注文住宅を建てる際、特に判断が難しいポイントともいえるのが、取り入れる設備を選ぶことです。
実際に家が完成して住み始めてから、「この設備は無くてもよかった」「この設備をつけておけばよかった」などと後悔するケースは少なくありません。
そこで今回は、新築にいらない15の設備を厳選して紹介していきます。
これらの設備を除くことでどのくらい費用を浮かせることができるのかについても解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
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新築にいらない設備15選
さっそく、新築にいらない15の設備を順番に紹介していきます。
ここで紹介する設備を把握しておくことで、無駄のない家づくりのプランを立てていきましょう。
新築にいらない設備15選
- 床下収納
- 防犯シャッター
- 和室
- 書斎
- ジェットバス
- ミストサウナ
- 浴室の窓
- ベランダ
- 電動カーテン
- ロフト
- ホームシアター
- 天窓
- 門扉
- 玄関前テラス
- 植栽
いらない設備①床下収納
浮く費用:10~15万円程度
収納スペースはできるだけたくさん確保しようと思って床下収納を取り入れる人は少なくありませんが、実際にはほとんど使われていないケースが非常に多いです。
床下収納がいらない最大の理由は、単純に使いにくいからです。
床下収納の扉は、頻繁にものを出し入れするには重たく、開け閉めするだけで体力を奪われます。
また、収納の大きさも中途半端で思ったよりも量が入らない点や、閉めておくと中身が見えないので何を入れたか忘れてしまう点なども、使いにくさを感じやすいポイントです。
収納スペースは、床下収納をなくしてもほかのスペースで十分補えるケースがほとんどなので、わざわざ取り入れなくてもよいでしょう。
いらない設備②防犯シャッター
浮く費用:1か所あたり5万円程度
防犯面を心配してすべての窓にシャッターを取り付ける人もいますが、実際にはいらなかったと後悔しやすい設備といえるでしょう。
なぜなら、開け閉めが面倒なうえ、閉めていると一切外の光が入らず真っ暗になるため、結局ほとんど開けっ放しになってしまう人が多いからです。
防犯シャッターがなくても、窓ガラス自体を防犯性の高いものにしておけば、十分しっかりとした防犯対策になります。
いらない設備③和室
浮く費用:10~20万円程度
リビングの横などに小さめの和室を設ける事例はよくありますが、実際はあまり使われないケースが多くなっています。
理由としては、フローリングに比べてメンテナンスの手間がかかる点や、家具を置くのも制限されてしまう点などが考えられるでしょう。
和室スペースが欲しい場合は、フローリングの上に畳風のカーペットなどを敷いて代用したほうが、費用もメンテナンスの手間もかからないのでおすすめです。
いらない設備④書斎
浮く費用:10万円程度
仕事や読書などをするためのスペースとして、書斎を設けることに憧れる人は多いかもしれません。
しかし、書斎は思ったよりも使用頻度が低いことが多く、別の空間として活用すればよかったと後悔しやすい設備といえるでしょう。
実際、リモートワークならリビングや別の個室で行うことができるので、結局書斎は荷物置き場と化してしまいがちです。
いらない設備⑤ジェットバス
浮く費用:30万円程度
浴室のジェットバスは、取り付けてみたもののほとんど使っていない人のほうが多い可能性があります。
ショールームなどでジェットバス付きのお風呂を見るとついつい欲しくなってしまいがちですが、実際に電気代や掃除の手間を考えるとやめておいたほうが無難かもしれません。
また、しばらく使わずにいて久しぶりに使おうとすると、大量に汚れが発生することもあるので、そうなるくらいなら初めから付けないほうがよいでしょう。
いらない設備⑥ミストサウナ
浮く費用:30万円程度
浴室内のミストサウナも、結局使われなくなる可能性が高いので、いらない設備として挙げられるでしょう。
実際のところ、ミストサウナを毎日使うほどお風呂に時間をかけられる人は少なく、使えばその分電気代もかかってしまいます。
たまに使う程度なら、自宅にミストサウナを付けるよりも、時々外のサウナに出かけたほうが満足感を得られるかもしれません。
