長い期間がんばってきた注文住宅の打合せ。
ついに、終盤を迎えるとハウスメーカーの担当者から次のようなことを言われます。
「次で最終の打合せになりますので、変更やミスがないか確認してくださいね。」
このように感じている方が多いのではないでしょうか。
そこで今回は、最終の打合せで確認すべきことをまとめました!
ミスや後悔のないマイホームにするために、根気よくチェックしてみてくださいね。
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最終打合せの注意点|確認すべきこと一覧
最終打合せで確認すべきことを次の6つの項目に分けて紹介します。
- 間取り
- 外回り
- 内装・建具
- 電気関係
- 水回り設備
- インテリア
細かな注意点なども解説していきますので、図面や仕様プレゼンと照らし合わせながらチェックしてみてくださいね。
チェック項目① 間取り
まずは、間取りに関するチェック項目を紹介します。
部屋の配置や広さなどの間取りの核となる部分は、これまでの打合せでチェックできているはずですので、もっと細かい点まで確認しましょう。
間取りのチェックポイント
- 窓の大きさ・位置
- ドアの開き方
- 小上がり・ダウンフロアなどの床の高さ
- 腰壁などの壁の高さ
- 勾配天井・吹き抜けなどの天井の高さ
- カウンターの幅・奥行き・高さ
- 収納内の棚の仕様(高さ・奥行き・パイプや枕棚の有無など)
- ニッチのサイズ・高さ
- 造作家具などのサイズ
- 壁・天井・床の補強範囲
窓の大きさや壁の位置を大幅に変えると、再度建築確認の変更申請を出す必要があるため注意が必要です。
間取りの大枠は確認申請提出前に細かくチェックしておき、最終打合せでは細かな高さやサイズ、位置などをチェックしてくださいね。
カウンターの高さなどは図面上の数字で確認するだけでなく、実際にメジャーなどを当てて再確認することをおすすめします。
また、どちら側にドアが開くかによって、生活のしやすさが大きく変わります。
ドア同士が干渉しないか、ドアを開けたときにスイッチとコンセントなどと被っていないかを確認してください。
また、狭い廊下側にドアが開くようにしてしまうと、家族が歩いているときに急にドアが開いてケガをする恐れも。
チェック項目② 外装
外装や外回りの設備に関するチェックポイントを紹介します。
屋根の形状や使用する外壁・屋根材などは事前に確認できているはずですので、こちらも細かな仕様のチェックがメインになります。
外装のチェックポイント
- 外壁の種類・色・貼り分けの範囲
- 庇の有無
- 軒・ケラバの出幅
- 屋根の色
- 玄関ドアのデザイン・色・鍵の種類(手動・電気・電子)
- サッシの外観色
- 雪止めを付けるか
- 破風・樋・軒天などの細かな外装の色
- 給湯器やエアコンの室外機の位置
- 太陽光発電の搭載量・パワコンの位置
主に色やデザインの確認となります。
縦樋などは、外壁の貼り分けに合わせて色を変えるケースもありますので、パース図で細かくチェックしましょう。
また、玄関ドアのタッチキーを「電気」と「電子」で間違えてしまうことも。
電気錠はコンセントで電源を取り、電子は電池を玄関ドアに入れる仕組みです。
ハウスメーカーによってもタッチキーの種類の呼び方はさまざまなので、自宅の玄関ドアは「電気」と「電子」どちらなのか再度確認しましょう。
チェック項目③ 内装・建具
内装や室内の建具に関するチェック項目です。
こちらは確認するポイントが多くて大変ですが、根気よくチェックしていきましょう。
内装・建具のチェックポイント
- 室内ドアや収納扉の種類・サイズ・色・デザイン
- 建具の取手の色・デザイン
- 建具のレール位置(足元にレールがあるか上吊りか)
- フローリングの色と張る方向
- 畳の色と向き、1帖畳の場合は張り方
- 壁紙の種類・貼り分けの範囲
- アクセントクロス・タイルなどの種類と範囲
- マグネットが付く範囲の確認
- 窓枠・ドア枠の色
- 窓回りの仕上げ方法(枠で囲むかクロス巻かなど)
- ニッチの仕上げ方法(すべてクロス巻、下部だけ笠木・カウンターなど)
- 巾木・笠木・廻り縁・幕板の色(廻り縁や幕板は施工されるかも確認!)
