注文住宅の間取りで、リビングトイレを検討するケースは意外と多いかもしれません。
しかし、「リビングトイレは最悪だ!」という意見を耳にすることもよくあるので、実際に採用する勇気が出ない人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、リビングトイレは実際に最悪なのかという疑問について、よくある3つの後悔を挙げて解説していきたいと思います。
さらに、あまり知られていないメリットや、後悔しないための具体的な対策なども紹介していくので、これからマイホームを建てる人はぜひ参考にしてみてください。
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リビングトイレってどんな間取り?
そもそも、リビングトイレとはどのような間取りのことをいうのでしょうか?
リビングトイレとは、リビングとトイレが隣接している間取りのことで、直接行き来することができるのが特徴です。
リビングとトイレの間がドア1枚のみで隔たれているため、一般的な間取りに比べてかなり距離が近くなります。
リビングトイレは最悪?よくある3つの後悔
最悪と言われることの多いリビングトイレですが、実際に採用した人はどのような点で後悔しているのでしょうか?
ここでは、よくある3つの後悔について、詳しく解説していきます。
リビングトイレでよくある3つの後悔
- トイレ内の音がリビングまで響いてしまう
- トイレのニオイがリビングまで広がってしまう
- 人を招いたときに気を遣わせてしまう
リビングトイレの後悔①トイレ内の音がリビングまで響いてしまう
リビングトイレにした人が口を揃えていう後悔が、トイレ内の音がリビングまで響いてしまうということです。
やはり、間を隔てるものがドア1枚のみでは、どうしてもトイレで用を足す音やトイレットペーパーを巻き取る音、水を流す音などがリビングまで丸聞こえになってしまいます。
トイレ内からの音漏れは、リビングにいる人にとっては不快に感じてしまうし、トイレを使用する人も気にしてしまい嫌な気持ちになってしまうでしょう。
中には、リビングに音が響くのを気にしてトイレに行くのを我慢するようになってしまうケースも多く、膀胱炎にまで発展してしまったという人もいるくらいです。
リビングトイレの後悔②トイレのニオイがリビングまで広がってしまう
リビングトイレでは、トイレのニオイがリビングに広がってしまうという問題もあります。
実際、消臭剤などを活用してもニオイが全く気にならなくなることはなく、自分や家族がトイレを使う度に後悔を感じているという声は少なくありません。
特に、食事中のシーンでトイレのニオイが広がってきてしまうと、不快感はさらに大きくなり食欲がなくなってしまうケースも多いでしょう。
リビングトイレの後悔③人を招いたときに気を遣わせてしまう
リビングトイレでよくある後悔は、日常的に感じるものだけでなく、自宅に人を招いたときに感じるものもあります。
リビングに隣接したトイレは、家族同士でも気を遣ってしまいがちなので、来客にはさらに気を遣わせてしまうことになります。
実際、人を招いたもののトイレを案内すると嫌な顔をされてしまったり、実際に使用しても音が気になってお互いに気まずい空気が流れてしまったりするケースは少なくありません。
特に、自宅で食事会や飲み会をよく開く場合は、このような後悔をしやすいので注意したほうがよいでしょう。
リビングトイレにもメリットはあるよ!
