みなさん、ごきげんよう!きのぴーです。
今回は、世の奥様が気になる「キッチン」についての記事です。
「キッチン」といえば、一日に何度も使用する場所ですよね。
だからこそ、快適さが求められる場所でもあります。
実は、快適なキッチンにするために重要なのは「キッチンの高さ」なのです!
世間一般では身長÷2+5の設計であれば使い勝手の良いキッチンに仕上げられると言われていますが、実はこの方程式は間違いです。
この記事では、「身長÷2+5」よりも肘高-10センチのほうが良いと言われる根拠を分かりやすく解説していきます!
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キッチンの高さにまつわる3つの悩みとは?
まずは、キッチンの高さにまつわるお悩みを学んでいきましょう。
キッチンをよく使う奥様の目線では、せっかく新築した住まいでもその高さを間違えてしまうと、さまざまな悩みを抱えながらの作業を行わなければならなくなってしまうのです。
キッチンの高さを間違えてしまった時に抱いてしまいがちな、具体的な悩みが次の3つです。
- 慢性的な腰痛
- 水はねで服が濡れてしまう
- 硬いものを切る時に力が入りにくい
では、どのようなキッチンの高さにしてしまった時に、慢性的な腰痛や水はねなどの悩みを抱いてしまうのでしょうか?
【キッチンの高さにまつわる悩み1】慢性的な腰痛
慢性的な腰痛は適切な高さよりもキッチンを低く設計してしまったときに起こりやすく、どんな調理をする際にも上半身をかがめていなければならないことが原因となります。
もちろん、キッチンでの作業が慢性的な腰痛のすべての原因ではありませんが、調理が億劫に感じられる要因につながるとされています。
特に身長の高い奥様は、キッチンの高さも意識した設計が必要になります。
【キッチンの高さにまつわる悩み2】水はねで服が濡れてしまう
水はねで服が濡れてしまうという悩みも、キッチンの設計が低すぎた場合に起こりがちな悩みの1つです。
正しい設計であればおへそより上しかキッチンの天板から出ないことになりますが、低すぎる場合には腰から上が天板から出てしまうことになり、水はねによって服が濡れてしまうのです。
慢性的な腰痛と同様に、身長の高い奥様が気をつけたい悩みの1つと言えます。
【キッチンの高さにまつわる悩み3】硬いものを切る時に力が入りにくい
また、反対にキッチンの高さを高くしすぎてしまった場合には、特に硬いものを切る時などに支障が生まれてしまいます。
カボチャなどの食材を切る時に全体重をかけたい時にかけられないことが、使い勝手の悪さにつながってしまうのです。
基本的にキッチンはかがんで作業することが多くなるスペースであるにも関わらず、適切な設計よりも高すぎてしまうと細かな作業が行いにくくなってしまうのです。
キッチンの高さを身長で計算すると失敗する!「身長÷2+5センチ」は間違い?
キッチンの高さの設計を誤ってしまったことで起こりがちな、腰痛や力が入りにくいといった悩みですが、どのくらいの高さであれば使い勝手の良いキッチンに仕上がるのでしょうか?
実は多くのメーカーでは、「身長÷2+5センチ」のキッチンの高さにすることが鉄則とされており、身長160センチの奥様であれば85センチ、身長170センチの奥様であれば90センチが計算上はベストなキッチンの高さと言えます。
日本人の標準的な体系から逆算された計算であり、賃貸マンションや分譲マンションなどのキッチンの高さまで設計できないタイプの住まいではベストな高さです。
しかし、すべての体系の方に向けられた方程式ではないことは、事前に理解しておくことをおすすめします。
同じ身長でも手の長さによって、使いやすいキッチンの高さが異なるため注文住宅を検討している方は、さらに細かな設計を行いましょう。
キッチンの高さは「肘高-10センチ」が鉄則!
多くのメーカーが推奨している「身長÷2+5センチ」の設計ですが、その多くは天板が低くなりすぎ、腰を痛めてしまう要因となるとされています。
そして、そんな悩みを解消するために適切な計算式が肘高 -10センチです。
実は料理をする際の起点が肘になるというのが、キッチンの高さを肘高-10センチにすべき理由です。
包丁を動かしたり、食器をシンクで洗った りする動作がキッチンで行う基本となりますが、その動作の基点が肘であり、前腕を下ろすという動作を繰り返し行こなうことになります。
そのため、肘高より少しだけ低い天板の高さがもっとも使い勝手の良いポジションになるのです。
ちなみに国内メーカーのキッチンは85センチか90センチの二択となり、もちろんお金をかければ高さの調節を行うことができますが、基本的に設備自体で高さを調整することはできません。
そして、肘高はおおよそ身長-60センチほどの高さになるため、155〜160センチ以外の身長の方は設備以外の部分で高さの調整が必要になることを事前に把握しておくことをおすすめします。
簡単にできる!キッチンの高さを調整する方法とは?
国内メーカーのキッチンは85センチか90センチかの2つの高さからしかキッチンを選ぶことができませんが、オーダーメイドで仕上げることができる注文住宅の場合には設計の段階で微調整を行うことができます。
その誰にでも簡単にできる微調整の方法は下記になります。
キッチンの高さを調整する方法
- 床高を調整する
- キッチン下の床高を調整する
この2つの方法は依頼するハウスメーカーや工務店、設計事務所によってはオプションになり、割高になってしまうことがあるため、事前に相談しておくことをおすすめします。
また、床高を調整した場合にはキッチン部分と、その他のリビングなどの床高に差が生じてしまうため、子供がいる家庭では少しリスクのある方法と考えられます。
そのため、コストを抑えながら安全な設計に仕上げるためには、キッチンの床高を少し調整する方法がベターです。
肘高が80センチの方の場合には85センチのキッチンを採用し、キッチン下の床高を15センチ下げる、肘高が105センチある方は90センチのキッチンを採用し、キッチン下の床高を5センチ下げるといった方法の微調整を行うことができます。
まとめ
さまざまな種類の住まいがあるなかで、注文住宅を検討している方はキッチンの高さの設計にも気を配ることをおすすめします。
一般的なメーカーが提唱している高さの計算式や、メーカーが手がけているキッチンの高さでは「慢性的な腰痛」「水はねで服がぬれてしまう」「硬いものを斬りにくい」といった悩みが生まれてしまいがちです。
そのような悩みを解消するためにも、次の3つのポイントを把握しておくことをおすすめします。
まとめ
- 多くのメーカーが提唱する身長÷2+5センチのキッチンの高さにすることが鉄則は間違い:
日本人の標準的な体系から逆算された計算であり、賃貸マンションや分譲マンションなどのキッチンの高さまで設計できないタイプの住まいではベストな高さではあるものの、どんな体型の人にも合わせられる計算式ではない。
- キッチンの高さは「肘高-10センチ」が鉄則!:
包丁を動かしたり、食器をシンクで洗った りする動作がキッチンで行う基本となり、その動作の基点が肘である。前腕を下ろすという動作を繰り返し行こなうことになるため、肘高より少しだけ低い天板の高さがもっとも使い勝手の良いポジションになる。
- 依頼するハウスメーカーや工務店、設計事務所に相談すれば床高を調整するキッチン下の床高を調整することができる:
オプションになることが多いものの、キッチン下の床高を調整することで奥様の体型に合わせたキッチンの高さに仕上げることができる。
これから注文住宅を検討している方はぜひ、キッチンの高さに注意してオーダーしてみましょう!