現在注文住宅の間取りを検討中で、お風呂の広さをどうしたら良いか迷われていませんか？
注文住宅のお風呂の大きさは、普通の大きさである1616サイズとちょっと広めの1620サイズの２種類が主流になっています。
そしてもちろん広いに越したことはないのでしょうが、広いお風呂は空間も取るし金額も高くなるので、普通の大きさで十分なのであれば1616サイズでも良いかなと思いますよね。
でも、日本人にとってお風呂は１日の疲れを癒すための大切な場所なので、自分の選んだお風呂のサイズで後悔するようなことだけはしたくないですよね。
そこで今回は、1616サイズのお風呂にして後悔した人の声をまとめてみました。
合わせて、1616サイズにして良かったことや、この広さで十分な家庭・狭いと感じるかもしれない家庭についてもお話ししていますので、1616サイズのお風呂を検討中の方はぜひ参考にされてください。
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お風呂の1616サイズってどんな広さ？
まず初めに、1616サイズのお風呂がどのような広さなのかについて解説します。
1616サイズは、お風呂場の内寸が1.6m×1.6mの正方形になるお風呂で、この中に浴槽と洗い場がそれぞれ半々くらいの割合であります。
また、このお風呂の大きさは外寸で１坪(約1.8m×1.8m)の大きさに入るように作られているので、別名で「１坪タイプ」とも呼ばれています。
そしてこのサイズはお風呂の大きさとしては広くもなく狭くもなくといった普通サイズのお風呂になりますので、注文住宅のお風呂としては良く選ばれているサイズになります。
ちなみにですが、1616以外のサイズは下記のようなサイズがあります。
◆1620サイズ◆
こちらは、お風呂場の内寸が1.6m×2.0mの長方形の形になり、別名で「1.25坪タイプ」と呼ばれています。
1620サイズは浴槽の広さは1616サイズと同じですが、洗い場の広さが40cmほど大きくなっています。
この40cm広げることによって洗い場の使い勝手がかなり良くなりますので、こちらも注文住宅のお風呂として良く選ばれているサイズです。
◆1216サイズ◆
こちらは、お風呂場の内寸が1.2m×1.6mの長方形になるお風呂で、別名「0.75坪タイプ」と呼ばれています。
1216サイズのお風呂は、浴槽・洗い場ともに1616サイズのお風呂よりも狭くなります。
このサイズはアパートなどの集合住宅で良く採用されていているお風呂で、注文住宅用としては少し狭いかなと感じるサイズになります。
◆+5cm広くなったサイズ◆
また、外寸の大きさは変わらないけど、内寸を目一杯広くした+5cm広くなったサイズというのもあります。
例えば１坪タイプのお風呂だったら、内寸が1.65m×1.65mになるといった具合です。
そしてこの場合はサイズの数字が一つ上がって、1717サイズや1721サイズと呼ばれています。
こちらも注文住宅のお風呂として選択可能なサイズとなり、浴槽や洗い場を少しでも広くしたい人に選ばれています。
お風呂を1616サイズにして後悔した人の声まとめ
前章でお話しした通り、注文住宅のお風呂のサイズは普通の大きさである1616サイズとちょっと広めの1620サイズが主流で、この２つのどちらかのサイズを選ぶことになるかと思います。
そして値段的にはよりお風呂場が広くなる1620サイズの方がもちろん高いので、そこまでは必要なしと判断して1616サイズのお風呂を選択する施主さんも多いです。
しかし、お風呂を1616サイズにした施主さんの中には、やっぱりちょっと広めの1620サイズにしておけば良かったと後悔している方もいらっしゃいますので、その後悔の声をまとめてみました。
ちなみに、前述の通り1616サイズと1620サイズのお風呂では浴槽の大きさは同じなのですが、洗い場の広さに40cmほどの差があります。
そのため、これからお話しする後悔の声は「やっぱり洗い場の広い1620サイズの方が良かった」という内容のものになります。
1616サイズにして後悔①小さな子供とお風呂に入るとき
小さな子供は一人でお風呂に入ることができませんので、大人と一緒にお風呂に入ることになります。
1616サイズだと洗い場に複数人一緒にいると狭いと感じるので、子供と一緒に洗い場にいるともう少し広かったらと思って後悔することがあります。
