さまざまなハウスメーカーから相見積もりを取って、金額を比較することはとても大切です。
しかし、たくさんのハウスメーカーから闇雲に相見積もりをとることはおすすめしません。なぜなら、上手く比較ができなかったり、スムーズに家づくりが進まなくなる可能性があるからです。
そこで、今回は見積りを取るべきハウスメーカーの数や、相見積もりを取る際のポイントを解説します。
- 複数のハウスメーカーで迷っている‥
- 見積もりをどのように依頼したらいいかわからない
このような不安を持っている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
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注文住宅の見積もりは何社くらい取ればいい?
注文住宅の見積もりは、ずばり2~3社から取ることをおすすめします。
なぜなら、1社では比較対象がないため見積もりの正確性を判断しにくいですし、4社以上だと比較対象が多すぎて混乱する可能性が高いからです。2~3社なら、全ハウスメーカーの見積もりをしっかりとチェックすることができますし、比較もしやすいですよね。
心から信頼できるというハウスメーカーが見つかれば1社で進めても、もちろん構いません。
また、家づくりにかける時間をたっぷり取れるなら、たくさんの会社から見積もりを取って細かく比較しても良いでしょう。
見積もりを1社しかとらないとどうなる?
見積もりを1社しか取らなかった場合、次のようなことが考えられます。
- 適正価格で提示されているかがわからない
- 必要な項目が抜け落ちていることも‥
注文住宅の見積もりは、家づくりをスタートして初めて耳にする項目がたくさんあります。そのため、提示された見積もりの金額が適正価格なのかを見極めることは難易度が高いです。
▼相見積もりを取らないことで発生するリスク・デメリット
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【注文住宅】相見積もりを取らないことで発生するリスクとは
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実際にこのような経験をした方もいます。
見積もりに関する経験談
- 外構工事が概算となっているので、いくらの予算取りをすべきかわからない
- 地盤が強いエリアだからと、地盤改良工事の金額が0円になっていて不安‥
- A社は造成工事が50万円なのにB社だと100万円になっている
複数のハウスメーカーから見積もりを取っていれば、このような事例を防げる可能性は高まります。
また、他社の見積もりを見比べたときに、明らかに高い金額ということがわかれば、値引き交渉にも使えます。「他のハウスメーカーでは○○万円だった」とオープンに伝えることで、金額を下げてもらえる可能性も。
反対に、工事の詳しい内容を聞くことで、他のハウスメーカーが安く見積もりすぎていることが判明するかもしれません。
より適正価格で無駄のない家づくりをするために、2~3社から見積もりを取ることをおすすめします。
▼相見積もりを取ることで値引き交渉を有利に進められるかも
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見積もりを多くとりすぎるとどうなる?
反対に見積もりを多くとりすぎた場合も考えてみましょう。
たくさんのハウスメーカーから見積もりをとってしまうと比較が大変です。
見積もりはたくさんの項目があるため、1つ1つを見比べるには時間がかかります。注文住宅は金額だけではなく、構造・仕様・間取りなどさまざまな面も比べなければなりませんからね。
結果的に、見積もりをじっくりと比較する余裕ができず、どのハウスメーカーが良いかわからなくなるという方も多いです。
また、多くのハウスメーカーから見積もりをもらうということは、たくさんの展示場に行って打合せをしなければなりません。1回の打合せに2~3時間程度かかることが多いため、4社以上と打合せとなると2日間の休みが丸々潰れてしまうことも‥。
このような理由により、多くのハウスメーカーから見積もりを取って比較をすることはおすすめしません。
気になるハウスメーカーを2~3社に絞り、納得できるまでとことん打合せをしたほうが有意義な家づくりが進められるでしょう。
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家を建てた先輩たちは見積もりを何社から取っていたか?
