- ガルバリウムの外壁で後悔するポイントが知りたい!
- ガルバリウムの外壁で後悔しないための対策が知りたい!
- ガルバリウムの外壁のメリットを知りたい!
外壁材の種類の1つにガルバリウム鋼板があります。
シンプルでかっこいい外観を希望している方は、チェックしている外壁材ではないでしょうか。
ガルバリウム鋼板はアルミと亜鉛、シリコンで形成された金属板です。
今回は、私が営業マン時代にお客さまから実際に聞いた"ガルバリウム外壁に関する後悔の声"をご紹介します。
後悔しないために対策もしっかり考えていきましょう。
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外壁をガルバリウムにして後悔しがちなポイント総まとめ
ガルバリウム鋼板を外壁材として採用したときに、後悔しがちなポイントをまとめました。
早速確認していきましょう。
デメリット①キズがつきやすい
ガルバリウム鋼板は薄い金属なのでキズがつきやすいです。
キズがつくと表面のメッキが剥がれてしまい、そこに外気や雨水などが触れると錆びてしまいます。
そのため、施工現場ではとても慎重に扱う必要があります。
施工する業者によってはたくさんキズがついていて、トラブルにつながって後悔したという話もよく聞きました。
また、住んでからもキズがつかないように気を使う必要があります。
- 子供がおもちゃを投げてキズついた
- 自転車が倒れて外壁にぶつかりキズついた
上記のような些細なことでキズがついて、後悔してしまう方も多いです。
対策①
信頼できる業者を選ぶ
施工を安心して任せられる業者を選びましょう。
信頼していても100%キズを防げるわけではありませんが、キズがついてしまったときに報告・修繕してくれるような業者さんであれば納得できるでしょう。
対策②
他の外壁材と組み合わせる
キズが目立ちやすかったりつきやすい箇所には、他の外壁材を組み合わせるなどの工夫をしましょう。
建物の正面の下部は目立ちやすく、物がぶつかってキズがつきやすいです。
その箇所にアクセントとしてタイルやサイディングを採用して、キズがつかないように工夫することがおすすめです。
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デメリット②断熱性能が低い
ガルバリウム鋼板は金属のため熱を通しやすいです。
外壁材が熱を通しやすいと構造体にも熱が伝わり、室内まで外気の影響を受けやすい建物になってしまいます。
外壁材の断熱性能のことまで考えてなかったと、住んでから後悔した人もいるようです。
対策①
断熱材が一体化している外壁材を使う
断熱材が一体型になっているガルバリウム鋼板の外壁材も多く採用されています。
ガルバリウム鋼板のすぐ裏に断熱材が施工されているので、構造体や室内に熱を伝えにくくなり断熱性が高まります。
ガルバリウム鋼板の外壁材を採用するときは、断熱性を高める工夫がされているか確認しましょう。
対策②
建物の断熱性を高める
建物自体に使われている断熱材のグレードを上げましょう。
そうすることで、ガルバリウム鋼板が熱を通してしまっても、建物の外周部に施工された断熱材によって室内に熱を通しにくくします。
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デメリット③遮音性が低い
ガルバリウム鋼板は遮音性が低いです。
というよりも薄い金属なので、振動しやすく音が響きやすいです。
トタン屋根は雨が降るとバチバチとうるさいですよね。
それと同じような現象が起こります。
強い雨や雹が降ったときや風が強いときなどに、音が気になってしまって後悔したという意見がありました。
対策①
断熱材一体型の外壁材を選ぶ
断熱性能のときにもお伝えした、断熱材が一体になっているガルバリウム鋼板の外壁材であれば、音を吸収して室内まで届きにくくしてくれます。
ガルバリウム鋼板の外壁材をハウスメーカーで採用すると、ほとんどが断熱材一体型になると思いますが、一応確認して置くようにしましょう。
対策②
厚みのある断熱材を採用する
音で後悔をしたくなければ、厚みのある断熱材を採用しましょう。
外壁材で音が響いたとしても、断熱材が音を吸収してくれて室内では気になりにくくなります。
外壁と一体となっている断熱材に加え、建物外周の断熱材でも音を吸収する工夫をしましょう。
デメリット④バリエーションが少ない
ガルバリウム鋼板の外壁材は、窯業系サイディングやタイルと比べてバリエーションが少ないです。
カラーの種類が少ないので、お気に入りのものが見つからないこともあります。
また、希望している色味と似ているものを選んだが、施工してみたらやっぱりイメージと違ったと後悔した方もいます。
ガルバリウム鋼板に限ったことではありませんが、外壁材を選ぶときには必ず太陽光に当てながらカラー選びを行いましょう。
こちらは特に対策はありません。
ガルバリウム鋼板の外壁材で気に入ったデザイン・色があれば採用すればいいですし、見つからなければ他の外壁材を選びましょう。
デメリット⑤夏場に外壁が高温になる
ガルバリウム鋼板の外壁材は、夏場の表面温度がすごく高温になることがあります。
なぜなら、金属は熱を吸収しやすいからです。
