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予算・費用

地盤調査&地盤改良工事の費用についてサルでも分かるようにまとめた

 

こんにちは!横断歩道は白い部分だけを踏んで渡ると良いことがあるみたいです。

 

今回は、地盤調査&地盤改良工事に関する費用について書きました。

 

  • 地盤調査って?地盤改良工事って?
  • それぞれ費用の相場はいくらくらいなの?
  • どんな場合に地盤改良工事が必要になるの?

こんな疑問をコナゴナに解消する記事でゴザイマス。

 

注文住宅を考えている人は家や間取りのことばかり考えてしまいがちですが、その「家」を支える土地も非常に重要!

土地が強くなければ、強い家は建ちませんからね…!強い土地が家族の命を守ります。

 

じゃあ早速だけど本題にいくぞい!!!

はむすたあ
いくぞいっス!!!

 

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地盤調査って何ですのん?いくらですのん?

 

地盤調査とは、果たしてその土地に家を建てても大丈夫なのかどうかを、専用の設備を用いて調査することです。

「さあ打ち合わせも終わったし遂に家を建て始めるぞい!」というタイミングでまず初めにおこなわれます。

住宅の耐震性・耐久性などに重要な働きを持つ住宅の「基礎」を的確に設計するため、また、地盤に問題がある場合の地盤改良工事をおこなうためにも、地盤調査は必須です!

 

例えばその土地が軟弱地盤だった場合、何の対策も取らないと家の重みで不同沈下を引き起こして家そのものが傾いてしまったり、断裂を引き起こします。

地震の際に地割れや地滑りが起こるリスクも極めて大きいです。

さらに軟弱地盤は地震の揺れを伝えやすいため、地震による被害を拡大させてしまいます。

特に木造住宅は軟弱地盤の揺れに共鳴しやすく、さらに大きく揺れる共振現象を引き起こします。

❔不同沈下(ふどうちんか)❔
不同沈下とは、建物が不揃いに沈んでいくことです。軟弱地盤にもかかわらず地盤改良工事を怠って家を建てると不同沈下のリスクが超絶大です。たまにTVなどで「床をビー玉が転がる家」が紹介されていますが、まさに不同沈下を起こしている状態です。

 

地盤調査の結果、地盤改良工事が必要だと判断された場合、地盤改良工事費用が生じるため、建物の予算を削る必要も生じてしまいます…泣

また、地盤への負担を減らすため2階建てまでしか建てられなかったり、部材の軽い木造住宅しか建てられなくなるなど、規模・構造に制約を受けてしまいます。

どんな土地でも、購入前に必ず地盤調査履歴を確認しておきましょう。

 

地盤調査はどのようにしておこなわれるの?

 

しばいぬ
強い地盤か弱い地盤かなんてどうやったら分かるんだい?

 

最も一般的なのは「スウェーデン式サウンディング試験」という方法。通称SS試験。

先端がスクリュー上になった棒を回転させながら地盤にねじ込んでいく方法です。

この作業を土地の複数か所でおこなうことで、地盤の硬さを測定することができます。

ビルなどの大きい建築物では「ボーリング」や「標準貫入試験」、鋼板を用いて沈下量を測定する「平板載荷試験」などが適しますが、一般住宅ではほとんど「スウェーデン式サウンディング試験」によって地盤調査がおこなわれます。

また、近年技術が格段に進化した「表面波探査」は、揺れが地面に伝わる速さで地盤が硬いのか軟らかいのかを調べる方法。

敷地内の地層の境目を把握できるため、のちに地盤改良をおこなう際に便利です。

 

地盤調査(スウェーデン式サウンディング試験)の費用は?

一般的な木造住宅なら、5万円~10万円ほどで実施できます。

大きい土地や非木造住宅を建てる場合は20万円前後かかります。

 

💡建て替えでも地盤調査すべし
これまで住んでいた家を建て替える場合も地盤調査をおススメします!長年住んでいて問題はなかったとしても、「軟弱地盤ではない」と確認できればなお安心。

 

地盤改良工事って何ですのん?いくらですのん?

 

地盤改良工事とは、軟弱地盤の上に家を建てられるように地盤に改良を加える工事のことです。

しばいぬ
まんまじゃねーか!!!