いらない設備⑦浴室の窓
浮く費用:10万円程度
浴室関係の設備が続きますが、浴室の窓もいらない設備として挙げられます。
なぜなら、浴室の換気のために窓を設けるのであれば、換気扇や浴室乾燥機などがあれば十分で、結局窓を閉めっ放しにしてしまう人が多いからです。
さらに、浴室に窓を設けると、窓の手前やサッシにホコリが溜まりやすくなり、掃除の手間も増えてしまいます。
いらない設備⑧ベランダ
浮く費用:50万円程度
意外に思う人も多いかもしれませんが、ベランダは必ずしも設置しなければいけない設備ではありません。
洗濯物なら浴室乾燥や室内干し設備を活用すれば十分ですし、雨や風によってすぐに汚れるため衛生面においてもないほうが無難でしょう。
ベランダをなくせばその分家の中を広くできたり、ほかの設備を充実させたりできるので、メリットはたくさんあります。
いらない設備⑨電動カーテン
浮く費用:1か所あたり5万円程度
リモコンを使って自動で開け閉めすることができる電動カーテンは、いらなかったと感じる人が多いでしょう。
なぜなら、カーテンの開け閉めは手動で行っても大して大変な作業ではないからです。
カーテンは軽いので片手で一瞬で開け閉めできますし、電動カーテンのない家に住んでいる人が「電動にすればよかった」と感じるケースはほぼありません。
いらない設備⑩ロフト
浮く費用:50万円程度
何かと便利そうなロフトですが、意外とデメリットが多いということを知っておいたほうがよいでしょう。
例えば、物置きスペースとして活用しようとしても、実際には上るのが大変で物を運びにくくて結局あまり使わないといったケースは少なくありません。
また、趣味などを楽しむスペースにしようとしても、ロフトはエアコンが効きにくく、全然快適に過ごせなくて後悔したという人も多いでしょう。
いらない設備⑪ホームシアター
浮く費用:80万円程度
大画面で映像を楽しめるホームシアターは、自宅で映画館気分を味わえることから憧れる人も多いかもしれません。
しかし、実際のところ住み始めてからしばらく経つとだんだん使わなくなるケースは多く、しまいには邪魔になってしまう可能性すら考えられます。
ホームシアターを導入すると簡単に家具の配置を変更することもできなくなってしまうので、いずれ後悔することになるくらいなら初めからなくしておいたほうがよいでしょう。
いらない設備⑫天窓
浮く費用:30万円程度
家の中に外の光を取り込み明るい空間にすることができる天窓は、一見よさそうに見えますが、なくても後悔する可能性は低いでしょう。
実際のところ、天窓を設けると日光が直接室内に入りすぎて眩しかったり、位置が高すぎて掃除ができなかったりと、デメリットが多くあります。
そのため、天窓はなくしておいたほうが快適に過ごせるかもしれません。
いらない設備⑬門扉
浮く費用:30万円程度
家の敷地に出入りする位置に設ける門扉は、いらなかったと感じやすい設備といえるでしょう。
なぜなら、毎回出かける度に開け閉めするのが面倒に感じてしまうケースが少なくないからです。
荷物をたくさん持っているときや、子供と一緒に出かけるときなど、両手がふさがっているときは特に、玄関ドアとは別でもう1つ扉を開け閉めするのは大変に感じてしまいます。
防犯面が気になる場合は、玄関ドアに防犯性の高い鍵を設置したり、玄関前に防犯カメラを設置したりするだけでも、同じくらいの効果は期待できるはずです。
いらない設備⑭玄関前テラス
浮く費用:30万円程度
玄関前のスペースを利用して、ちょっとしたテーブルやイスを置けるようなテラスを設けるプランはたまにありますが、実際に使っている人はかなり少数なので、やめておいたほうがよいでしょう。
玄関前テラスは、人が通る道に面しているケースも多いので、通行人からの目線が気になりゆっくりくつろげるような空間にするのは難しい可能性がかなり高いです。
そのため、玄関前テラスはやめてその分家の中を広くしたほうが、より充実感のある仕上がりになるでしょう。
いらない設備⑮植栽
浮く費用:1か所あたり5万円程度
家の外観をおしゃれに見せるために植栽を設けるケースもありますが、メンテナンスが大変になるため、よほどのガーデニング好きでない限りいらないでしょう。
初めは家をおしゃれにする効果を発揮していても、メンテナンスに手が回らず枯らしてしまえば、家全体がみすぼらしい見た目になってしまいむしろ逆効果になってしまうかもしれません。
