昨今の日本では、地球温暖化の影響もあり、日本全国どこでも大規模な水害に見舞われてしまうようになってきました。
そしてこの水害問題は、これから注文住宅を建てようと思っている施主さんにとったら、決して人ごとではありません。
なぜならば、自分の住んでいる地域に大規模な水害が発生したら、最悪の場合は命に関わるレベルの被害が発生するからです。
また、そこまでのレベルではなくても、もし自分が買った注文住宅が水害の被害に遭ったら、復旧するのに多額の費用や手間が掛かったりします。
そのため、これから注文住宅を建てるのであれば、水害に強い家を選ぶというのは非常に有力な選択肢になります。
特に、何らかの理由でハザードマップで浸水の可能性があるエリアに家を建てようと思った場合は、水害に対する備えが欠かせません。
どの家も水害に非常に強い家になっていますので、少しでも水害のリスクのある土地に家を建てることを検討されている場合は、ぜひ参考にされてください。
まだハウスメーカーが決まっていないあなたへ。タウンライフ家づくりでハウスメーカーを比較・検討してみませんか?あなたの希望する複数のハウスメーカーが、無料で間取りプランと見積もりを作成してくれます。
\ 安くて信頼できるメーカーが見つかる! /
- 家づくりのアンケートに回答(約3分)
- ハウスメーカーを選ぶ(1,100社提携)
- 待つだけ!間取り・見積もりが届く!
\ 40万人以上が利用!安心の大手サイト /
水害に強いハウスメーカーBEST5
それでは早速ですが、水害に強いハウスメーカーBEST5を、5位から順に紹介していきたいと思います!
▼まだハウスメーカー・工務店が決まっていないあなたにお勧めの記事まとめ
-
ハウスメーカー・工務店探し中のあなたに読んでほしい記事まとめ
続きを見る
第5位:百年住宅【鉄筋コンクリートの家】
第5位は、百年住宅の【鉄筋コンクリートの家】です。
百年住宅は、とにかく家の強度を上げて災害から家を守るという方針で家づくりをしています。
そのため、いくつかある住宅の工法の中でも、最も強固な家を作ることができる鉄筋コンクリートを採用しています。
そしてその強度は折り紙付きで、水害による洪水どころか岩や土砂が一緒に流れてくる土石流すら耐えてしまうほどです。
さらに百年住宅の基礎部分は、床下空間がないという特徴があって、これも水害に対して強い理由の一つになっています。
なぜ床下浸水がなくなると水害に強いと言えるのかというと、万が一の水害の際の後処理がものすごく楽になるからです。
水害後の後処理では家の見える部分の被害がどうしても目立ってしまいますが、見えない部分の床下の被害こそ実は厄介なのです。
洪水の際に汚泥や下水が混じった水が床下に侵入すると、水が引いた後も強烈な悪臭が残るほか、衛生面の問題も発生します。
そのような状態になると、床下をきれいに清掃してさらには消毒までしなければいけなくなるので、復旧に多大な手間と費用が掛かってしまうのです。
でも、床下そのものがなかったらこのような心配をしなくて良いので、水害に強いと言えるのですね。
第4位:サンヨーホームズ【浸水対策のある住まい】
第4位は、サンヨーホームズの【浸水対策のある住まい】です。
この家は、「高さ」で水害から守る方針の家になっています。
どういう構造になっているかというと、1階はガレージやフリースペースにして、リビングや寝室などの居住空間を2階以上にしています。
これにより、万が一洪水の被害に遭って1階部分が浸水したとしても、そもそも1階には居住空間が無いので被害を最小限に抑えることができるのですね。
そのため、家具・家電が水害によってダメージを受ける可能性が小さいほか、浸水後の復旧がとてもしやすい家になっています。
最近は、外がすでに荒天だったり夜間だったりなどで避難が難しいタイミングで洪水が発生した場合は、無理に家の外に出ずに家の中のなるべく高い場所に移動するという垂直避難も良く推奨されています。
そしてこのサンヨーホームズの家は、最初から垂直避難をした状態で暮らしているようなものなので、もし浸水リスクのある場所に家を建てるという決断した場合も、とても安心してその場所に家を建てることができるのですね。
▼サンヨーホームズの実際の間取り&見積もりを限定公開中
-
サンヨーホームズの坪単価&価格帯は?実際の見積もり限定公開中
続きを見る
第3位:ヤマダホームズ【水害対策仕様の家】
第3位は、ヤマダホームズの【水害対策仕様の家】です。
こちらの家は、「そもそも家の中に水を入れない」という考えの家になっています。
どうやってそれを実現しているかというと、まず一つ目は洪水ハザードマップで予想されている水位よりも基礎を高くすることです。
そうしたら、洪水が起きても浸かるのは基礎までで、家の中に水は入ってきませんからね。
そして二つ目は、家の敷地自体にも水が入らないように洪水予想水位以上の塀で敷地を囲うということです。
家の中だけではなく、家の敷地にすら水が入ってこないようなっているのですね。
このように、ヤマダホームズでは可能な限り水の侵入を防ぐで、水害に強い家になっています。
また、万が一ハザードマップの想定を超えるような大水害が起きたとしても、命を守れるような工夫がされています。
それは、2階以上の高さの場所に必ず避難経路となるようなバルコニーが設けてあることです。
大洪水が起きた際のニュースを見ると、よくバルコニーや屋根の上に避難して、そこからボートやヘリコプターで救助してもらうと言ったシーンを良く見かけることがあります。
ヤマダホームズの家は、このような避難もちゃんとできるようになっているのです。
最近は地球温暖化による異常気象で想定外の災害が起きても何ら不思議はありませんから、そのような場合でも大丈夫な設計になっているのはとても心強いですね。
▼ヤマダホームズの実際の間取り&見積もりを限定公開中
-
ヤマダホームズの評判は?坪単価は?実際に建てた私が教えます!
