こんにちは!注文住宅業界歴6年、きのぴーです。
3階建ての住宅は、狭小地が多い都心部で根強い需要があります。
2階建てでは家の広さが十分に取れないので、上に高くして面積を広くするという理由から、3階建てを検討する方が多いです。
3階建て住宅には様々なメリットがあります。
3階建てのメリット
- 家が高くなるので眺めがよくなる
- 日当たりが悪い土地でも3階部分から光を取り入れることができる
- 店舗併用住宅を作りやすい(1階は店舗、2階3階は住居)
- 水害対策になる(1階はガレージ、2階3階は住居)
2階建ての家しか検討していなかったとしても、実はあなたの暮らしや建築予定の土地は3階建ての方が向いている可能性もあります。
今回は3階建ての魅力を十分に活かした家を建てることができる、おすすめのハウスメーカーをご紹介します。
まだハウスメーカーが決まっていないあなたへ。タウンライフ家づくりでハウスメーカーを比較・検討してみませんか?あなたの希望する複数のハウスメーカーが、無料で間取りプランと見積もりを作成してくれます。
\ 安くて信頼できるメーカーが見つかる! /
- 家づくりのアンケートに回答(約3分)
- ハウスメーカーを選ぶ(1,100社提携)
- 待つだけ!間取り・見積もりが届く!
\ 40万人以上が利用!安心の大手サイト /
3階建てが得意なハウスメーカー5選
ヘーベルハウス(旭化成ホームズ)
(画像引用:ヘーベルハウスHP)
ヘーベルハウスの3階建ては「重鉄・システムラーメン構造」を採用しています。
重量鉄骨の柱と梁を強力なボルトで接合することで強靭な強さと高い品質を実現しています。
接合部は特殊な高力ボルトを4~6本締め付けるだけですので、工期の短縮にも成功しています。
また、高層ビルにも採用されている制振装置オイルダンパーの「サイレス」を採用しています。
住宅用に改良された「サイレス」、大地震から中小の地震に対しても効力を発揮します。
また、制振時のオイルの温度上昇による減衰力にも改良を加えている為、60年という長期間に渡って家族の安全を守る制振装置です。
重量鉄骨システムラーメン構造の強固な耐震性を持つ建物に加え、制振装置オイルダンパー「サイレス」を標準採用することにより、揺れから建物を守る頑丈な3階建て住宅が実現されています。
▼ヘーベルハウスで注文住宅を建てた方へのインタビュー記事がこちら(間取り&見積もり公開中)
-
ヘーベルハウスの見積もり公開|33坪3,500万円の事例
続きを見る
パナソニックホームズ
(画像引用:パナソニックホームズHP)
パナソニックホームズの3階建ては、軽量鉄骨と重量鉄骨を選択することができます。
3~4階建てであればどちらの構法も選択可能です。5~9階建ての場合は重量鉄骨で建築します。
パナソニックホームズ特徴は2つです。
1つ目は業界最小の15cmモジュールを活かした間取りづくりです。
狭小地の場合は様々な制限があり、中々思うような間取りが実現できないことも多いです。
他ハウスメーカーでは、吹き抜けや窓の取り方などの空間の作り方を工夫をしてこの問題を解決していることが多いです。
しかし、パナソニックホームズでは平面はもちろん高さも15cm感覚で設計ができる為、敷地を最大限に利用した3階建てを建てることが可能です。
2つ目は、エレベーターが標準採用されている点です。
平屋の需要が広まっている理由は、階段の上り下りが年齢とともに厳しくなってきて、使わない空間が増えてしまうからです。
家の中にエレベーターがあれば何年経っても2階3階の空間を使うことができます。
▼パナソニックホームズで注文住宅を建てた方へのインタビュー記事がこちら(間取り&見積もり公開中)
-
パナソニックホームズの評判・口コミ|3年住んだ私が感じたことのすべて
続きを見る
▼ホームエレベーターに興味がある方はコチラの記事もあわせてどうぞ
-
ホームエレベーターの価格は?サイズは?メリットは?徹底解説!
