マイホームを建てるための土地を探しているなかで、旗竿地の手前の土地を目にするケースは多いのではないでしょうか?
一般的な土地と比べると、旗竿地の手前の土地は周囲の環境がやや特殊になるため、なにかデメリットがあるのではないかと考える人は少なくないでしょう。
そこで今回は、旗竿地の手前の家に住むメリットとデメリットについて、詳しく解説していきます。
旗竿地の手前の土地を選ぶかどうかで迷っている人は、ぜひ最後まで読んでみてください。
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旗竿地の手前の家とはどういう状況か
そもそも、旗竿地の手前の家とはどのような状況なのでしょうか?
まずは下記の図を参考に分かりやすく解説しておきましょう。
旗竿地の手前の家
旗竿地の手前の土地は、図のように旗竿地と道路の間部分に位置するような状態となります。
前面道路と接する部分は広いので、出入りに不便が生じることはありませんが、家のすぐ隣を旗竿地の家の住人が通路として使うという状況になるので、予めイメージしておいたほうがよいでしょう。
旗竿地の手前の家|デメリット一覧
旗竿地の手前の家を検討している人が特に気になるのは、どのようなデメリットがあるのかということです。
ここでは、旗竿地の手前の家に住むデメリットを3つ、紹介しておきましょう。
デメリットを把握することで、旗竿地の手前の土地を選ぶかどうか判断するための参考にしてみてくださいね。
旗竿地の手前の家のデメリット
- 隣の住宅との距離が近くなる
- 隣地の車の停め方でトラブルが起きやすい
- 隣地の通路部分からの視線が気になる場合も
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旗竿地の手前デメリット①隣の住宅との距離が近くなる
旗竿地の手前の土地に家を建てる場合、隣の旗竿地に建てられる家との距離が近くなるのが一般的です。
隣の住宅との距離が近くなると、お互いの生活音が響きやすくなったり、目線が気になって窓やカーテンを気軽に開けられなくなったりする場合が考えられます。
隣の家のことを気にしながら生活しなければならないことで、落ち着いた気持ちで暮らすことができなくなってしまえば、大きなデメリットと感じてしまいますよね。
できるだけ快適に暮らせる家にするためには、隣の住宅との位置関係を考慮しながら、ベランダや窓の位置などを決めていくとよいでしょう。
旗竿地の手前デメリット②隣地の車の停め方でトラブルが起きやすい
旗竿地の手前の家に住むと、隣地となるの旗竿地への車の停め方でトラブルが起きやすくなります。
例えば、隣地の前面道路に接する部分が狭く、車1台分を停めるための幅がギリギリとなる場合、車が出入りする際に自分の土地に侵入されてしまうケースは少なくありません。
そのため、自分の土地にタイヤ痕が付けられてしまったり、土地の境目に設けた塀にぶつけられてしまったりするトラブルが起きやすくなることが予想されます。
また、隣の旗竿地の駐車スペースが狭く、自分の家に極端に近づけて車を停められたら、駐車時のエンジン音や排気ガスの影響を大きく受けることになるかもしれません。
旗竿地の手前の家では、自分の車の出入りはしやすいものの、隣地の車の停め方が原因となりトラブルが起きやすいという点を、予め理解しておきましょう。
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旗竿地の手前デメリット③隣地の通路部分からの視線が気になる場合も
旗竿地の手前の家では、隣地の通路部分からの視線が気になってしまうといったケースもあるため、注意が必要です。
旗竿地の手前の家に住んだ場合、自分の家のすぐ横が隣地の通路部分となるため、家からかなり近い部分を頻繁に隣人が通ることが考えられます。
そのため、隣の旗竿地に人が出入りする度に視線が気になってしまい、ストレスを感じてしまうことになるかもしれません。
隣地の通路部分からの視線が気になるという人は、メインとして使うリビングを2階部分に設けるなど、建築プランを工夫してみるとよいでしょう。
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旗竿地の手前の家|メリット一覧
旗竿地の手前の家は、デメリットがある一方で、メリットもいくつかあります。
そのため、デメリットだけを把握して旗竿地の手前の土地を候補から除外するのではなく、メリットとなる点もきちんと把握したうえで判断したほうがよいでしょう。
ここでは、旗竿地の手前の家のメリットを3つ紹介していきます。
旗竿地の手前の家のメリット
- 日当たりや風通しを確保しやすい
- 将来的に売却しやすい
