こんにちは!注文住宅業界歴6年、きのぴーです。
マイホームづくりをする中で1番大切なこと。
それは、住宅会社選びです。
住宅会社は大きく分けて3つに分類されます。
- ハウスメーカー
全国展開している住宅会社です。
全国各地の展示場に出展しています。
テレビCMなど、様々な媒体で広告宣伝を行っています。
- ビルダー
特定の地域でハウスメーカー規模の展開を行っている住宅会社です。
自分たちが進出しているエリアに絞って、展示場を出店しています。
複数の県で活動しており、工務店より規模が大きいです。
- 工務店
自分たちが会社を置く地元に絞って展開している住宅会社です。
展示場を持たないことも多く、その地域に住む人に向けて家づくりをしています。
上記の3つの中でも、ハウスメーカーと工務店ではできることが大きく違います。
今回はハウスメーカーにできて工務店にできないことをお伝えします。
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ハウスメーカーにできて工務店にできないこと一覧
大開口・大空間の間取り
ハウスメーカーの建物は、木造住宅でも大開口・大空間の間取りづくりが可能です。
なぜなら、ハウスメーカーはオリジナルの構造を開発しているからです。
木造住宅で大開口・大空間が実現できるハウスメーカーの一例
- 住友林業(ビックフレーム工法)
- 積水ハウス(シャーウッドハイブリッド構造)
- 三井ホーム(Gウォール・Gフレーム構造)
上記のようなハウスメーカーを採用すれば、柱や壁のない広いリビングや、大きな窓をつけることができます。
一方、工務店は一般的な木造軸組工法を扱っている会社がほとんどです。
一般的な木造軸組工法の場合、柱と柱のスパンは2間(3,640㎜)しか取れないので、大空間や大開口は難しいです。
同じ木造住宅でも、ハウスメーカーと工務店では設計できる間取りに差が出てきます。
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住宅会社オリジナルの設備の採用
ハウスメーカーを採用すると、そのハウスメーカーが独自で開発した設備を採用することができます。
例えば次のような設備があります。
- 水回りの住宅設備(キッチン・お風呂など)
- 外壁材
- 全館空調
ハウスメーカー独自で開発した設備は、他の住宅会社では採用することができません。
対して、工務店では住宅設備メーカーや空調メーカーが作った設備を仕入れて採用します。
もちろん専門的なメーカーなので性能が劣るということはありません。
しかし、どこの住宅会社でも取り入れることができますので、オリジナル性には欠けてしまいます。
ハウスメーカーが独自で開発した設備を気に入った方は、そのハウスメーカーにお願いした方がいいでしょう。
展示場見学
ハウスメーカーには必ず展示場がありますが、工務店は展示場がない場合がほとんどです。
展示場があると、次のようなメリットがあります。
- 住宅会社が強みとしているデザインが分かる
- 他のハウスメーカーと比較がしやすい
- 住宅会社が売り出している商品が分かる
- 住宅のトレンドが分かる
総合展示場には様々なハウスメーカーが出展しています。
展示場に行くと、お目当てのハウスメーカーだけでなく、他のハウスメーカーも見学することが可能です。
すると、住宅のトレンドや自分たちの新たな要望の発見につながる可能性が高いです。
対して工務店には展示場がないため、その工務店の考え方に偏った住宅になってしまったり、新たな発見は少ないです。
たくさんの情報を集めるためにも、ハウスメーカーの展示場に行くことをおすすめします。
見学可能な完成現場
工務店と比べて、ハウスメーカーは見学可能な完成現場が多いです。
ハウスメーカーの方が規模が大きく従業員や業者さんもたくさんいるため、1年の間で建てることができる棟数が多いです。
棟数が多いと常に見学可能な完成現場があります。
完成現場を見学すると、実際の設備を体感したり、間取りや建物のイメージをつかむことができます。実際の完成現場を見た方が住んでからのギャップも少ないので、必ず見学してほしいです。
しかし、工務店ではハウスメーカーと比べて1年間の建築棟数が少ないので、自分たちの家づくりのタイミングで完成現場が見られないこともあります。
完成現場をたくさん見たい方は、ハウスメーカーと打合せを進めてみてください。
鉄骨造、RC造の建物
鉄骨造やRC造の建物を希望している方は、ハウスメーカーをおすすめします。
なぜなら、工務店では木造しか取り扱っていない場合がほとんどだからです。
鉄骨造やRC造の家を建てるためには、大規模な工場を保有し、工場内で製造する必要があります。
工場を稼働させるには費用が掛かるので、工務店ではなかなか手が付けられないのです。
一部の設計事務所では、デザイン住宅を建てるためにRC造を取り扱っています。しかし、工務店で鉄骨造やRC造の建物を建築可能な会社はほとんどないでしょう。
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住んでいる場所から遠い場所で建てる
いま、住んでいる場所から遠い場所に建築をしようと思っている方は、ハウスメーカーと打合せした方が効率がいいでしょう。
ハウスメーカーは、全国各地に展示場があるので遠いエリアでも建築が可能です。
