土地探しにおいて、ネットに載っている土地情報をいくら調べてもなかなか満足できる土地に出会えず、行き詰まってしまうケースは多いかもしれません。
土地の購入は大きな金額が動くこともあり、探すのに慎重になるのは当然のことです。
ネット上で公開されている土地を見ていても満足できず、ほかにもっと良い土地があるのではないかという思いから、延々と土地探しから抜け出せなくなっていませんか？
そこで今回は、ネット上では見つけられない「未公開土地」の探し方について、詳しく解説していきます。
未公開土地についての理解を深めることで、満足できる理想の土地に出会えるかもしれません。
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未公開土地とは？
そもそも、未公開土地とはどのような土地のことをいうのでしょうか？
未公開土地とは、一般的な不動産検索サイトに掲載されていない土地のことです。
また、不動産事業者間で物件情報を共有するための「レインズ」と呼ばれるサイトに公開される前の土地も、未公開土地といいます。
未公開となっている理由は土地によってさまざまですが、売主が土地の売却を周りに知られたくない場合や、不動産会社ができるだけ自社で買主を見つけたい場合などがありがちなケースでしょう。
未公開土地だと何が良いの？
未公開土地はネット上で一般公開されていないため、見つけるのも難しくなりそうですが、実際どんなメリットがあるのでしょうか？
ここでは、未公開土地だと何が良いのか、3つのメリットを挙げて解説していきます。
土地探しに悩んでいる人は、未公開土地の良さを理解したうえで、未公開土地にも目を向けてみるとよいかもしれません。
未公開土地のメリット3つ
- ほかの人に取られる前に申込みができる
- 好条件が揃っている可能性が高い
- 意外な掘り出し物に出会えるかも
未公開土地のメリット①ほかの人に取られる前に申込みができる
未公開土地の特に大きなメリットといえるのが、ほかの人に取られる前に申込みができるということです。
一般的なネット上で公開されている土地の場合、誰でも土地の情報を見ることが可能であるため、人気の土地はすぐにほかの人に取られてしまいます。
しかし、未公開土地であれば、限られた人しかその情報を得ることができないため、ほかの人よりも先に申込みをして土地を押さえることが可能になります。
ほかの人に知られる前にいち早く土地を手に入れられるのは、未公開土地ならではの嬉しいポイントです。
未公開土地のメリット②好条件が揃っている可能性が高い
未公開土地のなかには、好条件が揃っているがゆえに、一般公開しなくてもすぐに買い手がつくだろうと判断されているものもあります。
例えば、駅からの距離が近い土地や、価格が特に手頃な土地などは、一般公開する前の未公開の段階で決まってしまうことも珍しくありません。
そのため、一般公開されればすぐに取り合いになることが予想されるような魅力的な土地は、未公開土地となっている場合が多いので、頭に入れておくとよいでしょう。
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未公開土地のメリット③意外な掘り出し物に出会えるかも
未公開土地は、いわば一般人には見えないところに隠されている土地ともいえるため、意外な掘り出し物に出会えるかもしれません。
例えば、ネット上でどれだけ検索してもピンとくる土地に出会えなかったものの、未公開物件に目を向けた途端に「これだ！」と思える土地に出会えたというケースは少なくありません。
もともとネットで検索する際に指定していた希望条件をすべてクリアしていなくても、意外と自分に合っていると思えるような土地に出会える可能性があるのも、未公開土地の魅力といえるでしょう。
未公開土地の具体的な探し方
未公開土地にはさまざまなメリットがあることが分かりましたが、ネットに載っていないとなると、どのように探せばよいのか疑問を抱く人も多いでしょう。
未公開土地に出会うためには、未公開土地を見つけるための探し方を知っておく必要があります。
ここでは、未公開土地の探し方を4つ紹介していきます。
ネットに載っている土地では満足できず、ダラダラと土地探しが長引いてしまっている人は特に、参考にしてみてください。
未公開土地の探し方
- 複数の不動産会社を訪問する
- 地元の老舗不動産会社に聞いてみる
- 土地の売却を得意としている不動産会社に問い合わせる
- 土地購入の意思をはっきりと不動産会社に伝えておく
