マイホームを建てるなら、書斎はいる?いらない?
夫婦で意見が分かれがちなお部屋でもありますよね。
リクルート住まいカンパニーによる注文住宅動向調査(注文住宅建築者対象・2015~2016年実施)では住宅新築の際に夫が重視した部屋は1位リビング、2位書斎、3位趣味部屋。
妻が重視した部屋は1位キッチン、2位リビング、3位趣味部屋。
男性にとって書斎はリビングに次いでこだわりたい部屋になっています。
一方、夫が書斎にこもってしまうのではないかという不安から、書斎をつくるのをためらうという妻の声もよく聞かれます。
この記事を読んで、書斎が要るのか要らないのか、判断してみてくださいね。
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書斎のメリット一覧
はじめに書斎のメリットをみてみましょう。
メリット①プライベートな空間がもてる
書斎の一番のメリットはプライベートな空間と時間がもてることでしょう。
ひとりで仕事に集中したい、夫婦といえどもみられたくない趣味がある、たまには子供から解放されてリラックスしたい…書斎はそんなプライベートな空間として活躍します。
メリット②作業の中断・再開が楽
作業を中断するときでも、いちいち片付ける必要がなく効率的です。
家事の合間などのすきま時間を利用して作業したい場合や、時間がかかる作業に少しずつ取り組む場合、道具や材料などをたくさん使う作業などには特に威力を発揮します。
メリット③集中できる
家族やテレビの音などに邪魔されずに、仕事や趣味に集中できます。
メリット④気持ちの切り替えがしやすい
ダイニングやリビングで仕事をしていると、気持ちの切り替えがしにくいことがあります。
食事のあと、なかなか仕事をする気になれなかったり、休憩しても休んだ気がしなかったり。
書斎があれば場所が変わることで、気持ちの切り替えがしやすくなります。
メリット⑤収納場所になる
本や趣味のコレクションなど、夫または妻の私物が多くて寝室に収納しきれない場合は、書斎が収納場所になります。
メリット⑥自分好みのインテリアにできる
夫と妻でインテリアの好みが異なる場合、どちらかが我慢するパターンになりがちです。
家全体のインテリアは妻の趣味を尊重しても、ひと部屋ぐらいは自分好みのインテリアにしたい場合、書斎はうってつけです。
書斎のデメリット一覧
多くのメリットがある反面、書斎にはこんなデメリットがあります。
デメリット①あまり使わないことも
限られた面積の中で無理して書斎を設けてみたものの、実際はあまり使わないというのが、一番のデメリットでしょう。
「これならもっとリビングを広くしておけばよかった」と後悔することになりかねません。
デメリット②家族のコミュニケーションが減る
逆に書斎にこもってばかりで家族とのコミュニケーションが減ってしまうのも問題です。
夕食後1時間はリビングで過ごすなど、書斎の使い方のルールをつくれば、ある程度防ぐことができます。
書斎をおすすめしたいのはこんな家庭
それではどんな家庭には書斎が必要なのでしょうか。
おすすめ家庭①自宅で長時間仕事をする
リモートワーク(在宅勤務)が急速に普及し、職種にかかわらず自宅で仕事をする人が増えています。
オンラインミーティングや仕事の電話など、生活の雑音が入らない環境が必要になる場合も多いでしょう。
夫婦がそれぞれ在宅で仕事をする場合は、空間を分ける必要があります。
おすすめ家庭②趣味がある
夫か妻どちらかに、室内で行う趣味がある場合は書斎があったほうが便利です。
特に楽器演奏や油絵など、音や臭いが出るような趣味の場合は独立した空間が必要です。
おすすめ家庭③夫婦の私物やコレクションが多い
蔵書や趣味のコレクションがある場合は、それらのものを収納・展示する部屋として書斎をつくるのもいいでしょう。
特に高価なものなら、お子さんがいるダイニングやリビングには置かないほうが無難です。
書斎がいらないのはこんな家庭
逆に書斎があまり必要ないのはどんな家庭でしょうか。
いらない家庭①家では仕事をしない・趣味がない
夫婦ふたりとも家では仕事をする必要がない、室内で作業するような趣味がない場合は、書斎の必要性は低いといえます。
いらない家庭②なるべく家族で過ごしたい
家にいるときはなるべく家族、夫婦で一緒に過ごしたいという場合も書斎は必要ないかもしれません。
書斎をつくるとしても、リビングなどに共有のワークスペースを設けるなど、オープンな書斎がいいでしょう。
いらない家庭③在宅時間が短い
仕事が忙しかったり、アウトドアでの趣味が多かったり…。
家で過ごす時間が短い場合は、書斎をつくっても使う時間がないということになりそうです。
いらない家庭④夫婦別寝室にしたい
年齢が上がるとともに増えていく夫婦別寝室。
この場合はそれぞれの寝室でプライベートな時間が過ごせるため、書斎の必要性は低いといえます。
「夫婦の寝室+書斎」でも「夫の寝室+妻の寝室」でも、それほど必要面積は変わりません。
ご夫婦によっては、夫婦別寝室にして夫婦それぞれにプライベート空間を確保するほうが、お互いに不満が出にくいかもしれません。
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書斎のプランニングのポイントは?
