注文住宅では、完成したあとで住みづらい間取りにしてしまったことに気づいたという失敗例は少なくありません。
家が完成してから住みにくさに気づいても簡単にもとに戻すことはできないので、これから注文住宅を建てる人は今のうちに住みづらい間取りを知っておいたほうがよいでしょう。
そこで今回は、住みづらい間取りの例を6つ挙げ、注意すべきポイントなどについて詳しく解説していきます。
住みやすくて快適なマイホームを手に入れるためにも、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
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住みづらい間取り6選
まずは、住みづらい間取りの例を6つ挙げて紹介していきます。
住みづらさで特に後悔しやすい事例を厳選したので、実際の暮らしをイメージしながら見ていきましょう。
住みづらい間取り6選
- 部屋数が多すぎる
- 玄関から洗面所までが遠い
- 洗面所からベランダまでが遠い
- 部屋干しスペースがない
- キッチンが隔離されている
- 玄関と寝室が近い
住みづらい間取り①部屋数が多すぎる
部屋数が多すぎる間取りは、各部屋が狭く窮屈になってしまい、住みづらさを感じる可能性が高いでしょう。
子供部屋や仕事部屋などの必要性を感じてなるべく部屋数は多いほうがいいと考えていても、実際にはほとんど使用されず荷物置き場と化してしまうケースは少なくありません。
また、部屋数を多くした結果それぞれの部屋は狭くなるので、家具の配置に困ってしまったり収納スペースが足りなくなってしまったりすることもよくあります。
子供部屋が必要な時期は意外と限られているので、必ずしも子供の人数分の部屋が必要ではないと理解しておいたほうがよいでしょう。
住みづらい間取り②玄関から洗面所までが遠い
玄関から洗面所までを遠くしてしまうと、帰宅時に不便を感じてしまうかもしれません。
外から帰宅したらまず洗面所で手を洗うという習慣の人は多いため、玄関から洗面所までが遠いと家の中での移動が増えてしまい、住みづらさを感じてしまいます。
特に、子供がいる家庭では、外遊びや部活動などで全身汚れた状態で帰宅したとき、すぐに洗面所へ直行し手洗いや着替えを済ませられないと、家のあちこちが汚れてしまうかもしれないので注意が必要です。
住みづらい間取り③洗面所からベランダまでが遠い
洗面所からベランダまでが遠い間取りは、住みづらさを感じやすいでしょう。
なぜなら、洗面所に設置されている洗濯機から出した重たい洗濯物をベランダまで運ぶのが大変になってしまうからです。
特に1階の洗面所から2階のベランダまで運ばなければならないケースは多く、洗濯物を干す度にストレスを感じている人は多いでしょう。
重たい洗濯物を運ぶ作業を考えると、洗面所からベランダまでの距離はできるだけ近くしたほうがよいかもしれません。
住みづらい間取り④部屋干しスペースがない
注文住宅の間取り決めで見落としがちなポイントでもあるのが、部屋干しスペースです。
実際に住んでみたら、部屋干しスペースが確保できずに住みづらさを感じてしまったという経験のある人は少なくないでしょう。
洗濯するタイミングをなるべく天候に合わせようとしても、部屋干しせざるを得ないシーンは必ずくるはずです。
そのため、部屋干しスペースをまったく意識せずに間取りを決めてしまうと、住みづらさを強く感じてしまう可能性があるので、注意しましょう。
住みづらい間取り⑤キッチンが隔離されている
キッチンが隔離された間取りは、住みづらさを感じやすいので注意が必要です。
特に、小さな子供がいる家庭では、子供の様子を確認しながらキッチンで作業をしなければならないシーンは多いでしょう。
そのとき、キッチンが隔離されていると、作業をしながらリビングの様子を見ることができなくなってしまうので、料理や洗い物などを安心してスムーズに進めることができません。
また、キッチンで作業しながらテレビを見ることができないという点も、不便さを感じるポイントといえるでしょう。
住みづらい間取り⑥玄関と寝室が近い
玄関と寝室を近くに配置したことで、住みづらさを感じてしまうケースもあります。
特に子育て世帯では、母親が寝室で子供の寝かしつけをしているタイミングで、父親が仕事から帰宅し玄関を開けるという場面は多いので、注意が必要です。
玄関と寝室が近いと、玄関を出入りする音が寝室の中まで響きやすく、寝ている子供が起きてしまう可能性が高くなってしまいます。
そのため、子育て中の家庭では特に、玄関と寝室が近い間取りでは、住みづらいと感じてしまうかもしれません。
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住みづらい家にならないための注意ポイント
住みづらい家にならないためには、以下の3つのポイントを押さえておきましょう。
これらのポイントを把握し、住みやすい家づくりの参考にしてみてくださいね。
