こんにちは!高校時代ぶりにテニスをしたら筋肉痛で1日動けなくなりました!
しかも翌々日になって筋肉痛が来るというおじさんっぷり…少し泣きたくなりました。
さてさて…
注文住宅では、どこにどのように窓を配置するか?
このポイント一つで家はグググっとオシャレかつ機能的にグレードアップ!すごく魅力的な家になります!ほんとに!
でも、これがなかなか難しいんです…。
間取りプランはイメージできても、どんな窓をどこに配置すれば良いのかはピンと来ないものです。
そんなあなたのために、この記事では「窓を配置する7つのコツ」をご紹介。
窓は家の顔。あなたのお家を男前に仕上げるノウハウがこの記事には凝縮されています。
コツ① お隣さん家の窓の場所を把握しておくこと
お隣さん家の中が丸見えになるような窓の配置、つまりお隣さん家と窓の配置が丸かぶりになるのは絶対に避けなければいけません!
お隣さん家と窓の配置が丸かぶりになってしまってはお互いのプライバシーを守れません。
あっちもこっちも丸見えです。
夜な夜な窓越しに他愛もない話しをする、幼馴染で実は両想いの高校生男女的なストーリーは全てフィクションです。あんなの嘘ですよ!怒
お隣さんと窓の位置がかぶってしまっては、もうその窓は窓として機能しません。
プライバシーを気にして一切カーテンを開けなくなってしまうでしょう。
もし、お隣さん家の窓がこちらを向いている場所に窓をつけたい場合は、ハイサイドライトがおすすめです。
ハイサイドライトとは
室内のかなり高い位置に設けられた窓のこと。天井にくっついているレベルで高い位置にある窓のこと。高い位置にあるため室内に光が行き届きやすく、住宅密集地では高いパフォーマンスを発揮するぞ。
または、窓を部屋の中央ではなく部屋のコーナーに配置することで、お隣さん家の窓とぶつかりにくくなります。
建物自体を凹凸のあるプランにすることでも、お隣さん家との距離がとりやすく、窓の配置で困ることは少なくなりますよ。
まずは、お隣さん家の窓の場所を把握し、出来る限り窓の配置場所がかぶらないようにすること。
もしお隣さん家の窓の近くに窓を配置したい場合は、ハイサイドライトを採用してプライバシーを守りながら採光するか、部屋のコーナーに窓を配置することでお互いのプライバシーを守りましょう。
コツ② 視線の先に窓を配置する
廊下や階段のように、皆が同じ方向を向いて移動する場所では、視線の先に窓を配置してみましょう。
例えば、階段を下りたところに大きな窓を配置し、その窓越しに美しい植物や木を植えてみる。
すると、階段を降りるたびにその景色が目に飛び込んできますよね。
招かれたゲストも窓越しに美しい四季を感じることでしょう。
身体の正面に窓が来るように、視線の先に窓を配置するだけで美しい外の眺めを楽しむことができます。
せっかく切り取った窓の先の風景…ケアしてね!掃除してね!手入れしてね!もったいないよ!美しく!
このとき、窓のタイプは風景をきれいに切り取れるものにしましょう。
例えば、引き違い窓などにしてしまっては、真ん中に枠が入ってしまいます。
このように、窓は光を取り入れるためだけにあるのではありません。
美しい景色を窓で切り取れば、あなたの家も美しいゾ。
コツ③ 眺めの良くない場所では眺めをコントロールする
美しい景色が建物の周りに広がっているなら、その景色を窓で切り取ってあげるだけで良いのですが、都市部や住宅密集地ではそうもいきません。
窓を開けたらお隣さん家の壁、お墓、ごみ置き場、条件によってはそんな場所もありますよね。
そんな時は、見たくないものは隠して、見たいものにフォーカスしてみましょう。
例えば、お墓やごみ置き場などがある場合はハイサイドライトで空を切り取ってみるとか。
上の方に見たくないものがあるなら、低い位置を窓で切り取ってみたり庇(ひさし)で視線を遮ったり。
横に見たくないものがあるなら、部屋の逆サイドに窓を配置したり袖壁を採用してみたり、状況に合わせて眺めをコントロールしましょう。
そのためには、敷地の周辺環境をあらかじめ把握しておいて、事前に「見たい風景」を決めておくことがポイント。
コツ④ 窓の場所を考えることは壁の場所を考えること
窓だらけになってしまっては、家の強度が足りなくなってしまいます。
どこかに窓を配置すると、その周りは必ず「壁」です。
意外と気付きにくいのですが、壁の量は心地いい暮らしに大きな影響を与えます。
間取りを考える段階で、どこにソファを置くとか、どこの壁にテレビを埋め込むとか、ある程度家具を置く場所をイメージしておきましょう。
家具を置く場所は基本的に壁際になるので、家具の位置が決まることによって窓の位置もおおよそ決まってきます。
壁の場所を考えることは、窓の場所を考えることになるんです。逆もまたしかり。
また、家具の設置場所と窓の配置場所には相性があります。
例えば、ソファの奥にベランダやバルコニーに続く掃き出し窓などを配置してしまうと、洗濯のたびにソファの前を横切ることになり、落ち着いてテレビも観られません。
このように、窓の配置は家事動線や生活動線もふまえて考える必要があります。
難しいですけどね…。
コツ⑤ 出窓に対する固定概念を捨てるべし!