未公開土地の探し方①複数の不動産会社を訪問する
未公開土地を見つけるためには、複数の不動産会社に足を運ぶことが非常に重要なポイントです。
ネットに載っている一般的な土地であれば、不動産業者間で情報が共有されているため、1つの不動産会社に行くだけでいろいろな土地の情報を得ることができます。
しかし、未公開土地は特定の不動産会社のみでしか扱われていないケースがほとんどなので、直接その不動産会社を訪問しなければ出会えません。
そのため、いろいろな不動産会社を訪れるほど、未公開土地に出会える可能性は高まるはずです。
未公開土地の探し方②地元の老舗不動産会社に聞いてみる
全国展開しているような大手不動産会社ではなく、地元に根付いている老舗の不動産会社に聞いてみるのも、未公開土地の探し方としておすすめです。
いわゆる老舗の不動産会社では、地元住民との付き合いが長く、そこでしか紹介できないような土地の情報をたくさん持っている可能性があります。
例えば、古くからお世話になっている地主との交流があり、地主から直接土地の売却を依頼されているケースも少なくありません。
また、老舗の不動産会社では、老舗ならではの営業スタイルをとっていることも多く、ネット上での紹介は最低限しか行っていない場合もあるので、直接訪問して土地の情報を聞いてみるとよいでしょう。
未公開土地の探し方③土地の売却を得意としている不動産会社に問い合わせる
未公開土地を探す際は、土地の売却を得意としている不動産会社を選んで問い合わせることが近道になります。
数ある不動産会社のなかには、土地の売却を得意としているところもあれば、賃貸事業をメインとしているところや、マンションや分譲住宅の販売を得意としているところなどもあり、得意分野はさまざまです。
そのため、土地の売却をメイン業務としていない不動産会社に問い合わせをしても、未公開土地にはなかなか出会えません。
未公開土地に出会うためには、それぞれの不動産会社の得意分野を確認したうえで、土地の売却が得意そうなところを狙って問い合わせをしたほうが、効率よく未公開土地に出会えるでしょう。
未公開土地の探し方④土地購入の意思をはっきりと不動産会社に伝えておく
未公開土地を紹介してもらうためには、訪れた不動産会社に対して、土地購入の意思をはっきりと伝えておくことが非常に重要です。
例えば、最初に不動産会社を訪れたときには未公開土地を紹介してもらえなかったとしても、土地を購入したいという強い意思を明確に伝えておくことで、その後未公開土地の情報が出た際に1番に連絡をもらえるかもしれません。
「ネットでたくさん調べたけれど理想の土地が見つからない、でも土地は絶対に購入したい」という思いをしっかりと伝えましょう。
また、不動産会社の担当者との関係性を築いておくことで、新たな未公開土地の情報をいち早く教えてもらいやすくなるので、うまく交渉していくことも大切です。
未公開土地を購入するうえでのリスク
未公開土地は、魅力的な面がある一方、購入するうえでのリスクがあることも理解しておかなければなりません。
特に注意したほうがいいのは、土地の価格が相場よりも高く設定されている可能性があるということです。
未公開土地は、ネット掲載前の売り出し始めであることが多いので、やや高めの挑戦的な価格設定をしていることがよくあります。
ほかにも、注意すべき点として、いわゆる訳あり物件であるがゆえに未公開土地となっている可能性があるということも、把握しておいたほうがよいでしょう。
例えば、過去にその土地に建っていた建物内で人が死亡している事実があったり、近くに反社会的勢力の事務所があったりするなど、一般公開できないマイナスな理由がある可能性があります。
未公開土地を購入しようとするときは、どういう理由で未公開となっているのか、不動産会社に必ず確認してから判断することが大切です。
まとめ：未公開土地は粘り強く待つのが吉
未公開土地は、ネットで一般公開されていない土地であるため、通常の土地に比べて希少価値の高い土地と捉えることができます。
そのため、ネット上でいくら探しても満足できる土地に出会えない人は、未公開土地を求めて不動産会社を巡ってみるのもよいかもしれません。
ただし、やみくもに不動産会社を巡っても未公開土地に出会えるわけではないので、今回紹介した探し方を参考にして、効率よく未公開土地を探してみましょう。
また、未公開土地の購入にはリスクがあることも忘れずに、慎重に判断するようにしてくださいね。
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