特に、沐浴用のベビーバスや体を洗うときに使うバスチェアといった子供用のお風呂グッズを使う場合は、広い洗い場が羨ましくなる瞬間になりやすいです。
1616サイズにして後悔②介護が必要になったとき
家族の誰かが介護が必要になった時にも、もう少しお風呂場が広かったらと思う後悔ポイントになります。
介護が必要な場合も洗い場に複数人でいる状態になりますので、1616サイズの洗い場だと狭いと感じるのですね。
また、介護用の椅子や手すりを付けた場合も、洗い場がかなり狭くなってしまいます。
1616サイズにして後悔③お風呂のドアを開けにくいと思ったとき
1616サイズのお風呂の場合、洗い場に人がいるとドアが開けにくいと感じます。
なぜならば、お風呂のドアが開き戸や折れ戸の場合はお風呂側に開きますので、洗い場にいる人とドアがぶつかってしまう可能性があるからです。
このようなことになったら洗い場にいる人がケガをする恐れがあるので、誰かがお風呂に入っている時には慎重にドアを開けなければなりません。
これは複数人でお風呂に入る時には地味にストレスを感じるので、後悔する瞬間になってしまうのですね。
1616サイズにして後悔④シャンプーやボディーソープの泡が浴槽に入ったとき
頭を洗ったシャンプーの泡や、体を洗ったボディーソープの泡をシャワーで流すという方も多いのではないかと思います。
しかしこの時に、洗い場が狭いとシャワーの勢いで泡が浴槽の中まで飛んでしまうということが起こります。
そしてもちろん浴槽の中には頭や体を洗った後の汚れた泡を入れたくはないので、もしそんな泡が入ってしまったら嫌な気持ちになります。
このような時に、もっと広い洗い場のお風呂にしておけば良かったと後悔してしまいます。
お風呂を1616サイズにして良かったこと
ここまでは、1616サイズのお風呂を1620サイズと比較した場合の後悔ポイントをお話ししてきましたが、もちろん悪いところだけではなく、1616サイズにして良かったと思うこともあります。
そこでこの章では、お風呂を1616サイズにして良かったことを箇条書きでお伝えしたいと思います。
それが、こちらになります。
- 費用が安い
- 掃除が楽
- 冬場に寒くなりにくい
- 浴室暖房の効きが良い
- 脱衣所を広くできる
- 子供が大きくなったときに無駄と感じない
これらの項目を見ると、やはりお風呂のサイズが小さいことによって得られるメリットが並んでいますので、お風呂のサイズが小さいことも悪いことばかりではないということが分かりますね。
この中でも費用が安かったり掃除が楽なのはとても嬉しいメリットになりますので、1616サイズのお風呂も注文住宅のお風呂として有力な選択肢になるのですね。
1616サイズで十分なのはこんな家庭
ここまで、お風呂を1616サイズにした場合の後悔の声と良かったことの両方をお伝えしてきました。
そうすると気になってくるのが、自分は1616サイズで十分なのか、それともちょっと狭いと感じて後悔する可能性があるのかという点ですよね。
そこでここからは、1616サイズで十分な家庭と、1616サイズだと狭いと感じるかもしれない家庭の特徴をお伝えしていきます。
まずは、1616サイズで十分な家庭の特徴がこちらになります。
- 小さな子供がいない
- 介護の予定がない
- お風呂は一人ずつ入る
- バスグッズは最低限で良い
- 入浴以外の目的でお風呂を使うことがない
このように、複数人でお風呂に入るというシチュエーションがほぼ無い家庭の場合は、1616サイズのお風呂で十分です。
1616サイズのお風呂は決して狭くはない普通サイズのお風呂なので、一人で入るのであれば全く問題なくゆったりとお風呂を満喫することができます。
1616サイズだと狭いと感じるかもしれないのはこんな家庭
次は、1616サイズだと狭いと感じるかもしれない家庭の特徴をお伝えします。
このような特徴がある家庭は、1616サイズだと狭いと感じるかもしれません。
- 小さな子供がいる
- 体の大きな家族がいる
- 介護が必要な家族がいる
- お風呂を複数人で入る習慣がある
- お風呂でストレッチやヨガをしたい人がいる
- ペットをお風呂場で洗うことがある
- お風呂場で洗濯物を干す
- 多くのバスグッズを使いたい
これらの項目を見ると、複数人でお風呂を使う場合はやはり1616サイズだと狭いと感じることが分かりますね。
