こんにちは!毎日の家事、お疲れさまですママ。
今回は、「家事がしやすい間取り」特集!
主婦の1日の平均家事時間は175分だそうです(マイナビ調べ)。
2時間55分ですね。約3時間。3時間ですよ。
主婦の皆さんは1日3時間も家事をしているんです!主婦ってホントスゴイ!
家事や育児に協力的なパパも増えている現代ですが、まだまだ家事の中心はママ。
そんなママ大喜びの記事に仕上がっています。
これからマイホームを検討しているママのために書きました!
- ママの家事をもっと楽にする。
- ママの家事のストレスを少しでも減らす。
- ママの家事時間を1分でも短くする。
そんな間取りのポイントやエッセンスをぎゅっと凝縮したよ。
①キッチンはⅠ型・Ⅱ型が王道にして最強
キッチンの型には種類がいくつかあります。
Ⅰ型、Ⅱ型、L型、U型が代表的な型ですが、中でも昔からずーっと人気のⅠ型・Ⅱ型は使い勝手がバツグン!
L型やU型はコーナー部分がデッドスペースになる、動線が長くなりがち、コストが高めなどのデメリットがあります。
その点、Ⅰ型・Ⅱ型は…
- デッドスペース無し
- 調理中はわずかな移動のみで動線も短い
- コストも低い
という最強ぶり。
Ⅰ型・Ⅱ型ってどんなキッチンのこと?
L型やU型に比べてⅠ型Ⅱ型はスペースもそこまで必要としないので、狭小住宅にも適しています。
キッチン下の収納もⅠ型Ⅱ型の方がずっと使い勝手が良いんですよ。
L型U型は直角部分の収納が使いづらいんです。
②オープンキッチンよりもクローズドキッチン
オープンキッチンとクローズドキッチン
最近はオープンキッチンがとても人気。
オープンキッチンの魅力としては、
- 家族とのコミュニケーションがとりやすい
- 見た目にもオシャレ
- リビング・ダイニングと連結して部屋を広く見せることができる
などが挙げられます。
しかし、リビング・ダイニング側からキッチンが丸見えになるため、常にキッチンをキレイに見せていなければいけません!
いくらオシャレなオープンキッチンでも、ゴチャゴチャしていればマイナスな印象を与えてしまいます。
よほどマメな人でなければ、オープンキッチンを採用してもキレイに保ち続けるのは難しいでしょう。
水や油でダイニングが汚れてしまうという特有のデメリットもあります。
その点、クローズドキッチンは
- 散らかっていても周りからは見えない
- 調理に集中できる
- においや煙などがダイニング側に広がらない
という魅力があります。
家事がしやすい・家事が楽になるという点では、クローズドキッチンが1歩リードしているでしょう。
気になるのは、採光。
クローズドキッチンにはトップライト(天窓)やハイサイドライトを配置するなどして、明るい空間にすることを心がけましょう。
③回遊できるキッチンは家事がしやすい
夫婦で、親子で、母親と2人で、友人を招いて、「キッチンに複数人で立つ」というシーンも生活の中で考えられます。
回遊できない、つまりキッチンの片側が壁になっていると、狭く感じたり、キッチンの狭いスペースを体を細くしてすれ違わなければいけません。
キッチンの周りをぐるぐると回遊できれば、2方向からキッチンに入ることができるので、複数人が食器を下げるときなどにもキッチンまわりで渋滞せず、混乱がありません。
アイランドキッチンは回遊できるキッチンの最もポピュラーな例ですね!
その他にも、片側はリビングダイニングから、もう片方は玄関から直接入れるようにしておくと便利です。
調理を運ぶとき、買い物から帰ってきたときなど、使い分けをすることができます。
回遊できないキッチンにするとしても、シンクやコンロなどの調理台とその後ろのカウンターの間は85cm程度は必要です。
これ以上狭いと身体がぶつかってしまったりして、コップを割ったり料理を落としたりしかねませんので注意しましょう。
逆に幅が広すぎても動線が長くなってしまうので、幅を広げるにしてもほどほどにしておきましょうね。
④カウンターキッチンにダイニングテーブルをくっつける
お子さんがいる家庭では、カウンターキッチンの人気が非常に高いです。
カウンターキッチン越しにリビング・ダイニングにいる子供を見ながら料理をすることができます。
カウンター越しにダイニングテーブルやイスを置いて、そこで食事をするのが定番になっていますね。
しかし、これでは料理を運んだり、お皿を下げたりするのが面倒ではありませんか?
キッチンとダイニングの行ったり来たりを解消するためには動線を短くするしかありません。
そこでおすすめするのが、カウンターキッチンとダイニングテーブルをくっつける配置です!
