こんにちは!注文住宅業界歴6年、きのぴーです。
近頃、とても注目されている設備が全館空調です。
全館空調がウリにしている、「どこにいっても夏涼しく冬暖かい家」というのはとても魅力的です。
展示場に行くと全館空調システムを前面に押し出しているハウスメーカーもあれば、テレビCMで有名芸能人を起用して大々的に宣伝しているハウスメーカーまであります。
しかし、同じ全館空調でも各ハウスメーカーで様々な特徴があります。
冬場の寒さ対策に力を入れているハウスメーカーもあれば、夏場の暑さ対策に力を入れているハウスメーカーもあります。
また、花粉やPM2.5の除去、除湿などの空気環境改善に特化しているハウスメーカーもあります。
今回は、全館空調をウリにしているハウスメーカー厳選5社をご紹介していきます。
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全館空調をウリにしているハウスメーカー5選
「全館空調は絶対に採用したい!」
そう考えるなら、以下の5社は絶対に検討すべきですよ。
全館空調ならおまかせ!厳選5社はこちら
- 三井ホーム
- 三菱地所ホーム
- パナソニックホームズ
- セキスイハイム
- 桧家住宅
順に解説します。
①三井ホーム
- 商品名 「Smart Breeze(スマート ブリーズ)」
- 特徴 1台で7役の機能を持つ万能な全館空調
- 電気代 HP記載なし
三井ホームの「スマート ブリーズ」は、冷房・暖房・換気・空気清浄・除湿という全館空調のベースになる機能はもちろんのこと、それに加えて「加湿・脱臭」の効力も発揮します。
三井ホームの加湿機能は、5%~10%湿度が上昇させることができ、インフルエンザウイルスの生存率を大幅に軽減させます。
室温22度のときに湿度が22%だとインフルエンザウイルスの生存率は66%ですが、湿度が50%まで上がると生存率は4%まで下がります。
インフルエンザウイルス対策に加湿が非常に重要なことを知っている三井ホームは、業界で初めて加湿機能を全館空調に取り入れました。
さらに特殊なフィルターを使い、脱臭効果も実現させています。
室内の給気口に通常の空気清浄フィルターの他に「光再生脱臭フィルター」を付けています。
このフィルターは、臭気を吸着剤でキャッチし光触媒機能を持つ酸化チタンで臭い分子を分解します。
それにより、ペットやたばこなどの室内の気になる臭い問題を解消しています。
通常の全館空調の機能にと加湿・脱臭の機能によって、冬暖かく夏涼しい暮らしにプラスして快適な空気環境の家を実現することができています。
▼三井ホームで家を建てた方へのインタビュー記事はこちら(実際の見積もり公開中)
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三井ホームの坪単価を解説!高級ハウスメーカーは伊達じゃない…?
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②三菱地所ホーム
- 商品名 「エアロテック」
- 特徴 各部屋で温度管理ができる自由さがウリの全館空調
- 電気代 冷暖房費年間4.7万円(シュミレーション値)
三菱地所ホームは1984年から全館空調の研究に取り組んでいる、全館空調のパイオニアです。
また、注文住宅では全館空調を標準採用している数少ないハウスメーカーです。
おすすめするポイントは2つあります。
1つ目は各部屋の温度管理を実現している点です。
全館空調でよくあるデメリットは家中が同じ温度なので、家族の体感温度の違いによって温度管理が難しくなってしまうという点です。
簡単に言うと、夏場におばあちゃんは寒いけど、お父さんは暑いみたいな問題が起こります。
「エアロテック」なら、各部屋温度管理が可能です。
また、吹き出し口内に電動ダンパーが付いており、各部屋に設定された冷暖房能力に合わせて機械でも各部屋の温度を自動で管理します。
2つ目は、「エアロテック」の他に2.0kwの太陽光発電システムとHEMSの3点セットが標準搭載される点です。
「エアロテック」では年間の冷暖房費が4.7万円かかるというシュミレーション値が出ていますが、2.0kwの太陽光発電システムを搭載することで、冷暖房費を0円にすることができます。
また、HEMSとも連携している為、スマートフォンやタブレットで温度管理ができたり電気使用量をこまめに確認でき、省エネにつながります。
③パナソニックホームズ
商品名 「エアロハス」
特徴 地熱を利用した省エネ性能に優れた全館空調
電気代 HPに記載なし
パナソニックホームズの「エアロハス」は、2019年に住宅の全館空調システムで初めて「省エネ大賞」を受賞した省エネ性に優れた全館空調です。
省エネを実現している理由は3つあります。
1つ目は、地中熱を利用している点です。
地温は1年を通してほぼ変わりません。
地上の気温は1年を通して大きく変化していますので、家の中の温度も外気に左右されてしまいます。
