こんにちは!注文住宅業界歴6年、きのぴーです。
パントリーとは?
買い溜めたたくさんの食品を収納できる空間のこと。パントリーには、キッチン収納やカップボードにしまいきれない食材を始め、米、調味料、酒、水などの多くの買い溜めた物をすっきり収納することができます。キッチンのそばに配置されることが多いです。
パントリーは、最近の注文住宅では多く取り入れられるようになりました。
しかし、家庭によってはパントリーが無駄な空間になってしまうこともあります。
今回は、どんな家庭だとパントリーが必要なのかをお伝えしていきます。
パントリーは必要か?メリット・デメリット一覧
まずはそれぞれのメリット・デメリットをお伝えします。
メリットに多く共感するのか、デメリットに多く共感するのかで、自分達の生活にはパントリーが必要かどうかがわかってきます。
パントリーのメリット
買い溜めができる
1番のメリットは買い溜めができることです。
共働きの方や業務用スーパーやコストコなどによく行く方は、まとめて食料品を購入することが多いと思います。
パントリーがあればたくさん買い溜めをしても収納できますので、買い物の頻度を減らすことができます。
キッチンがすっきりする
パントリーがない生活まとめ買いをしたものを全てキッチンの収納にしまわなければなりません。
しかし、キッチンには買い溜めをする食材以外にも、皿やホットプレート、土鍋などたくさんの大きな物を収納しなければなりません。
たくさん入ると思っていたキッチン収納もあっという間にいっぱいになってしまいます。
そして、買い溜めした食料品はしまう場所がなく、床に置くことになってしまい人に見せられないキッチンの完成です。
対して、パントリーがあるとこのようなことはありません。
買い溜めした食料はすっきりと収納できるのはもちろんのこと、中々使わない調理器具などもしまうことができます。
その為、キッチンはいつもすっきりと綺麗に保つことができます。
キッチンが綺麗だと料理の効率も上がりますので、家事の時短にもつながります。
ゴミ置き場にすることができる
住んでから後悔するポイントで、ごみ箱の置き場を考えていなかったという方が多いです。
キッチンの収納ばかりに気を取られてしまいごみ箱の置き場を考えていないと、キッチンの空いてる空間にゴミ箱を置かなければならず、キッチンが狭くなってしまいます。
パントリーを作ることでゴミ箱のスペースをしっかりと確保できる為、キッチンが狭くなることはありません。
パントリーのデメリット
必要以上に買い溜めしてしまう
収納に余裕があればその空間を物で埋めたくなるのが人間の心理です。
パントリーにいっぱい収納できるとわかっていると、いつもよりも多めに買い溜めをしてしまいます。
普段買わない食材なども買ってしまうと、思わぬ出費がかさみます。
パントリーを作ったら、余裕をもって収納をするようにしましょう。
食材を隙間なく収納してしまっては、物を取り出しにくく使いにくいパントリーになってしまいます。
自分達に必要な量を見極めて食材を購入するようにしてください。
賞味期限切れの食材が多くなる
パントリーにはたくさんの食材を保管することができます。
その分、食品の管理をきちんと行わなければなりません。
食品の管理とは賞味期限のチェックです。
買い溜めても計画的に食品を使うことができなかったり、いつも同じものばかり使ってしまうと、賞味期限切れの調味料などが出てきてしまいます。
安い時にまとめ買いした食材であっても、使わなければただの無駄遣いになってしまいます。
パントリーに食品を買い溜めするときは、賞味期限の古い物を手前に来るように収納しましょう。
そして、手前にある食材を使った料理を作ることを心掛けましょう。
そうすることで、期限切れの食材を出しにくくすることができます。
収納の作り方を間違えると使いにくい
パントリー収納のポイントは「奥行きを浅くする」ことです。
奥行きの深いパントリーを作ってしまうと、奥の方にしまった食品は取り出すことが面倒くさくなってしまい、中々使われません。
そうすると、賞味期限が切れてしまい食品が無駄になってしまいます。
また、賞味期限が切れてもそのままパントリーにしまったままにしておくと、どんどん収納の空間が少なくなって、無駄な空間が多くなってしまいます。
