ハグミーは寒いのか。結論から言うと、寒くないです。私は実際にハグミーに住んでいますが、冬でも「寒くて後悔した」と感じたことはありません。
ただし、「寒い」と言われる理由があるのも事実です。
他の一条工務店の商品と比べて、断熱性能や仕様が抑えられているため、不安に感じる人が多いのだと思います。
とはいえ、その差がそのまま「体感の寒さ」に直結するかというと、そうでもありません。
この記事では、ハグミーが寒いと言われる理由を整理しつつ、実際に住んでいる施主としてのリアルな体感ベースで、「本当に寒いのか?」を分かりやすく解説していきます。
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一条工務店ハグミーが寒いと言われる理由

引用:一条工務店HP
一条工務店は「家は、性能。」というテーマを掲げている通り、気密性や断熱性、耐震性が優れていることで有名。
一条工務店の商品シリーズの中でもグランスマート、アイスマート等の高価格帯の上位モデルが筆頭に挙げられます。
その他にアイキューブやアイスマイルやハグミーなどの価格を抑えた商品もありますが、この中で最も坪単価が低いハグミーは寒いと言われることがあるそうです。
①断熱性能が他の一条工務店商品と比べて低いから
ハグミーの断熱性能が他の一条工務店商品より低いと言われる原因に、以下の理由が挙げられます。
- 壁の厚みが薄いこと
- 断熱材の種類が違うこと
- 断熱性能(UA値)が劣ること
①壁の厚み比較(ハグミー・アイスマート・アイスマイル)
- アイスマート 140㎜+50㎜
- アイスマイル 140㎜
- ハグミー 89㎜
上記のように、具体的な数字で見るとハグミーの壁の厚みはアイスマートの約半分であり、「暖かい家を建てたい」と考えている方は不安に感じるかもしれません。
②断熱材の種類(ハグミー・アイスマート・アイスマイル)
- アイスマート 高性能ウレタンフォーム
- アイスマイル EPS1号相当
- ハグミー EPS1号相当
こちらも上位モデルのアイスマートと異なる材質が使用されていますが、アイスマイルとは同じ材質になっています。このEPS(ビーズ法ポリスチレンフォーム)という物は湿気を含みにくく、変形しにくい長寿命の断熱材。
多くのハウスメーカーで使われている断熱材のグラスウールは経年劣化しやすく、いずれ潰れて下の方に片寄っていき断熱性が下がってしまいます。
また、EPSはグラスウールと比較して約1.2倍の断熱性があるため、十分に高性能だと考えられます。
③断熱性能(UA値)の差(ハグミー・アイスマート・アイスマイル)
- アイスマート 0.25w/㎡・K
- アイスマイル 0.38w/㎡・K
- ハグミー 0.4~0.6w/㎡・K
こちらもアイスマートとは2倍程の差があります。
UA値は数値が小さい方が断熱性が高いとされているので、アイスマートやアイスマイルの断熱性能には及ばないと言えます。
また、一条工務店にはQ値という断熱性能を示す数値もありますが、ハグミーに関しては間取りやオプションの有無によって変動が大きいとのことで公開されていません。
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②全館床暖房が標準仕様ではないから
一条工務店=全館床暖房というイメージが強いと思いますが、標準仕様のハグミーに床暖房は付いていません。
しかし標準仕様のハグミーでも初めからRAYエアコンが付いていますし、各部屋にエアコンを追加することもできるので、床暖房に拘らない方にとってはそれほど大きな問題ではないと思われます。
また、どうしてもハグミーで全館床暖房を採用したい場合はオプションで付けることも可能です。
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③標準仕様がトリプル樹脂サッシではなくペアガラスだから
標準仕様のハグミーの窓はLow-Eペアガラス(アルゴンガス封入)樹脂サッシであり、こちらはアイスマイルと同じ仕様です。
それに対して、アイスマートでは標準仕様が防犯ツインLow-Eトリプル樹脂サッシという更に高性能なものになっています。
こちらに関してもオプションを採用すればアイスマートと同じものを選ぶことができますが、そもそも標準仕様の樹脂サッシ&ペアガラス自体も断熱性に優れていて高性能な部類だと考えて良いと思います。
施主目線の結論「ハグミーは寒くない」