続きを見る
大和ハウス
(画像引用:大和ハウスHP)
大和ハウスの3階建て住宅「XEVO03」は軽量鉄骨ブレース構造を採用しています。
重量鉄骨の建物では柱に太さがあるため、柱が室内側にはみ出してきて空間を狭めています。
マンションの室内がデコボコとしているのはその為です。
しかし、大和ハウスの「XEVO03」では軽量鉄骨の柱が壁内に収まりますので、空間を広々と取ることができます。
同じ42㎡の床面積の部屋でも、重量鉄骨では実際の室内有効面積は38㎡まで狭くなってしまいますが、「XEVO03」では40㎡の広さを使うことができます。
同じ床面積で建てても実際に使える空間が広くなりますので、要望を叶えた空間づくりが実現できます。
軽量鉄骨造ですが、耐震性は非常に高いです。
軽量鉄骨の柱をブレースを内蔵した耐力パネルを挟んだ構造となっています。
これにより、柱と一体となった耐力パネルとブレースが揺れを受け止め分散させます。
負荷が1箇所にかかることが避けられますので、建物の安定性を高めることができます。
▼大和ハウスで注文住宅を建てた方へのインタビュー記事がこちら(間取り&総額公開中)
-
大和ハウスの見積もり公開|36坪3,350万円の事例
続きを見る
積水ハウス
(画像引用:積水ハウスHP)
積水ハウスの3階建て住宅では、重量鉄骨梁勝ちラーメン構造「フレキシブルβシステム」を採用しています。
この構造は通し柱がなく、各階の柱位置をフレキシブルに設計することができます。
そうすることによって、3階建てのデメリットである間取りの制限が軽減されます。
各階で自由な間取り設計ができますので、吹き抜けや大きな窓がある広々としたリビングが実現できます。
また、3方向に大開口の窓を取り入れたり、床とフラットな高さのバルコニーを作ることができたりと、間取りの自由度がぐっと上がります。
また、積水ハウスの3階建て住宅は間取りの自由度とデザイン性の高さを活かした、店舗併用住宅や賃貸併用住宅の需要も非常に多いです。
大型の3階建て建物を希望される方は積水ハウスも検討してみるといいかもしれません。
経験豊富の設計士が自分達の要望にあった建物をしっかりとプランニングしてくれます。
▼積水ハウスで注文住宅を建てた方へのインタビュー記事がこちら(間取り&見積もり公開中)
-
積水ハウスの坪単価は?実際に建てた人に直撃インタビューしてみた
続きを見る
セキスイハイム
(画像引用:セキスイハイムHP)
セキスイハイムの3階建て住宅「DESIO」は、ボックスラーメン構造のユニット工法で強靭な建物を造っています。
3階建てでも、平均耐用年数約140年の高耐食性合金メッキ鋼板を採用しています。
さらに工場生産ならではの溶接接合のため、天災に負けない強固な構造体を実現できています。
また、ユニット工法は筋交いや耐力壁が必要ない工法ですので、大空間や大開口を取ることができます。
また、セキスイハイムは外回りのメンテナンスの手間がほとんどないです。
3階建ては外壁の面積が広くなりますし、屋根も高いのでメンテナンスをするのにも高いお金がかかります。
その為、外回りに何が使われているかを確認することはとても大切です。
外壁は磁器タイルが使われており、紫外線や酸性雨に強く劣化しにくいという特徴があります。
また雨が降ると汚れが流れ落ちるセルフクリーニング機能もありますので、きれいな外観が長続きします。
屋根はステンレス製のものを採用している為、塗装の必要もなく長持ちする材質です。
▼セキスイハイムで注文住宅を建てた方へのインタビュー記事がこちら(間取り&見積もり公開中)
-
セキスイハイムの坪単価・価格帯は?実際の見積もりを見てみよう!
