間取りのアイデア

バルコニー(ベランダ)は本当に必要?採用しない人が急増中

 

こんにちは!

注文住宅業界歴6年、きのぴーです。

 

2階建の注文住宅を建てるなら、バルコニー(ベランダ)はつけるのが当たり前と思っていませんか?

 

えっ?当たり前でしょ?

 

実は最近、バルコニーを採用しない人が急増中!

この記事ではバルコニーのメリット・デメリットや、バルコニーをつくらない場合の洗濯物干しはどうするのがおすすめかを詳しく解説します。

 

バルコニーとは?ベランダとは?

 

「バルコニー」とは、建物から外に張り出した屋根のない手すり付きのスペースのことで、2階以上にあるものを指します。

 

バルコニーってほとんど屋根があるよね?と思われるかもしれませんが、よく見るとバルコニー用の屋根があるのではなく、建物の屋根の軒下におさまっていることが多いはず。

 

一戸建て住宅のバルコニーの多くは、壁の中心の寸法で90cm~1m程度の張り出しとなっています。

 

一方「ベランダ」は外に張り出した屋根付きのスペースを指します。

ただし、バルコニーとベランダは厳密に区別されずに使われている場合も少なくありません。

 

まあ同じ言葉と思ってもらって結構です。

 

バルコニー(ベランダ)のメリット

 

洗濯物や布団が干せる

バルコニーの一番のメリットは洗濯物や布団が干せること。

多くの人にとっては、これがバルコニーを採用する理由でしょう。

 

周囲の建物の影になりにくいので、1階よりは日当たりがいい場合が多く、1階のリビングの視界のさまたげにもなりません。

 

洗濯機は1階にあることが多いため、洗濯物を2階まで持って上がる手間がありますが、大物の布団を干す場合は2階の寝室から運びやすいというメリットがあります。

 

エアコンの室外機置き場になる

バルコニーがあれば、2階のエアコンの室外機を置くことができます。

 

室外機を1階に置くより配管が短くて済み、外壁に架台を設けて設置するより修理やメンテナンスが楽にできます。

 

ただしバルコニーの奥行きが狭く、密閉性の高い手すりの場合は、室外機のまわりが高温になり故障の原因になることもあるので注意が必要です。

 

▼ベランダ(バルコニー)は奥行きが超重要です

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室内の目隠しになる

バルコニーの手すりのデザインによっては、近隣や道路からの視線をさえぎる目隠しになります。

バルコニーが面している部屋の窓をカバーしてくれます。

 

2階リビングの庭がわりになる

植物を育てたり、広めのバルコニーの場合はデッキチェアを置いたり、ちょっとした庭がわりに活用できます。

特に2階にリビングがある間取りの場合は有効です。

 

2階リビング+広めのバルコニー=最高に気持ち良いです。

 

2階キッチンの勝手口がわりになる

同じく2階リビングの間取りで2階にキッチンがある場合は、バルコニーが勝手口がわりになります。

臭いが気になる生ゴミなどの一時置き場にしたり、布巾を干したりできます。

 

このような目的でキッチンまわりにつくられたバルコニーをサービスバルコニーと呼ぶことがあります。

 

バルコニー(ベランダ)のデメリット

 

雨漏りの危険が増える

もっとも大きなデメリットは、バルコニーが家の防水上の弱点になり、雨漏りのリスクが大きくなることです。

軒下に入っていることが多いとはいえ、バルコニーには雨がかかります。

 

バルコニー・ベランダまわりには、雨漏りの原因になるポイントがたくさんあるのです。

  • 手すりの笠木(手すりの一番上の部分)から水が入る
  • バルコニーの床面の防水層が劣化などで切れて水が侵入する
  • バルコニーの床面の排水口が詰まって水がたまる
  • バルコニーと外壁の接続部分のヒビから浸水する

 

特にこわいのは、雨が降るたびに水が入り続け、気がつかないうちに建物本体の構造まで腐ってしまうケースです。

 

建築費用が上がる

バルコニーをつけた分、躯体工事や仕上げ工事、手すり、防水工事、排水工事などが追加になり、建築費用が上がります。

 

50万~100万円くらいかな?

