こんにちは!きのぴーです!
インテリアの雰囲気を考え、「どんな内壁材にすべきか?」を迷っている方も多いのではないでしょうか?
特に注文住宅では、内壁材や間取り、設備などのすべての要素をオーダーメイドで仕上げられるため、選びきれないという施主が少なくない住宅の種類です。
そして、個性的な内壁材にすべきか、シンプルな内装材にすべきかの判断も頭を悩ませがちなポイントです。
この記事では、住みはじめてからも後悔しない内壁材を選ぶためにおすすめTOP3を紹介します。
正しい内壁材を選ぶためのポイントも、しっかりと理解していきましょう。
内壁材のおすすめTOP3を紹介!その前に知っておきたいこととは…
住みはじめてから後悔しない内壁材を選ぶためには、第一にどのくらいのバリエーションから選べるかを把握することが大切です。
ハウスメーカーや工務店、設計事務所などに建築を依頼した場合には、ほとんどの施主が「標準装備されている内壁材の中からしか選べない」と思い込み、自分らしいものを選ばないケースが少なくありません。
ちなみに現在内壁材として用いられている素材には、次のような数多くのバリエーションがあります。
- 自然素材:木・石・紙・草・土など
- 新建材:ビニールクロスなどの塩ビ系素材・ポリエステル・プラスチックなど
もちろん、オプションとして提供されているためコストアップにつながる素材もありますが、その質感をチェックしておくことは非常に重要なことです。
そして、最終的に採用する内壁材は、30年以上もの時間を過ごす住まいであることを念頭に選択することをおすすめします。
注文住宅の良さはすべてをオーダーメイドで仕上げられる点にありますが、コストやシンプルさを大切にすることが後悔しない住まいづくりのポイントとなります。
内壁材のおすすめTOP3を紹介!圧倒的なシェアを誇るのは…?
おそらく多くの方がその一部にしか触れたことのない内装材ですが、自然素材と新建材を合わせると10以上のバリエーションから選ぶことができます。
そして、ここからはおすすめのTOP3を紹介します。
特に注文住宅を希望する施主はオリジナリティを追求しがちですが、コストやシンプルさを大切にすることが後悔しない住まいづくりの土台です。
30年以上もの長い時間を過ごす住まいであることをイメージしながら、慎重な内壁材選びを行いましょう。
圧倒的シェアNo.1を誇るのは壁紙
数ある内壁材のなかでも圧倒的なシェアを誇るのが壁紙です。
次に解説するようなメリットとデメリットがあるものの、総合点が高いという点に多くの施主が選択する理由があります。
また、壁紙という言葉に化学的なイメージをもつ方もいますが、自然素材で作られた壁紙を選ぶこともでき、健康を気遣う方が選択するケースも増えています。
コストやシンプルさを兼ね備えた、バランスの良い内壁材が壁紙です。
圧倒的なシェアを支える壁紙のメリットとは?
壁紙の最大のメリットは下地となる石膏ボードなどの素材の上に、糊を使って張っていくだけというシンプルな施工法にあります。
最近の注文住宅では、「完成までに3ヵ月ほどの時間しかいらない」と言われていますが、内装工事においては壁紙が普及したことが大きな理由とされているほどです。
また、このシンプルな工法はメンテナンス時にも活かされ、仮に張替えが必要になったケースでも、短時間で作業を済ませられます。
建設業では手間賃がそのまま施主が負担しなければならないコストとなるため、壁紙を内壁材に使用することで、時間とお金を節約することができるのです。
さらに、壁紙には快適な湿度を保ってくれる調湿作用も備えられているため、住み心地という観点からもおすすめの内装材と言えます。
短所もある?壁紙の数少ないデメリットとは?
コストとお金の節約だけでなく、機能性も兼ね備えている壁紙ですが、短所がいくつかあることも知っておきましょう。
壁紙を内壁材として採用した場合には、メンテナンスは全面張り替えになるという覚悟が必要です。
特に飽きの来ないシンプルな色味で統一した場合には、1箇所だけ張り替えるとその部分だけが真新しくなってしまい、メンテナンスしたことが分かってしまいます。
そのため、1箇所の汚れや剥がれが、全面張り替えになってしまうのです。
また、自然由来の素材を使っても、完全に健康に優しい住まいにはならないことも知っておくべきポイントです。
最近注目されているシックハウス症候群などの建材を菌とした病気は、内壁材ではなく使用している接着剤が原因とされているため、壁紙を使用している以上は避けることが難しくなってしまいます。
壁紙に次いで高いシェアを誇るのは2位の塗り壁
壁紙に次いで高いシェアを誇っているのが塗り壁です。
塗り壁にもさまざまな素材が使用されており、珪藻土や聚楽土、漆喰などが一般的です。
また、壁紙と違い、職人がすべて手作業で内装を仕上げていくという点に特徴があります。
先ほど紹介したような石膏ボードなどの素材の上に、糊を使って張っていくだけという施工法ではないため、時間とお金がかかります。
ただし、メンテナンスの観点では、仮に一箇所が削れてしまってもすぐに職人の手によって直すことができます。
そして、塗壁の1番の特徴は、唯一無二の内壁に仕上げられることです。
一つ一つの内壁を職人が手作業で仕上げていくため、施主が依頼したデザインに手作業の魅力が付け加えられた仕上がりを期待することができます。
ハウスメーカーや工務店、設計事務所に対して、しっかりとした実績のある職人に依頼しているかをチェックする必要があるものの、和室や書斎などの自分だけの時間を楽しむスペースには、塗り壁がおすすめです。
癒やしの空間に仕上げられる3位の木
これまで紹介してきた内壁材のなかでも、特に癒やし効果が高いものが木です。
木には内壁材として用いられた場合でも自分で呼吸する性質があるため、夏のジメジメには湿気を吸収、冬の乾燥する時には湿気を放出するという効果が期待できます。
また、木ならではの香りは、家のなかにいながら開放的な気分にしてくれる効果もあります。
木の種類によって香りが異なるため、家族で意見を出し合う必要がありますが、内壁材を決める共同作業に新たな価値を付け加えてくれるでしょう。
ただし、木を内壁材として用いた場合には、基本的に建設コストが高くなることは理解しておきましょう。
石膏ボードなどの内壁材の土台となる建材は、住まいの耐震性を担保する非常に充当な要素です。
その建材を用いずに木だけで家の土台を構成しなければならないため、ハウスメーカーや工務店、設計事務所が提示している基本性能を保証するために、かなりのコストが必要になります。
まとめ
木や石、紙などの自然素材や、ビニールクロスや塩ビなどの新建材から選べる内壁材は、家の住み心地を決める非常に重要な要素です。
ただし、特に注文住宅を希望する施主は、そのバリエーションの豊富さによって混乱させられてしまうことも少なくありません。
また、すべてがオーダーメイドということもあり、オリジナリティを追求しがちですが、まずはコストとシンプルさを追求することをおすすめします。
30年以上もの長い時間を過ごす住まいであることをイメージしながら、家族が安心して過ごすことができるコストとシンプルさのある内壁材選びが後悔のない住まいづくりへの第一歩です。