新居ではきれいな状態を保ちたい!
そう考えている方は多いと思います。
しかし、暮らしていくうちにどんどん生活感のある家になっていってしまいます。
多くの場合、掃除がしにくかったり手間がかかると、諦めてしまう方が多いです。
しかし、注文住宅であれば設計時に工夫をすることで、掃除のしやすい家を作ることができます。
今回は、掃除がしやすい家に共通する間取りや仕様を紹介します。
マイホームをキレイな状態で保つために、しっかりと確認していきましょう。
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掃除がしやすい家に共通する間取り・仕様20選
それでは、掃除がしやすい家に共通する間取り・使用を20個紹介します。
掃除がしやすい家に共通する間取り・仕様20選
- スキップフロアは作らない
- ニッチは作らない
- 上吊りタイプの引き戸を採用する
- 平屋にする
- タタミスペースは小上がりではなくフラットにする
- 扉付きの収納を採用する
- 掃除がしやすい設備機器を選ぶ
- 浮いている収納を採用する
- 凹凸の少ない部屋にする
- 廻り階段ではなく踊り場を作る
- コンセントの位置と数に注意する
- 高い位置にカウンターをつけない
- 断熱性能の高いサッシをつける
- 掘りごたつ・ダウンフロアなどのくぼみを作らない
- 回遊動線の間取りにする
- 間接照明は採用しない
- キッチンはタイルではなくキッチンパネルを採用する
- バルコニーを作らない
- 照明にはダウンライトを採用する
- 造りつけの収納を多く採用する
ひとつひとつ解説します。
①スキップフロアは作らない
掃除のしやすさを優先したければ、スキップフロアの採用はやめましょう。
スキップフロアとは、階段の途中に作るスペースのことで、子供の勉強スペースとして採用されることも多いです。
とてもおしゃれな空間ですが、掃除は大変になってしまいます。
なぜなら、スキップフロアは階段の途中なので、掃除機がかけづらいからです。
コードレスタイプならいいですが、コード付きの掃除機だとコンセント位置によっては届かないこともあります。
また、子供の勉強スペースにしていると、床に消しゴムのカスなども溜まりやすいです。
リビングなどのバリアフリーな空間に、勉強スペースを作った方が掃除は楽でしょう。
②ニッチは作らない
掃除をしやすい家にするために、ニッチの採用はやめましょう。
ニッチとは、壁をくり抜いて作る飾り棚のことです。
空間を狭めずにオリジナリティのある収納を作れるため、大変人気があります。
しかし、掃除のしやすさで考えるならば、ニッチを作らないことをおすすめします。
なぜなら、ニッチ内にホコリが溜まってしまうからです。
ニッチはおしゃれなインテリアなどを飾る人が多いです。
しかし、そのおしゃれなインテリアにもホコリが溜まりますので、掃除をしなければなりません。
「こまめに掃除をするのは嫌!」という方は、ニッチなどの飾り棚が採用しない方が良いでしょう。
▼ニッチを配置するおすすめ場所6選・NG場所5選
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③上吊タイプの引き戸にする
引き戸を採用しようと思っている方は、上吊タイプの引き戸を選びましょう。
引き戸には一般的に次の2つの種類があります。
①レール式
床にレールがついていて、扉の下部についた戸車がその上を走ることで開け閉めできる引き戸です。
②上吊タイプ
引き戸の上部にレールがついていて、扉が上から吊られている引き戸です。床面にレールがつきません。
通常のレール式の引き戸では床面にレールがつくため、レール内にホコリが溜まってしまいます。
レール内の掃除内は手間がかかりますし、掃除をさぼってしまうとドアの滑りが悪くなることも多いです。
しかし、上吊タイプの引き戸ならば、レールにホコリが溜まることはありません。
LDKや洗面所などはホコリが溜まりやすいので、上吊タイプの引き戸を選ぶことをおすすめします。
▼室内ドアは引き戸がオススメです。理由は以下の記事で解説しました。
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【室内ドア】引き戸VS開き戸!快適に暮らすならどっち?
