もお伝えしている通り、北道路の土地の駐車場は北側に作られることが多いです。
そして、駐車場のすぐ南側には建物が建ちます。
すると、駐車場には日が当たりにくくなります。
日が当たりにくいので、夏場でも車内が高温になりにくかったり、直射日光によるボディの色焼けを防ぐことができます。
夏場に高温になる地域に住んでいる方には、大きなメリットとなるでしょう。
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メリット⑦土地の価格が安い
北道路の土地は、土地の価格が安いです。
土地は道路付の方位によっても多少金額差がでます。
南側3区画・北側3区画で分かれた同じ面積の分譲地でも、それぞれに金額が違うなんてことはよくあります。
この場合の方位による金額の順位をまとめますのでよければ参考にしてください。
6区画分譲地の道路付の方位による土地の金額(高い順)
①南東道路の角地
②南西道路の角地
③南道路の土地
④北東の角地
⑤北西の角地
⑥北道路の土地
ご覧の通り、北道路の土地は6区画の中で1番安いです。
しかし、南東の角地にもデメリットはありますし、北道路の土地にもたくさんのメリットがあります。
必ずしも価格の高い土地が良い土地というわけではないのです。
土地の価格を抑えたい方は、南北の長さがあって日当たりを取りやすい、北道路の土地を探すことをおすすめします。
メリット⑧南側の居室から庭が見えやすい
北道路の土地は、南側の居室から庭全体を見渡すことができます。
なぜなら、駐車スペースは建物の裏側にあるため、南には庭しかないからです。
南道路の場合、建物の南側に庭も駐車スペースも作ることがほとんどです。
すると、リビングからは車しか見えないなんてこともあります。
せっかくきれいな庭を作っても、家の中からは楽しむことができません。
北道路の土地ならば、南面に接している部屋ならどこからでも、きれいな庭を眺めることができます。
メリット⑨洗濯物を外に干しても道路から見えない
北道路の土地は外に洗濯物を干していても目線が気になりません。
なぜなら、北道路の土地は南・東・西の三方を建物などで囲まれている場合がほとんどだからです。
道路からでは庭やバルコニーが見えないため、知らない人に洗濯物を見られる心配がなく、安心して干すことができます。
洗濯物を見ることができるのは、どのような人かわかっている隣家の住人だけです。
交通量が多いエリアに家を建てたい方は、あえて北道路を選び、洗濯物を干しやすい環境を選ぶことをおすすめします。
北側道路の土地のデメリット6選
北側道路の土地のデメリット6選
- 日当たりが悪くなる可能性がある
- 水はけが悪くジメジメする
- かっこいい外観を作りにくい
- 玄関が暗くなりやすい
- 浴室などの水回りが道路に近くなりやすい
- 駐車スペースの雪や氷が溶けにくい
デメリット①日当たりが悪くなる可能性がある
土地の形状や南側の土地の利用状況によっては日当たりが悪くなってしまいます。
日当たりが悪い北道路の条件は以下のような場合です。
- 土地の南北の長さが短い
土地の南北の長さが短いと、前面に立っている建物に日を遮られてしまいます。
1階はほとんど日の当たらない空間になる場合もありますので、南北に長い土地を選びましょう。
- 南面に高い建物や障害物が建っている
南面に高さがある建物や木などがあると、日当たりが悪くなります。
必ず現地へ行って、状況を確認してから購入を決めてください。
- 南面が畑や駐車場などで使われている、古い建物が建っている
南面が畑や駐車場、古い建物の場合は注意が必要です。
畑や駐車場は土地に日が入りやすいため、いいと思われがちですが、実は気を付けなければなりません。なぜなら、将来的に建物が建つ可能性があるからです。
きれいな建物が建っている場合は、すぐに現況が変わることはありませんが、畑や駐車場の場合はわかりません。
数年後には新築が建つ可能性もあります。また、古い建物の場合も同じです。
建物に人が住んでない場合は、すでに土地を売り出している可能性もあります。
南側の土地の将来性を見越したうえで、北道路の土地を選びましょう。
デメリット②水はけが悪くなりジメジメする
北道路の土地は、日が当たらない箇所の水はけが悪くなり、ジメジメすることがあります。
南側に広い庭を作っても、前に建物が建っていると日が遮られて、どうしても水はけが悪い箇所はできてしまいます。
すると、庭でやろうと思っていた家庭菜園がうまくできなかったり、植えた芝が根腐りしてしまいます。
北道路の土地を選ぶときは、庭の使い方もしっかりと計画しましょう。
デメリット③かっこいい外観をつくりにくい
北道路には大きな窓が少ない家が多いため、かっこいい外観が作りにくいです。
