注文住宅の内装を選ぶとき、エコカラットの採用を検討するケースは多いかもしれません。
エコカラットを採用することで、一般的な内装材では得られないような機能をプラスすることができるので、魅力的に感じますよね。
しかし、「エコカラットはいらない」といった意見も多く挙がっているのも事実で、採用したいのに躊躇ってしまうといった人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、なぜ「エコカラットはいらない」と言われてしまうのか、その理由について詳しく解説していきたいと思います。
ちなみに、我が家ではエコカラットを採用しました。
実際にエコカラットを採用した立場として、メリット面についても触れながら解説していくので、迷っている人はぜひ参考にしてみてくださいね。
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エコカラットってなに?
エコカラットとは、特殊な原料から作られており、調湿機能や脱臭機能、有害物質の吸着機能などを備えた内装材のことです。
エコカラットを採用すると、室内の余分な湿気を吸い取ってくれたり、逆に乾燥しているときは湿気を放出してくれたりします。
また、生活するうえで発生するニオイを消してくれる効果もあるため、ペットのいる家庭で採用されるケースも多いでしょう。
さらに、有害物質を吸着する機能も備わっていることから、シックハウス症候群のリスクを抑えるという効果も期待できる優れものです。
「エコカラットはいらない」と言われてしまう5つの理由
いろいろな機能を持つエコカラットですが、どうして「エコカラットはいらない」と言われてしまうのでしょうか?
これには、主に5つの理由があります。
なぜいらないと言われるのか、その理由を1つずつ詳しく見ていきましょう。
- 汚れがつきやすい
- 効果が感じられない場合がある
- 衝撃に弱く割れやすい
- コストが高い
- 画びょうなどを使用できない
エコカラットはいらない理由①汚れがつきやすい
エコカラットには、汚れがつきやすいというデメリットがあり、それを理由に「いらない」と言われているケースは少なくありません。
エコカラットは水拭きが可能なので、汚れがついた際にすぐに拭けば問題ありませんが、汚れがついたまま少し放置してしまうと、汚れが吸収されて落ちにくくなってしまいます。
特に、子供いる家庭では、汚れた手で壁を触ってしまったり、クレヨンなどで壁を汚してしまったりするリスクも高いので、注意が必要です。
エコカラットはいらない理由②効果が感じられない場合がある
エコカラットを採用したものの、効果があまり感じられなかったという声も実際にあります。
これは、部屋の広さに対してエコカラットを採用する面積が足りていなかったり、効果を発揮しにくい場所に採用してしまっていたりするケースが多いでしょう。
エコカラットの効果をしっかりと得るためには、正しい知識のもとでプランを立てなければなりません。
せっかくエコカラットを採用しても、十分な効果が得られずに「いらなかった」後悔することのないよう、エコカラットについての専門知識が豊富な業者に施工を依頼したほうがよいでしょう。
エコカラットはいらない理由③衝撃に弱く割れやすい
エコカラットの素材は、衝撃に弱く割れやすいことから、「いらない」と言われてしまうケースもあります。
エコカラットは、一般的な壁紙に比べて硬さがあり、ちょっとした衝撃を与えるだけで割れてしまうことがあるので注意しなければなりません。
特に、小さな子供がいる家庭では、おもちゃなどをぶつけてエコカラットが欠けてしまったり、その破片で怪我をしてしまったりするリスクが高まるので、より一層注意が必要です。
エコカラットはいらない理由④コストが高い
エコカラットは、一般的な壁紙を採用する場合に比べてコストが高くかかってしまうため、「いらない」と感じてしまうケースも多いでしょう。
取り入れる面積などにもよりますが、エコカラットを採用したことで数十万円ものコストアップをしなければならないことも珍しくありません。
そのため、エコカラットの持つ機能に対して、それだけのコストをかける価値があるかどうか、事前にじっくりと検討することが非常に大切です。
エコカラットはいらない理由⑤画びょうなどを使用できない
エコカラットには、画びょうなどを使用することができません。
そのため、カレンダーやポスターなどを貼ったり、壁掛けの収納などを取り付けたりすることができず、使いにくさを感じてしまう人も多いようです。
壁に画びょうなどを使用したい場合は、使用したい部分の壁を避けてエコカラットを採用する必要があるので、見落とさないようにしましょう。
それでも我が家がエコカラットを採用した理由
「エコカラットはいらない」という声を耳にすることもありましたが、それでも我が家はエコカラットを採用しました。
ではなぜ我が家ではエコカラットを採用することにしたのか、ここではその理由についてお伝えしていきたいと思います。