ここからはあくまでも施主目線の意見になりますが、私は「ハグミーは寒くない」と思います。
たしかにハグミーは他の一条工務店商品と比較すると物足りなく見える部分があるかもしれませんが、むしろアイスマートなどの上位モデルの仕様がオーバースペックだという意見もあります。
そもそもハグミーは温暖地域向けの商品であり、「一条工務店の家に住みたいけど、アイスマート等は自分の居住地に対してハイスペックすぎるし、建築費用も抑えたい」と思って悩んでいる方でも検討しやすいのではないでしょうか。
実際にハグミーの家で1年半以上過ごした施主としては、ハグミーでも寒くない暮らしができています。また、アイスマイルやアイスマートで建築した友人宅を何度か訪問しましたが、体感的に違いを感じることは特にありませんでした。
わが家の所在地は「省エネ法に基づく告示により定められた区分」における6地域に該当します。
夫の希望で全館床暖房と防犯ツインLow-Eトリプル樹脂サッシを採用しましたが、時間帯や日によって「寒くない」どころか「少し暑い」と感じることもあります。
そのような時には窓を開けて室温を調整することもあるため、窓に関しては標準仕様のペアガラスでも良かったのかもしれないと感じました。
私と夫は全館床暖房に惹かれて一条工務店での家作りを決意したので、これに関しては採用して本当に良かったと自信を持って言えますし、家作りを検討中の方にも是非おすすめしたいと思っています。
では標準仕様の一ハグミーは寒いのか?

ハグミーは標準仕様であっても、「寒くない」と言えます。
施主である私が、そう言える根拠を説明します。
寒くないと言える理由①壁の厚みだけが断熱性能に影響するわけではない
前述で壁の厚みについて触れましたが、実は住宅における冷気の侵入経路の約58%は窓とされています。
よほど薄い壁でない限りそこから直接冷気が入り込むとは言えず、ハグミーの機能性であれば床下や壁からの冷気(底冷え)は考えにくいのです。
寒くないと言える理由②断熱材に十分な厚み及び耐久性がある
ハグミーの断熱材は一般的な断熱材であるグラスウールよりも優れており、さらに経年劣化しにくいため長い目で見ても断熱性能を維持しやすいと言えます。
寒くないと言える理由③断熱性も大事だが、暖房器具の種類や使い方も重要
まず前提として、ハグミーの断熱性能はアイスマートやアイスマイルに比べると劣る面もありますが、決してハグミーの断熱性が低いわけではなく、根本的に一条工務店の追求する断熱性能が高いのです。
そして「断熱性能が高い住宅≠暖かい空間」であり、「断熱性能が高い住宅=魔法瓶のように保温性が高い空間」という考え方があります。
部屋の広さに適した暖房器具を選択することで初めてその優れた断熱性能を活かすことができるのです。
一条工務店ハグミーでさらに暖かく暮らすための工夫

一条工務店のハグミーが寒くないということはご理解いただけたでしょうか?
「それでもまだどうしても不安だ」という人のために、より暖かく暮らすための工夫をご紹介します。
工夫①窓の大きさに適したカーテンを使用する
前述した通り、冷気は主に窓から入ってくるため、各窓にカーテンを取り付けることで冷気をカットすることができます。
カーテン選びのポイントとして、床までの長さで取り付けることが重要です。
工夫②よく座る場所に敷物をする
寒さの感じ方は人による部分も大きいので、暖かい素材のカーペットやマット等を使用し、直接床に座らないことも寒さ対策の一つとして有効的です。
工夫③サーキュレーター等を用いて空気を循環させる
基本的に暖気は上の方に、冷気は下の方に溜まる傾向があるため、サーキュレーターやシーリングファンなどで空気を循環させると室内の暖かさを維持しやすくなります。
ハグミーと他の一条工務店商品との性能比較