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④平屋にする
掃除が楽にする家にするためには、平屋にして階段をなくしてしまいましょう。
将来のことを考えて平屋を選ぶ方も多いですが、最近では掃除の楽さを気に入って平屋にする人もいます。
平屋にすることで、階段1段ずつの面倒な掃除がなくなります。
また、フロアの掃除もワンフロアで済むので、効率的な掃除が可能です。
土地の広さに余裕がある方は、平屋を検討してみてもいいでしょう。
⑤タタミは小上がりでなくフラットにする
タタミは小上がりでなく、フラット仕様をおすすめします。
おしゃれな空間を作り上げるのであれば、小上がりのタタミもおすすめです。
しかし、掃除を楽にしたいのであれば、フラットのタタミコーナーを選びましょう。
特にお掃除ロボットを使いたいと考えている場合、段差がある部分は掃除してもらえません。
そのため、空間全体をフラットにすることで、自分の掃除の手間を減らすことができます。
⑥扉付きの収納を採用する
収納を作るときは、扉付きの収納を選びましょう。
オープンタイプの収納もおしゃれですが、棚にホコリが溜まってしまいます。
また、収納内の物にもホコリが溜まりますので、掃除の手間が増えてしまいます。
扉付きの収納を採用すれば、収納内にホコリが入り込みにくくなります。
そのため、掃除の手間が減ります。
また、扉で収納の内部が見えないため、多少収納内が乱れていても部屋が汚れているように感じにくいです。
急な来客でも部屋をきれいに保っているように見えるため、こまめな掃除ができない人におすすめです。
⑦掃除がしやすい設備機器を選ぶ
掃除は部屋全体の掃除の他に設備の掃除もあります。
お風呂やトイレ、キッチンなどは毎日使うので、掃除がしやすいタイプを選ぶことが大切です。
お掃除をしやすい設備の一例をご紹介します。
お風呂
・皮脂がつきにくい床
・人造大理石の浴槽
トイレ
・便座のフチなし
・リフトアップ機能
キッチン
・自動洗浄のレンジフード
・ゴミが流れやすいようなレールのついたシンク
各メーカーで掃除をしやすくするためにたくさんの工夫がされています。
自分のお手入れ方法に合った設備を探して採用しましょう。
⑧浮いてる収納を採用する
収納の中には床置きではなく、壁に取り付けて浮かせるタイプの収納もあります。
フロートタイプ収納とも呼ばれます。
壁付けの浮いてる収納を採用するメリットは次の通りです。
・収納の下も掃除ができる
・床が見えてる面積が広くなるため、部屋を広く見せることができる
・空間をおしゃれに見せることができる
掃除の面では、収納の下も掃除ができるとうメリットがありました。
作り付けの床置き収納では、床面が凸凹していますので掃除が大変です。
また、購入した家具を置くと、家具と床の間の隙間にホコリが入り込んでしまいます。
家具をどかして掃除をするのは大変なので、ぜひ壁付けの浮かせる収納を検討してみてください。
⑨凹凸の少ない部屋にする
掃除を楽にする家にするためには、部屋の形を工夫することも大切です。
例えば、正方形や長方形の真四角の部屋と、凸凹している形の部屋ではどちらが掃除しやすいでしょうか。
恐らく多くの方が真四角の部屋を選択したと思います。
真四角の部屋ならば、角が4つしかないため、掃除機などがかけやすいです。
また、家具なども配置しやすく、部屋自体もすっきりとして見えます。
掃除をしやすい家にするために、部屋の形にもこだわってみましょう。
⑩廻り階段ではなく踊り場にする
掃除が面倒な階段も、工夫をすることで掃除のしやすい階段にすることができます。
その方法とは、階段を廻り階段ではなく踊り場にすることです。
廻り階段にすると、三角形の階段が数段で来てしまいます。
すると、階段の隅まで掃除機やクイックルワイパーが入らず、掃除ができないのです。
そのため、端は手作業でホコリを取るという手間が増えてしまいます。
対して、踊り場の階段ではすべての段が真四角になり、隅々まで掃除機やクイックルワイパーをかけることができます。
階段の掃除の手間を少しでも減らしたい方は、踊り場階段を採用しましょう。
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⑪コンセントの位置と数を検討する
