- お風呂のドアは何がおすすめ?
- 折れ戸・開き戸・引き戸の採用率を知りたい!
お風呂のドアにこだわりを持っている方はあまりいないと思います。
ただ、お風呂のドアは毎日使うので意外と汚れますし、使い勝手も大切です。
ではどの種類のドアを選べばいいのでしょうか。
今回は、折れ戸・開き戸・引き戸のお風呂のドアを徹底比較します!
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お風呂ドア3パターン徹底比較
3つのお風呂のドアを比較していく前に、それぞれがどのようなものかを確認しましょう。
- 折れ戸:扉を半分に折りたむことによってドアが開くタイプ。賃貸住宅でも多く採用されている。
- 開き戸:扉を押し引きすることによって開閉するタイプ。浴室側に扉が開くのが一般的。
- 引き戸:扉をスライドさせて開閉するタイプ。
では、3種類を様々な観点から比較します。
比較①初期費用の安さ
1位 折れ戸
2位 開き戸
3位 引き戸
ドアの種類によって大きく金額が変わります。
1位 折れ戸
初期費用は折れ戸が1番安いです。
設備のグレードに力を入れていないハウスメーカーだと、折れ戸が標準仕様になっていることもあります。
また、開き戸や引き戸が標準のハウスメーカーは、折れ戸に変更すると数万円マイナスされるでしょう。
2位 開き戸
開き戸は折れ戸よりも価格が高いです。
各メーカーのユニットバスの折れ戸と開き戸の差額を確認してみましょう。
- LIXILのスパージュ:+35,000円
- TOTOのシンラ:+15,700円
- PanasonicのLクラス:+55,000円
※全て定価での差額
3位 引き戸
3つのドアの中で1番高いのが引き戸です。
こちらも折れ戸との差額を確認します。
- LIXILのスパージュ:+80,000円
- TOTOのシンラ:+92,100円
- PanasonicのLクラス:+98,000円
※全て定価での差額
こちらは各メーカーそれほど差はありませんが、かなり高額なオプションになってしまいます。
比較②掃除の楽さ
1位 開き戸
2位 引き戸
3位 折れ戸
最近のドアはどれも掃除が楽になっていますが、中でも開き戸はお手入れが楽です。
1位 開き戸
掃除のしやすさでは開き戸が1位としました。
開き戸は3つの扉の中で1番単純な作りで、ドアを滑らせるレールもありません。
引き戸や折れ戸はレールにホコリや汚れが溜まりやすいですが、開き戸はレールが無いので汚れが溜まりにくく簡単にお手入れができます。
2位 引き戸
引き戸はレール部分のお手入れを手間に感じる方も多いです。
また、レールのすぐ近くに洗濯機を置いてしまうと、引き込み側のレールの掃除が全然できないという声もありました。
しかし、最近のドアはレールにゴムパッキンが使われていなかったり、レール自体を取り外しできる物もあります。
お手入れのしやすい引き戸かを確認して、採用を決めましょう。
3位 折れ戸
折れ戸はレールに加え、ドアの折りたたまれる部分にも汚れが溜まりやすいです。
そのため、開き戸や引き戸と比べるとお手入れは手間がかかるでしょう。
しかし、昔の折れ戸と比べると掃除がしやすい工夫はされています。
引き戸と同じくレールにゴムパッキンが使われていなかったり、ホコリが溜まりやすかったドア下部のガラリを縦長のガラリにするなどの改良がされています。
比較③開口の広さ
1位 開き戸
2位 引き戸
3位 折れ戸
同じ幅のドアを施工しても、開口の広さは異なります。
1位 開き戸
第1位は開き戸です。
開き戸はドアの厚み分だけ有効開口幅が狭まります。
扉幅80cmの開き戸ドアを元に、開口幅をチェックしてみましょう。
- TOTOのシンラ:有効開口幅は70.4cm
- PanasonicのLクラス:有効開口幅は69.3cm
