こんにちは!
「東京で一戸建てに住んでいる人は全員勝ち組だ…!」って僕の友人が声を大にして言っていました。
「東京に注文住宅を建てたい!」そう思いませんか? 職場が東京の方ならなおさら。
たとえ東京の土地代や建築費が高いとはいえ、東京に住めるのならそれが1番嬉しいですよね。
そう考えたときに気になるのはズバリ「東京に注文住宅を建てる場合、費用はいくら必要なのか?」ですよね!
今回は、
1 東京の土地代の相場が分かる!
2 東京の1住宅あたりの平均敷地面積が分かる!
3 東京の建設費用の相場が分かる!
4 東京の土地代+建設費用の合計額の平均が分かる!(土地をまだ持っていない人はこの章をチェック)
5 東京を含む都市圏で注文住宅を建てた人たちの平均世帯年収が分かる!
6 東京を含む都市圏で注文住宅を建てるために準備した頭金(自己資金)の平均額が分かる!
以上、東京住みを夢見るドリーマーのための気になる6本立て最強記事に仕上げました。
すべての情報の根拠は国土交通省の「住宅市場動向調査」や「フラット35利用者調査」など、過去の実際のデータを基にまとめ上げています。
東京の土地代はやっぱり高いのか!?
結論から言うと、東京都の土地代は47都道府県で最も高いです。
実は東京に戸建てを持つうえで最大のネックとなるのが、この「土地代」!
ちなみに東京の中でも「千代田区」や「中央区」の周辺 (銀座や日本橋などのエリア) が最も土地代が高いエリアとなっており、基本的には千代田区・中央区周辺から離れれば離れるほど土地代は安くなっていきます。余談ですが、賃貸物件における1ヶ月あたりの賃料も千代田区・中央区周辺が最も高く、離れれば離れるほど安くなっていきます。
とはいえ、「東京は土地代が高い」と言われてもいまいちピンと来ませんよね??
「具体的にはいくらくらいなの?」という疑問が生まれます。
東京の土地代の相場はズバリこれくらいダァ!
東京の土地代の相場はこんな具合ダァ!
(引用:平成30年地価公示価格(東京都分)【東京都財務局】)
少し小さくて見づらいですね…ごめんなさい…。
特に赤枠で囲われている「住宅地」の欄を参考にしてください!
こうしてみると千代田区が圧倒的…!1㎡(縦1メートル横1メートルの広さ)の土地を買うために2,618,600円もかかります。
あなたの住みたい街の1㎡あたりの土地平均価格はいくらでしょうか?
ちなみに、黄色枠を見ると分かるように、東京都全域の1㎡あたりの平均土地価格は398,700円、東京23区の1㎡あたりの平均土地価格は572,300円です。
東京の住宅の平均敷地面積をもとに土地代を計算してみよう!
東京に注文住宅を建てるために、まずは東京の1㎡あたりの平均土地価格を勉強しましたね!
みなさん、千代田区に足を向けて寝られなくなったことでしょう。
1㎡あたりの平均土地価格が分かりましたので、次は「東京の1住宅あたりの平均敷地面積」を勉強しましょう!
e-Stat(政府統計の総合窓口社会生活統計指標-都道府県の指標-)によると、少し古いデータですが、2013年東京都の1住宅あたりの平均敷地面積は「140㎡」です。
「㎡(平米)」は縦×横で計算しますので、例えば縦10メートル横14メートルの土地で140㎡ということです。
イメージしづらい場合は、いっそのこと今お住いの家か、ご実家の土地をメジャーで測ってみましょう!縦×横で㎡数を導き出すことができます。
2013年全国の1住宅あたりの平均敷地面積は「290㎡」ですので、東京の1住宅あたりの平均敷地面積は全国の住宅の平均的な敷地面積と比べて、半分以下の広さしかないということです。土地が狭いため、家を横に広げることができず、上に伸ばすしかない。東京に3階建ての住宅が多い理由はまさにコレです。土地の狭さが理由なのです。
では土地購入に必要な金額を計算してみましょう!例題としてここでは「町田市」で計算してみます。
土地の平均価格表を見てわかるように、町田市の1㎡あたりの平均土地価格は「156,000円」です。
そして、東京の1住宅あたりの平均敷地面積は「140㎡」ですので、
156,000 × 140 = 21,840,000(円) となり、
町田市で平均的な広さの土地を購入する場合、2184万円必要です!あくまで目安です!相場です!
