こんにちは!注文住宅業界歴6年、きのぴーです。
食洗器があると皿洗いの負担が大幅に減ります。
毎食後にきれいに手洗いするのって面倒くさいですよね。
食洗器を採用すれば、食後にさっと汚れを落として、後は食洗器にお任せすれば皿洗いが完了します。
さらに、食洗器は高温で乾燥までしてくれるので殺菌効果もあり、衛生面でも優れた設備です。
そんな便利な食洗器の需要が高まり、最近ではハウスメーカーの標準仕様の中に食洗器が含まれていることが多いです。
しかし、そのタイミングで必ず話題になるのが食洗器の浅型・深型問題です。標準仕様は浅型の場合がほとんどのため、オプションで深型にするか頭を悩ませる方が多いようです。
今回は、浅型と深型を勝負させてみました!
そして、筆者の独断でどちらの方がおすすめかをおすすめします。
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浅型VS深型!どっちが良い?
機能性
ドロー
同じグレードの食洗器を選べば浅型でも深型でも機能は同じです。
食洗器の基本的な機能は洗浄と乾燥の2点ですが、グレードを上げると以下のような機能も選ぶことができます。
【グレードを上げるとこんな機能があるよ4選】
- パワフル洗浄
しつこい汚れの場合は、パワフル洗浄を使うと汚れが落ちやすいです。
- 節電コース
量が少ない時は節電コースを使うことで、水道代や電気代を抑えることができます。
- 重曹対応
油汚れに効果がある重曹も使用することができます。
- プラズマクラスター機能
イオンの効果で乾燥時の食器や洗浄後の食洗器内を除菌します。
各メーカーによって、名称が違いますが同じような機能があります。
費用
勝者 浅型
費用はもちろん浅型の勝利です。
同じくらいの機能の食洗器であれば、浅型と深型の価格差は定価で2~7万円くらいのメーカーが多いようです。
ハウスメーカーで実際にオプションとして付ける場合1~5万円くらいの費用追加だと考えておけばいいと思います。
容量
勝者 深型
容量は深型の勝利です。
深型の方がたくさんの食器が入るということです。
3つのメーカーが公表している容量をまとめました。
今回の容量とは、食器が入る数を表しています。
浅型の容量 | 深型の容量 | 差 | |
LIXIL | 37~40点(約5人分) | 44~47点(約6人分) | 4~10点 |
タカラスタンダード | 33~40点 | 44点 | 4~11点 |
クリナップ | 37~40点(約5人分) | 44点(約6人分) | 4~7点 |
どのメーカーも似たような数字でした。
同じメーカーの食洗器を使っている場合もありますので当然ですね。
浅型と深型では、4~11点くらい洗えるお皿の量が多いことがわかりました。
入れられる食器の種類
勝者 深型
入れられる食器の種類も深型の勝利です。
深型の方が高さがありますので、サイズの大きいお皿はもちろん、お玉や菜箸などの長い調理器具も洗うことができます。
LIXILのカタログに、洗える食器のサイズの記載がありましたのでお伝えします。
浅型の場合:24~25cmのお皿
深型の場合:27~30cmのお皿
深型の場合、最大で6cm大きい皿を洗うことができます。
他のメーカーも近い数値のはずです。
サイズ感
勝者 浅型
食洗器本体のコンパクトさでは、浅型の勝利です。
各メーカーの食洗器本体の高さを確認していきます。
浅型の高さ | 深型の高さ | 差 | |
LIXIL | 45~45.4cm | 54.8cm | 9.4~9.8cm |
タカラスタンダード | 45cm | 54.6cm | 9.6cm |
クリナップ | 45cm | 54.6~54.8cm | 9.6~9.8cm |
各メーカーとも浅型の食洗器の方が、9cm以上サイズが小さいことがわかりました。
浅型の場合、食洗器の本体が小さい分、食洗器の下のスペースを収納として使うことができます。キッチン自体の収納量が上がりますので、サイズ感では浅型の勝ちということになりました。
ランニングコスト
ドロー
ランニングコストは洗う皿の量によってどちらにもメリットがありますのでドローとなりました。
実は浅型・深型を比較するよりも食洗器のグレードを比べた方が、ランニングコストに差が出ます。
ドローという結果にしましたが、一応浅型と深型のランニングコストの比較をしてみます。
LIXILのカタログに1回の標準運転でかかるお金が出ていました。
浅型の場合:20.8円~27.5円(1日2回使うと1年で約1.5~2万円)
深型の場合:25.3円~27.27円(1日2回使うと1年で約1.8~2万円)
平均すると浅型の方がお得なんだ!と感じますが、そう決めつけるのはまだ早いです。なぜなら、深型の方が1回の運転でたくさんの量を洗っているからです。
LIXILのカタログに、食洗器で1回の運転でかかる金額が手洗いでかかる金額よりもいくら節約になるのか載っていましたので紹介します。
浅型の場合:23円~33.5円節約(1日2回使うと1年で約1.6~2.4万円節約)
深型の場合:33.41円~35.7円節約(1日2回使うと1年で約2.4~2.6万円節約)
手洗いした場合と比べると、浅型よりも深型の方が節約効果があることがわかります。
そして、手洗いよりも食洗器の方がはるかに節約になることもわかります。