我が家がエコカラットを採用したのには、以下の通り4つの理由がありました。
1つずつ詳しく解説していくので、エコカラットを採用するかどうか検討する際の参考にしてみてくださいね。
- 常に快適な湿度を保てる
- カビの発生を防げる
- 嫌なニオイが残らない
- 見た目がオシャレ
採用した理由①常に快適な湿度を保てる
エコカラットの採用を決めた最大の理由は、やはり常に快適な湿度を保てるということです。
我が家の場合、キッチン周りで発生する湿気が気になっていたので、キッチンのカップボードの背面部分にエコカラットを採用しました。
今まで気になっていたキッチンでのジメジメ感を解消し、快適な湿度の中で調理できるようにしたかったのです。
採用した理由②カビの発生を防げる
我が家がエコカラットを採用した2つ目の理由が、カビの発生を防げるという点です。
炊飯器など蒸気を発する家電を使用していると、どうしてもその付近の壁紙にカビが生じやすくなってしまうため、その対策としてエコカラットを採用しました。
採用した理由③嫌なニオイが残らない
生活するうえで発生する嫌なニオイが部屋に残らないようにしたかったというのも、我が家がエコカラットを採用した理由の1つです。
特に、カレーや焼肉などを調理した次の日に、そのニオイが室内に残ってしまうのをなんとかしたいと思っていました。
エコカラットの脱臭機能があれば、翌日のニオイ残りを気にせずいろいろな調理を楽しめると思い、決め手となりました。
採用した理由④見た目がオシャレ
エコカラットを採用した理由として、単純に見た目がオシャレになるという点も、かなり大きかったです。
エコカラットは一般的な壁紙とは違い、タイル調のデザインとなるため、高級感があってとても気に入りました。
我が家ではキッチンに採用したので、オシャレなカフェ風の空間が完成し、非常に満足しています。
エコカラットを採用するなら注意したい3つのこと
エコカラットを採用する場合は、注意しておくべきポイントが3つあります。
マイホームにエコカラットの採用を検討している人は、以下の3つのことに注意しながらプランを立てていきましょう。
- メンテナンス方法をよく理解しておく
- 効果が得られる取り入れ方を意識する
- 採用する場所をよく検討する
注意したい3つのこと①メンテナンス方法をよく理解しておく
エコカラットを採用するなら、必ずメンテナンス方法をよく理解しておくようにしましょう。
エコカラットは、正しくメンテナンスを行わなければ、汚れが染みついてしまい綺麗な見た目をキープできなくなってしまいます。
また、中には使用できない掃除用具もあり、エコカラットを傷つけてしまうこともあるため、注意が必要です。
汚れたらすぐに拭くということを徹底するのはもちろん、掃除の仕方についても事前にきちんと把握しておくことが大切といえるでしょう。
注意したい3つのこと②効果が得られる取り入れ方を意識する
エコカラットを採用した人の中には、思ったほどの効果が感じられなかったと後悔するケースも少なくありません。
そのため、どのぐらいの面積でエコカラットを採用するかという点が、非常に重要となってきます。
室内の広さに対してエコカラットの面積が小さすぎると、あまり効果が得られない可能性があるので、注意しましょう。
注意したい3つのこと③採用する場所をよく検討する
エコカラットは、採用する場所も非常に重要なポイントです。
エコカラットの特徴である、調湿機能や脱臭機能の効果を最大限に発揮してもらうことを意識しながら、採用場所を決めるようにしましょう。
我が家では、調理によって湿気やニオイが発生しやすいキッチンにエコカラットを採用し、効果をしっかりと感じられています。
エコカラットを採用するならどこがおすすめ?
エコカラットを採用するとき、どこにつけるかで迷う人も多いかと思います。
そこで、エコカラットを採用するのにオススメの場所をいくつかご紹介するので、参考にしてみてください。
- キッチン周り
- リビングの一部
- 玄関
- 洗面所
- トイレ
- クローゼット
湿気が溜まりやすくジメジメ感が気になる場所や、ニオイが残りやすい場所などがオススメです。
まとめ
エコカラットは、調湿機能や脱臭機能、有害物質の吸着機能など、さまざまな効果を兼ね備えた便利なものです。
しかし、デメリットとなる面もいくつかあるため、「エコカラットはいらない」と言われてしまうこともしばしばあります。
今回は、なぜ「エコカラットはいらない」と言われてしまうのかについて、その理由を明らかにしてきました。
エコカラットの採用を検討している人は、今回解説してきた理由をよく理解したうえで、それでも必要がどうかを改めて考えてみるとよいでしょう。
我が家のように、エコカラットを採用してよかったと感じている人ももちろんたくさんいるはずです。
そのため、「エコカラットはいらない」という意見をそのまま鵜呑みにするのではなく、自分にとっての最善な選択を心がけてくださいね。