こんにちは!きのぴーです。
お店に入るとすぐに声をかけてくるアパレル店員が苦手だなという人は多いのではないでしょうか。
けれど、ずっと洋服を見ているのに何も声をかけられないというのも、また違和感がありますよね。
こういう時、売り上げ成績のいい店員というのは、お客さまとの距離を適度に保つことを意識するそうです。
そして、このような適度な距離感が要求されるのは、住宅の水回りでも同じです。
各部屋からトイレまでの距離、洗濯機から物干し場までの距離、リビングやダイニングとの水回りの距離など、どの程度の距離感を保つのかによって、日常の過ごしやすさは大きく変わってくるのです。
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水回り配置パターンは大きく4通り
4つのおすすめの水回りの配置をご紹介します。
こちらを基本に考えていくと、「つかず離れず」の距離感をうまく保つことができますよ。
オールインワン型
洗面台、トイレ、洗濯機、収納という機能をすべて洗面脱衣室内にて納めるスタイルです。
2畳の浴室を合わせても約5畳もあれば、すべてを納めることができるので、狭小住宅でも実現が可能です。
ただし、脱衣室とトイレを一体化させてしまうと、トイレと浴室を同時に使用することが難しくなってしまいます。
トイレのみを独立型
オールインワン型からトイレのみを切り離すスタイルです。最もオーソドックスなタイプといえるでしょう。
これなら、脱衣室とトイレの同時使用も可能になります。ちなみに浴室と洗面脱衣室に必要となるスペースは、それぞれ2畳ほどになります。
ホテル型
オールインワンから洗濯機だけを外に出したスタイルです。
洗面台の幅が910㎜(半間)で問題がなければ、洗面脱衣室は2畳で納まることになります。
ただし、洗濯に浴槽の残り湯を使わないという前提でのスタイルです。
洗濯機のみキッチンに同居型
オールインワン型より外に出された洗濯機が、キッチンに置かれたスタイルです。
調理と洗濯を同じスペースでできるので、主婦の方には好評なスタイルとなっています。
洗濯機は背の低いドラム式が良いでしょう。
気をつけて!トイレの避けるべき配置
トイレは水回りとしてまとめて配置するというよりも、1つの部屋として独立させることが多くなります。
そこで、トイレを配置させる時に避けたい配置をご紹介します。
「つかず離れず」の間取りを決める際の参考にしてくださいね。
居住スペースと水回りの距離感を間違わないようにしましょう!
玄関の真正面にトイレがある
トイレをジャーっと流した途端、来客者と顔を合わるという気まずい状態が起きてしまいます。
お互いにどのような顔をして挨拶をしたらいいかわかりませんよね。
玄関から真正面に見える場所のトイレは避けましょう。
リビングやダイニングのすぐ横にトイレがある
リビングやダイニングとトイレが近いのは、トイレに行く回数が多ければ便利ではあります。
ただし、トイレから漏れる音を聞きながら食事をとるというような場面もあるでしょうし、来客中のトイレも行きにくい間取りになってしまいます。
たとえトイレに行ったとしても、お互いがお互いの様子が気になって、落ち着かない雰囲気が漂ってしまうでしょう。
寝室の上にトイレがある
2階のトイレの下が寝室であった場合、2階でトイレをするたびに1回の寝室に音が響きます。
夜中に誰かがトイレに行ってしまえば、真下の寝室で寝ている家族は水が流れる音で目を覚ましてしまうことになるでしょう。
寝室から遠いところにトイレがある
2階に寝室を配置したとします。トイレは1階だとしましょう。
寝室からトイレまでの距離が長ければ夜中のトイレが億劫に感じてしまうことになります。
2階にもう1つトイレを作るか、1階の寝室から近い場所にトイレを作るか、2つの解決方法があります。
水回りはまとめて配置するのが基本!
水回りというものは、かためて配置をするというのが基本です。
なぜならお湯を作り出す給湯器から蛇口までの距離は、短ければ短い方がいいからです。
たとえば建物の外に設置された給湯器と浴室までが遠いと、シャワーからお湯が出るまでに時間がかかってしまいます。
その間、裸のままでお湯が出るのを待つことになるわけですが、夏場ならまだしも冬場は大問題です。
また、洗面室やキッチンも、早くお湯が出る方が良いに決まっています。
そのため、水回りはまとめて配置することがとても重要なのです。
もしも間取りの関係で水回りをまとめられないという場合は、給湯器を2つ用意するという方法もあります。
給湯器は屋外に設置するので、スペースの問題を気にする必要もなく、希望通りの間取りを実現できます。
洗濯機と物干し場を近くに配置する方法
洗濯機で衣類を洗濯し、物干し場で衣類を干す。これは毎日毎日繰り返されることです。
それなのであれば、この2つを近くに配置してしまえば、家事が一気にラクになります。
洗濯機と2階のベランダを何度も往復することは、かなりの負担になりますから、「つかず離れず」の距離にあれば、このような負担を減らすことができるのです。
「キッチンと洗濯機を近くに」だけでは不十分
キッチンと洗濯機を近くに配置して、家事を効率的にしようという考えが広まりつつあります。
確かに調理と洗濯を同時にすることはできるのですが、洗濯をし終えた衣類を持ち運ぶ手間は変わりません。
キッチンの間取りによっては、通常よりも長い距離、洗濯物を持って移動しなければならない場合もあります。
ですので、家事の効率を求めるのであれば、キッチンと洗濯機だけではなく、洗濯機物干し場までの距離も縮めておく必要があるのです。
そうでなければ、せっかくの家事効率のアイデアも中途半端に終わってしまうことになります。
デッキテラスやバスコートを活用する
洗濯機とキッチンの配置を近くし、さらに物干し場までの距離を短くするには、デッキテラスやバスコートを活用するという方法があります。
洗面台や浴室の近くにバスコートを、キッチンの近くにデッキテラス配置し、物干し場として活用すれば、家事効率は一気に高まります。
洗面脱衣室に置いておきたいもの
洗面脱衣室に置いておきたいものや設置しておきたいものをご紹介します。
大きめの収納の棚
水回りでも特に、洗面脱衣室は収納ニーズが高いです。
タオルや洗剤、ハンガー、下着などをこの場所に置いておけば、物を取りに行く手間が一気に省けるからです。
こうしたさまざまなものをすべて収納するためには洗面脱衣室内に、幅800㎜(半間弱)、高さ1,800㎜以上の収納の棚が必要となります。
ちなみに、洗面脱衣室は、少し広いかなと思う程度がちょうどいい広さであることが多いです。
室内干し場があればベスト
洗面脱衣所には洗濯機が設置されることが多く、ちょっとしたものでもいいので物干し場があると非常に便利です。
主動線から離れているとしても、日当たりのいい場所に物干しパイプを設置することができないか検討してみてはいかがでしょうか。
もしも専用の物干し場が確保できないとしても、来客から見えない位置の日当たりのいい窓際を室内干しスペースとして確保しておくといいでしょう。
水回りは間取りの重要なポイント!
水回りの間取りの配置が「つかず離れず」であることの重要性がお分かりいただけたでしょうか。
間取りを考える際は、こちらを参考に水回りと適度な距離感をもった間取りを決定してください。
水回りは、間取りの中でも特に重要なポイントです!