住みづらい家にならないための注意ポイント
- 生活の動線を意識する
- 将来的な家庭内の変化を考慮する
- バタつきやすい朝の時間の行動をイメージする
注意したいポイント①生活の動線を意識する
住みづらい家にならないために最も重要ともいえるポイントが、生活の動線を意識することです。
実際に住みづらさを感じる場合のほとんどは、生活の動線が確保できていないことが原因となっています。
そのため、間取りを決める際は、家での生活の流れをよく思い浮かべ、いかにスムーズな動線を確保できるかを意識しながら決めていくようにしましょう。
注意したいポイント②将来的な家庭内の変化を考慮する
住み始めたときは問題なくても、数年経ってから住みづらさを感じるようになるケースも少なくありません。
そのため、間取り決めにおいて、将来的な家庭内の変化を考慮することはとても大切です。
例えば、子供が増えても不便が生じないか、子供が成長しても窮屈にならないかなど、今だけではなく将来を長い目で見て住みやすい間取りを考えましょう。
注意したいポイント③バタつきやすい朝の時間の行動をイメージする
1日のなかで最も住みづらさを感じやすいのは、朝の時間帯かもしれません。
朝は、通勤や通学の準備を急いでいたり、朝ごはんの支度や洗濯などの家事に追われていたり、家族それぞれが何かとバタつきやすい時間帯です。
そのため、家族全員の朝の行動パターンを細かくイメージしながら間取りを決めていくことで、不便な間取りによるストレスは予防することができるでしょう。
住みやすくなる人気の間取りBEST5
ここでは、これから家の間取りを決める人のために、住みやすくなる人気の間取りをランキング形式で紹介していきます。
今回は、住みづらい間取りの特徴を踏まえながら、1位~5位までランク付けしてみました。
住みやすくなる人気の間取りBEST5
- 1位:広い空間に可動式の間仕切りを設置
- 2位:玄関入ってすぐの洗面所
- 3位:リビング全体を見渡せるキッチン
- 4位:物干しスペースは1階に設置
- 5位:玄関とは反対側の静かな寝室
人気の間取り1位:広い空間に可動式の間仕切りを設置
将来長く住むうえでずっと住みやすい家にするためには、部屋の数を決めずに広い空間にしておき、可動式の間仕切りを設置するのをおすすめします。
家を建てる時点では、この先子供が何人になるか、またはいつ子供が家を巣立っていくか、予想しきれないことは多いはずです。
そのため、同居する家族の人数に応じて部屋を仕切れるようにしておくことで、各フェーズに合わせて最適な間取りに変更することが可能になるので、常に住みやすい家になるでしょう。
人気の間取り2位:玄関入ってすぐの洗面所
住みやすい間取りは、いかに家の中での無駄な移動を減らせるかがポイントです。
そこで、洗面所を玄関入ってすぐの位置に設けることで、帰宅時の移動を最小限に抑えることができるでしょう。
帰ってきたらリビングに行く途中で手を洗い、必要があれば着替えも済ませられるのは、非常に動線がよく住みやすい間取りになりそうです。
人気の間取り3位:リビング全体を見渡せるキッチン
キッチンからリビング全体を見渡せるような間取りにすることも、住みやすさを追求するうえで重要といえます。
特に人気が高いのは、カウンターキッチンやアイランドキッチンのように、壁側とは反対向きになるようなキッチンです。
キッチンからリビング全体が見渡せれば、料理中も子供の様子を見ることができたり、家族との会話を楽しみながらキッチンでの家事を進めたりすることができます。
人気の間取り4位:物干しスペースは1階に設置
洗濯物は2階のベランダに干すというケースが多いかもしれませんが、1階にも物干しスペースを設置することで、住みやすさは格段にアップするでしょう。
重たい洗濯物を1階から2階へ毎回運ぶことに、ストレスに感じている人はとても多くいます。
そのため、1階にも洗濯物を干すことを想定して間取りを決めることで、家事のストレスが大幅に解消されるかもしれません。
人気の間取り5位:玄関とは反対側の静かな寝室
住みやすい家づくりには、快適に眠れる間取りを意識することもとても重要です。
そのため、寝室は玄関と反対側に配置し、帰宅時の音が気にならないようにすることで、静かで快適に眠れる空間を作ることができます。
子供がいる家庭では特に、睡眠はとても重要なので、寝室の配置をよく考えて決めましょう。
まとめ
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今回は、住みづらい間取りについて、具体例を挙げながら解説していきました。
実際に住みやすい家になるかどうかは、間取りの決め方次第で大きく異なります。
そのため、今回紹介した6つの住みづらい間取りの例をよく把握したうえで、後悔しないような間取りを考えてみてください。
今だけ、自分だけでなく、将来のことや、家族全員のことをきちんと考慮しながら家づくりを進めることが、最も重要なポイントとなりますよ。