- ウッドデッキとタイルデッキはどっちがおすすめ?
- それぞれのデメリットも知りたい!

ウッドデッキやタイルデッキは、室内と屋外をつなぐ役割を果たします。
室内とつなげてリビング空間を広く感じさせたり、屋外で遊ぶときに腰かけたりして使うことができます。
小さなお子様やペットがいるご家庭で採用されることの多い設備です。

似たような使い方ができる両者ですが、果たしてどちらが優秀なのでしょうか。
今回はウッドデッキとタイルデッキを徹底比較します。
ウッドデッキVSタイルデッキ|どっちが優秀?
様々な項目でウッドデッキとタイルデッキを比較していきましょう。
今回、ウッドデッキは最近採用率が高い樹脂製のタイプを比較対象としています。

比較項目10ポイント
- 初期費用
- デザインのバリエーション
- お手入れのしやすさ
- 室内との一体感
- 屋外との一体感
- 耐久性
- 耐熱性
- 安全性
- 工事期間
- 形状の自由さ
比較①初期費用
初期費用はウッドデッキの方が安く仕上がります。
㎡あたりの単価をチェックしてみましょう。
- ウッドデッキ:2~5万円
- タイルデッキ:4~8万円
ウッドデッキは既製品を設置するのに対し、タイルデッキはコンクリートを流してタイルを貼るという手間がかかります。
そのため、施工費もタイルデッキの方がかかり、ハウスメーカーによって価格のバラつきが起こりやすいです。
比較②デザインのバリエーション
タイルデッキの方がデザインのバリエーションが多いです。
先ほどもお伝えした通り、ウッドデッキは既製品なのでメーカーが販売しているカラーの中から選ばなければなりません。

対して、タイルデッキは様々な大きさやカラーのタイルの中から選ぶことが可能です。
また、職人さんの手でタイルを貼り付けていくので、様々なカラーを使ったりランダムに貼るなどのオリジナル性を出せます。
個性的なデッキにしたいならタイルデッキを選びましょう。
比較③お手入れのしやすさ
タイルデッキは非常にお手入れのしやすい素材です。
全体を水で濡らした後にタイルブラシなどでゴシゴシと洗い、再度水を流すだけでお手入れが完了します。
対して、ウッドデッキはお手入れに少し手間がかかります。
基本的なお手入れはタイルデッキと同じで、水で流しながらブラシでこすって完了です。

しかし、ウッドデッキは汚れが付きやすいという特徴があります。
そのため、タイルデッキよりも頻繁な掃除が必要です。
雨などが降ってウッドデッキが濡れると、ヌメリやカビが発生することもあります。
その場合は洗剤などを使いながらきれいに掃除をしましょう。
また、タイルデッキは地面と一体化していますが、ウッドデッキは地面との間に空間があります。
そこから雑草が生えたり、落ち葉が溜まったり、クモの巣ができる可能性も高いです。
その点でも、タイルデッキよりもウッドデッキの方が手入れに手間がかかるでしょう。
比較④室内との一体感
室内とのつながりを考えると、ウッドデッキを採用した方が一体感が出やすいです。
理由は床に木目のフローリングを採用する家庭が多いので、ウッドデッキの方が室内と近い見た目になるからです。
また、ウッドデッキは室内の床面とフラットの高さで施工ができます。

タイルデッキを採用した場合も違和感があるわけではないです。
ただ、タイルデッキ用のタイルは屋外で使われることが多いため、室内との一体感は出にくくなります。
比較⑤屋外との一体感
先ほどとは逆で、屋外との一体感はタイルデッキの方が出やすいです。
タイルデッキのタイルは玄関タイルと揃えることが多いので、玄関や建物が大きく見える効果もあります。

ウッドデッキは外壁や外構に木目を使っている場合は一体感が出ますが、使っていない場合は外観のアクセントになるでしょう。
比較⑥耐久性
タイルは経年劣化がほぼ無く、耐久性は半永久的です。
かなり硬くて重い物を落としたり、鋭利なもので叩きつけたりしなければ割れることはないでしょう。
また、万が一割れてしまっても割れた部分だけ取り替えれば、そのまま使い続けることができます。

ただし、樹脂製なので日差しや雨などによって経年劣化します。
15~20年の交換を目安に考えておくといいでしょう。
比較⑦耐熱性
タイルは耐熱性にも優れた材質です。
そのため、タイルデッキの上でバーベキューなどを行っても安心でしょう。

ウッドデッキは熱い物が落ちると傷んでしまう可能性があります。
樹脂製の人工ウッドデッキを採用しても、デッキの上でバーベキューをすることはあまりおすすめしません。
タイルデッキの方が耐熱性が高いとお伝えしましたが、夏場はどちらも高温になります。
裸足で歩くと危険なので注意しましょう。

比較⑧安全性
ウッドデッキの方が安全性が高い理由は次の3つです。
- タイルデッキよりも滑りにくいから
- 室内との段差がないから
- フェンスや手すりなどが作れるから
タイルデッキは濡れていると非常に滑りやすく、ウッドデッキよりも硬いので転倒したときの危険性も高いです。
また、室内とフラットにできるので、小さなお子様やお年寄りでも使いやすいでしょう。
タイルデッキの場合は基礎と近い高さに仕上がりますので、室内との間に少し段差ができてしまいます。
ウッドデッキはフェンスや手すりの施工も可能です。
そのため、お子様やペットの飛び降りを防ぐことができるなどのメリットがあります。
比較⑨工事期間
ウッドデッキは既製品の設置だけなので、ほとんどの場合は1~2日で工事が終わります。
対して、タイルデッキは4~5日くらいかかります。

タイルデッキはコンクリートを流したり、養生させなければならないので天候に左右されやすく、施工期間が1週間近くかかることもあります。
建物着工前からタイルデッキの採用が決まっている場合は、基礎のコンクリートと一緒に打設することをおすすめします。
比較⑩形状の自由さ
ウッドデッキの方がカーブや斜めなどの形にも対応ができます。
各メーカーが出しているウッドデッキには様々な形状があるため、希望に合う物が見つかるでしょう。

変形地に採用する場合や形状にこだわりたいなら、ウッドデッキを採用するといいでしょう。
採用率が高いのはどっち?
採用率はウッドデッキ70%、タイルデッキ30%くらいだと思います。

ウッドデッキの方が手軽に採用できるので人気が高いです。
また、タイルデッキは明るい色を選ぶと、室内への日差しの照り返しが気になるという方もいます。
外構工事ではタイルデッキよりもウッドデッキを提案されることが多いことも理由の1つでしょう。
どちらにも良し悪しはあるので、気に入った方を採用してください。
【ウッドデッキVSタイルデッキ】まとめ
ウッドデッキとタイルデッキの比較結果をまとめます。
ウッドデッキ | タイルデッキ | |
初期費用 | 〇 | |
カラーバリエーション | 〇 | |
お手入れのしやすさ | 〇 | |
室内との一体感 | 〇 | |
屋外との一体感 | 〇 | |
耐久性 | 〇 | |
耐熱性 | 〇 | |
安全性 | 〇 | |
工事期間 | 〇 | |
形状の自由さ | 〇 |
今回は5勝5敗で引き分けでした。
使い方や建物のデザインに合ったデッキを選んで、暮らしの質が上がるような家づくりをしましょう。
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