掃除を楽にするためにはコンセントの位置や数を検討することが大切です。
コンセントについて、次の3つのことを考えましょう、
①掃除機をかけやすい場所にコンセントを設置する
コードありタイプの掃除機を使う方は、掃除機のかけやすい場所にコンセントを設置しましょう。
掃除機をかけるときに、何度もコンセントを抜き差しするのはとても手間ですよね。
また、コンセントが足らないと端の方まで掃除機がかけられません。
掃除機が効率よくかけられるような、位置にコンセントを設置しましょう。
また、コードレス掃除機やお掃除ロボットを採用する方は、充電用のコンセントをしっかりと確保しましょう。
壁をくぼませて空間を作ったり、収納内に充電スペースを確保することで、すっきりと掃除機を収納することが可能です。
②1ヵ所にコンセントをまとめすぎない
1ヵ所にコンセントをまとめすぎないようにしましょう。
1ヵ所にコンセントをまとめすぎると、その空間にコードが集中してしまいます。
そのため、コードが絡まったり、コード周りにホコリが溜まってしまいます。
ただし、テレビ周りなどはどうしてもコンセントが集中してしまうと思います。
その様な場合は、コンセントの高さを高めにつけるなど、コードが床につかないような工夫をしましょう。
③必要数よりも多めのコンセントをつける
コンセントの数を考えるときは、現在使っている家電などを思い浮かべながら決めると思います。
しかし、将来的に家電などが増える可能性は高いです。
コンセントが足りなくなってしまうと、タコ足配線をしなければならず、部屋がごちゃごちゃとして見えてしまいます。
タコ足配線をしないために、現在必要になっているコンセントよりも多めのコンセントをつけましょう。
⑫高い位置にカウンターをつけない
部屋の高い位置にカウンターをつけることがおすすめしません。
なぜなら、ホコリが溜まっていることに気づきにくいからです。
また、掃除をするときも台に乗らないと届かないので、きれいにするのに手間がかかってしまいます。
高い部分に収納をつけるときは、カウンターではなく扉付きの収納を選びましょう。
⑬断熱性能の高いサッシをつける
断熱性能の高いサッシをつけることで、掃除の手間を減らすことにつながります。
一見関係ないように思えますが、どのような関係があるのでしょうか。
断熱性能の低いサッシは結露をしてしまうことがあります。
サッシが結露したまま放っておくと、カーテンが濡れてカビが発生してしまいます。
しかし、毎日結露した窓を拭くことは大変ですしとても手間です。
その掃除の手間を減らすためには、断熱性能の高いサッシを採用しましょう。
断熱性能が高いサッシであれば、窓が結露する可能性は低いので、毎日の窓拭きをしなくて済みます。
また室内も快適な温度を保ちやすいので、掃除をしやすい環境が整います。
断熱性能の高い家は、掃除の面から見ても大きなメリットのある設備なのです。
⑭堀ごたつ、ダウンフロアなどのくぼみを作らない
掃除をしやすくしたければ、掘りごたつやダウンフロアなどのくぼみは作らないようにしましょう。
ダウンフロアがあると、そこにホコリやゴミが溜まりやすいです。
また、掘りごたつなどは上から見ただけでは汚れに気づきにくいこともあります。
さらに、低い位置はしゃがんで掃除をしなければならないので、身体にも負担がかかります。
効率的かつ楽に掃除を行いたい方は、フラットの空間を採用した間取りづくりをしましょう。
⑮回遊動線の間取りにする
掃除の時間を短くしたければ、回遊動線の間取りを採用しましょう。
回遊動線とは空間に行き止まりがなく、家の中をぐるぐると回ることができる動線のことです。
通常の間取りであれば行き止まりがあるので、1度掃除機をかけたところを通って別の空間へ行かなければなりません。
しかし、回遊動線であれば1度通った動線を戻らずに掃除機をかけることができます。
行ったり来たりがないので掃除の時短につながることが可能です。
また、空間へ2方向からアクセスできるので、家事のための移動が楽です。
⑯間接照明は採用しない
掃除を楽にしたいなら、間接照明を採用することはやめましょう。
間接照明とは、照明を天井や壁に当てて、ぼんやりとした光を楽しむ照明の手法です。
