こんにちは!注文住宅業界歴6年、きのぴーです。
虫の画像などは一切出てこないので、安心して読んでくださいね。
新築のわが家に絶対に来てほしくないお客さまといえば、ゴキブリ、ムカデ、ハエ、蚊、蜂…!
住んでからの虫対策だけでは虫の侵入は防げません。
虫が何よりも嫌いなあなたに、建てる前に知っておきたい注文住宅でできる虫対策をご紹介します。
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住まいに入ってくる虫たちの特徴
注文住宅の虫対策の第一歩は相手を知ることから!
まずはゴキブリ、ムカデ、ハエ、蚊、蜂の特徴をみてみましょう。
ゴキブリ
病原菌を運び、強力な繁殖力を持つゴキブリ。
食べ物や水があり、暖かく、暗くて狭いところを好みます。
寒さに弱いゴキブリですが、暖房が効いた現在の住宅では越冬できます。
ハエ・コバエ
春から秋にかけて暑い季節に多く見られるハエやコバエ。
腐敗した果物などの生ゴミや発酵食品に多く集まります。
ゴミ箱などの中に成虫が産卵して、幼虫が育つことがあります。
ムカデ
森や林の倒木の下などに多く生息します。
住宅を建築した際の木材などを家の周りに置いておくと、格好のすみかになってしまうので注意しましょう。
夜行性で、夜になると家の中に侵入してくることもあります。
毒を持っているので、噛まれると炎症を起こします。
素手で触らないようにしてください。
蚊
伝染病を媒介し、人間に最も直接的な被害を与える虫といえば蚊。
刺されてかゆいだけでなく、日本脳炎やペットのフィラリアなど恐ろしい病気を引き起こします。
水のあるところに産卵し、幼虫のボウフラは水辺で育ちます。
池などの広い水面から、空きカンなどのごく少量の水まで、蚊の種類によって好む環境が異なります。
蜂
巣を脅かされると、執拗に攻撃してくるハチ。
攻撃性の高いスズメバチは特に危険です。
2回刺されるとアナフィラキシーショック(急性アレルギー反応)を起こすことも。
軒下や床下などに巣を作る可能性があります。
注文住宅の虫対策、ポイントは3つ!
では実際にこれらの虫たちをどうやってふせぐのか?
注文住宅の虫対策のポイントは3つあります。
注文住宅の虫対策ポイント3つ!
- 家のまわりを虫の少ない環境にする
- 虫の侵入を防ぐ
- 家の中で虫を繁殖させない
虫たちは、基本的に外から侵入してきます。
家の周辺を虫の少ない環境にして、さらに侵入経路を断つことが重要です。
そして万が一家の中に入ってしまっても繁殖させないこと。
注文住宅を建てるときに重要になのは、特に1と2です。
項目別にみていきましょう。
1.家のまわりを虫の少ない環境にする
虫の少ない環境は土地選びから
山や川、公園が近いなど、自然が豊かで緑が多い場所は環境がよい反面、ムカデやクモ、蚊、蜂など、色々な虫が生息しています。
またゴキブリやハエは飲食の店舗、手入れが行き届いていない古い住宅などがある場所に多く発生します。
繁華街やゴミ屋敷の近くは避けた方が無難です。
庭の造りが重要
家の外構や庭をどのような造りにするかも、虫の生息に大きく影響を与えます。
草木や土の面が多いほど虫は多くなるので、虫対策のみを考えるなら草木はなるべく少なくして地面にはコンクリートやタイルなどを敷くほうがいいのです。
とはいえ、せっかく注文住宅を建てるならガーデニングを楽しみたいという方もいらっしゃるでしょう。
そんな方は虫が嫌うハーブを取り入れてみるのもいいかもしれません。
虫が嫌う代表的なハーブ
レモングラス、レモンバーム、シトロネラ、ゼラニウム、ペパーミント、ローズマリー、クローブなど
庭に池や「つくばい」などを設けると、ボウフラがわき、蚊が発生する可能性があります。
プランターの受け皿の水からでも蚊が発生することがあるため、ベランダやテラスなどに置く鉢植えにも注意が必要です。
屋外の照明器具はLEDにする
屋外の照明器具の蛍光灯には虫が集まってきます。
蛍光灯の光に含まれる紫外線に集まる性質の虫が多いためです。
LED電球は紫外線がほとんど含まれないものが多く、虫を集めにくいといわれています。
家の外壁につける屋外灯にはLED電球を使いましょう。
ただし、もともと紫外線に集まる性質がなく、明るさに寄ってくる虫に対しては効果がありません。
建築時のゴミは必ず処分
