注文住宅を建てるにあたって、ハウスメーカーと工務店ではどちらのほうが費用が安いのか、気になっている人は多いのではないでしょうか?
家を建てるためには高額な費用が必要になるので、できるだけ安いところを選びたいですよね。
しかし、注文住宅を初めて建てる人にとって、そもそもハウスメーカーと工務店にはどのような違いがあるのかもあまり分からないというケースも多いでしょう。
そこで今回は、ハウスメーカーと工務店ではどちらのほうが安く家を建てられるのか、徹底解説していきます。
価格帯の比較はもちろん、それ以外の違いについても解説していくので、注文住宅を建てる際の参考にしてみてください。
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ハウスメーカーと工務店はどっちが安い?
ハウスメーカーと工務店では、どちらのほうが費用が安いのでしょうか?
結論から述べると、工務店のほうが安く家を建てられるのが一般的です。
ただし、これはあくまで一般的な捉えかたであり、例外もあります。
例えば、ハウスメーカーのなかでも「ローコスト系」といわれている会社では、工務店とほとんど変わらないかほんの少しだけ高い価格となっているケースは少なくありません。
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費用をできる限り抑えて家を建てたいという人は、大手ハウスメーカーよりも、工務店やローコスト系ハウスメーカーを選ぶことを検討してみるとよいでしょう。
なぜ工務店は安く、ハウスメーカーは高いのか?
一般的に、ハウスメーカーに比べて工務店のほうが費用を安く抑えられますが、なぜこのような差があるのでしょうか?
安く家を建てられるのは嬉しいものの、安い理由が分からなければ不安な気持ちが残ってしまうという人も多いかもしれません。
ハウスメーカーよりも工務店が安いのには、4つの理由があります。
ここでは、なぜ工務店は費用が安くハウスメーカーは高いのかについて、4つの理由を明らかにしていきましょう。
工務店がハウスメーカーよりも安い理由
- モデルハウスがない
- 広告に多額の費用をかけていない
- 少人数のため人件費が抑えられる
- 自社施工なら依頼費用がかからない
工務店が安い理由①モデルハウスがない
工務店がハウスメーカーよりも費用を抑えられる理由の1つが、モデルハウスがないということです。
ハウスメーカーでは、住宅展示場に見応えのある立派なモデルハウスを構えている場合がほとんどです。
しかし、工務店は特定のエリアに限定し地域密着型で営業していることが多く、大きな展示場にモデルハウスを構えているケースはほとんどありません。
そのため、豪華なモデルハウスの建築費用や維持費用がかからず、その分費用を抑えて注文住宅を建てることが可能となっています。
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工務店が安い理由②広告に多額の費用をかけていない
工務店は、広告に多額の費用をかけていないことが多いので、広告に力を入れているハウスメーカーよりも注文住宅の価格を下げることが可能になっています。
例えば、知名度の高い大手ハウスメーカーでは、テレビCMや大型看板などの広告を利用していることが多く、たくさんの人たちに向けた宣伝のために多額の費用をかけています。
それに対して工務店の場合は、地域での人づき合いによる紹介や、利用者の口コミなどで集客しているケースが多く、ハウスメーカーのような派手な広告を行っている会社は少ないでしょう。
広告に多額の費用をかけていない分、同じクオリティの家でもハウスメーカーより安く建てられるということです。
工務店が安い理由③少人数のため人件費が抑えられる
工務店は大手ハウスメーカーに比べ、従業員の数が圧倒的に少なく人件費が抑えられるという点も、価格が安い理由の1つといえます。
ハウスメーカーの場合、勤めている従業員の数が多いため、人数分の人件費を稼ぐためにはどうしても家の価格を高くせざるを得ません。
しかし、工務店は少人数で営業しているケースがほとんどなので、人件費を大幅に抑えることが可能です。
そのため、家の価格を安くしても必要な人件費を確保することは十分でき、安い費用でサービスを提供することに繋がっています。
工務店が安い理由④自社施工なら依頼費用がかからない
工務店のなかには、住宅の施工を下請け業者に依頼せずすべて自社施工としているケースも多く、依頼費用がかからず価格が安くなるという理由もあります。
ハウスメーカーの場合、ほとんどが施工を専門とする下請け業者に建築を依頼するのが一般的であるため、どうしても依頼費用分の価格が高くなってしまいます。
ただし、必ずしも工務店は自社施工でハウスメーカーは下請け業者へ依頼していると言い切れるわけではありません。
自社施工をモットーにしているハウスメーカーや、提携している下請け業者がある工務店もあるということも理解しておきましょう。
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価格帯の他にハウスメーカーと工務店にはどんな違いがある?
