こんにちは!
注文住宅業界歴6年、きのぴーです。
車を持っている方は、カーポートを採用したい方も多いのではないでしょうか。
カーポートとは、柱や梁で組まれた骨組みの上に屋根がかかっていて、その下に車を停めるためのものです。
壁がついていない分、ガレージよりは簡易的ではありますが、多くの家庭で採用されています。
たくさんのメリットがあるカーポートは大変人気ですが、採用した方は意外とデメリットの多さも感じているようです。
今回はカーポートのメリット・デメリットを挙げ、カーポートの必要性についても考えていきます。
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カーポートのメリット一覧
カーポートのメリット
- 雨の日の乗り降りが楽
- 車が汚れにくい&傷みにくい
- カーポートの下でBBQやプールができる
- ガレージよりも安価で設置できる
- ガレージと比べて施工期間が短い
メリット①雨の日の乗り降りが楽
カーポートがあると、雨の日に車に乗り降りしても濡れにくく楽というメリットがあります。
特に小さなお子様がいる親からの意見が多いです。
まだチャイルドシートを使う年齢のお子様は車の乗り降りに時間がかかることが多く、その間に両親は雨に濡れてしまいます。
カーポートがあれば、車の周辺も雨から守ってくれるため、ストレスなく子供の乗り降りを手伝うことができます。
さらにカーポートと玄関の位置を近づけることで、家と車の行き来も雨に濡れずに移動することが可能です。
メリット②車が汚れにくい&傷みにくい
カーポートがあることで、車自体に雨がかかりにくくなるため、車体が汚れにくいというメリットがあります。
もちろん、雨が横殴りに降っていれば車体に雨がかかってしまいますが、カーポートがないときと比べると大きな違いです。
また、屋根がついているカーポートは、車体が直射日光を浴びることや鳥の糞を落とされることがありません。
すると、車が傷みにくく色落ちなどを防ぐことができます。
メリット③カーポートの下でBBQやプールもできる
カーポートがあると車を置くだけでなく、家族でアウトドアを楽しむ場としても活躍します。
特に、南側にカーポートを設置できれば、庭の延長としてカーポート下を使うことが可能です。
また、カーポートの下でBBQやプールができれば、直射日光を防ぐことができます。
直射日光を受けないカーポートの下は高温になりにくいため、熱中症予防にもつながります。
さらに、屋根がついているカーポートの下は、急な雨でも濡れることがなく安心です。
メリット④ガレージよりも安価で設置できる
カーポートはガレージと比べると安価に設置が可能です。
それぞれの一般的な費用を確認してみましょう。
カーポート | ガレージ | |
1台分 | 約20~40万円 | 約80~150万円 |
2台分 | 約30~70万円 | 約160~300万円 |
大きな違いがあることがわかります。
ガレージやカーポートは施工を後回しにすると、結局やらないままのなってしまうことが多いです。
欲しいと思ったら、外構工事と一緒に施工することをおすすめします。
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メリット⑤ガレージと比べて施工期間が短い
カーポートはガレージと比べて施工期間が少ないです。
ガレージは基礎を打たなければならず、全体の施工期間は1ヵ月以上かかることもあります。
対して、カーポートはすべての工程を考えても1週間~10日くらいで施工が終わります。
外構工事は、天候によって施工期間が左右されやすく、梅雨時期は特に読みにくいです。
外構工事がすべて終わってから入居と考えている方は、施工期間の長さは重要になってくるはずです。
施工期間だけで、カーポートに決めることはないと思いますが、一応知識として頭に入れておきましょう。
カーポートのデメリット一覧
カーポートのデメリット
- 屋根上の掃除が大変
- 台風や積雪で壊れる可能性がある
- 費用がかかる
- 家の景観が悪くなる
- 1階の日当たりが悪くなる可能性がある
- 駐車が難しくなる
デメリット①屋根上の掃除が大変
カーポートを採用した方の中で多い意見が、屋根の上の掃除が大変だというデメリットです。
カーポートの上には砂ぼこりだけでなく、落ち葉や鳥の糞など様々な汚れがつきます。
カーポートは2~3mの高さの物が多く、屋根の上の掃除は台や脚立に乗らなければなりません。
また、カーポートの中央部は手が届かないため、長いモップやブラシなどを使う必要があります。
カーポートが汚れていると家の景観が悪くなるため、こまめに掃除をすることをおすすめします。
しかし、実際は掃除のしにくさや手間のかかり具合から、掃除をこまめにすることは難しいと感じる方が多いようです。