カウンターキッチンとダイニングテーブルがくっついていることで、料理を運ぶ・お皿を下げる動線がほぼ無くなり、家事がものすごく楽になります。
カウンターキッチンの横にダイニングテーブルを置くイメージで、あらかじめプランニングしてもらいましょう。
カウンターキッチンの高さと合うダイニングテーブルが無ければ、オーダーメイドでつくってもらうのも良いでしょう。
⑤キッチンにはパントリーを採用しよう
パントリーとは?
パントリーとは、主に食料や飲み物を保管しておくために設けられるスペースのこと。カセットコンロや鍋などを保管しておくにも便利。基本的にはキッチンに隣接するように配置されることが多い。
キッチンまわりのモノをパントリーに収納しておけば、常にキッチンまわりはスッキリ!
キッチンがスッキリしていると掃除も楽になり、ストレスも少ないのです。
ホットプレートが冷蔵庫の上に乗っかっていたりしては、あまりスッキリした印象を与えられませんよね。
もし、キッチンの周りにあまりスペースが取れないようなら、思い切ってキッチンから離れた場所にパントリーを配置しても良いでしょう。
段ボール買いをしたペットボトルや、長持ちする食品を保管することも多いパントリー。
必ずしもキッチンの近くに配置する必要はないのかもしれませんよ。
⑥玄関からキッチンに直接入れる動線を作るとスムーズ
1階にキッチンを配置するなら、リビング・ダイニング側だけでなく、玄関からも直接入れるようにするととても便利です。
買い物袋を持って歩く動線が短くなりますし、ごみを出すときもリビングを通らずに済みます。
誕生日のサプライズケーキを買って帰ってきて、リビングを通り過ぎてはバレバレです。
お客様用のお菓子を買って帰ってくるときなどにも、バレないようにキッチンに入りたいですよね。
実は、リビングを通らずに玄関に出たい、リビングを通らずにキッチンに入りたいというシーンは結構あるものです!
もし、間取りに制約があって玄関から直接入れる場所にキッチンを配置できないなら、キッチンの裏に勝手口を採用するのも良いですね。
⑦回遊動線は家事がしやすい
回遊できるキッチンにすると、料理のときにとても便利でストレスフリーだという話をしました。
家全体を回遊できる間取りにすると、家全体がストレスフリーになります。
例えば、リビング→キッチン→パントリー→洗面室→リビングというように回遊できる間取りにすることによって、家の中に行き止まりが無くなり、家事動線が短くなるとともに感じるストレスを軽減することができます。
回遊動線になっていれば、人と人がすれ違うことも少なくなりますし、朝の忙しい時間帯などに動線が重なってイライラすることもなくなります。
家が広く感じられるようになる、というメリットも見逃せません。
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⑧よく使うものはオープンシェルフに収納
オープンシェルフって?
オープンシェルフとは、壁沿いに設置された戸のない収納のこと。開かれた棚。本やアクセサリー、小物などをオシャレにディスプレイすることも出来る。
モノを使うために引き出しを開けて、取り出して、引き出しを閉める。
モノをしまうために引き出しを開けて、元の位置に戻し、引き出しを閉める。
これってすごく面倒ですよね。
小さな動作ですが、毎日おこなう家事ですから、どんな小さな動作もラクにしたいものです。
オープンシェルフなら戸が無いため、モノの出し入れがものすごくラクなんです!
特にキッチンには頻繁に使うものが多いです。調味料や調理器具などなど…
整理整頓をしっかりとしておけば、それだけでおしゃれなインテリアにもなります。
オープンシェルフを採用する場合に気をつけたいのは、奥行きを深くしすぎないこと。
モノが2列になってしまうと奥のモノが取りづらくなり、かえって不便になってしまうことも。
地震を想定して!
戸が無いため、大きな地震が来たときにオープンシェルフに置いていたモノが床に落ちることが予想されます!地震に備えて、割れやすいものや中身が飛散りやすいモノは置かない方が良いでしょう。
⑨納戸やウォークインクローゼットには棚を設ける
納戸(なんど)って?
収納部屋のこと。シーズンオフの家電やレジャー用品などをしまっておくことができる。押し入れとは違い、人が入れるような大きい部屋を指す。採光や風通しが建築基準法の条件を満たさないため、居室ではなく納戸と定義される。
納戸を設けておけば収納は問題ない、と思いがちですがそうではありません。
ただ広いだけで何も無い納戸だと、モノを収納していくうちにどんどん人の通り道を圧迫していきますし、天井近くのスペースを上手に活用できていません!
収納効率を上げるためにも、納戸には棚を設けてたくさんのモノを収納できるようにしましょう。
棚を設けることで空間を無駄なく使うことができ、人の通り道も大きく確保できます。
ウィークインクローゼットも、棚を設けることで収納効率を上げることができます。
ハンガーをかけるポールの上に棚を配置することによって、わずかなスペースも有効活用しながら、収納量を増加させることができます。
⑩シューズクロークは玄関掃除をラクにする
シューズクロークって?
