- 狭小住宅って恥ずかしい?
- どうしてみじめって言われるの?
- 狭小住宅にすると後悔してしまうのか知りたい!
予算の都合上、狭小住宅を検討しているときに気になるのが「狭小住宅ってみじめ、恥ずかしい」といった声。
購入してから後悔するのではないかと不安になりますよね。
確かに、狭小住宅は広さとしては物足りなく感じる部分もありますが、メリットもたくさんあります。
そこで今回は、「狭小住宅はみじめ・恥ずかしい」と言わてしまう理由と、狭小住宅のメリットについて紹介します。
狭小住宅で後悔しないために知っておきたいことや、広く見せるコツについても解説するので、「狭小住宅を選んで後悔したくない」といった方は、ぜひ参考になさってください。
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狭小住宅とは?
狭小住宅とは、狭い土地に建つ戸建てのことです。
狭小住宅に厳密な定義はありませんが、一般的には次のような特徴がある場合が多いです。
- 3階建て
- 土地の広さが20坪以下
- 土地ギリギリに建物が建っている
- 庭がない
- 延べ床面積は20~30坪(66~100m2)くらい
土地は広くはありませんが、土地価格が高額な都市部でもマイホームが建てられるといった理由から、人気のある住宅です。
「狭小住宅はみじめ・恥ずかしい」と言われるのはなぜか?
狭小住宅と聞くと「狭くて住みにくそう」と感じる人も少なくありません。
よくある2階建ての家とは異なる部分もあることから、ネガティブなイメージを持つ人もいるようです。
ここでは、「狭小住宅はみじめ・恥ずかしい」と言われる理由について解説します。
なぜみじめ?恥ずかしい?①間口が狭いので小さい家に見える
狭小住宅は間口が狭いことが多く、横幅の細い小さな家に見えてしまいます。
家の中に入ると、意外と広さが確保されていることもあるのですが、間口の広い家と比べると、少し恥ずかしいと感じてしまう人もいるようです。
土地が狭いため、敷地いっぱいに建てられていることも多く、窮屈そうな見た目から「恥ずかしい」と言われてしまうこともあります。
なぜみじめ?恥ずかしい?②生活動線が不便
3階建ての狭小住宅は、生活動線が不便になるケースが多いことから、みじめな家と言われてしまうこともあります。
よくある狭小住宅の間取りは、1階に車庫・水回り、2階にLDK、3階に洋室2~3部屋といった間取りです。
フロアごとに生活空間が分かれているため、階段でいちいち移動しなければいけない動線は、生活のしにくさを感じてしまいます。
なぜみじめ?恥ずかしい?③階段の上り下りが大変
3階建ての家でよく言われるのが、「階段の上り下りが大変」といった声です。
毎日の掃除も大変ですし、重い荷物を持って階段を上るのも体力がいります。
体が元気なあいだは大丈夫かもしれませんが、年を取ったときや体に不自由が出た場合に、3階建ての家は大きなデメリットになります。
将来的に住むのが困難になる可能性がある家というのは、みじめな家と言われてしまう理由となっているのでしょう。
なぜみじめ?恥ずかしい?④車庫入れしにくい
狭小住宅は車庫入れがしにくい、狭い駐車場になることがほとんどです。
車庫は1階部分に作られますが、広いスペースを取ることが難しいため、車1台分を確保できるかできないかといった広さになります。
ギリギリのスペースに車を入れるのは難しいのはもちろん、車の乗り降りもしにくく不便です。
車を購入するときも、車庫に入るかどうかを気にして購入しなければならず、「もっと広い家なら良かったのに」とみじめさを感じてしまう人もいるようです。
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なぜみじめ?恥ずかしい?⑤プライバシーが確保されにくい
狭小住宅は、その住宅の特徴からプライバシーが確保されにくい家となっています。
狭小住宅が建っている地域では、周辺の家も同じような家であることが多く、敷地ギリギリに家を建てている場合がほとんどです。そのため、隣家との距離がかなり近く、生活音が聞こえることも珍しくありません。
窓を開けたいと思っても、音が気になって開けられなかったりすることも。
マイホームは自分たちだけの空間のはずが、周辺の家が気になっていしまうことがある狭小住宅は恥ずかしいと後悔してしまうのです。
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狭小住宅はみじめではないし、恥ずかしくもない
「狭小住宅ってやっぱりみじめで恥ずかしいのかな」と思っている人もいるかもれませんが、まったくそんなことはありません!