こんな感じで、あなたの住みたい東京の街をピックアップして、1㎡あたりの平均土地価格に140をかけてみましょう!
ちなみに東京の絶対的エース「千代田区」は 2,618,600 × 140 = 366,604,000(円) 。
さささっ…3億6千万円!?
東京都の注文住宅 建設費用の相場はいくら??
ここまで読んでくれた優しいあなたは、東京の土地価格についてはもうバッチリですよね。
土地価格が分かってしまえば、あとは肝心の「東京で注文住宅を建てるための平均建設費」が知りたいところでしょう!
東京は土地だけでも十分高額なのですから、せめて建設費くらいはリーズナブルであってほしいですよね。
早速見ていきましょう!ご覧のとおりです!
(引用:2016年度フラット35利用者調査)
東京の平均建設費は3,934万円!土地も高ければ建設費も高い!土地も建設費も47都道府県で1番高い!それが「東京都」だ!なんてこった!
なぜ、東京は平均建設費が高いのでしょうか。以下のような理由が考えられます。
①土地が狭いから
→土地が狭いため、3階建ての割合も多い東京都。2階建てよりも高い技術と、3階建てを可能にするための強い基礎や構造、耐震性などが求められ、その分工事代金が上がってしまいます。また、狭い土地で注文住宅を建てていく必要があるため、建設に必要な木材や設備などを一気に搬入することが出来ません。運搬コストの高さも理由のひとつです。
②1世帯あたりの世帯年収が高いから
→東京で働く人の年収は、47都道府県で最も高いです。その分、住宅購入にまわせる費用も多くなりますし、東京では富裕層を狙った高価格帯の注文住宅会社も多く存在します。
このように、実際の過去のデータで東京都の建設費用は高いということが証明されましたね!
とはいえ、建築にかかるコストの地域差は、年々小さくなってきています。
結局はどの地域で建てるかではなく、どんな家を建てるかによって建設費用に差が出るんですね。
あなたはこだわりや要望が多いタイプですか?だとしたら…覚悟しましょう。泣
東京の土地代+建設費用の合計額の平均が分かる!
その通り!東京に土地を持っている人なんてそうそういません。
この段落では東京での土地代+建設費用はいくらかかるのか?を公開!
(引用:2016年度フラット35利用者調査)
東京で土地購入してから注文住宅を建てたらコミコミで平均5,629万円かかる!
全国平均より1,600万円以上高い!さすが東京!富裕層にのみ居住を許された聖地だとでもいうのか…!
まあ実績とはいえ、あくまで目安にしてくださいね。細かい部分をそこまでこだわらなければもっと安いと思いますし。
ここまで読んできて、東京に注文住宅を建てるにあたっての費用が分かりましたね。
ここでプチまとめをしておきましょう。
【土地代】 1㎡あたりの平均の土地代は、東京都全域で398,700円、東京23区で572,300円。
【敷地面積】 東京都の1住宅あたりの平均敷地面積は140㎡。
【建設費】 東京都の注文住宅平均建設費は3,934万円。
【土地代+建築費】 東京都の土地代+建設費の合計額の平均は5,629万円。
なるほど!分かりました!分かりましたが、よく分かりません!というのも、
「結局この記事を読んでいるあなたは東京で注文住宅を建てられるのでしょうか?」
それが分からなければこれらの数字はただのウンチク、豆知識どまりです。
ここから先は番外編です。
今までに東京で注文住宅を建てた人の世帯年収や、準備した頭金(自己資金)の金額などを発表していきます。
土地や建物ではなく、人にフォーカスしていくぞ!