 

地盤改良工事には「表層改良」「柱状改良」「鋼管杭改良」の3種類があります。

地盤の状態や建物の重さによって、条件に適した改良工事をおこなう必要があります。

それぞれの特徴とコストを見ていきましょう。

 

表層改良(木造30坪の場合20万円~40万円程度)

地表から2メートル程度を掘ったところにセメント系の材料と土を混ぜ合わせたものを流し込み、全体的に固めることで地盤を強化する方法。

軟弱地盤層が比較的浅い部分にある場合に用いられます。

💡地層は深いほど強くなっていく
地層は深ければ深いほど硬く、強いです。そのため、軟弱地盤層は比較的浅いところに存在しており、その部分さえ強化できれば強い土地を形成することができます。

 

柱状改良(木造30坪の場合40万円~70万円程度)

基礎の下に数か所、真下に伸びる長い穴を掘り、セメント系の材料と土を混ぜ合わせたものを流し込むことで太い柱状の杭を作り、強い地盤層まで重さを伝える方法。

良好な地盤までコンクリート杭を設け、基礎と連結させることで強度を得ることができます。

表層改良ができない敷地や軟弱地盤が深い(地表から2~8メートル)場合に用いられます。

 

鋼管杭改良(木造30坪の場合90万円~130万円程度)

基礎の下に鋼管やコンクリート製の杭を打ち込む方法。

真下の地盤には期待せず、硬い地盤まで深く杭を打つことで建物を支えます。

良好な地盤までの距離がかなり長い場合や、地盤の硬さが敷地内で不均一な場合に用いられます。

 

はむすたあ
地盤改良工事費って結構高いっスねえ…でもここまでやっておけば安心っスね。

 

軟弱地盤はどういう地域に多いの?

 

そもそも、軟弱地盤はどのような条件の土地に多いのでしょうか。

条件を知ることができれば、軟弱地盤が比較的少ない場所で土地探しをすることもできますよね。

しばいぬ
確かに。それ賢い。

 

軟弱地盤リスクが高い土地の条件とは…

 

  • 河川の近くや海の近く

含水率が高い土地は軟弱地盤であることがほとんどです。

河川や海の近くの土地は含水率が高く、軟弱地盤が多いです。

 

  • 水害が多い地域

水害が多い地域も同じ理由で軟弱地盤が多いです。

九州や四国の太平洋側の都道府県は特に雨が多い地域なんですよ!

 

  • 砂質地盤(さしつじばん)

細かい砂がゆるく積もった地層のこと。

こればっかりは素人では判断しづらいですね…。

 

  • 埋立地

土砂を積み上げることによって人工的に創り出された土地のこと。

長い歳月を経て硬さを得た自然の地盤とは違い、地盤が軟弱です。

 

  • 傾斜地の盛土部分

傾斜地に土砂を盛り上げることで高さを出し、平坦な土地を造っている地域は危険です。

埋立地と同じ理由で、軟弱地盤が多いです。

 

はむすたあ
川や海などに近い含水率の多い土地や、人工的に創り出された土地は軟弱地盤であるリスクが高いっちゅうことっスね!!

 

素敵な土地を見つけたとしても、上記の条件に該当する土地の場合は注意が必要です。

建築費用だけでなく、地盤改良工事費用が追加でかかってしまうかも…!

 

💡地名が軟弱地盤地域のヒントに
地名に「川」「谷」「沼」などの水にかかわる漢字が使われている場合は要注意…!地名はその地域の成り立ちや特徴を表しており、かつては川や湖が存在していた可能性も。「さんずい」が漢字に用いられている地名も注意が必要です。

 

【まとめ】地盤調査は絶対に実施して!地盤改良工事費用も想定した資金計画を。

 

地盤調査と地盤改良工事について、そしてその費用について見てきました。

 

費用をおさらいすると…

地盤調査費用は、一般的な住宅で5~10万円程度。

地盤改良工事費用は、表層改良で20~40万円程度、柱状改良は40~70万円程度、鋼管杭改良は90~130万円程度です。

 

まず大前提として地盤調査はおこないましょう。あなたとあなたの家族を守るためには絶対です。

必要に応じて地盤改良工事費用がかかりますので、あらかじめ資金計画に組み込んでおきましょう。

軟弱地盤リスクが高い地域を避けて土地探しをするのも、ひとつ賢い考え方ですね。

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