現在注文住宅の検討中で、全ての部屋に床暖房を設置する全館床暖房にしたいと思われていませんか?
とても快適と言われている床暖房が家中どこでも付いていたら、冬は最高にすごしやすい家になりそうですからね。
そう思ってどんなハウスメーカーが良いのか調べてみると、すぐに出てくるのは一条工務店かと思います。
一条工務店は全館床暖房を全面に出して売りにしているほか、実際に住んでいる人がネットで発信している情報も多いので、全館床暖房といえば一条工務店みたいな感じになっていますよね。
でも、もし一条工務店以外でも全館床暖房が実現できるハウスメーカーがあるのであれば、そちらも検討してみたいですよね。
そこで今回は、全館床暖房を一条工務店以外で実現できるハウスメーカーはあるのかについて徹底解説していきます。
合わせて、床暖房のメリットやデメリットなどについてもお話ししていますので、全館床暖房を検討中の方はぜひ参考にされてください。
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全館床暖房が標準仕様なのは一条工務店だけ
全館床暖房といえば一条工務店と言われている最も大きな理由が、全館床暖房が標準仕様になっている(i-smart以上のグレードの商品で)という点です。
床暖房は普通はオプションで追加費用を払って設置するものなのですが、一条工務店の全館床暖房は標準仕様なので、信じられないことの一切の追加費用なしで全館床暖房の家にすることができるのです。
実は一条工務店以外にも全館床暖房を実現できるハウスメーカーは多くあるのですが、一条工務店のように標準仕様で追加費用なく実現できるハウスメーカーはありません。
いくら床暖房が快適といっても、オプションであれば付けようかどうか迷ってしまいます。
しかし一条工務店は標準仕様で初めからついているので、もはや付けるかどうか迷うことすらなく、自動で全館床暖房が付いてくるのが非常に大きな魅力になっています。
全館床暖房が絶対条件なら一条工務店一択になりそう
前章でお話しした通り、全館床暖房が標準仕様なのは一条工務店だけで、他のハウスメーカーで実現しようとした場合はすべてオプションになります。
そして床暖房のオプション費用というのはとても高くて、全館床暖房となると数百万円という追加費用が掛かってしまいます。
家づくりをしていると思った以上にお金が掛かってついつい予算オーバーしがちになりますので、そんな中でさらに数百万円プラスになってしまう全館床暖房をオプションで付けるという判断はなかなかできません。
そのため、もし全館床暖房を絶対条件として検討しているのならば、追加費用無しで実現できる一条工務店のほぼ一択になるのではないかと思います。
ちなみに一条工務店がここまでして全館空調にこだわっている理由は、高気密・高断熱の家と非常に相性が良いからです。
一条工務店の家は数あるハウスメーカーの中でもトップクラスの気密性・断熱性を備えているので、床暖房で床を少し温めるだけで、家全体が春のようなほんわかとした非常に快適な空間になるのです。
また、気密性の高い部屋でストーブやファンヒーターを使うと空気がすぐに汚れて体にも良くないので、そういった暖房器具を使って欲しくないという想いも床暖房へのこだわりにつながっています。
「1階ぜんぶ床暖房」が標準仕様のハウスメーカーなら1社だけある
ここまでお話ししてきた通り、全館床暖房にするなら一条工務店一択というような状況になりますが、「1階ぜんぶ床暖房」が標準仕様のハウスメーカーなら1社だけあります。
それは、ユニバーサルホームです。
ユニバーサルホームの家は、地熱床システムと床暖房を組み合わせた「地熱床暖房」が採用されていて、1階全面床暖房が標準仕様となっています。
地熱床システムというのは、夏は冷たく冬は暖かい地熱を家の空調に利用するシステムのことです。
普通はただの空間になっている床下のスペースに砂利を敷き詰めて地熱を1階の床まで伝えることにより、建物内に天然の冷暖房効果をもたらすことできます。
さらにその上に床暖房を設置することにより、冬場はより少ないエネルギーで床暖房を行うことが可能になるのです。
このように地熱床暖房は、その名の通り地熱と床暖房を上手に組み合わせたシステムになっていて、室内をぽかぽかと程よい暖かさにすることができるほか、光熱費も抑えられるとても素晴らしい床暖房となっています。