パントリーを作るのであれば奥行が浅い収納をつくり、食品を取り出しやすい状況を作りましょう。
パントリーが必要かどうかを見極める
メリットとデメリットを確認したら、自分達にパントリーが必要かどうかを確認しましょう。
生活のタイプや間取りの要望によって、パントリーが必要かどうかがわかりますのでチェックしてみてください。
パントリーが必要あるのはこんな家庭
共働き、家族の人数が多い
共働きの場合、忙しくて頻繁にスーパーに買い物に行く暇がないので、まとめ買いをすることが多いです。
また、家族の人数が多い場合は購入する食材の量も多いので、週1回自宅に届けてくれる食材の宅配を頼んでいる方もいると思います。
上記の場合は、食品の量が増えますのでパントリーがあると便利です。
見せるキッチンを作りたい
アイランドキッチンやデザイン性の高いキッチンをLDKの中心に取り入れる間取りも人気があります。
スッキリとした高級感のあるキッチンでも、生活感がでてしまうとかっこよさは半減してしまいます。
パントリーをつければ、生活感が出やすいごみ箱や食材に買い溜めをスッキリ隠すことができます。
キッチンをきれいに保ちやすくなり、いつでもお客様を迎え入れることができるようなすてきな空間を作ることができます。
勝手口を作りたい
勝手口とパントリーはとても相性がいいです。
勝手口は外とのつながりのある場所の為、室内からの見栄えがあまりよくありません。
ですが、パントリーの中に勝手口を付ければ目線が通りにくいですし、勝手口を別空間として演出することができます。
さらにパントリーにゴミ箱を置いておけば、そのまま勝手口からゴミ出しへ行きやすいです。
また、泥のついた野菜などは、土間付きのパントリーにおいておけば室内の汚れを気にすることもありません。
パントリーが必要ないのはこんな家庭
食品の管理が苦手
食品の管理が苦手な方や、突然の外食が多い方にパントリーはおすすめしません。
このようなタイプの方は、買い溜めをせずにその都度必要な分だけ食品を買いに行く方が向いています。
毎回必要な分を買うことで、食品のロスを減らすのはもちろんのこと、経済的にお得になることも多いです。
また食品の量も少なくなりますので、パントリーでなくてもキッチン収納やカップボードに全てしまうことができます。
パントリーを作らないかわりに、他の物をしまう収納を作ることもできます。
家電や食器が少ない
キッチン家電や食器の量が少ない方もパントリーは必要ありません。
最近のキッチンやカップボードには、大容量の収納が付いています。
開き扉ではなく引き出しタイプが主流になってきていますので、とても使いやすい収納です。
また、水や米などの重さのある食品を入れても、スムーズにスライドできるレールが採用されています。
その為、家電や食器が少ない家庭では、キッチン周りの収納だけでも十分に食材をしまうことができます。
パントリーを作っても、しまう物がないともったいない空間になってしまいます。
もし、買い溜めたものをしまう空間が少しだけ欲しい場合は、パントリーではなく床下収納という選択肢もあります。
床下収納であれば使わないとしても、空間を無駄にすることはありませんのでおすすめです。
パントリーの必要性まとめ
パントリーが必要かどうかについて解説しました。
買い溜めが多い方やキッチンをスッキリとさせたい方にとって、パントリーはとても便利です。
ぜひご自身のマイホームにも採用してみてください。
逆に、現在の暮らしの中で、食品の収納に困っていないのであればパントリーは必要ありません。
なぜなら、アパートより一戸建てのキッチンとカップボードの方が圧倒的に収納量が多いからです。
ぜひ自分の生活に必要だなと感じたときだけ、パントリーは採用するようにしましょう。
どうしても必要かどうかわからない場合は、キッチンの近くに奥行きの浅い扉付きの物入を1つ作っておくといいでしょう。
住んだ後にパントリーとして使ってもいいですし、LDK内収納として書類などの小物を入れるための収納としても使うことができますので便利です。
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