植栽をなくしても、あとからプランターなどを外に置いて植物を育てることは十分できるので、初めから家の敷地自体に植栽を設ける必要はないでしょう。
植栽をなくすと、5万円程度の費用は浮かせられるはずです。
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本当に満足度が高かった設備5選【我が家の実例】
いらない設備がある一方で、実際に取り入れてみて本当に満足度が高かった設備ももちろんあります。
ここでは、特に採用してよかったと強く思った設備を5つ厳選して紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
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採用して良かった設備①海外製食洗機
キッチンでの作業でかなり重宝しているのが、海外製食洗器です。
日本製のものに比べて入れられる食器の量が多いので、家族全員分の食器に加えて、フライパンやまな板などの調理器具もすっぽりと入ります。
仕事に子育てに忙しい中、海外製食洗器のおかげで洗い物の手間が一気に軽くなると、気持ちにもゆとりが生まれますよ。
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採用して良かった設備②乾太くん
ガス衣類乾燥機の代表ともいえる乾太くんを採用したことで、洗濯物の家事ストレスがすべて解消されました。
乾太くんがあれば、いつでも好きな時間に洗濯物を乾かすことができるので、時間帯や天候を気にする必要がありません。
どうしても夜間に洗濯物を乾かしたいときや、梅雨のように雨が何日も続いているときなどは特に、乾太くんを採用してよかったと強く感じます。
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採用して良かった設備③床暖房
床暖房をつけるかどうかで悩む人は多いかもしれませんが、個人的には床暖房があって本当によかったと思っているので、採用することをおすすめします。
部屋の面積が広くなるリビングなどでは特に、エアコンだけではなかなか部屋全体が温まりません。
そこで、床暖房があれば足元がすぐにポカポカと温まるので、体感温度が全然変わります。
冬の寒い時期でも快適に過ごしたいのであれば、床暖房を採用して後悔はないでしょう。
採用して良かった設備④防犯ガラス
防犯ガラスは、リアルに採用してよかったと思える設備です。
いらない設備で防犯シャッターを挙げましたが、シャッターや雨戸では家の中が真っ暗になってしまいます。
防犯ガラスを採用し、窓そのものの防犯性を高めれば、家の中が真っ暗になることもないですし、わざわざ開け閉めする手間もかかりません。
防犯面における安心感と、家の中での快適な空間づくりの両方を実現できる優れものなので、防犯ガラスは非常におすすめできます。
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採用して良かった設備⑤タッチレス水栓
手を触れずに水道から水を出せるタッチレス水栓は、実際に使ってみて改めてその利便性を実感した設備です。
特に、料理をしている途中で手を洗いたいとき、汚れた手で蛇口に触れなくてもよいのでとても使いやすさを感じられます。
また、コロナの影響により感染対策がより気になるようになった現代において、蛇口に触れずに手洗いを完結できるのは衛生的で、ますます魅力的に感じる人が増えているかもしれません。
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まとめ:予算オーバーにならないよう思い切って「不採用」
今回は、注文住宅を建てる際に悩みがちな「いらない設備」について、15の例を挙げて解説してきました。
いらない設備は思い切って外すことで、大幅なコストダウンに繋がります。
そのため、必要性が低いと判断できそうなものは、プランから外す勇気も必要です。
迷ったときは、実際に新築住宅に住んでいるシーンを思い浮かべて、設備の必要性をリアルにイメージしてみましょう。
憧れだけではなく、今こそ冷静な判断ができるように意識してみてくださいね。