例えば、今までに東京で注文住宅を建てた人のデータよりもあなたの世帯年収が高く、準備できる頭金の額も多いならば!あなたにも東京で注文住宅を建てることが出来る!そうなりませんか!?(一概には言えない部分もあるけどまあまあまあ)
では、番外編へご案内します。
東京を含む都市圏で注文住宅を建てた人のお金事情について
番外編に入る前にひとつだけ。
これから発表していく数々の数値に関しては、東京のみではなく、「都市圏」での数値となります。
※「都市圏」が指す都道府県 = 東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・岐阜県・愛知県・三重県・京都府・大阪府・兵庫県
本当は東京都だけに絞った数値をみなさんに提供したかったのですが、東京都のみに絞って数値を開示している機関がありませんでした…。
「都市圏」の中には東京都も含まれていますし、そこまで大きな数字の開きもないと思うので、参考にしていただけると思います…!
東京(を含む都市圏)で注文住宅を建てた人の世帯年収について
都市圏で注文住宅を建てる人たちの年収はどれくらいなのでしょうか。
やっぱりビックリするくらい高いのでしょうか。それとも意外と庶民的な額なのでしょうか。
平成28年度住宅市場動向調査(国土交通省)によると、都市圏での注文住宅取得時の平均世帯年収は「690万円」です。
あなたとあなたのパートナーの年収を足して「690万円」以上あるでしょうか。
もちろん、世帯年収が690万円以下だったら東京で注文住宅は建てられないなんてことは断じてありませんよ!
あくまで平均額ですので、この額を下回る世帯年収で注文住宅を建てた人たちも山ほどいます!
東京(を含む都市圏)で注文住宅を建てた人の頭金について
最近では頭金0円で、全ての費用を住宅ローンでまかなって注文住宅を建てることが出来ます。
とはいえ、注文住宅にかかる総費用の20~30%程度は自己資金を用意しておいたほうが良い、と言われています。
さて、都市圏でのデータはいかがでしょうか。
平成28年度住宅市場動向調査(国土交通省)によると、土地を買うために準備した頭金の平均は「735万円」(自己資金率46.1%)、注文住宅の建設費として準備した頭金の平均は「1,165万円」(自己資金率37%)です。土地代+建設費の合計は「1,900万円」です。
ノンフィクションです…。信じられません…!平均1,900万円を頭金として準備しているというのです。
頭金の内訳は、「預貯金・有価証券売却代金・退職金」が最も多く、次いで「不動産売却」、「贈与」と続いています。
有価証券売却…?不動産売却…?なんか住む世界が違うような…。人の口からそんな単語聞いたことがない…。
さて、あなたは頭金を「1,900万円」以上準備することが出来るでしょうか…。
準備できなくても大丈夫、諦めないで…!その場合は住宅ローンの借入額を増やせばいいのです。
住宅ローンの借入額が増えれば毎月の支払額も増えますが、それはもう仕方がないでしょう!
だって東京に注文住宅を建てることが出来るんですから!それだけの魅力はありますから!
番外編をまとめると、
世帯年収が690万円以上あり、頭金を1,900万円以上(土地を持っている場合は1,165万円以上)準備できる人は、少なくとも都市圏で注文住宅を建てた人たちの平均水準を超えています。東京での注文住宅を十分に検討できるラインでしょう。平均水準を下回っている人も絶対に叶えられないということはありませんので、東京都内の住宅会社に相談してみましょう。
まとめ
1 東京の土地代の相場は? → 1㎡あたり、東京都全域では398,700円、東京23区では572,300円。
2 東京の1住宅あたりの平均敷地面積は? → 140㎡
3 東京の建設費用の相場は? → 3,934万円
4 東京の土地代+建設費用の合計額の平均は? → 5,629万円
5 東京を含む都市圏で注文住宅を建てた人たちの平均世帯年収は? → 690万円
6 東京を含む都市圏で注文住宅を建てるために準備した頭金(自己資金)の平均額は? → 1,165万円 (土地代+建設費の場合は1,900万円)
いかがでしょうか。どんなことでも「平均」や「相場」というのは気になるものです。
最後まで読んでくれたあなたは「東京で注文住宅を建てた人が平均どれくらいお金をかけたのか」が分かりましたね!
「東京で注文住宅を建てたいけどお金はあまりない」という方は、ローコスト系ハウスメーカーにお願いしてみると良いでしょう。
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