ハウスメーカーと工務店で異なるポイントは、価格帯だけではありません。
では、価格の差のほかにはどのような違いがあるのでしょうか?
ここでは、価格帯以外で異なる点を3つ、紹介していきます。
どちらを選ぶのかで迷っている人は、以下の3つのポイントも押さえたうえで検討してみるとよいでしょう。
ハウスメーカーと工務店の価格帯以外の違い
- 家づくりの自由度
- アフターサービスの内容
- 対応可能なエリアの規模
ハウスメーカーと工務店の違い①家づくりの自由度
ハウスメーカーと工務店では、家づくりの自由度が大きく異なります。
一般的なハウスメーカーでは、家づくりに関する規定が細かく定められているため、規定の範囲内で家の形状や間取りなどを決めなければなりません。
それに対して工務店の場合は、ハウスメーカーのような細かい規定は設けていないケースが多く、家づくりに関するこだわりや要望に柔軟に対応できるという特徴があります。
マイホームに対するこだわりが強く、個性的な外観や間取りを希望している人は、ハウスメーカーよりも工務店を選んだほうが満足度の高い家を実現できるかもしれません。
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ハウスメーカーと工務店の違い②アフターサービスの内容
家の建築が完了し、実際に入居を開始したあとにおけるアフターサービスの内容も、ハウスメーカーと工務店では大きく異なるケースが多いです。
多くのハウスメーカーでは、住宅の完成後も定期的なメンテナンスや保証など、充実したアフターサービスの制度が設けられています。
一方で工務店の場合は、アフターサービスの内容があまり細かく定められていなかったり、保証期間もハウスメーカーに比べると短くなっていたりすることが多いでしょう。
完成した家に実際に住み始めたあとのことを考え、できるだけ安心して居住することを重視したい場合は、アフターサービスの制度が整っているハウスメーカーがおすすめです。
ハウスメーカーと工務店の違い③対応可能なエリアの規模
ハウスメーカーと工務店で大きく異なるポイントとして、対応可能なエリアの違いも押さえておきましょう。
ハウスメーカーは、比較的会社の規模が大きい場合が多く、全国展開しているケースも珍しくありません。
しかし、工務店は地元エリアに絞った地域密着型の営業スタイルをとっているケースが多く、対応可能なエリアも限定されてしまうのが一般的です。
そのため、家を建てるエリアが定まっていない状態で、エリアを幅広く検討しながら決めていきたいという人は、ハウスメーカーのほうが適しているでしょう。反対に、希望のエリアが既に定まっていて、その地域に関する詳しい知識を持っている会社にお願いしたいという人は、地元密着型の工務店がおすすめです。
具体的な金額差は見積もりを取ってみないことには分からない
ハウスメーカーと工務店のどちらを選ぶか迷っている人のなかには、工務店のほうが安いとはいえ具体的にいくらくらいの差があるのかを知りたいと感じている人も多いでしょう。
実際のところ、価格の差がどのくらいになるのかを知るには、それぞれで見積もりを取らなければ把握することができません。
具体的な金額の差を確認したうえで決めたいなら、事前に相見積もりを取ることをおすすめします。
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複数の会社で相見積もりを取ることで、具体的な価格の差を把握できるだけでなく、値引き交渉にも応じてもらいやすくなります。
相見積もりを取らずに選んでしまうと、あとからさらに安く建てられる会社を見つけて後悔することにもなりかねません。
相見積もりを取る際は、3件程度に会社を絞り、合計価格や費用の内訳を比較しながら検討することがポイントです。後悔しないためにも、上手な相見積もりの取りかたを意識してみてくださいね。
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まとめ:安さだけにこだわると満足度は下がるかも
ハウスメーカーと工務店では、工務店のほうが安く家を建てられるのが一般的だと捉えておきましょう。
また、どちらかを選ぶときは、価格の差だけではなく、そのほかの違いについても目を向けながら検討することが大切です。
人によって重視するポイントはさまざまなので、自分にとって最適な選択ができるよう、心がけてみてくださいね。