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全館空調が得意なハウスメーカーなら選択肢は多い
ここまでは全館床暖房に絞った形でお話しをしてきましたが、その場合であれば現実的にはほぼ一条工務店一択であることが分かりました。
しかし、もう少し視野を広げて、全館空調という視点でみれば選択肢はぐっと多くなります。
例えば、下記のようなハウスメーカーは全館空調を得意としており、それぞれ独自の全館空調システムのラインナップがあります。
- パナソニックホームズ:エアロハス
- セキスイハイム:快適エアリー
- 住友林業:エアドリームハイブリッド
- ミサワホーム:エアテリア
- 三井ホーム:スマートブリーズ
- 三菱地所ホーム:エアロテック
- トヨタホーム:スマートエアーズPLUS
- ヤマト住建:YUCACOシステム
- ユニバーサルホーム:まるっと空調
- 桧家住宅:Z空調
- アキュラホーム:匠空調
全館空調システムを使えば、全館床暖房と同じく冬は家全体を暖かくできますので、家中を快適な空間にするという目的を果たすことができます。
そのため、もし全館床暖房にしたいと思ったけど、自分が思い描いているマイホームのイメージが一条工務店の家とは違うなと思った場合は、こちらのような全館空調システムの家を検討してみるのも一つの手です。
選択肢が一気に増えるので、自分のイメージにピッタリあったハウスメーカーが見つかると思いますよ。
全館床暖房の魅力・メリット
この章では、全館床暖房の魅力・メリットをお伝えします。
もし全館床暖房の家に住めたら、こんなにも嬉しいことが起こります。
全館床暖房の魅力・メリット①家全体が春のような暖かさになる
全館床暖房の最大の魅力は、やはり家全体が春のようなポカポカした暖かさになることでしょう。
これは空気を直接暖めるタイプの暖房では決して得られない快適性で、まさに床暖房ならではのメリットと言えます。
なぜ床暖房がこのような暖かさになるのかというと、床を直接暖めることによって輻射という形で暖かさを得られるからです。
実は体感温度は空気の温度だけで決まるわけではなく、この輻射も大きく影響しています。
そのため空気の温度が同じでも、床が冷たいとそこから冷たい輻射を受けて寒く感じて、逆に床が暖かいとそこから暖かい輻射を受けて暖かく感じるのです。
これが、床暖房のポカポカの秘密です。
この輻射による快適性の向上が想像以上に大きいので、一度床暖房を使った人はその快適性を絶賛しているのですね。
全館床暖房の魅力・メリット②床が暖かく冷え性でも大丈夫
冷え性の方にとって非常に辛いのが、冬の床の冷たさかと思います。
冬の冷たい床に素足で触れると冷え性が悪化するので、スリッパや靴下が欠かせません。
しかし、全館床暖房の家ではそんなお悩みは不要になります。
家中どこでも床がほんのりと暖かいので、冷たさによる不快感は皆無になり冬でも素足で全く問題なくすごせるようになります。
全館床暖房の魅力・メリット③部屋全体の温度を均一にできる
空気の特徴の一つに、暖かい空気は軽くなって上昇して、冷たい空気は重くなって下降するというものがあります。
そのため、冬場に普通に暖房をしていると、部屋の上の方は暖かいけど床付近は冷たい空気が溜まって寒いという状態になります。
しかし、床暖房を行うと床が一番暖かいため、暖かくなった空気が上昇して自然と部屋全体が均一な温度になります。
そうすると部屋の上下の温度差がなくなってとても快適な空間になりますし、体感温度が上がって低めの設定温度でも十分暖かいと感じるので省エネにもつながります。
このように床から暖める床暖房は、冬場には非常に理に適った暖房方法になっています。
全館床暖房の魅力・メリット④ヒートショックを予防できる
全館床暖房はその名の通り家全体を床暖房するので、家の中の全ての空間が均一な暖かい空間になります。
そのため、冬の悩みの一つであるヒートショックともおさらばすることができます。
冬は特に暖房をしている部屋としていない部屋の温度差が大きくなるので、単純に不快な他、健康面でもあまり良いことがありません。
しかし全館床暖房ではそのような心配が全くないので、快適かつ健康的な冬の時間をすごすことができます。
全館床暖房の魅力・メリット⑤安心・安全に暖房できる
全館床暖房を行うと、家の中に全く暖房器具を置かない状態で家の暖房をすることができます。