浅型で洗いきれる家庭は、浅型の方がランニングコストがかかりません。
しかし、食器の量が多い人は、深型の食洗器を選んだ方が節約につながります。
私のおすすめは深型です
私は深型の食洗器をおすすめします。
理由は次の3つです。
①様々な種類の食器を洗うことができる
深型の場合、長い調理器具や大きいお皿など様々なものを洗うことができます。
浅型を選んでも食洗器内に収まらない食器がたくさんあると、結局は自分で手洗いをしなければなりません。
それでは食洗器を採用した意味がなくなってしまいます。
大は小を兼ねるといいますが、サイズが足りるかなと不安になりながら浅型を選ぶのであれば、十分な量を洗うことができる深型を選びましょう。
②家族が増える可能性がある
マイホームを建てようと考えている方は、子育て世代の方が多いです。
暮らしていく中で、子供が増える可能性は高いですが、子供の数が減ることはありません。
家族の人数が増えた時にも対応できるように、深型の食洗器をおすすめします。
しかし、中には大学進学や就職のタイミングで家を出てしまう子供もいます。
すると、マイホームに住む家族が減ってしまうので深型の食洗器が無駄になってしまうのでは?と考える方もいると思います。
そこで考えるのが食洗器の耐用年数です。
ビルトイン型の食洗器の耐用年数は10年前後と言われています。
子供が家を出るのと近いタイミングで故障するケースが多いです。
子供がマイホームを巣立った後に、浅型のビルトイン食洗器か置き型の食洗器へ買い替えることをおすすめします。
子供が巣立つ前の食べ盛りの時期に壊れてしまったとしても、浅型から深型へ替えるより深型を再度購入した方がリフォーム費用が抑えられます。
③生活の質が上がる物にはお金を出す価値がある
費用面を除けば深型の方が明らかにメリットが多いので、深型の食洗器に魅力を感じる方も多いはずです。
しかし、ハウスメーカーの標準仕様は浅型の食洗器がほとんどなので、深型にする場合はオプション費用としてハウスメーカーにお金を支払ってグレードアップさせなければなりません。
そのため、深型にするか迷う人が多いのではないでしょうか。
そんなときの判断基準は、採用することによって生活の質が上がるかどうかです。
生活の質と言われてもピンと来ない方もいると思いますので、具体的な2つの判断基準をお伝えします。
- 使用頻度
まず初めに使用頻度を考えてみてください。
使用頻度が多いほど、そのオプションを採用してよかったなと感じるタイミングが多いです。
1年に数回しか使わないオプションであれば、日々の生活の質はあまり変わりません。
しかし、毎日使う物であれば生活の質が向上していることを、身をもって体感できるはずです。
では、深型の食洗器について考えてみます。
食洗器はもちろん毎日使いますし、家庭によっては1日に3回使う方もいます。
毎日使うということは、毎日食洗器のメリットを体感できるということです。
使用頻度を考えた時に、深型の食洗器はオプションでも採用すべきだと感じました。
- 具体的なメリット
2つ目は具体的なメリットを考えることです。
ここでのメリットは、一般的なメリットではなく自分がその設備を使うことで得をする点のことです。
実際に私が考えた深型の食洗器を選ぶことによるメリットは3つです。
- 節約効果
家族が多い場合、浅型よりも節約効果がある深型の食洗器はお得だと思います。
- 家事の負担軽減
浅型よりも深型の方が一気に食器を洗うことができますので、家事の負担が減ります。
浅型で食器が入りきらない場合は手洗いをしなければならないので、家事の負担が増えてしまいます。
- 家事の時短
深型にすれば1日に2回だけ使えば食器が洗い終わるかもしれません。
対して、浅型の場合は1日に3回食洗器を回さなければいけない可能性もあります。
食洗器に食器を並べる時間や取り出す時間が余分にかかってしまうので、深型の方が家事の時短につながると思いました。
自分に対して具体的なメリットや得がある場合は、そのオプションを採用する価値があります。私の場合、3つの具体的な得が思いつきましたので、深型をおすすめしたいと思いました。
2つの判断基準から考えて、生活の質が上がりそうだと思った方は、深型を採用しましょう。
深型食洗器はコスパがかなり高いので強くおすすめします
料理の片づけを楽にしてくれる食洗器についてお伝えしました。
食洗器の魅力に気が付いている人は、深型の方がメリットが多いと感じているはずです。
しかし、費用の追加が気になって迷っている場合が多いのだと思います。
深型の食洗器は非常に費用対効果が高いオプションです。
追加の費用が1~5万円、耐用年数が10年としても、食洗器は毎日使う物なので1日に支払うオプション代金は2.7~13.7円です。
そう思うと負担も軽くなるのではないでしょうか。
さらに深型にするメリットと節約効果を考えると決して無駄な出費ではありません。
しかし、家族の人数や食器の量が少ない場合は、浅型でも十分な可能性もあります。
その場合、深型を選ばずに食洗器の機能のグレードアップをした方が、生活の質が上がるかもしれません。
食器の量や使う頻度を考えた上で、自分にとってメリットの多い食洗器を選びましょう。
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