 

メンテナンスに手間がかかる

外に張り出している分、経年劣化もしやすく、防水工事を定期的にやり直す必要があるなど、建築後のメンテナンスも手がかかります。

このメンテナンスをおこたると雨漏りの危険性がますます高くなり、家の寿命を縮めてしまうことがあります。

 

掃除が大変

バルコニーやベランダには、ホコリや泥などがたまりやすく、掃除が大変です。

掃除をサボって排水口を詰まらせると、バルコニーに水がたまってしまうこともあります。

 

マメじゃない人は注意!

 

防犯上の弱点になる

周囲からの視線をさえぎる目隠しになる反面、防犯上の弱点にもなります。

一度バルコニー内に忍び込むと、周囲からは目につきにくく、室内に侵入しやすくなります。

 

バルコニーのそばに塀やカーポートの屋根など、足場になるものがある場合は特に注意が必要です。

 

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バルコニー(ベランダ)がない場合の洗濯物干しは?

 

バルコニーのメリット・デメリットを改めて考えてみると、雨漏りリスクが増えるというおそろしいデメリットがある割には、洗濯物を干せる以外のメリットはあまり感じないという人も多いのではないでしょうか?

 

確かに…。

 

わざわざバルコニーをつくらなくても、洗濯物を乾かす方法はいろいろあります。

バルコニーに干すよりむしろ便利かもしれない、おすすめの乾燥方法を解説します。

 

ご紹介する洗濯物の乾燥方法に共通したメリットは、バルコニー利用のような外干しではないため、アレルギーの原因物質である花粉や黄砂、PM2.5などが洗濯物につきにくいということ。

 

現在花粉症などのアレルギーがないとしても、アレルギー物質の体への蓄積が進めば、いつ発症するとも限りません。

 

今まではとにかく日光に当てないと、と考えられていた洗濯物ですが、これからは室内乾燥が基本になっていくかもしれません。

 

また、家の美観を損なうことがないのもメリットといえるでしょう。

 

バルコニーに頼らない乾燥方法

  1. サンルーム
  2. ガス衣類乾燥機
  3. 洗濯乾燥機
  4. 浴室乾燥機

 

バルコニーに頼らない①サンルーム

洗濯物を太陽の光に当てたい、布団などの大物も干したいあなたには、サンルームをつくることをおすすめします。

 

リビングや寝室の窓辺に干すという手もありますが、おしゃれなインテリアが台無しなり、急な来客のときも片付けるのが大変です。

 

サンルームであれば、天気がよければ窓を開けて日光を入れて風を通し、雨の日には窓を閉めて、除湿機やサーキュレーターを使うなど、天気に合わせた乾かし方ができます。

 

天候に合わせて柔軟に変えられるのは良いなー!

 

最近はおしゃれなデザインや天井に収納可能なタイプの室内干し用の物干し竿やロープも充実しています。「ホスクリーン」(川口技研)や「ホシ姫さま」(パナソニック)などが定番です。

 

サンルームをつくるためのスペースと建築のための初期費用はかかりますが、機械乾燥と違って電気代やガス代がかかりません。

 

バルコニー干しとサンルームを比較した場合のメリット

洗濯物を干したまま出かけるときは、窓を閉めておけば急な雨でも濡れることがなく安心です。

また花粉や黄砂の季節は窓を閉めて乾かすなど、外干しと部屋干しの「いいとこ取り」ができます。

 

天候に左右されないっていいねー!

 

バルコニーに頼らない②ガス衣類乾燥機

とにかく速く乾かしたいあなたにおすすめです。

 

「乾太くん」に代表されるようなガス式の衣類乾燥機。

5kgの洗濯物が1時間弱で乾かせます。

 

最高に時短だね!

 

速く乾くため生乾き臭がしにくく、乾燥させるときに強い温風を当てるので、繊維が立ってふんわり仕上がります。

 

コストは5kgの衣類を乾燥させる場合、1回あたり約63円。

設置する場所は洗濯機の上が一般的。

当然のことながら、ガスの配管が必要です。

 

*乾燥コストは「乾太くん」リンナイ調べ

 

バルコニー干しとガス衣類乾燥機を比較した場合のメリット

天候に左右されず速く乾き、外干しよりふんわり仕上がります。

洗濯物を干す手間もかかりません。

 

日光を浴びるよりふんわり仕上がるっていうのがすごいね!