- カウンターや収納棚などの色や素材
- 可動棚の高さの範囲(高さ調整のレールをどこからどこまでつけるか)
- 可動棚の支え方(両端にレールをつけるか、壁の奥にレールつけるか)
- 階段の色(踏み板・蹴込み板の色を変えるかなど)
- 見切り材の有無、見切り材がある箇所は種類や色
建物の間取りや仕様によって、施工される部材なども大きく異なります。
図面を端から端まで見直し、気になる箇所はすべて質問しましょう。
チェック項目④ 電気関係・照明
電気関係はコンセントやスイッチ、照明などのチェックです。
コンセントやスイッチの位置や配線によって使い勝手が大きく異なりますので、電気配線図を見ながら根気よく確認していきましょう。
電気関係のチェックポイント
- コンセントの高さ・位置
- コンセントの種類(口数・LAN・テレビ用・200など)
- スイッチの位置(屋外コンセントも忘れずに確認)
- スイッチの配線(2ヵ所以上で操作できるようにした場合は要確認!)
- コンセント・スイッチのデザイン
- 照明器具の種類・デザイン(ダウンライトなら一体型・交換型など)
- 照明器具のデザイン
- ダクトレールの色
- シーリングファンのデザイン・色
- 電球の色(空間によって変えている場合は注意が必要)
- 調光・調色にした照明の確認
- センサーライトにした照明の確認
- 間接照明の施工方法や仕上がり
- 給湯器の種類と室外機・リモコンの位置
- インターホンの位置や仕様
- 換気の仕様や給気口・排気口の位置
- 分電盤の位置
コンセントは家具を置くことを想定して、位置が適切なのかを考えてみましょう。
また、空間によってコンセントの高さを変えている方は、ミスが起こりやすいため再度チェックしてみてくださいね。
照明は器具デザインのチェックだけでなく、明るさが十分かを再度チェックすることがポイントです。
太陽光発電や全館空調などのシステムを採用する場合は室内のリモコンが増えますので、それぞれの位置を指示したか確認しておきましょう。
チェック項目⑤ 水回り設備
キッチン・お風呂・トイレ・洗面台に施工する設備のチェック項目を紹介します。
基本的には色やデザインの確認と、標準仕様から変更した点がしっかりと反映されているかを確認します。
キッチンのチェックポイント
- 扉の色
- ワークトップの素材や色
- キッチンパネルの施工範囲や種類
- シンクの素材や形
- コンロ・レンジフード・食洗機などは指定した仕様か
- 引き出しの取手の種類
- キッチン周りに壁やニッチを施工する場合は高さやサイズ
- 背面収納の仕様・色
- その他に指定したオプションが反映されているか
お風呂のチェックポイント
- 浴槽の仕様・色
- 床・壁・天井の色
- アクセントの壁パネル(デザインと施工範囲の確認)
- ドアの種類
- 水栓・シャワーヘッドの仕様
- 換気扇の仕様(乾燥・暖房機能など)
- 鏡・収納の有無
- 手すりの位置
- その他に指定したオプションが反映されているか
トイレのチェックポイント
- トイレ本体の仕様や色
- 手洗い器の仕様やデザイン
- 紙巻き器やタオルリングの仕様やデザイン(施主支給の場合はその旨が伝わっているか)
- 収納や手すりなどの仕様やデザイン
- その他に指定したオプションが反映されているか
洗面台のチェックポイント
- 洗面台本体の仕様や色
- 付属する照明やコンセントの仕様
- 洗面台下収納やサイドキャビネットの仕様(引き出し・開き戸など)
- タオルリングの仕様やデザイン(施主支給の場合はその旨が伝わっているか)
- その他に指定したオプションが反映されているか
水回り設備はそれぞれ仕様プレゼンがありますので確認しましょう。
チェック項目⑥ インテリア
カーテンや家具などのインテリアもハウスメーカーにお願いする場合は、併せてチェックしてください。
間取りのチェックポイント
- カーテンの種類(ドレープ・ロールスクリーンなど)
- カーテンのデザイン・遮光・仕様
- カーテンレールのデザイン・色
- カーテンの施工は枠の内・外どちらか
- ロールスクリーンやシェードの巻き取り方やチェーンの位置
- カーテンボックスの仕様(天井を折り上げる場合は深さなども確認)
- ふさかけのデザイン
- 家具の仕様・色・サイズ
採用するインテリアによって確認する項目は異なりますので、インテリアコーディネーターと一緒に細かくチェックしてみてくださいね。
まとめ:疲れていると思うけど、最後のがんばりどころ!
最終打合せでは、これまで決めてきた内容をすべて再確認しなければなりません。
最新の図面・仕様書・プレゼン・パース図などを使って見直しましょう。
- 記載にミスがないか
- 本当に使い勝手がいいか
- 空間全体のデザインや色に統一感はあるか
これらのことを考えながら、チェックリストに沿って確認することをおすすめします。
とても大変な作業ですが、細かな部分までチェックできれば着工してからのミスやトラブルを減らすことにつながりますからね。
大満足のマイホームを建てるために、最終チェックまで気を抜かずに頑張りましょう。