夏場に車の上に卵を割っておいたら、目玉焼きになっていたというくらい、金属は高温になります。
また、黒や濃紺などの暗めの色は光を吸収しやすく、夏場には表面温度がかなり高くなってしまいます。
子供が触ってしまいケガをして後悔することがないように対策をしましょう。
対策①
軒を出したり庇をつける
手を触れられるような高さに直射日光が当たらなくなるような工夫をしましょう。
軒を出して日が入りにくくしたり、庇をつけると日差しを防げるので外壁材の温度も上がりにくいです。
外観や費用の問題でできない方は、サンシェードを採用しても効果が期待できます。
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対策②
明るめの色を選ぶ
ガルバリウム鋼板の外壁材の熱さが気になるようなら、白系などの明るめの色を選びましょう。
同じ金属なので驚くほどの効果は期待できません。
しかし、黒などの暗い色に比べると、光を反射してくれるので熱が溜まりにくいです。
デメリット⑥海沿いの施工などに向いていない
金属は錆びやすいので、海沿いの地域などの施工には向いていません。
海沿いは海水に含まれる塩が風によって飛んで住宅に付着します。
金属に付着した塩はサビや腐食のスピードを早め、最悪の場合は外壁材に穴が開くこともあります。
建築地から海が見えなくても海から2km以内の場所は「塩害地域」と呼ばれるので、被害を受ける可能性は十分にあります。
実際には5km近く離れたところに建てたのに塩害を受けてしまい後悔した人もいました。
海沿いの地域でガルバリウム鋼板の外壁材を採用することはできないのでしょうか。
対策①
フッ素コーティングされた外壁材を採用する
海沿いの地域でガルバリウム鋼板の外壁材を採用するときは、フッ素コーティングされたものを選びましょう。
フッ素コーティングがされていれば、塩が外壁に付いても腐食やサビを軽減できます。
ただし、絶対にサビないという訳ではありません。
また、コーティングは徐々に落ちていくためメンテナンスが必要です。
対策②
こまめに手入れをする
ガルバリウム鋼板の外壁材を採用するなら、こまめな手入れを心がけましょう。
塩が外壁材に付着してもすぐに錆び始めるわけではありません。
長い間手入れをしていないとサビの原因となってしまうのです。
強風が吹いたときや汚れが気になったら、こまめに水で洗い流してください。
そうすることで、外壁材をキレイな状態で長持ちさせることができます。
ただし、高圧洗浄機の使用や硬いものでこすると、外壁材を傷めることにつながりますので避けましょう。
デメリット⑦窯業系サイディングと比べて初期費用が高い
最後にガルバリウム鋼板の費用についてお伝えします。
もちろん採用する種類やメーカーによっても変わりますが、窯業系サイディングに比べると費用が高い場合が多いです。
- 窯業系サイディング:1㎡あたり3,000円~1万円
- ガルバリウム鋼板:1㎡あたり3,500円~6,000円
どちらも外壁材の材料費のみの価格です。
窯業系サイディングであれば価格帯の低いものでもかなり種類が豊富ですが、ガルバリウム鋼板はかなり種類が限られます。
施工費もガルバリウム鋼板の方がかかることが多いため、初期費用はガルバリウム鋼板の方がかかります。
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ガルバリウム外壁のメリット3選
もちろんガルバリウム鋼板にもメリットはあります。
メリット①シンプルでかっこいい外観が作れる
ガルバリウム鋼板のようなシンプルなデザインや、はっきりとした色味が好みの方は理想的な外観が再現できます。
また、国内の外壁材採用率70%を超えるサイディングに対して、ガルバリウム鋼板のシェアは約10%のため、あまり人と被りにくいという点もメリットでしょう。
メリット②耐震性が高い
ガルバリウム鋼板は薄い金属のため、外壁材の中ではとても軽量です。
軽量だと施工しても建物に荷重がかからないので、地震が起きて建物が揺れても建物に影響を及ぼしにくいです。
そのため、耐震性の高い外壁材と言われています。
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メリット③金属材の中では錆びにくい
ガルバリウム鋼板は錆びるとお伝えしましたが、金属材の中では錆びにくいです。
冒頭に、ガルバリウム鋼板はアルミと亜鉛とシリコンでできているとお伝えしました。
亜鉛は犠牲防食機能も兼ね備えているため錆びにくいと言われています。
そのため、ガルバリウム鋼板は金属でも雨風にされされる外壁材や屋根材として採用されているのです。
お気に入りの外壁材でかっこいい外観に仕上げよう
ガルバリウム鋼板は、サビによる劣化で後悔したという意見が多くありました。
採用する際には錆びないための工夫をしっかりと取る必要があります。
その他の熱や音に関する後悔は、断熱材によって対策を取ることが可能です。
ガルバリウム鋼板を外壁材に選ぶときは、断熱材にもしっかり意識を向けて選んでいきましょう。
外観も機能も気に入った外壁材を選び、かっこいい外観のマイホームを建てましょう。
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