 

バルコニーに頼らない③洗濯乾燥機

家事の手間を省きたいあなたにおすすめです。

 

洗濯乾燥機はドラム式と縦型があります。

いずれも洗濯乾燥機1台で済むので省スペースで、コンパクトな洗面所にも向いています。

 

ドラム式はヒーター式とヒートポンプ式があり、縦型はヒーター式のみです。

乾燥機能の面だけ見ると、ドラム式のヒートポンプが乾燥時間やコストの点で優れています。

 

ヒートポンプとは空気中の熱を集めて熱エネルギーとして効率的に利用する仕組みで、ヒーター式より電気代がかからず乾燥時間も短めです。

 

ヒートポンプのドラム式洗濯乾燥機で6kgの洗濯物を洗濯・乾燥すると電気代が20円前後、乾燥時間は2~3時間。

ヒーター式の場合、電気代は60円前後かかります。

 

ただし、洗濯乾燥機での乾燥は衣類がやや傷みやすいのがデメリット。

乾燥機をかけられない衣類のために、小さな室内干しスペースは必要です。

 

仕上がりという点では若干不安だね。

 

バルコニー干しと洗濯乾燥機を比較した場合のメリット

天気に関わらず、洗濯から乾燥までノンストップで行うことができ、干す手間もいりません。

家事の手間が省けるのが魅力です。

 

バルコニーに頼らない④浴室乾燥機

洗濯物の量が少なめなご家庭におすすめです。

 

浴室の天井や壁に取り付けられた浴室乾燥機で浴室全体を暖めて乾燥させ、洗濯物を乾かします。

浴室乾燥機には衣類乾燥だけでなく、浴室の暖房や換気の機能もついています。

 

浴室乾燥機のメリットは、ほかの部屋に干す場合と比べて洗濯物が目につきにくく、生活感が出にくいこと。

 

お風呂で干せちゃえるならそれが1番良いかも!

 

洗濯乾燥機などに比べれば、干す手間が必要ですが、洗濯物の傷みが少なくシワにもなりにくいというメリットがあります。

 

また衣類だけでなく浴室も乾燥するので浴室のカビ防止にもなります。

 

ただし1坪の浴室内に干せる洗濯物の量は5kgぐらい。

ひとりあたりの1日の洗濯物の量は1.5kg程度といわれていますので、約3人分になります。

 

また乾燥中はお風呂が使えないので、バラバラの時間に入浴するようなご家族には不向きです。

 

浴室乾燥機の熱源は電気とガスがあり、さらに電気はヒートポンプ式とヒーター式に分かれます。

熱源や製品によって乾燥時間やコストはかなり幅があります。

 

なかには6kgの洗濯物を2時間半・電気代50円程度で乾かせる省エネ性に優れたヒートポンプ式の製品もありますが、一般的には浴室全体を乾燥させる方式だけにコストはやや高め。

 

ヒーター式の製品では乾燥時間5時間、200円近い電気代がかかる場合もあります。

 

コストはやや高め。「乾太くん」などのガス衣類乾燥機とは違い、洗濯ばさみに衣類を挟んで外す作業は必要だよ。

 

バルコニー干しと浴室乾燥機を比較した場合のメリット

天気に関わらず洗濯物を乾かすことができます。

 

また洗面所の洗濯機から、すぐとなりの浴室に洗濯物を干すことができるのも便利。

洗濯物を2階まで運ぶ手間が省けます。

 

*乾燥にかかる時間とコストはおよその目安です。

製品や乾燥の条件、電気・ガス料金などによって異なります。

 

「バルコニー無し」という選択が当たり前になりつつある

 

バルコニー(ベランダ)のメリット・デメリットや、バルコニーの代わりになる洗濯物の乾燥方法をご紹介しました。

 

ハウスメーカーや工務店にすすめられるままに、あるのが当たり前と思っていたバルコニー。

意外になくても大丈夫なことがおわかりいただけたでしょうか。

 

洗濯物を乾かす手段には色々な選択肢がありますので、ライフスタイルにあった方法を選んでくださいね。

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