マイホームを建てるにあたって、注意しなければならない年齢があることをご存じでしょうか?
家を建てるということは、人生の中でも非常に大きな買い物となるため、タイミングはとても大切です。
実際、家を建てるときの年齢は、その後のリスクの大きさに深く関わってくるのは間違いないでしょう。
そこで今回は、家を建ててはいけない年齢について、具体的なリスクも押さえながら徹底解説していきます。
家を建てるタイミングについて悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。
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家を建ててはいけない年齢はある?
実際、家を建ててはいけない年齢はあるのでしょうか?
厳密に言うと、建ててはいけない年齢なんてものはありません。何歳で建てようがそれぞれの自由です。
しかし、家を建てるにはリスクが高い年齢があるということも、事実として認識しておいたほうがよいかもしれません。
家を建てるのにリスクが高いといえる年齢は、「45歳以上」といえるでしょう。
それでは、実際に45歳以上の人が家を建てた場合、具体的にどのようなリスクがあるのか、次の項目で詳しく解説していきます。
家を建ててはいけない年齢に家を建てるとどんなリスクがあるの?
家を建ててはいけないと言われる年齢の人が実際に家を建てると、どのようなリスクがあるのでしょうか?
ここでは、5つのリスクを挙げて詳しく解説していきます。
家を建ててはいけない年齢に家を建てる場合のリスク
- 定年後もローンの返済が続いてしまう
- そもそも住宅ローンの審査が通りにくい
- 老後の資金が足りなくなる
- 老後も住みやすい間取りを考えるのが大変
- 将来的に気軽に売却し賃貸に引っ越すことが難しくなる
リスク①定年後もローンの返済が続いてしまう
家を建ててはいけないとされる年齢を超えている場合、定年後も住宅ローンの返済が続いてしまうという点が、最も大きなリスクといえるでしょう。
例えば、45歳で住宅ローンを組んでマイホームを建てた人のケースで考えてみましょう。
住宅ローンは、35年の返済期間で組むのが最も一般的となっています。
そのため、45歳で返済をスタートすると、繰り上げ返済などを行わない限り、80歳になるまで返済を続けなければならないことになりますよね。
このようなことになると、65歳ぐらいで定年退職することを考えている場合、定年後の返済が苦しくなってしまう可能性があるので、注意しなければなりません。
家を建てる年齢は、定年する年から逆算して考えることも大切であるということです。
リスク②そもそも住宅ローンの審査が通りにくい
家を建てる年齢がある一定のボーダーを超えている場合、そもそも住宅ローンの審査が通りにくいというリスクもあります。
年齢によって住宅ローンの審査が通りにくくなる理由は、1つ前で説明したように、定年後の返済に不安が残るという点が大きいでしょう。
住宅ローンの融資を行う金融機関にとって、確実に完済できるかどうかというのは、最も重要な審査基準といえるはずです。
そのため、完済するときの年齢が80歳を超えているとなれば、金融機関としても融資を簡単に承認することは難しくなってしまいます。
実際、ある程度の収入があるにもかかわらず、年齢が原因で住宅ローン審査がなかなか通らなかったという事例は少なくありませんので、注意すべきポイントとして覚えておいたほうがよいでしょう。
リスク③老後の資金が足りなくなる
45歳以上になってから家を建てると、将来的に老後の資金が足りなくなるリスクも否定できません。
家を建てるためには、当然ですが非常に大きな金額が必要となります。
頭金を支払ったり、ローン返済を続けていったりすることで、老後の生活のために十分な貯金を残すことができなくなるケースは多くあります。
せっかくマイホームを手に入れたとしても、そのせいで老後の資金が足りなくなってしまえば、大きな後悔に繋がりかねません。
場合によっては、マイホームを手放さなければならなくなる可能性もあるので、老後の生活を苦しめない年齢のうちに家を建てることを検討したほうがよさそうです。
リスク④老後も住みやすい間取りを考えるのが大変
ある程度年齢を重ねてから家を建てるとなると、老後も住みやすい家づくりが重要となってきます。
しかし、老後のことを考えて住みやすい間取りを考えるのは意外と大変で、家づくりがいろいろな面で制限されてしまうので注意が必要です。
例えば、意識的に段差を減らしてみたり、できるだけ階段の上り下りが不要になるように部屋の配置を考えたり、考慮しなければならない点はたくさん出てくるでしょう。
また、場合によっては、階段を設けなくて済む平屋を検討することもあるかもしれませんが、そうなるとそれなりの広さがある土地を見つけなければなりません。
このように、若いうちに家を建てる場合に比べて、家づくりの難しさが増してしまうという点は、1つのリスクとして認識しておきましょう。
リスク⑤将来的に気軽に売却し賃貸に引っ越すことが難しくなる
マイホームを建てたものの、収入面の変化などによって売却しなければならなくなる可能性は誰にでもあります。
このような場合、マイホームを売却して賃貸物件を探すことになるのが一般的ですが、高齢であるほど賃貸物件を見つけるのも難しくなってしまうので注意が必要です。
なぜなら、賃貸物件は貸主である大家さんがいるため、できるだけ長く安全に住んで欲しいという思いから、年齢によっては入居をお断りされてしまうケースも少なくないからです。
そのため、45歳を過ぎてからマイホームを建てたものの定年後のローン返済が苦しくなり、売却せざるを得なくなったとしても、引っ越し先の賃貸物件が見つからず途方に暮れてしまうといった状況になるかもしれません。
このようなリスクは、家を建ててはいけない年齢を意識しておくことで回避できる可能性があるので、よく考えておいたほうがよいでしょう。
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家を建てると良い時期(適齢期)もある
家を建ててはいけない年齢がある一方で、家を建てると良い時期、いわゆる適齢期もあります。
適齢期といえる年齢は、だいたい30代前半といえるのではないかなと思います。
なぜなら、35年の住宅ローンを組むことを考えると、30歳で家を建てておけばちょうど65歳で完済することになるので、働いているうちに完済できる可能性が高いからです。
また、30代になると、ある程度社会人としての経験も積み、収入も20代の頃より上がって安定してくる時期でもあるので、住宅ローン審査も通りやすいと考えられます。
さらに、結婚や出産、子育てなどを考えても、最もマイホームを建てるメリットが大きくなる時期といえるでしょう。
みんなは平均何歳で建ててるの?
家を建てる年齢は多くの人が悩むポイントでもありますが、実際のところ、ほかの人たちは平均何歳で家を建てているのでしょうか?
住宅ローンを扱っているフラット35が公表しているデータによると、2021年度の全国平均は38.5歳でした。
(引用:2021年フラット35利用者調査)
やはり、ある程度の収入の安定を考え、このぐらいの年齢で建てる人が多いようですね。
ただし、これはあくまで全体の平均であり、当然ではありますが20代で建てている人もいれば40代で建てている人もいるのが現状ということも理解しておきましょう。
まとめ:購入は早いに越したことはない
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家を建ててはいけない年齢は、厳密にはありませんし、個人の自由です。
しかし、家を建てるのにリスクが高いといえる年齢はあるので、よく理解したうえで検討することは大切です。
今回は、45歳以上の年齢で家を建てると、リスクが高くなるということを解説してきました。
具体的に起こりうるリスクも5つ挙げて解説したので、リスクのイメージもできたのではないでしょうか。
家を建てる年齢は自由ではありますが、年齢とリスクには相関性があるのも事実なので、今回解説してきたリスクを理解し、自分にとって最適な年齢で家を建てるようにしましょう。
後悔しないためには、ローン完済時のことなども見据えて将来を長く考えることも重要ですよ。