また、お風呂でストレッチをしたり洗濯物を干したりと、入浴以外の用途でお風呂場を使う場合も、狭いと感じる家庭の特徴になります。
1616サイズのお風呂でも広く感じられる工夫
ここまで読んでみて、わが家の場合は1616サイズのお風呂で十分だなと思われた場合は、お風呂の大きさの選択肢としては1616サイズを選ぶことになります。
でも、どうせなら1616サイズのお風呂であっても少しでも広く感じられるようにしたいですよね。
そこで最後の章では、1616サイズのお風呂でも広く感じられる工夫を３つほどご紹介いたします。
広く感じられる工夫①収納棚・カウンターを付けない
一つ目は、収納棚やカウンターを付けないという方法です。
お風呂の洗い場には、シャンプーやボディーソープなどのボトルを置くための収納棚やカウンターがあるというパターンが多いですが、これらがあると洗い場が狭くなる要因にもなってしまいます。
そのため、思い切って収納棚やカウンターを付けないのもお風呂を広くするための工夫の一つになります。
広く感じられる工夫②扉を引き戸にする
二つ目は、扉を引き戸にすることです。
お風呂の扉が折れ戸や開き戸の場合は、開ける際にどうしても洗い場側にもスペースが必要になってしまいますが、引き戸であれば横にスライドさせるので洗い場には全く影響がありません。
これにより洗い場に人がいても問題なく扉の開閉ができるので、お風呂を広いと感じることができるようになります。
ちなみに扉も折れ戸だったらまだ良いのですが、開き戸の場合はドアを開けるための洗い場のスペースが本当にたくさん必要になるので、1616サイズで開き戸というパターンはかなり後悔する組み合わせになります。
このようにお風呂を少しでも広く感じたい場合は、どのような扉を選ぶかも重要な要素になってきます。
広く感じられる工夫③1717サイズのお風呂を検討してみる
最後は、お風呂を物理的に少しでも大きなものにしてしまう方法です。
お風呂のサイズの説明をした時にも少しお話ししましたが、1616サイズと同じ一坪タイプのお風呂で、1717サイズというものがあります。
この1717サイズのお風呂は内寸は5cmほど広くなっているのですが、外寸のサイズは1616サイズと同じです。
そのため、まだ間取り検討中の段階であれば、他の場所に何も影響を与えずにそっくりそのまま1717サイズに入れ替えるということが可能になります。
そしてこのプラス5cmによって浴槽も洗い場も物理的に広くすることができるので、少しでもお風呂を広くしたい場合は1717サイズに変更できないか検討して見るのも有力な一手です。
この記事のまとめ
本記事のまとめです。
お風呂の1616サイズってどんな広さ？
内寸が1.6m×1.6mのお風呂場で、別名「１坪タイプ」とも呼ばれている。この大きさの中に浴槽と洗い場が半々くらいの割合であり、広くはないけど狭くもないといった普通サイズのお風呂になる。
お風呂を1616サイズにして後悔した人の声まとめ
- 小さな子供とお風呂に入るとき
- 介護が必要になったとき
- お風呂のドアを開けにくいと思ったとき
- シャンプーやボディーソープの泡が浴槽に入ったとき
お風呂を1616サイズにして良かったこと
費用が安かったり掃除が楽など、お風呂のサイズが小さいことによってもたらされるメリットを得ることができる。
1616サイズで十分なのはこんな家庭
- お風呂には一人ずつ入る
- お風呂を入浴以外の目的で使わない
1616サイズだと狭いと感じるかもしれないのはこんな家庭
- 複数人でお風呂に入る場面がある
- ストレッチや洗濯物を干すなど、入浴以外でもお風呂を使う場面がある
1616サイズのお風呂でも広く感じられる工夫
- 収納棚・カウンターを付けない
- 扉を引き戸にする
- 1717サイズのお風呂を検討してみる
ここまでお話ししてきた通り、1616サイズのお風呂だと狭いと感じて後悔したという声もありますが、家族構成やすごし方によっては1616サイズのお風呂で十分な場合も多いです。
なので、もしいま1616サイズのお風呂を検討中なのであれば、そのサイズでは狭いと感じる状況があるのかないのかを見極めることがとても大事になります。
そしてその大きさで十分と判断した場合はこのまま1616サイズのお風呂での検討を進めていき、狭いかもと思った場合は少し広めの1620サイズのお風呂での検討に切り替えていくようにしましょう。