実際に注文住宅を建てた先輩たちは、何社のハウスメーカーから見積もりを取っていたのでしょうか。
以前、私のInstagramでアンケートを実施した結果をお伝えします。
見積もりを取った会社の数(723名の回答)
- 1社のみ:31%
- 2社:30%
- 3社:25%
- 4社以上:14%
1~2社から見積もりを取った方が多いという結果になりました。
皆さん、気に入ったハウスメーカーを絞り込み、じっくりと打合せしていることがわかります。
1社と答えている人の中にも、複数社の展示場や見学会に参加したという方がほとんどでしょう。
さまざまなハウスメーカーから話を聞き、自分達に合ったハウスメーカーだけから見積もりを取るというのが理想的な流れです。
失敗しない相見積もりの取り方5つのポイント
相見積もりの取り方のポイントを5つ紹介します。
- 同じ条件で依頼をする
- 期日を必ず伝える
- 見積もりをもらうときは細かな説明を受ける
- 金額だけで比較しない
- 見積もりをもらってすぐは値引き交渉しない
それぞれ詳しく確認してみましょう。
ポイント① できるだけ同じ条件で依頼をする
条件が違いすぎると上手く比較ができないケースが多いです。
複数のハウスメーカーの見積もりを比べたいときは、できるだけ同じ条件で依頼するようにしましょう。例えば、同じくらいの坪数なら建物価格の比較がしやすいですよね。
建物価格が安くてもオプション費用が高くて、意外と価格差がないということも‥。注文住宅はハウスメーカーによって仕様が異なるため、すべての項目を同じにすることはできません。
しかし、かけ離れた条件で依頼をすると比較ができなくなるため、できるだけ似た条件で依頼してくださいね。
ポイント② 期日を必ず伝える
見積もり提出が遅いハウスメーカーがあると、比較ができなくて家づくりがどんどん先延ばしになってしまうことがあります。
意外と見落としがちなのが、期日を伝えることです。複数のハウスメーカーに相見積もりを依頼した場合、すべての見積もりが出そろってから比較検討したいですよね。
しかし、ハウスメーカーによって見積もりを作るのに必要な期間はさまざま。
無駄な時間を過ごさないためにも、見積もり作成に必要な期間を聞いて、期限を設けることをおすすめします。
ポイント③ 見積もりをもらうときは細かな説明を受ける
説明を受けずに見積もりだけ受け取ってしまうと、後から見返したときに疑問点がたくさん出てくるかも‥。必ず対面で説明を受け、わからない点はその場で解決しておきましょう。
見積もりをもらうときはしっかりと打合せの時間を確保して、営業マンからの説明を受けることが大切なポイントです。家づくりは初めて聞くワードもたくさんあるため、見積もりを見ただけでは意味が分からないことも。項目の内容が理解できないと、本当に必要な工事内容かわからないですよね。
また、A社では入っていた項目がB社では入っていないときなども、理由を事前に聞いておけば比較しやすくなります。
「他社では○○という項目があったのですが不要ですか?」と聞けば教えてくれるはずです。
しっかりと比較をするために、まずは見積もりの内容を理解することがとても大切なのです。
ポイント④ 金額だけで比較しない
見積もりの金額だけでなく、そのハウスメーカーの強みを理解して比較することが大切です。
見積もりばかり見ていると、金額差でハウスメーカーに優劣を付けたくなりますよね。
すると、自ずと「安いハウスメーカーが良いんだ!」という考えになりがちです。
なぜなら、金額ばかりに目を奪われてしまうと、自分達が理想とする家づくりができなくなる可能性があるからです。ハウスメーカーにはそれぞれの強みがあり、その魅力に惹かれて検討をしたはずですよね。
しかし、金額に囚われすぎると、魅力に感じていた強みすらも削って費用削減しようという考えに陥ってしまうことがあります。
長くて高額なローンを組むため、金額を細かく検討するのはもちろん大切です。しかし、自分がなぜ家を建てたいのか、理想の家を実現してくれるのはどのハウスメーカーなのかを考えることはもっと大切です。
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ポイント⑤ 見積もりをもらってすぐは値引き交渉しない
見積もりを元に値引きをしたいなら、他社とじっくり比較してから交渉することをおすすめします。
見積もりをもらって他社よりも高かった場合、少しでも安くしようと値引き交渉したくなりますよね。
しかし、すぐに値引き交渉をするのはおすすめしません。
なぜなら、しっかりと比較できていないため、営業マンのトークによって反論されてしまう可能性があるからです。
見積もりをもらったら、まずは営業マンの説明をしっかり聞いて、不明点を解消してから1度持ち帰りましょう。そして、家で他社の見積書と見比べながら、値引き交渉できそうな項目を細かくチェックすることをおすすめします。
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見積もりに関するよくあるQ&A
見積もりに関するよくある質問について解説します。
見積もりに関する良くあるQ&A
- 見積もりを作るのにお金はかかる?
- 見積もりを作ってもらうのにかかる期間はどのくらい?
- 値引き交渉のときに他社の見積もりを見せても良い?
これらの疑問を解消していきましょう。
質問① 見積もりを作るのにお金はかかる?
ハウスメーカーによって無料・有料は異なります。
契約までお金はかからないという会社もあれば、プランや見積もり作成時に1~10万円などの申込金をお願いされるケースも。
▼ちなみに我が家が契約した住友林業は申込金5万円でした
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住友林業で気をつけること5選|契約前に読んでほしい
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質問② 見積もりを作ってもらうのにかかる期間はどのくらい?
一般的には、1~2週間あれば作成してくれるハウスメーカーが多いです。
ただし、細かな見積もりは建物の詳細が決まってからでないと、出せないというハウスメーカーもあります。プランや仕様などの大枠が決まってから見積もりを依頼するようにしましょう。
質問③ 値引き交渉のときに他社の見積もりを見せても良い?
見積もりを他のハウスメーカーに絶対に見せてはいけないというルールはありません。
ただし、見せることによってハウスメーカーに他社の情報が筒抜けになってしまいます。
他のハウスメーカーと迷っていると伝えるだけでも、値引きの交渉はできますので、特別見せる必要はないと思います。
まとめ:気に入った2~3社を深く検討するのが成功の秘訣
ハウスメーカーを決める上で、とても大切なのが見積もりの比較です。
相見積もりを取る際は、じっくりと比較・検討しやすい2~3社をおすすめします。
なるべく条件を合わせ、期限を設けて見積もり依頼をすることが成功のポイントです。見積もりを受け取ったら営業マンから細かな説明を受け、自宅でじっくり比較してみましょう。
見積もりの金額だけでなく、構造・仕様・間取り・デザインなどを総合的に判断して、理想のマイホームを建ててくれるハウスメーカーを選んでくださいね。