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間取りのアイデア

【縦長の土地】間取りづくりで注意・工夫するべきポイント7選

  • 縦長の土地って住みにくい間取りになりやすい?
  • どんなことに注意して縦長の土地で間取りづくりをすればいい?
こんな疑問を徹底的に解消します。

 

「気に入った立地や雰囲気の土地を見つけたけど、土地の形状が縦長だった‥」

土地探しをしていると、このようなケースがあります。

縦長の土地とは南北に長く、東西の間口が狭い土地のこと。

 

せっかく気に入った土地なのに、土地の形状だけが理由で諦めるのはもったいないですよね。

 

縦長の土地でも間取りを工夫して、注意点を意識するだけで住みやすい家を建てることは可能です。

今回は縦長の土地の注意点や工夫すべき間取りのポイントについて解説します。

 

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縦長の土地の注意点や工夫すべき間取りのポイント7選

縦長の土地の注意点や工夫すべき間取りのポイントは次の7個です。

  1. 日当たりを確保できるようにする
  2. 西側に居室が集まりすぎないようにする
  3. 隣家との距離・目線に気を付ける
  4. 動線が長くなりすぎないように注意する
  5. 外観デザインが好みのものにならないことも‥
  6. エアコンの室外機や給湯器のメンテナンスができる建物幅にする
  7. 建築上の制限に注意する
1つずつ確認していこう。

 

縦長の土地の注意点 ①日当たりを確保できるようにする

縦長の土地は東西の幅が狭いです。

ということは、南面に接している幅が狭い。

 

南に面した部分が少ない建物は、日当たりの確保が難しくなってしまいます

土地の両方向に建物などが建っているならなおさらです。

そのため、日当たりを意識した間取りづくりをしなければなりません。

 

対策

  • 南面に大きな吹き抜けをつけて光を取り込む
  • 壁で空間を区切らずに光を通す
  • 天窓をつける

南側に長く過ごす居室を持ってきて、日当たりを確保しましょう。

 

縦長の土地の注意点 ②西側に居室が集まりすぎないようにする

縦長の間取りは、廊下の片側にしか居室を作れないケースもあります。

西側ばかりに居室を配置してしまうと、夕方まで暗くどんよりした雰囲気になってしまいます。

夏場は西日が差し込んで暑い居室に‥。

 

対策

  • 西側に廊下や水回りなどの滞在時間の少ない空間、東側に居室をまとめる
  • 南西・北西の角部屋にして2面の窓を確保する

 

間取りを考えるときは、次の優先順位で居室を配置していきましょう。

  1. 南面
  2. 南東・北東の角
  3. 南西・北西の角
  4. 東面
  5. 西面・北面

 

南側や角に居室を優先した間取りは、日当たりが確保しやすいです。

ただし、隣地の状況やによって変わりますので、設計士と詳しく相談しましょう。

 

縦長の土地の注意点 ③隣家との距離・目線に気を付ける

縦長の土地は、南面の幅を確保しようと東西の境界線ギリギリまで建物の幅を広げることがあります。

すると、東西に建っている隣家と距離が近くなりがちです。

窓を開けると隣の家の中が丸見えという状況に‥。

 

また、隣の家のエアコンの室外機と建物が近いと、音が響いて寝るときなどに気になることもあります。

 

対策

  • 隣の建物の窓や室外機の位置に注意して居室を配置する
  • 窓の高さを工夫する

窓の位置や高さを数十cm変えただけで、目線がまったく気にならなくなることもあります。

設計士に相談しながら、目線や音に配慮した配置を考えましょう。

 

縦長の土地の注意点 ④動線が長くなりすぎないように注意する

縦長の土地は南北方向に長いため、南の部屋から北の部屋まで移動するのに距離があります。

例えば、キッチンを南側に洗面所を北側に配置すると、行き来のたびに時間がかかってしまい家事の効率が落ちてしまいます。

長い動線は時間の無駄!

 

対策

  • 頻繁に行き来する空間は近づける
  • 角に大きな空間を取って動線をなるべく短くする

縦長の建物に限ったことではありませんが、頻繫に行き来する空間は近づけることが住みやすい家のポイントです。

 

縦長の土地の注意点 ⑤外観が好みのデザインにならないことも‥

縦長の建物は横幅が狭くて奥行きが深い寸法になるため、道路面から見ると細い建物という印象を与えてしまいます。

そのため、大きな窓が横に並んだ重厚感のある外観などは不向きです。

寄棟や複雑な屋根形状の外観もイマイチ‥。

そのため、かっこよく仕上がる外観が限られてしまいます。

 

対策

  • 片流れや切妻などのシンプルな屋根や建物の形状を選ぶ
  • 土地購入前に間取り作成・外観チェックをする

広々とした正方形に近い土地であれば、比較的どのような建物形状でも作成できます。

しかし、縦長の土地は外観が限られるため、土地契約前に気に入った外観になるか必ずチェックしましょう。

 

縦長の土地の注意点 ⑥エアコンの室外機や給湯器のメンテナンスができる建物幅にする

縦長の土地は建物の東西方向の幅を確保しなければならないため、境界線に近い位置まで建物を広げることが多いです。

すると、建物の両脇のスペースが狭くなってしまいます。

 

その限られたスペースにエアコンの室外機や給湯器を配置することになりますが、メンテナンスに必要なスペースが確保できないと住んでから大変です。

エアコンの入れ替えのときに業者に嫌がられたり、給湯器のメンテナンスがしづらくて手入れをおろそかにする可能性があります。

隣家の人にも迷惑をかけてしまうかも‥。

 

また、室外機や給湯器が通路を邪魔していて建物の裏側まで行けないという、設計ミスも発生することもあるのです。

 

対策

  • 設備の位置まで考えて建物のサイズを決める
  • 建物の形状を凹ませて設備の置き場所を確保する

建物の脇や裏へ行く機会は少ないですが、給湯器や外壁などのメンテナス時には行く必要があります。

将来のことも考えた間取りづくりをしましょう。

 

縦長の土地の注意点 ⑦建築上の制限に注意する

縦長の土地で建物の面積が確保できないなら、3~4階建ての家にすればいいと考えている方もいるでしょう。

平面方向がダメなら上に増やそうってことね。

 

しかし、建てる地域によっては建物の高さに制限があり、3~4階建てが建てられないことがあります。

特に住宅をメインで建てることを指定されている地域は、建築が難しいでしょう。

 

対策

  • 自分で土地を探さずにプロの力を頼る
  • 建物の要望を伝えてから土地探しをする

土地を購入するときは、立地や雰囲気だけでなく法令上の制限にも目を向けることが大切です。

しかし、土地の制限は専門用語が多くて難しいため、ハウスメーカーの営業マンに相談しながら土地を探した方が良いでしょう。

 

縦長の土地でもポイントを押さえれば住みやすい家は建てられる!

縦長の土地でも工夫次第で住みやすい建物にすることは可能です。

次の7点に注意しながら設計していきましょう。

  1. 日当たりを確保できるようにする
  2. 西側に居室が集まりすぎないようにする
  3. 隣家との距離・目線に気を付ける
  4. 動線が長くなりすぎないように注意する
  5. シンプルな屋根・建物形状を採用する
  6. エアコンの室外機や給湯器のメンテナンスができる建物幅にする
  7. 建築上の制限に注意する

 

特に日当たりや使いやすい動線の確保、メンテナス性を考えることが重要です。

規格住宅のハウスメーカーでは対応していない間取りが多いため、必ず自由設計の注文住宅で建築するようにしましょう。

 

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