注文住宅では、間取りを自由に決められるのが嬉しい反面、間取りで後悔しやすいポイントもたくさんあります。
なかでも、実際に家が完成してからでないと気づけないような後悔ポイントは非常に多く、間取りの後悔だらけで「いっそゼロからやり直したい!」とさえ思ってしまうケースも少なくありません。
そこで今回は、間取りでの失敗回避のために押さえておきたい20のチェックポイントについて、徹底解説していきます。
これから注文住宅を建てる人は、ぜひ間取り決めの参考にしてくださいね。
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間取りで後悔だらけ|チェックポイント20選
注文住宅の間取りには、見落としやすい後悔ポイントがたくさん潜んでいます。
これから、特に後悔しやすい20のチェックポイントを厳選して紹介していくので、1つずつ詳しく見ていきましょう。
1.コンセントの数と配置は問題ないか
各部屋のコンセントの数と配置は、必ず入念にチェックしておきたいポイントです。
ただし、単純に数をたくさん付けておけばいいというわけではありません。
コンセントの位置によっては、家具を配置したときにコンセントが隠れてしまったり、使いたい場所からコンセントまでの距離が遠くなってしまったりする失敗例が非常に多くなっています。
コンセントの数や配置を適当に決めてしまうと、住み始めたら延長コードだらけの家になってしまうかもしれないので、よく考えて決めるようにしましょう。
2.照明スイッチの位置は不便でないか
壁付けの照明スイッチの位置が、実際に住んでみたら不便すぎたという後悔もよくあります。
例えば、1階の廊下部分の照明スイッチが玄関から離れていると、帰ってきたときにすぐに照明を点けることができず、真っ暗のなかで靴を脱いで家のなかに入ることになってしまいます。
実際に操作するシーンを想像しながら、不便が生じない位置に照明スイッチを取り付けることが大切です。
3.床下点検口の場所を指定しているか
床下点検口とは、建物の下に通っている配管や基礎部分を点検するために、家の1階部分に設けられる開口部のことです。
床下点検口は、入居者が日常的に使用するものではないため、間取り決めの打ち合わせにおいて特別話にあがらず、知らないうちに場所が決められていたというケースも少なくありません。
その結果、1階の目立つ部分に床下点検口が設置されてしまい、見栄えが悪くなって後悔したという失敗例は結構多くあります。
このような後悔をしないためにも、床下点検口の場所は自分で確認したうえで指定することを忘れないようにしましょう。
4.ドアの開け閉めに不便は生じないか
各部屋のドアの開け閉めに不便が生じないかという点も、重要なチェックポイントです。
例えば、2つのドアが直角に隣り合って設置される場合、同時にドアを開けるとぶつかってしまう可能性があります。
ドア同士がぶつかってしまうと、出入りがスムーズにできずにストレスになるだけでなく、手や指を挟んでしまいケガをする恐れもあるので、注意が必要です。
それぞれのドアがどちら側に開くのか、家族同士でドアの開け閉めのタイミングが被りそうかどうかなど、しっかりとチェックしておきましょう。
5.室内干し設備は邪魔にならないか
注文住宅では、室内干しの設備を取り入れるケースは多いでしょう。
しかし、取り付ける位置によっては、実際に洗濯物を干すと邪魔になってしまう可能性があるので、よく考えて位置を決めなければなりません。
例えば、寝室の窓付近に室内干し設備を取り付けたものの、ベッドの真上の位置になってしまい、寝るときに邪魔になってしまうケースはよくあります。
後悔しないためには、家具などの配置を考慮し、実際に洗濯物を干した状態でも邪魔にならないかどうかをイメージすることが重要です。
6.収納内にハンガーパイプは設置してあるか
収納スペースの中にハンガーパイプを付けなかったことで後悔したという失敗例は少なくありません。
ありがちなのは、ウォークインクローゼットにはハンガーパイプを設置したものの、そのほかの小さめの収納スペースには設置しなかったというケースです。
初めは、ハンガーにかける衣類はすべてクローゼットにまとめるつもりでも、実際に住んでみるとちょっとしたコートやカーディガンなどをほかの収納内にかけておきたいといった場面は多くあります。
そのため、できればハンガーパイプは各収納内にそれぞれ設置しておいたほうが、後悔を防げるでしょう。
