- 家相を気にして家を建てた方がいい?
- 親から家相を気にしろと言われたけどみんなどうしてるの?
家相とは中国から持ち込まれた考え方で、日本の独自の思想を織り交ぜて現在に至ります。
次のようなことを聞いたことはないでしょうか。
- 北東や南西に玄関や水回りは避けるべき
- 家の中心に階段があるとよくない
- 寝室が南にあるとよくない
これらは家相による考え方です。
しかし、家相をすべて守っていては理想的な間取りを作ることができませんよね。
今回は、家相をどこまで気にするべきか考えていきましょう。
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家相はどこまで気にするべき?
結論から言うと、普段から占いとか風水とかを全く気にしないなら、家相を気にする必要はありません。
なぜなら、昔からの言い伝えや迷信のようなものですので、信じるも信じないもあなた次第だからです。
もちろん「普段から信仰している方からの助言は信じたい」という方は、取り入れてもいいと思います。
家相に関しては個人の自由ですので、自分の価値観を大切にしてください。
しかし、家相を気にして住みにくい家を建てていては、快適なマイホーム生活を送ることはできません。
そのことだけは頭に入れて間取りを考えていきましょう。
家相を気にするとこんなデメリットがあります
家相を気にして建てた方が実際に経験した失敗談やデメリットをお伝えします。
駐車場から玄関が遠くなった
玄関位置を鬼門・裏鬼門ではない位置に配置したら、駐車場から玄関が遠くなってしまったという失敗談がありました。
北道路の土地で北東に玄関を配置したかったが、鬼門を気にして南側に玄関を配置しました。駐車場は北側なので、重い荷物があるときや雨の日は移動が大変です。
このように、玄関位置を最適な場所に配置しないと、日々の生活に支障が出てしまいます。
使い勝手を優先して間取りを決めましょう。
階段を中心とした回遊動線が作れなかった
階段を中心として回遊動線を作る間取りも人気です。
回遊動線とは家に行き止まりがなくグルグルと回れる動線のことを指します。
家の中心に階段はやめた方がいいと親に言われ、階段を家の端に配置しました。
すると、回遊動線が作ることができず、家事の効率の悪い間取りになってしまい後悔しています。
回遊動線があると、掃除がしやすかったり様々な空間を行き来しやすいというメリットがあります。
家相を気にしてしまうと、生活の質が下がってしまうこともあるのです。
リビング階段が作れなかった
こちらも階段を中心から避けたときの失敗談です。
リビング階段を採用しようと思ったが、家の中心しか採用する場所がなくて諦めたという意見もありました。
リビング階段があれば子供が成長しても、コミュニケーションの取りやすい家になります。
目に見えない家相を信じるよりも、家族にとってメリットの多い間取りを採用しましょう。
建物が大きくなった
家相を気にしていたら、無駄な廊下が多くなって建物全体が大きくなってしまったという失敗談もありました。
建物の欠けがあまり良くないと言われたので、欠けのない形の建物にした。
必要のない廊下や無駄なスペースができてしまい後悔した。
欠けとは建物の凹んでいる部分です。
建物の1辺のの2/3以下が凹んでいて、鬼門や裏鬼門と被っていると特に良くないと言われています。
建物が大きくなると、もちろん建築費も上がります。
無駄な空間にお金をかけないためにも、家相に左右されすぎることがないようにしましょう。
水回りがまとまらなかった
鬼門・裏鬼門を避けたら、水回りがまとまらず後悔したという意見もありました。
水回りとはキッチン・洗面・お風呂・トイレのことです。
水回りがバラバラに配置されていると、次のようなデメリットがあります。
- 家事の効率が悪い
- 余計な廊下ができやすい
- 配管が長くなる
家相を気にしなければ、水回りがまとまっているすっきりとした使いやすい間取りを作ることができます。
また、配管が短ければ費用も掛かりませんし、メンテナンスも楽です。
日々の生活のメリットを優先した間取りを選びましょう。
打合せ期間が長くなってしまった
家相を気にして間取りを作ったら、打合せ期間が長くなったというデメリットもありました。
いつもお世話になっている神主さんに、自分たちの家相について教えてもらいました。
その後、その家相を取り入れてハウスメーカーに間取りづくりをお願いしました。
