注文住宅を建てるとき、キッチンに腰壁を作るかどうかで悩む人は多いのではないでしょうか?
腰壁とは、人の腰ぐらいの高さまである壁のことで、キッチンとダイニングの間部分に設けるケースが多くなっています。
キッチンの腰壁については、作ったほうがいいという意見が多数ある一方で、実際に作って後悔したという声も少なくないため、特に悩まされるポイントといえるかもしれません。
そこで今回は、キッチンに腰壁を作って後悔したという人は具体的にどんな点で後悔しているのかについて、詳しく解説していきたいと思います。
これからキッチンのプランを決めようとしている人は、ぜひ参考にしてみてください。
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キッチン腰壁を作って後悔した4つの瞬間
実際にキッチン腰壁を作った人は、どのような点で後悔しているのでしょうか?
ここでは、キッチン腰壁を作った人が後悔した瞬間を4つ挙げて、それぞれ詳しく解説していきます。
- 圧迫感がありリビングが狭く見えてしまう
- 腰壁の上につい物を置いて散らかってしまう
- 腰壁を清潔に保つのが大変
- 食器を出したり下げたりする際に邪魔になる
後悔した瞬間①圧迫感がありリビングが狭く見えてしまう
キッチン腰壁を作ったことで、部屋全体に圧迫感を感じるようになり、リビングが狭く見えてしまったと後悔するケースは少なくありません。
キッチン腰壁は、キッチンスペースとダイニングスペースを仕切るように設置されるため、どうしてもリビングダイニング側から見ると空間が手前で遮られるように見えるので、狭く感じてしまいます。
腰壁がなければ、部屋全体の奥行をフルで感じることができるため、より広さや開放感を感じることができるはずです。
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後悔した瞬間②腰壁の上につい物を置いて散らかってしまう
キッチン腰壁を作った人の中には、腰壁の上についつい物を置いてしまって散らかってしまうといった点で、後悔している人も多くいます。
特に、幅が広めの腰壁を作ってしまうと、ちょっとした物をとりあえず置く場所として使ってしまいがちになり、気づいたら腰壁の上が物で散乱している状態になっているといったケースはよくあることです。
キッチン腰壁の上が物で散らかっていると、部屋全体が雑多とした印象になってしまうでしょう。
後悔した瞬間③腰壁を清潔に保つのが大変
キッチン腰壁は思った以上に汚れやすく、清潔に保つのが大変で後悔したという声も多くあがっています。
例えば、腰壁のキッチン側は、水はねや油はねなどによってすぐに汚れてしまい、少しでも放置しておくと汚れを落としにくくなってしまうので、注意が必要です。
また、腰壁の上面はほこりが溜まりやすく、常に綺麗な状態を保つためにはこまめな掃除を徹底しなければなりません。
「清潔に保つための掃除にこんなに手間がかかるなら、初めから腰壁を作らなければよかった」と後悔する人は多いでしょう。
後悔した瞬間④食器を出したり下げたりする際に邪魔になる
キッチン腰壁があると、キッチンとダイニングの間で食器を出したり下げたりする際に邪魔になってしまい後悔したという人も多くいます。
腰壁がなければ、キッチンで盛り付けた料理をそのまま直接ダイニング側へ出すことが可能です。
また、食べ終わった後の食器も、ダイニング側からキッチンへとスムーズに下げることができるでしょう。
キッチン腰壁を作り、毎回食器を持って往復する度に後悔を感じているケースは多いようです。
キッチン腰壁のメリットまとめ
キッチン腰壁を作って後悔したという声がある一方で、メリットを感じている人ももちろん多くいます。
そのため、ここではキッチン腰壁を作るメリットについても、把握しておきましょう。
- キッチン作業中の手元が隠せる
- 水はねや油はねを防げる
- 小物を収納するスペースを作れる
メリット①キッチン作業中の手元が隠せる
キッチン腰壁を作るメリットとして特に大きいのが、キッチンで作業しているときの手元を隠せるという点でしょう。
料理をしている最中や洗い物をしている間、腰壁がなければダイニング側から手元がすべて丸見えになってしまいます。
キッチンでの作業中はあまり手元を見られたくないと感じている人が多いため、腰壁を作って手元を隠すことで、視線を気にせず落ち着いて作業ができるのは大きなメリットといえるでしょう。
メリット②水はねや油はねを防げる