続きを見る
第2位:ユニバーサルホーム【床下浸水がありえない家】
第2位は、ユニバーサルホームの【床下浸水がありえない家】です。
なぜ床下浸水がありえないのかというと、ユニバーサルホーム独自の基礎構法を採用して、床下という空間自体をなくしてしまったからです。
これは、水害対策の方法としては、第5位でご紹介した百年住宅と方向性が似ていますね。
しかし、ユニバーサルホームの床下浸水がありえない家は、さらに嬉しいポイントがあります。
それは、床下空間をなくすための基礎構法には「地熱床システム」というも一つの側面があって、年間を通して非常に快適かつ省エネ性の高い家になっていることす。
この床下浸水がありえなない家は、本来床下空間がある場所に土や砂利を敷き詰めた後、それをコンクリートで密閉するという方法で床下空間をなくしているのですが、それにより1年を通して温度が安定している地中熱を家の中に取り込めるようになっているのです。
このおかげで夏は外より涼しく、冬は外より暖かくなる地中熱を有効活用できて、天然の冷暖房になっているのですね。
水害に強い家にしようと思ったらやはりそれなりの設備とお金が必要になりますが、これらは保険と同じで、出番が無いのは本当は一番です。
でも、やっぱりお金を掛けている以上は何らかのメリットも欲しい気持ちはありますので、このような日常生活中でもメリットを得られる形の水害対策は、かなりありがたいですね。
▼ユニバーサルホームの実際の間取り&見積もりを限定公開中
-
ユニバーサルホームの坪単価・価格帯は?見積りを特別公開中!
続きを見る
第1位:一条工務店【水に浮く家】
そして堂々の第1位は、「家は、性能。」というキャッチコピーで有名な一条工務店の【水に浮く家】です。
一条工務店は、これまでの水害対策の方法を根本的に覆してしまうようなとんでもない家を作ってしまいました。
まさに文字通り、水害が起きた際には敢えて水に浮かせて家を守るという、常識では考えられないような家を発売したのです。
こんな家、思いつくだけでもビックリですが、さらにそれをちゃんとお客さんに販売できるレベルのものに仕上げて、実際に売っているところが本当に一条工務店のすごすぎるところです。
そしてなぜ一条工務店がこのような水に浮く家を作ったのかというと、住宅性能が上がって高気密・高断熱の家が当たり前になってきた昨今、水害に対して新たな問題が出てきたからです。
それは、水の浮力によって家が浮いて、家全体が流されてしまうという問題です。
以前までの住宅性能であれば、家に多くのすき間があったのでそこから水が入り込んで浮力で浮くということはなかったのですが、住宅性能が上がって高気密になったことにより家になかなか水が入らなくなって、家が浮力で浮いてしまうということが起こるようになったのです。
特にこの現象に苦しめられたのが築浅の木造住宅で、水害の際に家が水に浮いて流されるという事態が多数発生するようになってきました。
そしてこの浮力が想像以上に凄まじくて、家の周りが1.5mほど浸水したら家の重さより浮力が勝って流される恐れが出てくるほどです。
また、浮力というのは周りの浸水の高さが増えれば増えるほど浮力も大きくなるので、その浮力に逆らって家をとどめておこうとするのは非常に困難であることが判明しました。
そこで、「それならば、逆にその浮力を受け流して浮かせてしまえば良い」という考えで出来たのが一条工務店の水に浮く家なのです。
そのため、この水に浮く家は家の周りが浸水しても家の中には水が入らないようになっていて、さらには水に浮くことによって、家本体のダメージを最小限に抑えることに成功したほか、家の中に水が入らないので家の中の家具や家電の被害をほぼゼロにすることができたのです。
▼一条工務店の実際の間取り&見積もりを限定公開中
-
一条工務店の評判・口コミ!半年住んでみて感じたこと全部話します
続きを見る
まだハウスメーカーが決まっていないあなたへ。タウンライフ家づくりでハウスメーカーを比較・検討してみませんか?あなたの希望する複数のハウスメーカーが、無料で間取りプランと見積もりを作成してくれます。
\ 営業と会わずに間取り・見積もり収集 /
- 家づくりのアンケートに回答(約3分)
- ハウスメーカーを選ぶ(1,100社提携)
- 待つだけ!間取り・見積もりが届く!