開口が広いと介助のときなども楽になります。
できるだけ開口の広いドアを選ぶといいでしょう。
2位 引き戸
1番開口が取れるのは引き戸のドアと思われがちですが、実は引き戸の有効開口幅は2位です。
先ほどと同じく、扉幅80cmの引き戸ドアを元に開口幅をチェックしてみましょう。
- TOTOのシンラ:有効開口幅は68.05~69.05cm
- PanasonicのLクラス:有効開口幅は67.3cm
ただし、あくまで幅80cmの片引き戸の寸法です。
引き戸は3枚引き戸も選択することができ、有効開口幅をかなり広げることができます。
- TOTOのシンラ:有効開口幅は70.1~74.7cm
- PanasonicのLクラス:有効開口幅は82.1cm
通常の片引き戸と比べて2~5cmくらい開口幅が広がります。
ただし、金額もアップしますので慎重に検討しましょう。
3位 折れ戸
1番開口が狭いのは折れ戸です。
扉幅80cmの折れ戸ドアを元に開口幅をチェックしてみましょう。
- TOTOのシンラ:有効開口幅は67.1cm
- PanasonicのLクラス:有効開口幅は67.9cm
ドアが2つに折れる分、有効の開口幅は狭くなってしまいます。
開き戸のときと比べて2~3cmも開口幅が狭まってしまいました。
比較④開けやすさ
1位 引き戸
2位 開き戸
3位 折れ戸
ドアの種類による開けやすさは普段の生活で体感している方も多いでしょう。
1位 引き戸
1番開けやすいのは引き戸です。
引き戸はハンドルを掴んで、左右に動かすだけで開閉ができます。
その場に立ったままドアが開け閉めできるので非常に楽です。
また、メーカーによってはドアの上から下まで取手がついていたり縦長のハンドルのタイプもあります。
2位 開き戸
開き戸はハンドルを操作することによって、ドアが前後に開閉します。
最近はハンドルを押すだけで扉が開く「プッシュハンドル」を採用しているメーカーもあります。
ドアの開け閉め自体は簡単ですが、ドアの動きによって自分が動かないと開け閉めできない点がデメリットです。
身体が不自由な方やコンパクトなユニットバスを選択すると、開けにくく感じる場合もあるでしょう。
浴室側にドアが開くユニットバスがほとんどなので、浴室内に入った状態でのドアの開け閉めのしやすさもショールームでチェックしてください。
3位 折れ戸
折れ戸は他の2つのドアと比べて開けにくいです。
子供は慣れるまではなかなか自分で開けられないこともあります。
また、取手の位置も選べないことが多いです。
いたずら防止になっていいですが、開けやすさという点においては3位という結果になりました。
比較⑤開閉時に使う空間
1位 引き戸
2位 折れ戸
3位 開き戸
開閉時に使う空間が少ない順にランキングをつけました。
1位 引き戸
引き戸は開け閉めするときに、脱衣洗面所や浴室内の空間をほぼ使いません。
ユニットバスの壁に沿ってドアが動くだけなので、ドアの周辺に物を置くことができます。
2位 折れ戸
折れ戸はドアの半分の幅だけ、浴室内にスペースが必要です。
そのため、浴室の入り口付近には物を置くことができません。
3位 開き戸
開き戸はドア1枚分の幅は、浴室内にスペースが必要です。
1~1.25坪サイズのユニットバスは洗い場が約1畳なので、洗い場の半分くらいのスペースは物を置くことができません。
イスを置くと開け閉めの際に毎回ドアにぶつかることもあるので、ユニットバスの寸法やドアの施工位置に注意しましょう。
また、浴室内で誰かが倒れてしまったときに、開き戸や折れ戸は開けることができないというデメリットがあります。
安全面も考えて扉を選ぶといいでしょう。
比較⑥施工に必要な幅
1位 折れ戸
1位 開き戸
3位 引き戸
施工に必要な幅もドアによって異なります。
1位 折れ戸・開き戸
折れ戸と開き戸は扉の幅の分だけ壁があればドアが施工できます。