7.エアコンの設置場所に問題はないか
各部屋のエアコンの設置場所を決める際にも、後悔しやすいポイントが潜んでいます。
よくある失敗例としては、寝室のエアコンを取り付ける位置や向きを考慮せず、いざ住んでみたら寝るときに風が顔に直撃してしまうというケースがあります。
ほかにも、設置場所を誤って室外機を玄関横に置かなければならなくなり邪魔になってしまったという失敗例も少なくありません。
エアコンの設置場所を決める際は、エアコンの風の通り道を考えたり、室外機を置くスペースを確保したりすることも忘れないようにしましょう。
8.インターホンの位置は適切か
注文住宅ではインターホンを設置するのが一般的になっていますが、設置場所を誤ると後悔に繋がる恐れがあるので注意が必要です。
例えば、玄関とは真逆の位置にインターホンを設置した場合、チャイムが鳴った際にインターホンまで移動し、そこからまた玄関まで向かうことになると、移動距離が無駄に長くなってしまう可能性があります。
そのため、インターホンの位置は、玄関に向かう通り道の途中に設けるように意識したほうがよいかもしれません。
9.キッチンの高さは適切か
キッチンの高さが身長にあっていないと、使いにくさから後悔を強く感じてしまう恐れがあります。
キッチンの高さは、家族のなかで最も料理をする頻度が高い人の身長に合わせて決めましょう。
身長に対してキッチンが低すぎたり高すぎたりすると、毎日の料理や洗い物がストレスになってしまうかもしれないので、必ずチェックしておきたいポイントです。
10.洗面所の広さは十分か
間取り決めでの優先順位を低くしてしまいがちなのが、洗面所の広さです。
例えば、夫婦2人なら洗面所は少し狭くても十分と思っていたものの、後々子供が増えたら一気に窮屈さを感じてしまって後悔したという例は非常に多いです。
洗面所が狭いと、子供とのお風呂あがりに身体を拭いて着替えさせるときや、帰宅時に子供たちが順番に手を洗ったりするときなどに、窮屈さでストレスを感じやすくなります。
そのため、子供がいる家庭では特に、洗面所は十分な広さにしておくことをおすすめします。
11.無駄な段差はないか
間取りを決めるときは、家の中に無駄な段差がないかどうか、確認しておいたほうがよいでしょう。
部屋と廊下の境目部分に段差があったり、和室部分だけ段差を設けたりする間取りの例はよくありますが、子供がつまずいて転びやすくなるので注意が必要です。
また、お掃除ロボットを使う際も、段差があるとスムーズに動いてくれない可能性が高くなります。
無駄な段差があると後悔しやすいポイントが多いので、必要がなければなるべく床全体をフラットいしておいたほうがよいかもしれません。
12.玄関収納の大きさは足りているか
玄関収納の大きさも、後悔しやすいポイントとなっています。
特に、ベビーカーが収納できずに後悔したという声は非常に多いです。
ベビーカーは、畳んだ状態でも意外と場所をとるので、玄関に収納したい場合は十分な広さを確保するようにしましょう。
13.トイレ収納の大きさは足りているか
トイレ内の収納をもっと大きくしておけばよかったと後悔する人も少なくありません。
トイレには、トイレットペーパーの予備やトイレ掃除用具、生理用品など、収納するものが意外と多くあります。
そのため、トイレ収納は思っているよりも大きめに確保しておくことが、後悔を避けるためのポイントといえるでしょう。
14.お風呂に無駄なオプションをつけていないか
お風呂には、追加できるオプション設備の種類が多くあります。
そのため、ついつい無駄なオプションをつけてしまいあとで後悔する人が多いので、注意が必要です。
例えば、ジェットバスや防水テレビ、高機能シャワーヘッドなどは、魅力的に見えるものの実際にはなくても困らないケースも少なくありません。
費用をかけてオプションをつけても、結局使わなければ無駄になってしまうので、必要性を冷静に判断することが大切です。
15.カーテンレールは必要な箇所についているか
カーテンレールの有無は、多くの人が見落として後悔しやすいポイントなので、注意しましょう。
特に注意すべきなのは、比較的サイズの小さな窓のカーテンレールです。
メインとなるような大きな窓には当然のようにカーテンレールがついていたとしても、小さめの窓には基本的にはついていないことが多いので、必ず確認しましょう。
小さな窓でも、位置によってはカーテンがないと外からの目線が気になってしまうケースもよくあります。
16.パントリーや書斎は本当に必要か