玄関横に設けられ、靴や傘などを収納しておけるスペースです。ウォークインクローゼットのように独立した部屋のようになっているケースが多く、靴をはいたまま入るスペースです。大きくスペースをとって自転車をしまったり、コートなどをかけておくことも出来ます。
玄関は家に入ってきて一番初めに目に入る場所ですから、いつもスッキリスマートに見せておきたい場所ですよね。
シューズクロークを採用すれば、靴や傘などを収納しておくことができるので、いつも玄関がスッキリします。
スッキリしていると良い印象を与えるだけでなく、日ごろの掃除が格段にラクになり、家事がしやすいです。
玄関掃除って靴がゴチャゴチャしてると大変ですごくストレスですし、長い間やっていると腰が痛くなりますもんね。
玄関まわりのモノはすべてシューズクロークの中に収納しておき、常に玄関には何もない状況にしておくと、エントランスが最高にCOOL!
⑪ゴミを置いておくスペースを考える
間取りプランを考えるとき、ソファやテーブルを置く位置は決めても、ゴミを置いておく位置を決める人は少ないのではないでしょうか!
しかし、ゴミを置いておくスペースを考えておくことは、家事をしやすくするうえで非常に大切なことなんです。
ゴミを置いておくスペースを考えていないと、ゴミがキッチンなどのスペースを圧迫することになり、動線を狭めてしまいます。
ゴミの種類によってはゴミ回収が週に1~2回しか来ないものもありますから、ずーっと邪魔くさく置いておくしかありません。
ゴミは出来るだけ見たくないですし、臭いも出ますから、出来るだけ決まった場所1カ所に、蓋のついたゴミ箱などでまとめておきましょう。
ゴミを置いておくスペースを設ける場所としておすすめするのは、パントリーです。
キッチンのカウンター下も悪くはありませんが、やはり見栄えと臭いが少し気になるところ。
パントリーは調理器具や食材・飲み物などを保管しておく場所ですが、それとは別にゴミ箱を置くスペースも初めから用意しておくと、ゴミ出しもラクですし、家の中もスッキリ見せることができます。
⑫洗濯&物干しはクリーンルームで完結
クリーンルームって?
洗濯機置き場と室内干しスペースを一緒にした空間。洗濯機1つと物干し用のポールが天井近くに数本設置されている空間。
洗濯物を雨の日に乾かしたい、という日もたくさんあります。
そんな雨の日にリビングやダイニングなどで洗濯物を干すと料理のにおいがついてしまいますし、リビングでくつろいでいてもなんとなく部屋が狭く感じてしまいます。
クリーンルームで室内干しをすればにおいや閉塞感で悩みませんし、洗濯機から洗濯物を出してすぐに同じ場所で干すことができるので家事がものすごくラクになります。
洗濯機を配置する空間を少しだけ広く採って、天井近くに室内干し用のポールを配置するだけなので、コストもあまりかからずに家事がしやすい間取りになります。
さらに便利な間取りのアイデアとして、クリーンルームから直接バルコニーに出られるようにしておくと、晴れの日にも洗濯機を回してすぐ外で干せるようになりますし、急な雨でもバルコニーからクリーンルームに洗濯物を採り込むだけですぐに室内干しに切り替えることができます。
さらにさらに、ウォークインクローゼットをクリーンルームの近くに配置することで、乾いた衣類を短い動線でウォークインクローゼットに収納することができます。
湿気対策を忘れずに
もしクリーンルームを採用しないとしても、せめて洗濯機と室内干しスペースは同じ階に配置するようにしてくださいね。
【まとめ】動線&手間のカット=家事がしやすい間取り
家事がしやすい間取りのアイデア
- 最重要の「キッチン」はⅠ型・Ⅱ型にして動線をカット
- クローズドキッチンは手間が少ない
- 回遊できるキッチンなら動線が混雑しない
- ダイニングテーブルとキッチンの距離を短くする
- パントリーを採用してキッチンのモノを少なく
- 玄関から直接キッチンへ入れる動線を作って時間短縮
- 家全体を回遊動線にしてストレスフリーな生活を実現
- オープンシェルフならモノの出し入れが手間にならない
- 収納部屋には棚を設けて整理整頓
- 玄関スッキリ&掃除が楽になる「シューズクローク」
- パントリーにはゴミを置くスペースを用意して
- 「クリーンルーム」は洗濯を圧倒的にラクにする
家事がしやすい間取りを実現するうえでとにかく重要なのは、
- 動線を短くすること
- 手間を少なくすること
であることが分かりましたね。
家事の中心である炊事・洗濯・掃除をラクにすることができれば、ママの負担はぐーんと少なくなります。
この記事の内容を参考に、家事がしやすい間取りにしてもらえたらとっても嬉しいです!
「主婦の1日の平均家事時間175分」を10分でも20分でも短くして、ストレスフリーな毎日を過ごしましょう。