家相・使い勝手共に気に入った間取りができたので満足していましたが、親に別の神主さんを勧められ再度話を聞くことに‥。
すると、ダメな点が多々見つかり、家相を重視したかった私たちはもう1度間取りを考え直すことにしたのです。
しかし、住んでからは考え直す前の間取りにすればよかったと後悔しています。
打合せ期間が長くなったため着工の時期がズレてしまい、ハウスメーカーにも迷惑をかけてしまいました。
家相を気にしすぎたあまり、打合せが長期化してしまうケースもよくあります。
間取りが決まる度に様々な神主さんに相談していると中々決まりません。
着工がズレると自分たちの計画も狂いますし、ハウスメーカーが業者さんをうまく調整できなくなることも考えられます。
好みの外観にならなかった
建物の欠けや張りを気にした結果、好みの外観にできなかったという意見もありました。
張りとは、建物の1辺の3/1以下が張り出している部分のことです。
家相では一般的に張りは良いとされていますが、鬼門・裏鬼門では凶とされています。
凹凸のあるモダンな建物を希望していました。
しかし、鬼門・裏鬼門の位置に欠けや張りがある間取りになってしまいました。
家相を優先して間取りを考え直したところ、好みとは逆の真四角の外観になってしまい、完成してから後悔しました。
家相は間取りの制限だけと思われがちですが、間取りは外観の形状にも影響してきます。
「家相で間取りのことを気にしすぎたばかりに気に入らない外観になった!」ということにならないよう注意しましょう。
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家相がちょっとは気になってしまうアナタへ
家相のデメリットをたくさん説明しましたが、それでも家相が気になってしまうという方もいると思います。
家相を一切気にしないわけではないというあなたは、最低限以下のことを意識して家づくりを考えてみてはいかがでしょうか。
鬼門・裏鬼門に玄関とトイレは避ける
最低限の家相を気にするのであれば、玄関とトイレの位置だけは気にして間取りを作ってみましょう。
玄関が鬼門の北東に配置がベストなときは、あえて南に持っていく必要はありません。
少しずらした北や東に配置すればいいのです。
家相によって大幅に間取りを変更するわけではなく、鬼門・裏鬼門の線を少し避けるくらいの気持ちで間取りを考えてみましょう。
1人の神主さんだけを信じる
家相を気にしすぎる方は、最善の家を建てようと何人もの神主さんに話を聞きに行くケースもあります。
しかし、神主さんによって信仰や思想が違うため、教えてくれる内容も違います。
様々な神主さんに話を聞いて全て取り入れようとすると、間取りづくりが永遠に終わりません。
もし、神主さんの意見を取り入れた家づくりをしようと思うなら、1人の神主さんにだけ話を聞きに行きましょう。
また、何度も足を運ぶのではなく、間取りづくりをする前に最低限守るべきものを聞いておくようにしましょう。
そして、その教えだけを守り、他は自分たちが使いやすいような間取りを考えるようにしてください。
家相を気にする人ってどれくらいいるの?
私の住宅営業マン時代を振り返ると、家相を気にする方はほとんどいませんでした。
恐らく、全体の5%もいないのではないでしょうか。
上司に話を聞くと、昔はもう少し多かったが最近は減ってきたと言っていました。
気にしていたとしても、施主本人というよりも親に言われたからという方が多かったです。
そのため、最初は気にしていても最終的には使い勝手を優先させる方がほとんどでした。
個人の自由なので「家相は気にしない方が絶対にいい!」とは言い切れませんが、使い勝手を重視して間取りを作ることをおすすめします。
家相は気にせず使い勝手を優先した家づくりを
ネットで調べると、家相についての情報がたくさん出てきますよね。
親から言われたり情報を目にしてしまうと、気になるという方もいるはずです。
しかし、家相を気にして建てた家にメリットはありません。
「家相を採り入れた間取りの家に住むと、家族みんなが必ず幸せになる」というようなエビデンスは無いのです。
むしろ、変に家相を気にしてしまったばかりに、住みづらい間取りになってしまった方が不幸ではないでしょうか。
住みやすい間取りを作ることで家族が健康で楽しく過ごすことができます。
家相に縛られず、家族にとって暮らしやすい間取りづくりをしていきましょう。
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