注文住宅を検討するとき、家にどのぐらいお金をかけるべきなのか、悩むケースは多いのではないでしょうか?
実際、家を建てるのにかける金額は人によってかなり差が大きくなっているため、自分にとっての正解を見つけるのは簡単ではありません。
思い切ってお金をかけて良い家を建てるべきか、家の費用は安く抑えて他のことにお金を使ったほうが良いのか、自問自答を繰り返している人はきっと多いはずです。

そこで今回は、家にお金をかけるべきかというテーマについて、徹底解説していきたいと思います。
これからマイホームを建てる予定のある人は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
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お金をかければかけるだけ良い家が建ちます
まず、大前提として伝えておくべきなのは、お金をかければかけるだけ良い家が建つのは間違いないということです。
例えば、極端な例ですが、まったく同じ大きさで同じ間取りの家が2つあったとして、家にかける費用が倍近く異なるケースを考えてみましょう。
安い費用で建てたほうの家に比べ、倍近くの金額をかけた家のほうは、生活するうえで便利な設備が充実し、断熱性などの住宅性能も大幅に上がります。
つまり、お金をかければかけるだけ、暮らしやすくてハイグレードな家を建てられるのは明らかであるので、まずは大前提として理解しておきましょう。
でも安く建てて他のことに使う方が幸せかも…
高いお金をかければ良い家が建つのは明らかではあるものの、必ずしもそれがすべての人にとっての正解とは限りません。
なかには、家はできるだけ安く建てて、浮いたお金は他のことに使ったほうが幸せなのではないかと考える人もいるはずです。
例えば、家を安く建てることで、頻繁に贅沢な旅行に行けたり、スポーツや音楽などの趣味を存分に楽しんだり、高級な車を持つことができたり、浮いた分のお金の魅力的な使い道はたくさんあります。
人によっては、安く家を建てて他のことに使えるお金を十分に確保できたほうが、より大きな充実感を得られるかもしれません。

家にお金をかけるべき人・かけないべき人
ここでは、家にお金をかけるべきかかけないべきかで悩んでいる人のために、お金をかけるべき人とかけないべき人の特徴をそれぞれ3つずつ挙げて解説していきます。
それぞれの具体的な特徴を把握することで、自分がどちらのタイプに当てはまるのかが見えてくるでしょう。
自分にとって最適な判断ができるよう、自分自身を客観視しながら読んでみてくださいね。

家にお金をかけるべき人
- こだわりがたくさんある
- 住みやすさを最優先したい
- ありきたりな家にはしたくない
家にお金をかけないべき人
- コストを抑えることを最優先したい
- 最低限のグレードで十分満足できる
- 家よりも趣味のためにお金をかけたい
家にお金をかけるべき人①こだわりがたくさんある
マイホームに対するこだわりポイントがたくさんある人は、家にお金をかけるべきです。
例えば、設備が整った最新型のキッチンを必ず取り入れたい、家族全員で入れる広くて高性能なバスルームは絶対に欲しい、家の中から車を見られるような大きなガレージを設けたいなど、どうしても譲れないこだわりがたくさんある場合は、お金をかけなければ満足できる家を建てることはできません。

マイホームに抱く憧れが強く、こんな家にしたいという明確な理想イメージが頭の中でできあがっている人は、お金をかけて家を建てるべきといえるでしょう。
家にお金をかけるべき人②住みやすさを最優先したい
家を建てるにあたって、住みやすさという点を最優先したいと考えているのであれば、家にお金をかけるべき人といえます。
例えば、季節に関係なく快適な室温が保たれるような空間を求めると、気密性や断熱性を高めるための工事費用や、床暖房を多く取り入れるための費用などが必要になるでしょう。
ほかにも、家の中をより住みやすい場所にするためには、どうしてもお金がかかってしまうのが現実です。

家にお金をかけるべき人③ありきたりな家にはしたくない
いわゆるありきたりな家にはしたくないという思いが強い人は、家にお金をかけたほうが満足度が上がるでしょう。
戸建て住宅が建ち並んでいる住宅街でよく見かけるような外観の家ではなく、自分だけのマイホームとしての特別感が感じられるような個性的な外観の家を好む人などが当てはまります。