デメリット②台風や積雪で壊れる可能性がある
カーポートは柱で屋根を支えているため、強度が取りにくい構造です。
そのため、台風の強風で飛ばされたり、積雪で潰れてしまうことがあります。
強風で飛ばされると車だけでなく、建物に傷がつくことがあります。
また隣家までカーポートが飛んでしまい、迷惑をかけてしまう可能性も考えられます。
積雪でカーポートが潰れてしまうと、車まで潰れて買い替えなければいけなくなってしまいます。
強風や雪に強いタイプのカーポートも販売していますが、100%安全というわけではありません。
豪雪地域に住む方は、カーポートではなくガレージを検討した方が安全でしょう。
デメリット③費用が掛かる
カーポートは費用が掛かります。
ガレージと比べると安価ですが、設置するとなると数十万円単位の費用が掛かります。
カーポートなしでコンクリートの敷きだけにすると、㎡あたり8,000円~1.5万円くらいでできるのでさらに安価です。
駐車をしやすくしたいだけならば、カーポートはつけずにコンクリート敷きだけでも十分でしょう。
デメリット④家の景観が悪くなる
カーポートをつけることで、家の景観が悪くなると感じる方もいます。
確かにカーポートは高さが2~3mあるため、設置場所によっては建物の1階部分の外観がほとんど見えなくなる可能性もあります。
また、カーポートのデザインと建物の雰囲気が合っていないと、カーポートが悪目立ちしてしまい景観を損なってしまいます。
カーポートを採用したいと考えている方は、外観や外構とのバランスをしっかりチェックして選んでください。
デメリット⑤1階の日当たりが悪くなる可能性がある
カーポートの設置場所によっては、1階の日当たりが悪くなることがあります。
特に狭い土地にカーポートを建てる場合は、建物とカーポートの距離が近くなりやすく、建物に影がかかってしまいます。
すると、昼間でも室内に太陽の日が入りにくく、暗い部屋になりやすいです。
日当たりを気にする方は、南側以外に道路が接している土地を選びましょう。
カーポートの設置位置を南側以外にすることで、日当たりのいい建物を作ることができます。
デメリット⑥駐車が難しくなる
駐車が苦手な方は、カーポートがあると駐車にストレスを感じることがあるかもしれません。
カーポートは両脇または片側に柱が立っているため、ぶつからない様に駐車をする必要があります。
また、乗り降りの際にも、柱を気にしてドアを開け閉めしなければなりません。
土地が広い方はカーポートの下にきちっと駐車するよりも、自分の好きな場所にストレスなく駐車したいと感じる方も多いはずです。
自分の運転技術や駐車環境を顧みて、カーポートを設置するか決めましょう。
カーポートの採用率は?
私の感覚値では、カーポートの採用率は20%くらいです。しかし、注文住宅を建てるタイミングと一緒に採用する方の割合のため、後々つけた方も加えるともう少し増えます。
ガレージと比べると採用率は高いカーポートですが、つけないという方も多いです。
また、つける予定はあるが、お金が溜まったらやるというような考えの方もたくさんいます。
カーポートを採用するか迷う方は、後からつけることをおすすめします。
実際に数ヵ月間、その土地に駐車をしてみて、駐車をしやすい場所などを確認してから取り付け位置を決めることができるからです。
しかし、後回しにすると結局付けなかったという方も多いですので、そういう意味では新築時に一緒にやる方が良いかもしれません。
他の外構工事と一緒にやった方が、施工費用は安く済みます。
カーポートを採用・検討すべき家庭
小さなお子様がいる
小さなお子様がいる方は、カーポートのメリットをたくさん感じると思います。
チャイルドシートにお子様を乗せるときや、ベビーカーを載せるときなど、車の外での作業が多くなります。
カーポートがなくても子供は濡れませんが、親が濡れてしまい不快に感じる機会は多くなります。
また、子供を抱っこしながら荷物をおろすときなども、雨よけになるカーポートはおすすめです。
お金をかけずに車を雨などから守りたい
ガレージほどお金はかけることはできないが、車を守りたいという方はカーポートを採用しましょう。
カーポートがあれば、雨・雪・直射日光・鳥の糞などから車を守ってくれます。
ガレージのように完全にガードはできませんが、あるのとないのでは大きな違いです。
洗車の回数等も少なくてすむでしょう。
デメリットやリスクを理解したうえで検討しましょう
カーポートは車を守るために最適な設備です。
しかし、時には強風や豪雪で車を壊してしまう設備にもなり得ます。
必要性は家庭によって大きく違います。
土地の広さや地域の気候状況、車の使用頻度などを考えながら採用するか決めましょう。