そのため脱衣所が狭くて、壁があまりとれない場合でも大丈夫です。
3位 引き戸
引き戸はドアをスライドさせるので、扉2枚分の壁が必要です。
間取りによっては施工ができなかったり、スイッチや棚の位置などが思い通りにいかないこともあります。
引き戸を採用する場合は、ゆとりのある脱衣洗面所を採用するといいでしょう。
比較⑦デザイン
1位 開き戸
2位 引き戸
3位 折れ戸
こちらは個人的な意見もありますが、一応順位付けしてみました。
1位 開き戸
ドアを閉めているときに1番スマートに見えるのは開き戸です。
ドアが単純な作りなのでデザインもシンプルです。
2位 引き戸
引き戸もドア自体のデザインは開き戸と同じなので、シンプルですっきりとした印象になるでしょう。
しかし、引き戸には扉2枚分の枠が付いてしまいます。
クロスの色と枠の色が違うと目立ってしまい、脱衣洗面所のデザイン性が低下することもあります。
脱衣洗面所のクロスを決めるときは、浴室の枠のこともしっかりと考慮しましょう。
3位 折れ戸
折れ戸はドアが半分に折れるため、ドアのデザインがすっきりとしていません。
ドアの中心部に折れ目や取手が施工されてしまい、ドア自体が小さく見えたりごちゃごちゃしていると感じてしまいます。
すっきりとした脱衣洗面所にしたいなら、開き戸か引き戸を選ぶといいでしょう。
お風呂ドアのおすすめは引き戸です
私は引き戸のドアをおすすめします。
おすすめする理由は次の3つです。
- どの年代でも使いやすい
- 総合力が高い
- バリエーションが豊富
それぞれ詳しく見てみよう。
引き戸のおすすめ理由①どの年代でも使いやすい
引き戸は子供からお年寄りまで使いやすいためおすすめです。
力を使わずに開け閉めができ、開け閉めの際の動作も最小限で済みます。
子供と一緒に入るときや介護をするときに、折れ戸や開き戸は開け閉めの際に洗い場が狭くなりますが、引き戸ではそのようなことがありません。
1人で入るときもみんなで入るときも使いやすいのが引き戸のドアです。
引き戸のおすすめ理由②総合力が高い
今回の比較で、引き戸はデザイン面やお手入れなどは2位ですが、3位が価格面だけという結果でした。
そのため、価格面が問題なければ機能性は非常に高いと言えるでしょう。
問題の価格面ですが、今回紹介した金額差は定価です。
実際には恐らく定価の半値くらいで採用できるメーカーが多いでしょう。
中には標準仕様が引き戸のドアのメーカーもあります。
総合力が高い引き戸ドアは入居後の満足度も高いでしょう。
引き戸のおすすめ理由③バリエーションが豊富
引き戸はドアのバリエーションが豊富です。
今回メインで紹介していた片引き戸の他に、2枚引き戸や3枚引き戸があります。
- 開口幅を広く取りたい方には2~3枚の引き戸
- シンプルなデザインや使い勝手を重視したい方は片引き戸
このように要望によってドアを選べる、バリエーションが豊富さもおすすめの理由の1つです。
自分にとって最適なお風呂ドアを決めよう
今回の比較結果をまとめます。
1位 | 2位 | 3位 | |
初期費用 | 折れ戸 | 開き戸 | 引き戸 |
掃除の楽さ | 開き戸 | 引き戸 | 折れ戸 |
開口の広さ | 開き戸 | 引き戸 | 折れ戸 |
開けやすさ | 引き戸 | 開き戸 | 折れ戸 |
開閉時に使う空間 | 引き戸 | 折れ戸 | 開き戸 |
施工に必要な幅 | 折れ戸・開き戸 | 引き戸 | |
デザイン | 開き戸 | 引き戸 | 折れ戸 |
- 折れ戸:1位×2、2位×1、3位×4
- 開き戸:1位×4、2位×2、3位×1
- 引き戸:1位×2、2位×3、3位×2
自分にとって優先したい項目はどれかを考えて、最適な玄関ドアを選びましょう。
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