しかし、「エアロハス」は外気を基礎から取り入れることで、地中熱で温度が緩和され冷暖房システムの稼働量を抑えることができますので、省エネにつながります。
2つ目は、パナソニックが独自に開発した高効率専用エアコンが採用されていることです。
これはパナソニックホームズだからこそできる、パナソニックの力を借りた技術です。
24時間365日稼働させることに適したエアコンを独自に開発に省エネを実現しています。
3つ目は徹底した温度管理です。
「エアロハス」では各部屋に温度センサーが取り付けられています。
そして、各部屋で±2℃のコントロールができます。
その為、各部屋を快適な温度で保つことはもちろんのこと、必要以上に冷やしたり暖めたりすることがありません。
この3つの工夫により家中を快適に、そして省エネに暮らすことができます。
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パナソニックホームズの評判・口コミ|3年住んだ私が感じたことのすべて
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④セキスイハイム
商品名 「快適エアリー」
特徴 冬場の快適さに力を入れた全館空調
電気代 冷暖房費のみ年間6.9万円(シュミレーション値)
セキスイハイムの「快適エアリー」は、他のメーカーと違い基礎内に冷暖房・除湿ユニットが設置されています。
例えば冬の場合、基礎内に暖められたり空気が広がり、床下からその空気が部屋に放出されます。
さらに、基礎内には床下放熱器が設置されています。
暖房ユニットの温風に加え、床下放熱器から放熱されますので冬場に大きな効果が期待できます。
その為、冬場は基礎内が暖められ床の冷えを解消しますので、真冬の朝に裸足で歩いてもヒヤッとする不快感がありません。
2階部分にもオプションで階上放熱器を設置することができますので、二階もしっかりと暖めたいという方は設置をおすすめします。
また、外気の取り込み口に取り付けられている新・高性能フィルターでは、PM2.5を99.9%ブロックするという驚異的な数字を叩き出しています。
もちろんPM2.5よりも大きなサイズの花粉もカットして室内に空気を取り込みますので、花粉症の方も家の中にいれば症状の緩和が期待できます。
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⑤桧家住宅
- 商品名 「Z空調」
- 特徴 夏場の効果が期待できる全館空調
- 電気代 月平均電気代15,813円(5地域、オーナー宅電気代より算出)
桧家住宅の「Z空調」は有名芸能人をテレビCMに起用したことにより、一気に認知度が上がったのではないでしょうか。
大手ハウスメーカーよりも坪単価が20万円~50万円近く低い桧家住宅では、オプションで全館空調を導入しやすいハウスメーカーだと思います。
「Z空調」は夏場を快適に過ごすためにおすすめな全館空調です。
まず初めに空気の流れを説明していきます。
外気を床下から取り込み一気に各階の天井に付いているエアコンまで送り込みます。
そして、冷やされた空気が各部屋の天井に近い高さの壁から吹き出され、各部屋を冷やします。
そして、家の中を回った空気をまた床下の熱交換機に通して屋外に排出します。
冬場も同様な空気の流れです。
では、なぜ夏場の方が優れているのでしょうか。
それは冷たい空気は床の低い位置に溜まりやすく、暖かい空気は空間の上の方に滞留するからです。
「Z空調」は天井付近の高い壁からほんのりとした弱い風が吹き出されます。
壁から横向きに風が出るため、弱い風がふわっと部屋全体に広がりながら壁を伝いながら床まで落ちていき、部屋全体が涼しい空気になります。
しかし冬場の場合は、弱い暖かい風が横向きに吹き出されるため天井付近で空気が滞留してしまい、足元まで暖まりにくいです。
対策として吹き出し口の風向きを変えることができるルーバーがありますので上手く利用することをおすすめします。
デメリットに対してしっかりと対応策は取っていますが、仕組みとしては夏場の方が効果が期待できる全館空調です。
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全館空調おすすめハウスメーカーまとめ
今回は全館空調をウリにしているハウスメーカーの紹介とそれぞれの特徴を紹介しました。
各社の特徴は大きく分けて3つです。
- 各部屋を快適な温度で保つことができる
- 室内の空気環境に配慮している
- 省エネに配慮しランニングコストを抑えている
この3つのどれかに興味を持たれた方は、全館空調の採用を検討してみてください。
昔は窓を開けて空気を入れ替えることが当たり前でしたが、近年では花粉やPM2.5は多く飛来しているため、窓を開けない換気方法が注目を浴びています。
マイホームは何十年と住み続ける場所です。
今後の外気の環境が今以上によくなると考えることは難しいと思いますので、ぜひ時代に合わせた換気や空調をえらんでみてはいかがでしょうか。