引用:一条工務店HP
ハグミーとそのほかの商品では、どのような性能差があるのでしょうか?
人気のアイスマート・アイスマイルと比較してみましょう。
アイスマートとの違い
アイスマートは一条工務店の中でも上位モデルであるため、ハグミーと比較すると設備や機能性に差があります。
注意
ハグミーでもオプションを採用することで高性能にカスタマイズすることができますが、建物自体の基本的な工法が違うためアイスマートには及ばないと考えられます。
具体的には、アイスマートの耐熱等級が7相当であるのに対して、ハグミーは耐熱等級5~6相当(間取りやオプションの有無により変動あり)とされています。
アイスマイルとの違い
ハグミーとアイスマイルはどちらも規格住宅でインテリアや設備もほとんど同じなので見た目は比較的似ている商品ですが、壁の厚みや全館床暖房の有無などに差があります。
また、アイスマイルの耐熱等級は6相当とされているので、こちらに関してもハグミーより高性能だと言えます。
性能重視ならどれを選ぶべき?ハグミー・アイスマート・アイスマイル
「確実に暖かい家を建てたい」「家作りを絶対に失敗したくない」「アイスマイルやハグミーは寒そう」と不安に思う方は、アイスマートを選択すると確実だと思います。
しかしアイスマートは安定の高性能・高級感のある造りである分、アイスマイルやハグミーと比較するとどうしても建築費用が高くなってしまいます。
また、アイスマイルとハグミーでほぼ同じような間取りや設備を選択した(ハグミーで各種オプションを採用する)場合でも、やはりアイスマイルの方が費用が高くなります。
ちなみに一条工務店には世界際高レベルの性能を誇る「ロスガード90」という全館換気システムがあり、これはアイスマートやアイスマイルだけでなく、ハグミーにも標準で装備されています。
高気密・高断熱住宅だからこそ換気の質が問われるのですが、この「ロスガード90」は外気を室内に取り込む際に最適な温度・湿度に変換してくれるという優れものです。
つまり、一般的な住宅以上の断熱性・気密性を持ち、非常に優れた換気システムを兼ね備えたハグミーはコストパフォーマンスのバランスがとれていると言えます。
そのため、私個人としてはハグミーを選ぶことも視野に入れて良いのではないかと思います。
寒冷地仕様のハグミー・ファムもおすすめ

引用:一条工務店HP
ハグミーとハグミー・ファムの違い
比較的新しい商品であるハグミーと並んで、近年発売したハグミーファムという商品があります。
こちらは寒冷地専用モデルであり、比較的温暖地域向けのハグミーとの主な違いは工法と窓の仕様にあります。
工法の比較
- ハグミー 2×4工法(38㎜×89㎜の木材)
- ハグミーファム 2×6工法(38㎜×140㎜の木材)
つまり、ハグミーファムの方が使用する板が多く、断熱材がたくさん入るため、保温性が高いということです。
実際に、ハグミーファムの断熱材は通常のハグミーのEPS1号相当89㎜に対して140㎜であり、この壁と断熱材の厚みはアイスマイルに匹敵します。
ハグミーでは様々なオプションを付けることができますが、こちらの工法に関してはオプションで対応できないため、ハグミーファム最大のメリットとも言えます。
窓の仕様比較
- ハグミー ペアガラス
- ハグミーファム トリプルガラス
こちらもハグミーファムは標準仕様がアイスマートと同様のトリプルガラスであり、寒冷地の過酷な寒さに対応できるよう設計されています。
ハグミーファムW(北海道専用モデル)が登場
また、ハグミーファムに続いてハグミーファムW(北海道専用モデル)という物も発売されています。こちらはハグミーファム以上の断熱性能を誇る商品で、壁の厚みが140㎜+外壁50㎜となっています。
この壁の厚みはアイスマート相当ですが、ハグミーシリーズで使用している断熱材は全てEPS1号相当であるため、実際の断熱性能はアイスマートに軍杯が上がります。
また、通常のハグミーの断熱性能が5~6であるのに対し、断熱性能6という違いもあります。
ハグミーファムWではさらに、同シリーズで初めて「断熱玄関土間」という物も採用されており、玄関まわりの寒さ対策も強化されています。
「より暖かい家を選びたいからハグミーファムで建てたい」と思う方もいるかもしれませんが、実は一条工務店が定める対象地域でなければハグミーファムやハグミーファムWを選択することはできません。
ハグミーファムやハグミーファムWの優れた断熱性能は非常に魅力的ですが、もちろんそれだけ高性能な商品ということは坪単価も上がってくるので、通常のハグミーよりも建築費用が高くなるとされています。
ハグミーでよくある質問・FAQ