パントリーや書斎のようなちょっとしたスペースは、実際に住んでみたらあまり使わなかったという人も多いので、本当に必要かどうかをよく考えたほうがよいでしょう。
具体的な使い道がイメージできていないままパントリーや書斎を設けると、結局荷物置き場と化してしまい無駄なスペースとなってしまうかもしれません。
17.階段の幅は十分か
階段の幅を狭くしてしまうと、引っ越し時に荷物を搬入する際、大きなものを2階へ上手く運べない可能性があるので注意が必要です。
階段の幅は少しゆとりを持たせたほうが、大型家具の搬入などがスムーズに進むでしょう。
また、手すりによって通れる幅が少し狭まることも考慮しておくべきポイントです。
18.西日が強く入りすぎる位置に窓をつけていないか
窓の配置を決める際、西日が入る方角には要注意です。
西日がダイレクトに入る位置に窓を設けてしまうと、家の中にいても眩しくて快適に過ごせなかったり、異常に室内が暑くなってしまったりする可能性があります。
そのため、西日が強く入る方向を把握したうえで、窓をつける場合はシャッターや遮光カーテンなどの西日対策も合わせて考えておくようにしましょう。
19.ベランダが隣家と向い合せにならないか
ベランダを設ける場合は、隣家のベランダと向い合せにならないかという点にも注意が必要です。
例えば、広いベランダを設けてゆっくりくつろぎたいと思っていたものの、実際に完成してみたら隣家とベランダ同士が向き合ってしまっていたことに気づき、思い描いていたようなベランダの使い方ができなくなってしまったというケースはたまにあります。
後悔を回避するには、自分の家だけでなく、隣接する家の建ち方も考慮しながら家づくりを進めることが大切です。
20.駐輪スペースは足りているか
間取りを決める際は、家の外のスペースについても配慮したほうがよいでしょう。
後悔しやすいポイントとして、駐輪スペースが足りなくなるというケースは非常に多いです。
初めは足りていても、子供の成長とともに自転車の台数が増え、敷地内に停めるスペースがなくなってしまう可能性があるので、注意しましょう。
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間取りで失敗しないために大切な3つのこと
間取りでの後悔ポイントはたくさんありますが、後悔しないためにはどのようなことに気をつければよいのでしょうか?
ここでは、間取りで失敗しないために大切な3つのことをお伝えしておきたいと思います。
間取りで失敗しないために大切な3つのこと
- とにかく間取りの事例をたくさん見る
- 注文住宅経験者の意見をたくさん聞く
- 家族全員の動きを細かくイメージする
失敗しないために①とにかく間取りの事例をたくさん見る
最も大切なのは、単純なことではありますがとにかく間取りの事例をたくさん見ることです。
実際の間取りの事例をたくさん見ていくうちに、自分にとって本当に使いやすい間取りが分かってきます。
パンフレットなどで間取りの事例を見るだけでなく、機会があれば実際に建っている家の間取りを見てみるのもおすすめです。
失敗しないために②注文住宅経験者の意見をたくさん聞く
後悔しないためには、実際に注文住宅を建てた経験者の生の声をたくさん聞いたほうがよいでしょう。
間取りでの後悔のほとんどは、実際に体験した人にしか分からない部分が非常に多いです。
そのため、周りで既に注文住宅を建てている人がいれば積極的に話を聞きにいってみると、役に立つアドバイスがたくさんもらえるかもしれません。
失敗しないために③家族全員の動きを細かくイメージする
間取りの後悔を防ぐためには、家の中での家族全員の動きを細かくイメージすることも大切です。
特に意識しておくべきは、バタつきやすい朝の時間帯での全員の動きです。
それぞれがどんな動きをするかをイメージし、お互いにぶつかることなくスムーズに動ける間取りを家族で考えましょう。
まとめ
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今回は、間取りでの後悔を回避するための20のチェックポイントを一気に紹介してきました。
これから注文住宅を建てようと考え始めている人にとっては、意外なポイントも多かったのではないでしょうか?
間取りの後悔は、家が完成してから気づいても手遅れであることが多いです。
家づくりをするときは、ぜひ今回のチェックポイントを確認しながら間取りを考えてみてくださいね。