狭小住宅にはメリットもたくさんです。ここでは、狭小住宅の良い点についてご紹介します。
狭小住宅のメリット①アクセスの良い場所にあることが多い
狭小住宅は、都市部などのアクセスの良い場所にあることが多いです。
予算に限りがある中で、広さのある土地を購入しようと思うと、利便性を妥協する必要があります。
しかし、狭小住宅であれば、商業施設や学校などから近い利便性の良い場所に住むことができるのです。毎日の買い物や通勤・通学が楽になるのは大きなメリットとなります。
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狭小住宅のメリット②費用を抑えられる
土地の価格が安いため、マイホーム購入の費用を抑えられるのもメリットの1つです。
家づくりで気になるのが予算ですよね。
土地にお金をかけすぎてしまうと、建築費用と合算したときに予算オーバーになってしまうこともあるため、土地の費用を抑えることは非常に大切です。
狭小住宅は、土地代が安いため、その分建築費用にお金をかけることもできます。
建築時だけでなく、家の維持費が安くなるいったメリットも。
家を保有すると、毎年固定資産税を支払わなければいけませんが、狭小住宅の場合は一般的な住宅よりも税金が安くなるのです。
マイホームにかかる費用は高額なため、安く抑えられる狭小住宅はメリットが大きいと言えるでしょう。
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狭小住宅のメリット③庭の手入れが不要
狭小住宅には、庭の手入れから解放されるといったメリットがあります。
狭小住宅は、庭を作るほどの余分なスペースがない場合が多いため、庭のない家がほとんどです。
ガーデニングなど庭いじりが好きな人にとっては、庭のない狭小住宅はデメリットかもしれません。しかし、庭の手入れが面倒と感じる人にとっては、庭のない狭小住宅は快適です。
一般的な住宅であれば、庭のない家や手入れされていない庭は、みすぼらしい外観になってしまいます。
一方で、狭小住宅は庭のお手入れが不要なのはもちろんですが、コンパクトな外観なので庭がなくても見た目に違和感がないのも良い点です。
狭小住宅のメリット④家族間のプライバシーを保ちやすい
3フロアに分かれている狭小住宅は、家族間でのプライバシーを保ちやすいのもメリットです。
マンションなどのワンフロアの空間は、違う部屋に行ったとしても何となく存在を感じたり、ふとした瞬間に視線を感じることも。
狭小住宅は、違うフロアに行けばまったく別の空間になるため、集中したいときや1人でリラックスしたいときに、気配を感じることなく過ごすことができます。
来客があった場合にも、他のフロアに案内してしまえば散らかっていている部屋を見られる心配もありません。
狭小住宅で後悔しないために知っておきたいこと
メリットやデメリットがたくさんある狭小住宅ですが、後悔しないために知っておきたいポイントがあります。
ここでは、狭小住宅を検討するときの注意点について3つ解説します。
狭小住宅で後悔しない①資産価値を意識して土地を選ぶ
狭小住宅を検討するときには、できるだけ資産価値の高い家を選ぶようにしましょう。
マイホームは、終の棲家として購入する人が多いです。しかし、3階建ての狭小住宅の場合は、売却する可能性も視野に入れておく必要があります。
足を悪くしたり、年を取って階段の上り下りがつらくなったときに、階段の多い狭小住宅に住むのは現実的ではないからです。
実際に、3階建ての狭小住宅を購入したけれど、老後はマンションに引っ越したといったケースもあります。
駅からのアクセスが良い、住みたい街ランキングに出てくるような人気のエリア、正方形や長方形など変形地でない土地、といった土地は、需要があって人気なので売却するときの価値が下がりにくいです。
資産価値の高い土地を購入しておけば、売却するときに「家が売れない」といったことを防ぐことができるため、購入の段階で考慮しておくようにしましょう。
狭小住宅で後悔しない②施工費が高くなる可能性を視野に入れておく
土地の価格が安い狭小住宅ですが、家を建てる施工費は高くなるケースが多いです。