みなさん出窓ってどんなイメージですか?
カウンター部分に写真や雑貨、花などを飾るイメージですよね!(断定)
しかしそのイメージは捨てましょう!
これからは、出窓のカウンター部分に腰掛ける時代です。
例えば、リビングの一角を3メートルくらいの幅の出窓にし、大人が腰掛けられるくらいの高さにします。
すると、光をたくさん室内に取り込みながら、さながらソファのように座れる、心地良いくつろぎ空間になります!
リビングの広さに出窓の奥行きもプラスされ、出窓によって視界も開けるため、リビングを大きく見せることができます。
また、出窓のガラスをはめる位置も正面だけとは限りません。
例えば、出窓の上部分だけガラスにすることで、光を取り込みながら、プライバシーを守り、防犯対策にもなります。
他にも、出窓の張り出している左右の部分を窓にして、風が通り抜けるデザインにすることも出来ます。
土地の周辺環境に合わせて、プライバシーを守り、防犯対策になり、風や光を取り込む。
それが出窓です。すごいヤツじゃあありませんか!!
出窓は容積率に算入しない?
・床面から出窓の下端までの高さが30センチメートル以上あること
・周囲の外壁から水平距離で50センチメートル以上突出していないこと
・見付面積の2分の1以上が窓であること(見付面積とは風を受ける面積のこと)
容積率って何?という方は土地の法規制を理解していないと家づくり失敗しちゃうよ!ホント!で詳しく解説しているから読んでみてね。
コツ⑥ 室内窓を配置する
窓は中と外の空間を繋ぐだけではありません。
中と中を繋ぐというテクニックも覚えてほしいんです!
例えば2階にLDKがあるなら、玄関の上を吹き抜けにして室内窓を配置することによって、LDKから「ただいま」を言えるようになります。
1階にLDK・2階に子供部屋があるなら、LDKを吹き抜けにして子供部屋に室内窓を配置することで、窓を開ければ簡単に意思の疎通ができます。
室内窓は家族のコミュニケーションを促進するにはうってつけなんです!
冷暖房をつける際は窓を閉めれば良いので、冷暖房効率を下げることもありません。
家の中ですからアルミサッシを使う必要もありません。
場合によっては木製にしたり、和紙を用いて和風にすることだってできる。デザインの幅もグンと広がります。
狭い部屋同士を室内窓で繋ぐことによって部屋に広がりを持たせ、空間を広く感じさせることも出来ます。
室内窓のさらにその先に外と繋がる窓を配置すれば、もっと強く広がりを持たせることも出来ます。
コツ⑦ 住む街との繋がりを持たせる窓
家に帰ってきたときに、家の中に明かりが灯っていると、家族が待っている幸せを感じられます。
外から見て家の中に明かりが灯っているかどうかが分かるのは、「窓が街の方向を向いて配置されている」から。
外から明かりが見えない家は、どこか不気味に見えてしまうものです。
防犯対策として道路側や前面に窓を作らないという考えもありますが、ご近所さんと親しい関係を築くためにもある程度オープンな家にしましょう。
それすなわち、外(街)・前面道路側に向いた窓を配置する、ということです。
防犯面が心配なら、人が入れないくらい小さい窓か、押し出し窓のようなタイプの窓を採用しましょう。
前面道路で何か騒ぎがあっても、窓から覗ければある程度何が起こっているのか把握できるようになるので、安心感もありますよね。
大きな窓を採用したときには、外から丸見えにならないような配慮を忘れずに。
まとめ:窓の配置ひとつで家はさまざまな表情を見せる
どんな窓をどこに配置するのか。
窓を配置する場所によって、家はオシャレにも機能的にもなります。
裏を返せば、オシャレでもないし機能もしない場所に窓を配置することは絶対に避けたいですよね。
この記事では、住宅密集地ならではの採光方法や、部屋を広く見せるテクニック、景観を美しく切り取るワザ、室内窓の有効な使い方などについてまとめました。
もうあなたなら、窓の配置をうまく考えて、オシャレで機能的な家にすることができるはずです…!
窓の配置を考える前に、周辺環境などの条件をよく整理しておきましょう。
そして最も大事な、「どんな家にしたいのか」というあなたの要望も、改めてじっくりと考えてみてください。