建築時に余った木材などを「何かに使えるかも」と置いておくと、虫をひきつけることになります。
建築後の廃材は建築会社にすぐに処分してもらい、床下に落ちている木屑なども含めてすみずみまでしっかりクリーニングしてもらいましょう。
2.虫の侵入を防ぐ
虫は小さなすき間からでも家の中に侵入してきます。
人間の目からはほとんど見えないようなすき間でも、小さな虫にとっては巨大な侵入路に見えているかもしれません。
ちなみにゴキブリの幼虫は1~2mmのすき間からも侵入できるといいます。
主な侵入路は窓、ドア、換気扇や給気口などの換気口、水道やエアコンなどの配管や配管まわりのすき間などです。
特に注意するポイントをみていきましょう。
窓の種類によってすき間が異なる
網戸がついている窓でも、すき間から虫が侵入してくることがあります。
一般的にすき間が大きいのは、構造上ある程度のすき間が必要な引戸タイプの建具。
縦にスライドさせる「上げ下げ窓」なども同様です。
逆にすき間が少ないのは、ドアのように外に開く「開き窓」や「突き出し窓」です。
ただしこのタイプの窓は室内側に網戸が付くため、網戸を閉めたままでも、ハンドル操作でガラス窓が開け閉めできるタイプがおすすめです。
網戸を開けないとガラス窓が開閉できないタイプは、窓の開閉の際に蚊などが室内に入ってくる可能性が高くなります。
また夜、窓から漏れる室内の灯りは虫を集めてしまいます。
窓にはなるべくシャッターか遮光タイプのカーテンをつけましょう。
ドアにも網戸をつける
意外に忘れがちなのはドアの網戸。
勝手口など、ドアを開けて通風したい場所には網戸をつけましょう。
アコーディオンタイプやスクリーンタイプ、また網戸付き通風機能がついているドアなどを選びましょう。
換気扇や給気口にはフィルター
換気扇や給気口の屋外側のカバーは、必ず防虫網が付いているタイプにしましょう。
また金属の網を通り抜けてしまう虫もいます。
自分で簡単に貼れる使い捨てのフィルターを貼れば安心。
汚れ防止にもなります。
キッチンのすき間は要注意
ゴキブリが最も侵入してくる場所はキッチンまわりだといわれています。
なかでもキッチンのシンク下の排水管と床とのすき間は、ゴキブリがよく侵入してくる場所です。
すき間から侵入したゴキブリは室内やキッチンの引き出し、モーターがあって温かい食洗機の下などに入っていきます。
配管まわりにすき間がある場合はパテなどで埋めてもらいましょう。
またキッチンの油汚れはゴキブリの大好物。
キッチンまわりのお掃除はこまめに行い、ゴキブリを引き寄せないようにしましょう。
エアコンの配管とドレン管をチェック
エアコンの配管が壁を貫通している部分にすき間があると、そこから虫が入ってきます。
すき間なくパテなどで埋めてあるかチェックしましょう。
また意外に見落すのはドレン管の先端。
ドレンとはエアコン内部についた水滴を屋外に排水するためのホースです。
このドレンホースを通ってゴキブリなどの虫が室内に侵入してくるだけでなく、エアコン内で繁殖してしまう可能性があります。
ホースの先端には必ず防虫キャップをつけてもらいましょう。
防虫キャップは一般に市販されていますので、自分で取り付けることも可能です。
長い期間エアコンを使わない場合は、ホース先端をふさいでしまうようにすればさらに安心です。
3.家の中で繁殖させない
家の中で繁殖するおそれが大きいのは、ゴキブリやコバエです。
室内でゴキブリやコバエを発見したら、殺虫剤や捕獲器、毒餌などでの対策も必要ですが、「掃除をまめにする」「生ゴミの処理をきちんとする」など清潔に暮らすことも、繁殖を防ぐ対策になります。
生ゴミの処理が超重要!
フタ付きの臭いがもれないゴミ箱を必ず使い、こまめに処理します。
キッチンのゴミ箱の置き場所はあらかじめきちんと計画しましょう。
また湿度が高いジメジメした状態を好む虫が多いので、キッチンの水気はすぐに拭き取り、室内の湿度を低めに保つことも効果があります。
虫対策を完璧にしてビクビクしない注文住宅を手に入れよう
しっかり虫対策したマイホームが完成したら、お引越しするときに虫を持ち込まないように注意してください。
引越し後にすぐにゴキブリが現れた場合は、かなりの確率で古い家からの家具や荷物にくっついてきていることが多いのです。
段ボールのすき間に隠れ、卵が産み付けられていることもあるので、ダンボールの処理も迅速に行いましょう。