床暖房なしだと寒い?
床暖房を付けないと外気ほどではなくても、もちろん肌寒いです。
なぜならどのハウスメーカーの商品でも基本的に住宅は勝手に暖まるわけではなく、暖房器具で暖める必要があるからです。
しかし個人的な意見として、賃貸住宅暮らしの頃と比べると圧倒的に断熱性能が高いため、暖房を付けていなくても外から帰宅すると「外より寒くない」と感じます。
サッシは標準のペアガラスのままだと寒い?
わが家はペアガラスに若干の不安を感じたのでトリプルガラスを採用しました。
しかし、ロールスクリーンをした腰窓のすぐ下にいたり、夜にカーテンを動かしたりすると冷気を感じることがあります。
注意
トリプルガラスでも冷気を感じる瞬間があるので、ペアガラスだとさらに冷気を感じやすいのかもしれません。
しかし、わが家の場合はカーテン選びの際に断熱性能を一切考慮せず購入したことがその一因だと思います。
窓からの冷気が心配であれば、ハニカムシェードなど保温性の高いカーテン類を採用することで対策できます。
冬はエアコンだけでも快適に過ごせる?
わが家は標準装備のRAYエアコンを不採用にして引き渡し後に他メーカーのエアコンを付けました。
注意
RAYエアコンは非常に高性能ですが、床暖房と連動しており、床暖房使用中は同時に使用できず不便だと感じたからです。
床暖房の電源を付けてから室温が安定するまでの数日間や床暖房のシーズンが終わって電源を切った後の寒い日にエアコンを使用しますが、それでも十分暖かいと感じます。
逆に夏場はエアコンだけに頼っていますが、12畳用のエアコン1台でLDK16畳+隣接の和室4.5畳+洗面所3畳までしっかり涼しくなります。
しかし一条工務店の住宅は乾燥しやすいので、エアコンを使用する場合は加湿器などの乾燥対策が必要だと思います。
わが家は前述のロスガード90に「うるケア」という加湿機能の付属オプションを採用しましたが、それでも冬場は多少乾燥を感じます。
また、温湿度計の数字で見てもエアコン使用時は床暖房使用時より乾燥しているので、快適に暮らすために湿度の調整は必要です。
吹き抜けのあるプランを選ぶと寒い?
わが家は2階の空間と繋がっていないタイプの吹き抜けがある間取りを選択しました。
ハグミーの家で2回冬を過ごしましたが、吹き抜けがあるからといって寒いと感じたことはありません。
むしろ地域柄、夏の暑さの方が心配だったので、オプションで吹き抜け部分にシーリングファンを設置しました。
こちらは夏場のために設置したのですが、思いがけず冬場にも大活躍しています。
シーリングファンで夏場は上に溜まった暖気を下に送風することで空気を撹拌すると同時に涼むことができ、冬場は下に溜まった冷気を上に送ることで肌に直接風が当たらず自然に暖まることができます。
季節の変わり目は床暖房の温度設定に迷って室温が高くなりすぎることもあるのですが、その時も冷房時のモードでファンを運転すると扇風機のように使用できます。
また、吹き抜けのある間取りを選択したことで16畳のLDKでも解放感があり、視覚的にも広く感じるので気に入っています。
これだけシーリングファンを採用したのは吹き抜けがあったからなので、結果的に吹き抜けのある間取りにして良かったと感じています。
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ハグミーは“寒い”ではなく「価格と性能のバランスが取れた家」
ハグミーは、一条工務店の上位モデルと比較すると断熱性能や標準仕様に差があるため、「寒そう」と不安に感じる人がいるのも自然だと思います。
ただ、実際に住んでいる施主としては、ハグミーだから寒いと感じたことはありません。
むしろ、一般的な住宅と比べれば十分すぎるほど高性能だと感じています。
もちろん、寒冷地でとにかく性能重視ならアイスマートやハグミーファムの方が安心感はあるでしょう。
一方で、温暖地域で「コストを抑えつつ快適に暮らしたい」という人にとって、ハグミーはかなりバランスの良い商品だと思います。
大切なのは、「一条工務店の中で比較してどうか」だけではなく、自分たちの住む地域や予算、求める暮らしに合っているかどうか。
この記事が、ハグミーを検討している方の不安を少しでも解消できれば嬉しいです!