キッチン腰壁を作ることで、キッチンからダイニングへの水はねや油はねを防げるという点も、大きなメリットです。
腰壁がない場合、洗い物をすればダイニング側へ水がはねて濡れてしまい、火を使って調理をすれば油がダイニングへはねてベトベトになってしまう可能性があります。
そのため、キッチン腰壁を設ければ、水はねや油はねを手前でブロックする役割を果たしてくれるので、ダイニングスペースを汚さずに済むでしょう。
メリット③小物を収納するスペースを作れる
キッチン腰壁があると、ちょっとした小物を収納するスペースを作ることができます。
例えば、小瓶に入れられた調味料や、お箸やスプーンなどのカトラリー類を置いておくスペースが生まれます。
また、腰壁に収納スペースができることで、キッチンに元からついている引き出しなどの収納スペースがほかの物のために使えるようになるので、キッチン周りがより片付きやすくなるでしょう。
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キッチン腰壁が合う人・合わない人
キッチン腰壁は、人によって合う人と合わない人がいるはずです。
そのため、自分がどちらのタイプであるかを把握しておくことはとても重要といえるでしょう。
キッチン腰壁が合う人の特徴は、以下の通りです。
- キッチンでの作業はできるだけ見られたくない
- ダイニングが濡れたり汚れたりすることにストレスを感じる
- 調味料などは見える収納として綺麗に並べて使いたい
- キッチンはなるべく独立した空間であったほうが理想的
一方、キッチン腰壁が合わない人の特徴は、以下の通りです。
- リビングはできるだけ広く見えるようにしたい
- スペースがあるとつい物を置いてしまう癖がある
- キッチンとダイニングとの間で直接食器を出したり下げたりしたい
- キッチンがリビングスペースと一体になっている空間が理想的
以上の項目をチェックして、自分はどちらにしたほうが良さそうかを考える参考にしてみてくださいね。
キッチン腰壁を採用するなら注意したい3つのポイント
キッチン腰壁を採用する場合は、注意したいポイントが3つあります。
ここでは、3つの注意点をそれぞれ詳しく押さえておきましょう。
- 腰壁の高さは慎重に決める
- 掃除しやすい素材を選ぶ
- 余計な物は置かないように家族全員が意識する
注意したいポイント①腰壁の高さは慎重に決める
キッチン腰壁作る際は、最適な高さを慎重に決めるようにしましょう。
腰壁と一口に言っても、その高さは1通りではありません。
キッチン台からの高さが数センチ変わるだけでも、使い勝手が大きく変わってくるので、注意が必要です。
例えば、なるべく圧迫感を感じないようにしつつ手元だけは隠したいという場合は10~15cm程度、水はねや油はねを確実に防ぐことが最大の目的という場合は20~25cm程度にするなど、自分にあった高さを選ぶようにしましょう。
注意したいポイント②掃除しやすい素材を選ぶ
キッチン腰壁を清潔に保つためには、こまめに掃除するなどのメンテナンスが非常に大切です。
そのため、掃除しやすい素材を選ぶことも意識しておきましょう。
例えば、水や油がはねやすいキッチン側には拭き掃除がしやすいタイルなどの素材を選んだり、上面に細かいほこりが溜まらないように溝や凹凸のあるような素材は避けたりするなど、素材の選び方も工夫してみるとよいでしょう。
注意したいポイント③余計な物は置かないように家族全員が意識する
キッチン腰壁は、ついつい物を置いて散らかってしまい後悔するケースが多いため、余計な物を置かないように家族全員で意識することが重要です。
ついつい物を置いてしまうのは、日頃キッチンをよく使う人だけとは限らないので、家族のうち1人だけが気をつけていても散らかってしまう可能性があります。
そのため、キッチン腰壁を採用することを決めた場合は、余計な物は置かないというルールを、予め家族全員で決めて意識しておいたほうがよいでしょう。
まとめ
キッチン腰壁は、あると便利になる面と、後悔に繋がる恐れのある面の両方を持ち合わせています。
そのため、まずはプラス面とマイナス面の両方を把握したうえで、採用するかどうかを慎重に決めることが大切です。
今回は、実際にキッチン腰壁を採用した人が後悔したポイントを紹介し、メリットとなる面についても触れながら解説してきました。
今回の内容を参考にしながら、自分はキッチン腰壁があっているかどうかについて、今一度よく検討してみてくださいね。