暖房器具というのは熱を発するものになりますから、室内にあると火傷の心配がどうしても出てきてしまいます。
しかし、全館床暖房の場合は床の温度を体温以下の25〜28℃くらいにすれば十分部屋を暖かくできるので、火傷の心配も一切なく、安心・安全に暖房することができます。
全館床暖房の魅力・メリット⑥無風・無音かつ空気を全く汚さない暖房ができる
完全な無風・無音かつ空気を全く汚さない暖房ができるのも、全館床暖房の嬉しいところです。
暖房器具を動かして風が発生したらホコリが舞う原因にもなりますし、風切り音がうるさく感じることもあります。
また、ストーブなどの燃焼系の暖房器具を使った場合は、燃焼の排ガスで室内の空気が汚れてしまいます。
しかし、全館床暖房であればそのような不快さも全くないので、これも快適性アップにつながっています。
全館床暖房のデメリット
最後の章では、全館床暖房のデメリットをお伝えします。
これまでお話ししてきた通り全館床暖房は非常に快適な家にはなるのですが、やはりデメリットが一つもないということはなくて、下記のような点はデメリットとして挙げられます。
- 部屋の空気が乾燥する
- 不凍液交換などのメンテナンス費用がかかる
- 故障時の修理費用が高額になる
- ランニングコストがかかる
- 暖まるまでに時間が長い
この中でも特に注意したいのが、部屋の空気が非常に乾燥してしまう点です。
冬は外の空気に含まれている水分が少なくなるので、その状態で床暖房で空気の温度だけを上げると湿度がとても低いカラカラの空気になってしまいます。
そのため、リビングや寝室といった居住スペースには、乾燥を防止するための加湿器が必須になります。
部屋が乾燥すると喉やお肌にも良くありませんし、風邪も引きやすくなってしまいますからね。
まだハウスメーカーが決まっていないあなたへ。タウンライフ家づくりでハウスメーカーを比較・検討してみませんか?あなたの希望する複数のハウスメーカーが、無料で間取りプランと見積もりを作成してくれます。
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この記事のまとめ
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本記事のまとめです。
全館床暖房が標準仕様なのは一条工務店だけ
数あるハウスメーカーの中で、全館床暖房がオプション費用なしで設置できる標準仕様なのは一条工務店のみ。
全館床暖房が絶対条件なら一条工務店一択になりそう
一条工務店以外のハウスメーカーでも全館床暖房は可能だが、その場合は数百万という追加費用が掛かる。そのため、全館床暖房にしたい場合は現実的には一条工務店一択。
「1階ぜんぶ床暖房」が標準仕様のハウスメーカーなら1社だけある
1階だけで良ければ、ユニバーサルホームの「地熱床暖房」であれば標準仕様で床暖房が付いてくる。
全館空調が得意なハウスメーカーなら選択肢は多い
視野を広げて全館空調という視点で見ると、ハウスメーカーの選択肢が一気に増える。そのため、一条工務店以外にするのであれば、全館床暖房ではなく全館空調を検討するのがオススメ。
全館床暖房の魅力・メリット
- 家全体が春のような暖かさになる
- 床が暖かく冷え性でも大丈夫
- 部屋全体の温度を均一にできる
- ヒートショックを予防できる
- 安心・安全に暖房できる
- 無風・無音かつ空気を全く汚さない暖房ができる
全館床暖房のデメリット
全館床暖房の最大のデメリットは、部屋の空気が非常に乾燥すること。そのため、リビングや寝室には加湿器が必須となる。
この記事を最後まで読んで頂くと、全館床暖房にしたい場合はやはり一条工務店が最適で、それ以外のハウスメーカーだとなかなか難しいことがお分かり頂けたのではないかと思います。
そのため、全館床暖房にしたいと思っていて、かつ一条工務店の家に不満がないのであれば、このまま一条工務店で検討を進めるのが良いでしょう。
そして全館床暖房にしたいけど一条工務店の家がイメージと違う場合は、もう少し視野を広げて全館空調システムが得意なハウスメーカーも選択肢に入れるのが良いですね。
その上で、全館床暖房を最優先にして一条工務店を選ぶのか、全館空調システムでも良いと考えてより自分のイメージに近いハウスメーカーにするのかをじっくりと考えていきましょう。