続きを見る
3階建ては条件次第で建てられない
3階建ては様々な法令や制限をクリアしなければ建てることができません。
気に入った土地を買っても2階建てまでしか建てられないなんてこともあります。
土地探しの段階から3階建てを建てることをハウスメーカーや不動産屋に相談しておきましょう。
3階建てが建てられない大きな条件として、第一種低層住居専用地域の土地が挙げられます。
市街化地域では13の用途地域に分類されています。
その中で3階建てを建てることができないのが第一種低層住居専用地域です。
第一種低層住居専用地域とは2階建て以下の住居や小学校・中学校などが建設可能とされています。
ゆったりとした空間に高さの低い建物が並んでいるような街並みです。
▼土地の法規制をよく理解しておこう!
厳しい土地の制限
北側斜線制限
北側の建物の日射を確保するための制限です。
北側の隣地境界線より定められた斜線にかからないように建物を建てなくてはいけません。
道路斜線制限
接している道路の反対側から定められた斜線を避けて建物を建てなければなしません。
全ての用途地域に制限がありますが、それぞれの地域によって制限の厳しさは違います。
日影制限
3階建て以上の建物では必ず日影制限の規制があります。
近隣の建物への日照を確保するために、建物の制限をかけるものです。
容積率
容積率とは土地の面積に対する延床面積の割合のことです。
第一種低層住居専用地域容積率は最大で200%です。
3階建て住宅は狭小地に床面積の大きい建物を建てることが多い為、200%の容積率という条件を満たすことが難しい場合もあります。
高さ制限
第一種低層住居専用地域では、10mまたは12mの高さの制限もあります。
12mの高さ制限では大体の3階建て住宅は建築することができますが、10mの高さ制限のある地域では考慮して建築する必要があります。
この他にも様々な制限があります。
定められている厳しい条件の全てをクリアして3階建てを建てることはかなり難しいです。
その他、3階建てを検討される方は第一種低層住居専用地域の土地は避けるようにしましょう。
また第一種低層住居専用地域以外の地域にも、今回紹介したような様々な制限が掛けられている土地がありますので、土地を検討する際には十分に注意しましょう。
3階建ての実績が多いハウスメーカーを選ぼう
3階建てを建てるには、次のようなポイントを満たしているハウスメーカーを選んでください。
①3階建ての実績がある
3階建てには構造の計算や工期、技術などの多くの項目で2階建ての家と異なる部分が出てきます。
3階建ての施工が慣れていないハウスメーカーにお願いをすると思わぬトラブルが起こる可能性もあります。
実績があって信頼のおけるハウスメーカーを選びましょう。
②耐震性に優れている
3階建ての住宅は、台風や地震の影響を受けやすいです。
また、トラックが前面道路を通るときの揺れや、電車が通るときなどの日常的な揺れも、2階建ての住宅と比べて感じやすくなります。
耐震性能は3階建てにとって非常に大切な項目です。
倒れない家を建てないのはもちろんのこと、揺れにくい家にする為にどのような対策を取っているかもハウスメーカーに確認しましょう。
③外壁や屋根のメンテナンスがかかりにくい
3階建ての住宅で意外と費用がかかることが、外回りのメンテナンスです。
家の高さがある3階建ては外壁や屋根のメンテナンスをするときに高所用の足場を組まなければなりません。
その為、通常のメンテナンスより費用が掛かります。
3階建てを検討するときは、外回りのメンテナンスは極力少ないハウスメーカーを選びましょう。
▼外壁が強い&汚れにくいハウスメーカーランキング記事はコチラ
-
外壁が強い&汚れにくいハウスメーカーランキングBEST7
続きを見る
このポイントを満たした上で、自分達に合ったハウスメーカーと契約をしてください。
暮らしの幅が大きく広がる3階建て住宅で素敵なマイホーム生活を送りましょう。