コンパクトな家なので、一見安くで建てられそうなイメージを持っている人もいますが、狭小住宅は次のような建築コストがかかります。
- 3フロア分の材料費
- 搬入コスト
- 人件費
3階建ての家は、2階建ての家よりも、1フロア分の材料が追加必要になるため、建築費が2~3割高くなります。
前面道路が狭いことも多く、資材を運ぶ搬入コストがかかることも。近隣との距離が近いため、足場のスペースを十分に取れないことから、増員して対応するための人件費もかかります。
建築費用が余分にかかる可能性もあると認識した上で費用を考えておかなければ、予算オーバーとなってしまう可能性があるので、注意しましょう。
狭小住宅で後悔しない③建築規制を事前に確認する
土地を購入する前に、建築規制をよく確認してから購入するようにしましょう。
建物は、建築基準法を守って建てる必要があります。そのため、土地によっては建てられる建物に制限が出てくる可能性があるのです。
制限の種類はさまざまですが、例えば道路斜線制限や北側斜線制限といった規制は、3階建ての狭小住宅においてはあまり好ましくありません。
道路斜線制限・北側斜線制限とは、建物の高さを決める基準で、基準をオーバーする建物は建てられません。
知らずに購入してしまうと、建物を建てようと思ったときに高さに制限が出てしまい、3階部分を十分に使用できない可能性も出てきます。
土地にかかる制限は事前に必ず確認しておきましょう。
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狭小住宅でも広く感じさせるコツ・ポイント
狭いイメージの強い狭小住宅ですが、工夫次第では広く見えるようにすることは可能です。
狭小住宅でも広く感じさせるコツ・ポイント
- 窓を大きくする
- スケルトン階段にする
- 部屋の仕切りを少なくする
- 2階バルコニーを広くとる
- スキップフロアを取り入れる
- 明るい色の内装にする
窓を大きくすると、開放感が出て部屋も明るくなります。
圧迫感の出やすい階段はスケルトンにして、部屋の仕切りをなるべく無くすことで広く見える効果があります。
2階がLDKの場合には、バルコニーを広くとることで外の景色と繋がっているように見えます。
床の高さをずらすスキップフロアもおすすめです。段差によって実際の面積よりも広さを感じることができます。
内装は白やベージュなどの明るい色を選ぶようにしましょう。黒や暗いグレーを選ぶと、部屋が閉鎖的に見えてしまします。
間取りや内装を決めるときには、開放感や明るさを意識して考えてみましょう。
▼LDKを広く見せる小ワザ・アイデア集【狭く見せない】
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LDKを広く見せる小ワザ・アイデア集【狭く感じさせない】
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まとめ:他人からどう思われるかなんて気にしないこと
狭小住宅について、もう一度確認しましょう。
「狭小住宅はみじめ・恥ずかしい」と言われるのはなぜか?
- 間口が狭いので小さい家に見える
- 生活動線が不便
- 階段の上り下りが大変
- 車庫入れしにくい
- プライバシーが確保されにくい
狭小住宅のメリット
- アクセスの良い場所にあることが多い
- 費用を抑えられる
- 庭の手入れが不要
- 家族間のプライバシーを保ちやすい
狭小住宅で後悔しないために知っておきたいこと
- 資産価値を意識して土地を選ぶ
- 施工費も含めて予算を検討する
- 建築規制を事前に確認する
狭小住宅でも広く感じさせるコツ・ポイント
- 窓を大きくする
- スケルトン階段にする
- 部屋の仕切りを少なくする
- 2階バルコニーを広くとる
- スキップフロアを取り入れる
- 明るい色の内装にする
狭小住宅は、「狭い」「住みにくい」といったイメージが先行してしまいますが、実は魅力もたくさんあります。
他の人からどう見られるかではなく、自分たちに合った家を建てることに意識を向けて、家づくりをしてみましょう。
狭小住宅の特徴をしっかりと理解して、素敵なマイホームを手に入れてくださいね!
この記事が、家づくりでお悩みの方の参考になれば幸いです。