ここまで読んで「やっぱり書斎は必要!」と思ったら、わが家にはどんな書斎が最適なのかを考えてみましょう。
書斎を計画するときには、以下のポイントをはっきりさせましょう。
- 誰が使うのか?専用か共有か?
- 何のための書斎か?何をするのか?
- 何を収納するのか?
- いつ使うのか?(時間帯など)
そのうえで完全な個室の書斎がいいのか、リビング、ダイニング、寝室などの一角に設けるセミオープンな書斎がいいのかを考えます。
「プライベート空間の確保」が書斎の主な目的であれば個室にしたほうがいいですし、「作業の中断・再開が楽」というのが目的なら、セミオープンな書斎でもいいかもしれません。
【書斎の広さ】のポイントは
書斎の必要な広さは、書斎でおこなう作業と収納するものの量によって違ってきます。
場所をとる作業はおこなわず、収納するものも少ない場合、2畳程度の広さでも大丈夫です。
最適な広さは「狭いほうが落ち着く」「広くないと疲れる」など、使う人の好みにも左右されますが、3.5畳前後ぐらいが一般的な広さといえます。
十分な広さが取れない場合は、扉を設けないセミオープンの書斎にしたほうが圧迫感は少なくなります。
【書斎の場所】のポイントは
家の中で書斎を設けるベストな場所はどこでしょうか?
これも目的次第といえそうです。
リビングと違って、書斎は必ず南側がいいわけではありません。
読書や絵を描くには、北側のほうが安定した光を得ることができます。
また昼間使うならリビングから離し、夜使うことが多ければ家族の寝室と離して配置したほうが、音などは気にならなくなります。
例えば仕事の合間に外を見たとき、庭の緑が見えれば気分転換になるでしょう。
部屋の一角に設けるセミオープンの書斎は、どの部屋に設けるかでプランニングのポイントが変わってきます。
リビング・ダイニングに書斎
家事のすき間時間を利用して、趣味の作業をしたり、家計簿をつけたりしたいなら、キッチンから近いダイニングやリビングに書斎コーナーをつくると便利です。
ダイニングやリビングに書斎があると家族の気配を感じながら作業できるのもいいですね。
また普段はオープンでも、必要な時に閉められる引き戸をつけておけば、来客のときに散らかった書斎をさっと隠すことができます。
たとえ小さい書斎でも個室の場合は冷暖房が必要になりますが、部屋の一角に設ける書斎コーナーなら、メインの部屋の冷暖房を利用できるのでコストダウンになります。
寝室に書斎
昼間だけ使用する書斎なら問題ありませんが、夜も作業する場合は、相手の眠りの妨げないようにすることが必要です。
音がでる作業をおこなう場合や夫婦の生活時間帯が大きくずれている場合は、書斎を寝室に設けるのは避けたほうがいいでしょう。
廊下・階段脇などに書斎
通路的な場所にカウンターなどを設けてワークスペースにすることもできます。
部屋の中につくるのと違って、ほかの家族との距離もほどほどに保つことができます。
ただし、もともと全館空調の家は別として、廊下や階段にまで冷暖房をつけることになり、設備費やランニングコストはアップします。
まとめ
書斎をつくるか、つくらないか、どんな書斎をつくるかは、これからの家族のライフスタイルにも大きな影響があります。
ぜひご夫婦で冷静に話し合ってみてくださいね。