- 自然なご近所付き合いができる
旗竿地の手前メリット①日当たりや風通しを確保しやすい
旗竿地の手前の家は、日当たりや風通しを確保しやすいというメリットがあります。
旗竿地の通路部分がすぐ隣にくるので、角地に家を建てる感覚に似ていると考えればイメージしやすいかもしれません。
特に、通路部分の幅が広めの旗竿地であれば、より日当たりや風通しのよさが期待できるでしょう。
日当たりや風通しがよくなると、家での暮らしがより快適に感じられる可能性が高まるので、大きなメリットといえるでしょう。
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旗竿地の手前メリット②将来的に売却しやすい
旗竿地の手前の家は、将来的に売却しやすいというメリットもあります。
前述したように、旗竿地の手前の家は日当たりや風通しがよい場合が多く、前面道路への出入りもしやすいため、売却する際の需要は高いといえます。
需要が高ければ、売却時の価格を高めに設定してもスムーズに買い手がつくことが予想できるでしょう。
将来的に売却することも視野に入れている人は、やや売れにくい旗竿地よりも、旗竿地の手前の土地を選んでおくほうがメリットが大きいかもしれません。
旗竿地の手前メリット③自然なご近所付き合いができる
旗竿地の手前の家に住むと、自然と隣の旗竿地の住人との関係性が築かれて、程よいご近所付き合いが生まれるケースはよくあります。
旗竿地とその手前の土地では、通路部分の使い方に関してお互いに配慮し合い、ときには何かしらの取り決めをする場合もあるでしょう。
そのため、お互いに配慮し合える気持ちを持っていれば、自然とよいご近所付き合いができるようになり、毎日の暮らしがより快適で心地よいものになるかもしれません。
旗竿地の手前の家では、隣地とのトラブルを懸念する人も少なくありませんが、付き合い方次第でむしろ生活がより豊かになる場合があることも理解しておくとよいでしょう。
旗竿地の手前の家(土地)が合うのはこんな人
旗竿地の手前の家には、メリットとデメリットの両方あることが分かりましたが、実際どのような人に向いているといえるのでしょうか?
ここでは、旗竿地の手前の家が合うのはどんなタイプの人といえるか、3つの特徴を挙げて解説していきます。
旗竿地の手前の土地を選ぶかどうかで迷っている人は、下記の3つに自分があてはまるかどうかを確認してみましょう。
旗竿地の手前の家が合うのはこんな人
- 周りからの視線があまり気にならない人
- ご近所付き合いに煩わしさを感じない人
- 角地に憧れている人
周りからの視線があまり気にならない人
旗竿地の手前の家は、周りからの視線があまり気にならないタイプの人にはおすすめです。
例えば、共働きなどで日中家で過ごす時間が短い場合や、そもそも生活空間を外から見られることにあまり抵抗を感じない性格の人などは、隣地の通路部分からの視線によるストレスは感じにくいといえるでしょう。
反対に、専業主婦などで日中家で過ごす時間が長い場合や、プライバシーを特に重視した空間でなければ落ち着いて過ごせないという人などは、旗竿地の手前の家に住むと後悔する可能性も高いので、注意が必要です。
ご近所付き合いに煩わしさを感じない人
旗竿地の手前の家では、隣の旗竿地の住人と最低限のやり取りが必要となるケースが多いため、ご近所付き合いを煩わしいと感じない人のほうが向いているといえるでしょう。
例えば、馴染みのないエリアに引っ越してきて地域の交友関係を広げていきたいと考えている人や、もともと人とのコミュニケーションを積極的に求めるタイプの人などにはおすすめです。
逆に、できるだけご近所付き合いはしたくないというマイナスイメージを強く持っている人は、旗竿地の手前の土地はやめておいたほうがいいかもしれませんね。
角地に憧れている人
土地の2面が道路に接している角地に憧れている人は、旗竿地の手前の土地も検討してみるとよいでしょう。
旗竿地の手前の土地は、実際には角地ではないものの、前面道路と隣地の通路部分の2面に接する状況になるため、角地と似たような開放感を得ることが可能です。
また、実際の角地では土地の価格も高くなってしまうため、旗竿地の手前の土地を選べばやや費用を抑えて角地に似た特徴の土地が手に入ります。
まとめ:デメリットを理解したうえで購入するならOKです
旗竿地の手前の家を検討する際は、メリットとデメリットの両方をきちんと把握したうえで判断することが大切です。
人によって合う合わないがあるので、周りの噂などに左右されるのではなく、自分にとって適しているかどうかをよく考えて決めるようにしましょう。
迷ったときはぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。