最悪だと言われてしまいがちなリビングトイレですが、実は意外と知られていないメリットも複数あります。
ここでは、リビングトイレのメリットを5つ挙げて解説していくので、それぞれ詳しく見ていきましょう。
リビングトイレへのイメージが少し変わるかもしれません。
リビングトイレのメリット
- リビングとの温度差が少ない
- 子どものトイレトレーニングがしやすい
- 移動が楽
- 老後も使いやすい
- 常に清潔感が保たれる
メリット①リビングとの温度差が少ない
一般的な間取りの場合、トイレはリビングから隔離された位置にあるため、冬は寒く夏は暑い状態になりやすいはずです。
しかし、リビングトイレでは、リビングに隣接されていることで温度差が少なくなり、トイレ内でもリビングのように快適な温度が保たれます。
夏や冬でも、リビングのエアコン効果がトイレまで行き渡ってくれるのは、リビングトイレならではのメリットといえるでしょう。
メリット②子供のトイレトレーニングがしやすい
子供のいる家庭で誰しもが経験するトイレトレーニングでは、リビングトイレが非常に使いやすくなります。
トイレトレーニングを経験した人なら分かるかと思いますが、子供が完全に1人でトイレに行けるようになるまでの道のりは長く、トイトレ中は子供のトイレに毎回一緒についていかなければなりません。
また、トイレに向かう途中で間に合わずに失敗してしまったり、移動が面倒で進んでトイレに行きたがらなかったりするケースもよくあります。
そのため、リビングトイレなら、いつでもすぐにリビングからトイレへ向かうことができ、トイレトレーニングがスムーズに進められるでしょう。
メリット③移動が楽
リビングトイレは、なんといってもトイレに行くときの移動が楽という点は、大きなメリットといえるでしょう。
リビングからトイレが離れていると、大人でも移動が面倒に感じてしまう人は多いはずです。
例えば、リビングで何かの作業をしている最中であったり、テレビを観ている最中であったりするとき、ドア1つ開けるだけで直接トイレに行けるのは非常に楽ですよね。
無駄な移動を減らすための効率の良さを重視すると、リビングトイレは案外悪くないかもしれません。
メリット④老後も使いやすい
将来のことを考えると、老後はリビングトイレが使いやすいというメリットもあります。
年をとるにつれて身体も弱くなり、いずれはトイレに行く際の移動も大変になる可能性は誰にでもあるはずです。
そのため、リビングトイレにしておけば、老後で身体が動きにくくなったとしても、自分でトイレに向かうことが苦痛ではなくなるかもしれません。
また、マイホームで親と同居し介護をする可能性がある人も、リビングトイレの使いやすさをより強く感じる可能性が高いでしょう。
メリット⑤常に清潔感が保たれる
リビングトイレは、リビングからの距離が非常に近いため、できる限り不潔さを感じたくないという気持ちになりますよね。
そのため、一般的な間取りの場合に比べて、よりトイレを清潔に保とうという意識が強くなります。
つまり、リビングトイレにすることで、自然と常に清潔なトイレをキープすることに繋がりやすくなるということです。
トイレが隔離されていると、ついついトイレ掃除が疎かになってしまうという家庭も多いので、常に清潔感を保つためにあえてリビングトイレを採用するのも1つの考え方かもしれません。
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リビングトイレのデメリットを和らげる具体的な対策
リビングトイレを実際に採用する場合は、デメリットを和らげるための対策をとることが非常に重要となってきます。
ここでは、3つの具体的な対策を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
リビングトイレのデメリットを和らげる具体的な対策
- 隙間テープを活用する
- ペーパーホルダー選びにこだわる
- 便器の向きをリビングから見えにくいように工夫する
対策①隙間テープを活用する
トイレ内の音やニオイがリビングに伝わってしまうというデメリットに対しては、隙間テープの活用がおすすめです。
例えば、ドアの隙間となる部分にテープを使用すれば音が響きにくくなりますし、便座の隙間にテープを使用すればニオイの広がりを防ぐことに繋がります。
対策②ペーパーホルダー選びにこだわる
リビングトイレでは、トイレットペーパーを巻き取る際に出る音を気にする人も少なくありません。
実際のところ、ペーパーホルダーのタイプによって音の出方が異なるため、こだわって選ぶのがポイントとなります。
対策③便器の向きをリビングから見えにくいように工夫する
トイレを開け閉めする際に、リビングから便器が見えてしまうことが不快感の原因となっているケースも多いかもしれません。
そのため、便器の向きを工夫し、ドアを開けた際にリビングから見えにくいように設置するだけでも、不快感は軽減するはずです。
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まとめ:音や匂いさえ対策できればかなり魅力的な間取り
リビングトイレは最悪だと言われがちですが、必ずしもデメリットだらけというわけではありません。
確かに、音やニオイの問題など気になる点はあるものの、意外なメリットも見えてきたのではないでしょうか?
デメリットと同時にメリットも把握したうえでリビングトイレを採用する場合は、今回紹介した具体策も検討してみてください。
メリットを理解し、対策をしっかりと行えば、意外にも快適に使える可能性はあるということを知るきっかけになっていれば幸いです。