打合せは住んでいるところから近い展示場で行うことができるので、遠くまで移動する手間がありません。
対して工務店の場合は、地元のエリアに限定して家づくりを行っています。
そのため、現在住んでいるエリアの工務店では施工できない場合が多いです。
工務店で建築したいときは、わざわざ建築するエリアまで足を運び、打合せをしなければなりません。
時間と手間がかかってしまいますので、家づくりを負担に感じてしまう方も多いです。
ただし、ハウスメーカーでも地域での管轄がある会社もあります。
建築地が遠い方は、事前に施工が可能か確認してみてください。
保証が手厚い
ハウスメーカーは保証が手厚いです。
保証が手厚いと何か不具合が起きた時に、保証内で対応してもらうことができます。
反対に、保証期間が短いと高額な費用を請求することもあるので、住んでからまたお金がかかってしまいます。
また、ハウスメーカーではアフターサービスも専門の部署がありますので、困ったときの相談窓口が明確です。
工務店では、会社によって保障内容が大きく変わります。第三者機関の保証だけで、自社の保証はない工務店もあります。
また、従業員が少なく様々な部署を兼任していることが多いので、アフターサービスも迅速に対応できないことも考えられます。
住んでからの安心を重視したい方は、ハウスメーカーがおすすめです。
ただし、アフターサービスの対応力は、会社よりも営業マン個人の対応力の差が大きいです。
そのため、どちらの対応が必ずいいということはありませんので、注意してください。
ネームバリューの安心感
ハウスメーカーを選ぶと、ネームバリューの安心感が大きいです。
ハウスメーカーは、会社の規模も大きいので、工務店と比べると倒産の可能性も少ないです。
自分が建てた住宅会社が倒産してしまうと、アフターサービスの依頼先がなくなってしまいます。
住んでから困ってしまいますので、会社の将来性もしっかり判断した上で、住宅会社を選んでください。
また、誰でも知っている会社なので、周りからの評価を気にする方はハウスメーカーを選ぶといいでしょう。
短い期間で家が完成する
ハウスメーカーでは、短い工期で家を完成させることができます。
ハウスメーカーと工務店の工期には大きな違いがあります。
- ハウスメーカー:2~4か月
- 工務店:4ヵ月~1年
同じタイミングで着工しても、完成のタイミングは大きくズレることがほとんどです。
工期が長いと、アパートの家賃を多く払わなければいけなかったり、金利が上昇してしまうリスクも高まります。
また、子供の入学までに完成を計画していたのに間に合わなくなってしまうなどの、時期のトラブルに巻き込まれる可能性も考えることができます。
入居の時期をなるべく早くしたい方は、ハウスメーカーを選びましょう。
じゃあ工務店を選ぶメリットって何があるの?
これまで、ハウスメーカーのいいところをたくさんお伝えしました。
では、工務店を選ぶとどんなメリットがあるのでしょうか。
金額が安い
最大のメリットは金額の安さです。
工務店は、宣伝費や開発費、展示場の出展料などがハウスメーカーに比べてかからないので、建築費用を抑えることができています。
比較する会社によっては、ハウスメーカーと工務店で坪単価が半分くらいになってしまうこともあります。
金額が安いと外構や家具家電にお金をかけることができます。
また、住んでからの返済が楽になったり、家族旅行にたくさん行くことだって可能です。
アットホームな雰囲気がある
工務店はアットホームな雰囲気な会社が多いです。
ハウスメーカーは大きい企業のため、マニュアルが合ったり、社員が会社のカラーに合わせなければならないことが多いです。
しかし、工務店は家族メインで経営をしている会社も多く、社員の人柄がそのまま会社のカラーになっています。
ハウスメーカーほど退職率が高くないので、社員同士のコミュニケーションや信頼関係もしっかり構築できているケースも多いです。
雰囲気の話なので好みは人それぞれです。
ハウスメーカーと工務店を両方検討してみて、自分たちに合っている雰囲気の住宅会社はどちらなのか検討してみてください。
担当が転勤になる可能性がない
工務店は対応エリアが狭い分、社員の転勤がありません。
そのため、引き渡し後も信頼できる担当者がずっとアフターフォローしてくれます。
ハウスメーカーの場合、全国展開なので全国転勤の会社もあります。
引き渡し後に連絡をしたら、知らぬ間に遠くへ転勤しているケースも多いです。
また、営業、アフター、リフォームとしっかり分業しているハウスメーカーがほとんどなので様々な社員が対応します。
そのため、自分たちの家の状況などをしっかり理解できてない場合も多いようです。
工務店が劣っているワケではないですよ!
ハウスメーカーと工務店の違いをお伝えしました。
もちろん例外もありますので、ご注意くださいね!
どちらの住宅会社が魅力的に感じましたか?
キーワードでそれぞれの良さをまとめます。
- ハウスメーカー
安心感、商品開発、高品質、高短期、長期保証、建築棟数が多い、展示場見学が可能。
- 工務店
安い、地域密着、アットホーム。
一見ハウスメーカーの良さの方が多い気がしますが、工務店にも独自の良さは多くあります。
自分たちの考えや雰囲気に合った規模感の住宅会社を選び、楽しく打合せをして満足のいくマイホームづくりをしましょう。