例えば、中庭を設けたり、1階と2階で広さが異なるようにしたり、屋根をいびつな形にしたりするなど、個性的なデザイン性を重視すると、建築費用は通常よりも高くなってしまいます。
周りとは違った魅力を持った個性的な家を建てることに価値を強く感じる人は、お金をかけてでも理想を実現させるべきでしょう。
家にお金をかけないべき人①コストを抑えることを最優先したい
家を建てるのにかかるコストをとにかく抑えることを最優先したいと考えている人は、当然ですが家にお金をかけないようにするべきでしょう。
単純に家計のことを考えて節約したいという人以外にも、住宅ローンの借入可能額の関係でコストを抑えなくてはならないという人も少なくないはずです。
例えば、収入が低めの人が家を建てる場合は、住宅ローンの借入可能額も低めになってしまう可能性が高く、家にかけるお金も一定の金額以内におさめなければマイホームを手に入れることはできません。
このような場合は、あれこれと理想を詰め込むことなく、お金をできるだけかけずに家を建てるのを重視することが大切です。
家にお金をかけないべき人②最低限のグレードで十分満足できる
マイホームに対するこだわりがあまり強くなく、最低限のグレードの家が建てられれば十分満足できるという人は、家にお金をかけるのはもったいないかもしれません。
例えば、共働きで家で過ごす時間が比較的少なく、最低限の生活ができればそれで十分と感じている人もいるはずです。

そのような場合は、お金をかけてハイグレードな設備を取り入れても結局無駄になってしまう可能性があるので、家にかけるお金は最低限に抑えて他のことに使ったほうがよいでしょう。
家にお金をかけないべき人③家よりも趣味のためにお金をかけたい
多趣味な人など、家よりも自分の趣味のためにお金をかけたいという考えの人は、家にお金をかけないべき人といえます。
例えば、いろいろなところへ旅行するのを生きがいにしている人もいれば、好きなアーティストのイベントに欠かさずに参加している人、お気に入りの何かをコレクションしている人など、趣味の種類は人によってさまざまでしょう。
お金をかけて自分の趣味を充実させたいという人は、家にはあまりお金をかけないようにしたほうが、生活の充実度や幸福感は上がるかもしれません。

では安く建てるためにはどうすればいいのか?
できるだけ家にお金をかけないようにしたい場合、具体的にどのような方法で費用を抑えることができるのでしょうか?
ここでは、家を安く建てるための4つの方法を紹介していきます。
家にお金をかけたくないと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
安く家を建てる方法
- ローコストメーカーで建てる
- 小さめの家にする
- ほぼ標準仕様で建てる
- 間取りを工夫する
ローコストメーカーで建てる
安く家を建てるには、ローコストメーカーで家を建てるという方法があります。
ローコストメーカーとは、いわゆる「ローコスト住宅」を扱っているハウスメーカーで、一般的な注文住宅に比べて格段に安い価格で家を建てることが可能です。
近頃、安く家を建てたいという需要は高まっていて、安くても十分質のよい家を建てられるローコストメーカーは増えてきているので、ぜひ検討してみましょう。
小さめの家にする
建てる家を小さめにすることで、家にかける費用を安くするという方法もあります。
当然ながら、家そのもののサイズが小さくなれば、その分建築費用は安くなります。
小さめの家にしたことで全体がコンパクトにまとまり、意外にも暮らしやすかったというケースも多いので、安く家を建てたい人は小さめの家にすることも検討してみるとよいでしょう。

ほぼ標準仕様で建てる
注文住宅では、ハウスメーカーによって標準仕様が決まっていて、必要に応じて設備などのオプションを追加していくのが通常のシステムです。
そのため、オプションとされているものはなるべく取り入れず、ほぼ標準仕様のままのプランで家を建てることで、建築費用を安く抑えることができます。
こだわりは反映させにくくはなりますが、標準仕様でも十分不便なく暮らせるように作られている場合がほとんどで、シンプルで無駄のない家が建てられるでしょう。
なお、標準仕様の内容はハウスメーカーによって異なるので、よく確認することが大切です。
間取りを工夫する
家の間取りを工夫することで、家を建てる費用を安くすることも可能です。
例えば、部屋の数をなるべく少なくして使用する壁材や建具を減らしたり、水回りスペースを一箇所にまとめて設けることで配管工事費を節約したりすることができます。
間取りを決める際は、できるだけコストダウンすることを意識してみましょう。

「家にお金をかけること」の意味を、もう一度考えてみよう
家にお金をかけるべきか、家よりも他のことにお金を使うべきか、その答えは人によって異なります。
なぜなら、マイホームを建てるにあたって何を重視するかは人それぞれだからです。
そのため、家にかけるお金に関して迷っている人は、今回紹介した「家にお金をかけるべき人」と「かけないべき人」の特徴を参考に、自分がどちらに当てはまっているかをよく考えてみましょう。
人生で一度きりかもしれないマイホームなので、後悔することのないよう、家にかけるお金について家族でもよく話し合ってみてくださいね。