間接照明を採用することで、とてもおしゃれな空間にはなりますが、掃除の手間は増えます。
なぜなら、間接照明を上に向けて設置するためには、土台の上に照明を施工する必要があるからです。
そのため、土台の上にホコリが溜まってしまいます。
しかし、照明の設置場所は天井近いことも多く、ホコリを確認して掃除することはとても大変です。
こまめに掃除をするのは手間ですので、間接照明部分の掃除は諦めてしまう方も多いようです。
掃除を楽にしたい方は、間接照明の採用はやめた方がいいでしょう。
⑰キッチンはタイルでなくキッチンパネルを採用する
キッチンを可愛くしようと思い、タイルを採用する方も多いです。
しかし、タイルは掃除の手間がかかるため、あまりおすすめしません。
タイルには、目地というタイルとタイルをつなぐための部分があります。
目地にはコーキング材という材料が使われますが、一般的には白いコーキング材が使われます。
白いコーキング材は汚れが目立ちやすく、コーキング材自体が液体を吸い込んでしまうため、掃除もしにくいです。
また、コーキング材は時間が経ったり、物がぶつかるとぽろぽろと砂のように落ちてきてしまいます。
キッチン周りの壁にはキッチンパネルを採用しましょう。
キッチンパネルとは、水や汚れに強い素材のパネルです。
光沢のあるパネルは見た目もキレイですし、汚れはサッとふき取ることができます。
キッチン周りはどうしても油ハネをしてしまうため、掃除が大変な箇所です。
キッチンパネルを採用して、手間のかからない掃除を継続させていきましょう。
⑱バルコニーを作らない
掃除を楽にしたいのであれば、バルコニーを作らないということも選択肢の1つです。
特に洗濯物は1階か室内で干すという方は、バルコニーの必要性をよく検討した方がいいでしょう。
バルコニーは砂や落ち葉、虫の死骸などが溜まってしまいます。
また、クモの巣やハチの巣なども作られやすい箇所です。
虫嫌いな方にとってはとても苦痛な掃除箇所ですよね。
洗濯物をバルコニーで干さない場合、バルコニーの使い道は何でしょうか。
最近では、機能性の高い布団乾燥機も出ていますので、布団を干さないという方も多いです。
また、ベッドで寝ている方は、干すのは掛布団だけなので、室内干しでも十分足りるという方もいます。
本当にバルコニーが必要かを考えてください。
掃除を減らすためには、なくてもいい空間だと思います。
⑲ダウンライトを採用する
先ほど間接照明を採用することはやめましょうとお伝えしました。
では、1番掃除の手間がかからない照明は何でしょうか。
それは、ダウンライトです。
ダウンライトは天井に埋め込まれている照明なので、照明にホコリが溜まることがありません。
そのためお手入れは不要です。
ペンダントライトなどはとてもおしゃれですが、照明自体にホコリが溜まってしまうため、掃除が大変です。
掃除を楽にしたい方、部屋をすっきりと見せたい方はダウンライトを採用しましょう。
⑳造り付けの収納を多く作る
掃除を楽にしたいなら、収納を購入するのではなく、作り付けの収納を多く作りましょう。
理由は次の2つです。
①収納の下や裏のホコリを気にしなくていいから
後から収納を購入して置いた場合、収納の下や裏にホコリが溜まってしまいます。
わざわざ収納を動かして掃除をするのは手間です。
作り付けの収納ならば、下も裏もないので掃除をする場所が減ります。
②部屋を真四角に保ちやすいから
四角い部屋に収納を置くと、部屋の形が凸凹してしまいます。
すると、掃除機やクイックルワイパーがかけにくいです。
作り付けの収納であれば、壁内にすっぽりと収まっている設計にすることができます。
すると、真四角の部屋をサッと掃除すればいいので掃除の時短につながります。
設計時にこだわることで、掃除が楽な家を作ることができます。
収納計画をしっかり行いましょう。
掃除が楽な家を作るために設計時からあれこれ考えよう
住んでから掃除をしやすくするために、家具や家電を検討することもできます。
しかし、設計時から掃除のしやすさに着目することで、住んでからの生活が大きく変わります。
・動線や部屋の形などの間取り
・ホコリが溜まりにくい収納や照明
・掃除のしやすい住宅設備
上記の3点について設計時からしっかりと考えて、掃除が楽なマイホームを作っていきましょう。