\ 40万人以上が利用!安心の大手サイト /
水害に強い家に共通する特徴
この章では、水害に強い家に共通する特徴をお話ししていきます。
①水害対策に本気で取り組んでいるハウスメーカーの家
水害対策というのは、実は他の災害と比べるそれほど重要視されていませんでした。
やはり日本は地震や台風と言った自然災害が目立つので、どうしてもその2つの災害にあっても家が倒壊しないという、強度を目的とした災害対策の方が進んでいったのですね。
しかし、水害対策が後手になっていった結果、昨今の大規模な水害が発生した際に、住宅に深刻な被害が出るケースが多くなってきました。
なので、それではいけないと思って水害対策も本気で取り組み始めたハウスメーカーが出てきました。
それが、前章で紹介してきたようなハウスメーカーなのですね。
やっぱり高い技術と情熱を持ち合わせたハウスメーカーが本気で水害対策に取り組むと、非常に水害に強い家ができます。
大規模な水害があった際は、ニュースなどで深刻な被害状況を目にすることも多いですので、水害にもきちんと向き合った家づくりをしてもらえるのはとてもありがたいですね。
②様々な水害対策が取り入れられている
水害に強い家は、いくつかの方法を組み合わせて水害に強くしているといった特徴もあります。
例えば、家本体は守られても家電製品が使えなくなったらそれはそれで困るので、給湯器やエアコンの室外機を浸水しない高さの位置に設置するなどといった対策ですね。
また、床下自体を無くす・基礎を高くする・万が一の際の脱出経路を確保しておくなどの対策も取られています。
このように、水害対策が一つだけであればその対策が上手く働かなかったら水害の被害が大きくなってしまいますが、複数組み合わせることによってより災害を少なくしているといった特徴があります。
やはり、備えは複数あった方が安心なので、このような特徴を持った家は水害に強く、とても心強いですよね。
③万が一、水害が発生しても被害が少ない
そして最後の特徴は、万が一水害が発生しても、極力被害が少なくなるような工夫がされていることです。
最近は災害対策の視点として、防災よりも「減災」が重要視されるようになっています。
防災というのは、災害が起きた時に被害ゼロを目的とした時に使う言葉で、減災というのは、災害が起きた時にその被害をできるだけ最小限で食い止めるという意味があります。
そして住宅業界では、後者の「減災」という考え方でおうちの設計がなされています。
もし基礎の高さをあり得ないくらい高くするといったことをすればゼロにできるかもしれませんが、そんな家を作ろうと思ったら費用がとんでもない金額になってしまいますし、肝心の日常生活をするのが不便な家になってしまいます。
なので、「減災」という考え方で、費用もあまり高くならず日常生活にも支障がない家にしつつ、万が一水害が発生した際にはその被害を極力少なくするという方針になっているのです。
このような家であれば、私たちにとっても実際に購入可能な家になって、さらには水害に対しも安心できるので、水害の可能性があるエリアに建てる家としては非常に有力になるのですね。
まだハウスメーカーが決まっていないあなたへ。タウンライフ家づくりでハウスメーカーを比較・検討してみませんか?あなたの希望する複数のハウスメーカーが、無料で間取りプランと見積もりを作成してくれます。
\ 営業と会わずに間取り・見積もり収集 /
- 家づくりのアンケートに回答(約3分)
- ハウスメーカーを選ぶ(1,100社提携)
- 待つだけ!間取り・見積もりが届く!
\ 40万人以上が利用!安心の大手サイト /
まとめ:水害リスクが高い土地でも安心して住める
【関連記事】
本記事のまとめです。
水害に強いハウスメーカーBEST5
- 第5位:百年住宅【鉄筋コンクリートの家】
- 第4位:サンヨーホームズ【浸水対策のある住まい】
- 第3位:ヤマダホームズ【水害対策仕様の家】
- 第2位:ユニバーサルホーム【床下浸水がありえない家】
- 第1位:一条工務店【水に浮く家】
水害に強い家に共通する特徴
- 水害対策に本気で取り組んでいるハウスメーカーの家
- 様々な水害対策が取り入れられている
- 万が一、水害が発生しても被害が少ない
ここまでお話ししてきた通り、昨今ではきちんと水害対策がされた、水害に強い家のラインナップも増えてきました。
注文住宅の土地探しをしていると、価格や立地は自分の希望に合った好条件だったけど、ハザードマップで浸水の可能性がある地域だったということが良くあります。
このような土地は避けた方が良いと一般的には言われていますが、災害の起きていない平常時の日常生活のクオリティは非常に高いというメリットはなかなか捨て難いです。
なのでもし、今あなたがこのような土地に家を建てるかどうか検討されている最中であれば、浸水の可能性があるからといって安易に除外せずに、一度水害対策の家という選択肢が取れないか検討されてみることをオススメします。