メリットで紹介したような、一部の建物はかっこよく作ることができます。
しかし、ほとんどの建物は大きな窓のある面を正面にした方が、建物のバランスがとりやすくかっこよくできます。
北道路の土地でも自分の希望の建物ができるのか、事前に設計士に相談してみるといいでしょう。
デメリット④玄関が暗くなりやすい
北道路の土地は、玄関が北側に配置される場合がほとんどです。
玄関が涼しいというメリットを紹介しましたが、玄関が暗いというデメリットもあります。
暗い玄関の解決策をいくつか紹介します。
- なるべく大きな窓を設置する
- 高い位置に窓をつける
- 玄関を北東か北西の角に配置し、2面から明かりを取り込む
- 玄関上に吹き抜けを作り、上からも光を取り込む
解決策はたくさんあります。
暗いから北玄関をやめるという考えよりも、暗いからこそ明るくする工夫をすることで、思い入れのあるマイホームが出来上がります。
デメリット⑤浴室などの水回りが道路の近くになりやすい
洗面所や浴室などの水回りは北側に配置されることも多いです。
すると、道路からの目線が気になってしまったり、防犯面を気にする方もいます。
しかし、事前にしっかりと考えれば、道路側に水回りスペースの窓がつくことはありません。北面に接していても窓は東西につけたり、目線が通らない位置に窓をつければいいのです。
快適な水回りスペースを作るために工夫をしましょう。
デメリット⑥駐車スペースの雪や氷が溶けにくい
北道路の土地の駐車場は北側のため、なかなか日が当たらず雪や氷が溶けにくいです。
暑い地域に家を建てる方は、車が焼けないなどのメリットを感じることができます。
しかし、寒い地域に住む方は、駐車スペースの雪や氷に悩まされるかもしれません。
自分の住む地域に合った土地選びをすることが大切です。
北側道路の土地を活かした間取りや暮らし方4選
玄関と洗面所などの水回りを近づけた間取り
北道路の土地は、玄関や水回りが北側に配置される間取りを作りやすいです。
玄関と洗面所を近づけた間取りには、次のようなメリットがあります。
- 帰ってきてすぐに手洗いうがいができる
- 子供が汚れて帰ってきても、リビングを通らずに洗面所に行ける
- 帰ってきてすぐに汗を流して、きれいになってからリビングへ行ける
- 朝の準備の最終チェックを洗面所でして、そのまま出かけられる
子供がいる方や作業着などを着て仕事をする人がいる家庭に、とても人気な間取りです。
当てはまる方は、北道路の土地にした方が暮らしやすい間取りができるかもしれません。
LDK全面に暖かい日差しが差し込む間取り
1日の中で過ごす時間の長いLDKを明るくしたい方には、北道路の土地をおすすめします。
メリットでもお伝えした通り、北道路の土地は玄関が北側に来るため、南面にLDKを配置することができます。
家の中は日差しの強い光を取り込むよりも、暖かい日差しを多くの窓から取り込んだ方が、明るい空間を作り出すことができます。
南側にLDKを配置できれば、各空間から光が降り注ぎ明るい室内を作ることができるでしょう。
昼間はカーテンを開けたままの暮らし
北道路の家は、昼間はカーテンを開けて開放的な暮らしをすることもできます。
建物の南側の様子にもよりますが、一般住宅が建っているならカーテンを開けた暮らしを実現できるかもしれません。
南側の家もリビングは南側に配置しますので、日中に北側の外を見ることはあまりありません。
そのため、カーテンを開けていても目線があまり気にならないのです。
そうは言っても気になるという方は、光を通しやすいレースカーテンを選ぶといいでしょう。
プライベートな庭でアウトドアを楽しむ暮らし
北道路の土地はプライベートな庭を作ることができます。
そのメリット活かして、庭で人目を気にせずBBQやプール遊びができます。
子供が走り回っても道路に出る危険性はないので、安心しておとなもアウトドアを楽しむことが可能です。
出かけられない時期には、マイホームの中で家族のすてきな思い出を作るチャンスです。
マイホームを暮らすだけの空間でなく、楽しむための空間としても考えて設計してみましょう。
北側道路は良いところがいっぱい!
北道路の土地には意外な魅力がたくさんあります。
今回の記事を読んで、少しでも北道路の土地もいいかも!と思ってくれる方がいたらうれしいです。
北道路のデメリットは、土地の形状や間取りを意識することでほとんど解決できます。
北道路の土地を選ぶときは、南北の長さと隣接した土地の状況をしっかりチェックして判断してください。
建物が建っている場合は、窓の位置のチェックも忘れずにチェックしてください。
価格の安い北道路の土地をお得に手に入れて、メリットを活かしたマイホームづくりをしていきましょう。