こんにちは!きのぴーです。
階段や廊下は、住宅でかならずと言っていいほど必要となる箇所です。
間取りづくりによって階段や廊下はある程度の形が決まってきますが、そこからどうしたら費用を抑えていけるか、と思いますよね。
また、できるだけ費用を抑えたいという方は、どんな形の階段が適しているかと疑問に思われるのではないでしょうか。
今回は、階段や廊下の費用を安く抑えていく方法と、使用される材料の費用を比較しましたのでご紹介していきます。
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階段素材の費用比較
種類 | 素材 | 1層分の参考価格 (工事費込み・円) |
一般普及品 | 既製のユニット階段(シート仕上げ) | 120,000~ |
階段にツーバイ材を使用 | 120,000~ | |
階段に無垢材(マツなど)を使用 | 220,000~ |
階段の費用を抑えたいという方は、既製のシート仕上げユニット階段を選ぶといいでしょう。
既製品とはすでに仕上がっている製品のことで、工場で製品をつくり大量生産しています。
そのため、既製品は比較的に費用が抑えられた価格帯で販売されています。
無垢材は木の種類によって変わりますが、費用は高く設定されています。
また、階段の既製品はある程度加工された状態で届き、ほとんどの製品は組むだけで済みますが、無垢材は階段の部材ごとに加工する必要があり塗装も必要です。
製品代と階段を仕上げていく手間の費用を考慮すると、既製品のシート仕上げ階段ユニットの方が費用を安く納めることができます。
階段手すりの費用比較
種類 | 素材 | 1層分の参考価格 (工事費込み・円) |
一般普及品 | 既成の樹脂製 | 30,000~ |
既成・木製(シート仕上げ) | 40,000~ | |
既成・アルミ製(シート仕上げ) | 40,000~ | |
ツーバイ材製 | 30,000~ | |
アイアン製 | 100,000~ |
階段に設置する手すりの費用を安く抑えていくためには、既製の樹脂製手すりを選ぶといいでしょう。
しかし、一般的に住宅で設置されている手すりは、木製が多いです。
階段の素材が木製であるなら、手すりも木製にした方が仕上げ材の統一感がでます。
木製の手すりにする場合は、ツーバイ材を利用することで費用を抑えることができます。
手すりをツーバイ材でつくることで、既成の樹脂製と同コストで手すりを設置できます。
また、既製の木製手すりも比較的に費用が抑えられた価格帯で販売されていて、デザイン性もいいです。
アイアン製の手すりは、基本的にオーダーになることが多く、既製品でも受注生産のため費用が高くなっています。
アイアン製の手すりにしたいという方は、他の部分の費用を上手くコントロールして取り入れる必要があります。
廊下の床材 費用比較
種類 | 材料 | 参考㎡価格(工事別・円) |
一般普及品 | 複合フローリング(突板) | 2,200~ |
複合フローリング(シート) | 3,000~ | |
パイン無垢材 | 3,000~ | |
オーク無垢材 | 6,000~ | |
チーク無垢材 | 10,000~ | |
オーク材(ヘリンボーン仕上げ) | 12,000~ |
廊下に使用する床材は、複合フローリング、若しくは無垢材のフローリングとなります。
廊下の費用を抑えたい場合は、複合フローリングを選ぶといいでしょう。
複合フローリングは、既製品もありデザインが豊富にそろえられています。
廊下の仕上げ材を選ぶときに重要となってくるのは、階段も同じ仕上げにしないと調和がとれないというところです。
階段と廊下はつながっているので、仕上げ材が違うと統一感がなくなります。
そのため、階段と廊下の仕上げ材を選ぶときはセットとして見た方がいいでしょう。
配置する階段は4種類
階段の形も種類がいくつかあります。
1. 直階段
2. らせん階段
3. カネ折れ階段(L字型)
4. 折り返し階段(箱階段)
上記の4つが基本的な階段の形になります。
では、一つずつご紹介していきます。
1. 直線階段
直線階段は、言葉通り直線的に階段が延びていく形になっています。
階段を設置する面積が狭く、階段下のスペースを有効活用できます。
しかし、階段の勾配が急になりやすく、踊り場がないので万が一階段で転倒してしまうと途中で止まることなく下まで転げ落ちてしまう危険があります。
2. らせん階段
らせん階段は、らせん状に上り下りする階段です。
設置面積も比較的にコンパクトでデザイン性が優れています。
しかし、らせん状に上り下りするので、家具などを持って利用するのは避けた方がいいでしょう。
基本的にらせん階段は手すりを利用して上り下りしますので、両手がふさがれた状態での上り下りは非常に危険です。
そのため、大きな物の搬入時は階段以外の場所から上に運ぶ経路の確保が必要です。
3. カネ折れ階段(L字型)
カネ折れ階段とは、階段の途中で90度に折れ曲がる形の階段です。
直線階段よりも設置面積を広くとる必要はありますが、踊場ができるので階段の上の方から転倒しても踊り場のところで止まることができます。
4. 折り返し階段(箱階段)
折り返し階段、若しくは箱階段とも呼ばれ、U字型に登っていく形の階段です。
カネ折れ階段と同様に踊り場があり、勾配もゆるやかになるため安全性のある階段形状となります。
階段・廊下の費用を1円でも安く抑える10の衝撃テク
階段・廊下費用テク①:階段は既製品を使うこと
既製の階段ユニット材は、ほとんど加工の必要がないため施工にかかる費用が抑えられます。
多くの建材メーカーで階段部材は販売されていて、デザインや機能性に優れた製品を豊富にそろえています。
階段の費用を抑えたいという方は、既成の階段ユニット材を選ぶといいでしょう。
階段・廊下費用テク②:仕切り壁がないスケルトン階段
スケルトン階段とは、蹴込板をなくした開放性のあるデザインの階段です。
ユニット階段を使わないで階段設置を行うときは、材料費用と手間の費用を減らすことができるスケルトン階段にするといいでしょう。
階段・廊下費用テク③:仕切りを省くリビング階段
リビング階段は、間仕切り壁を設けずオープンな階段になるので解放感のある空間にすることができます。
出入口に設置する建具も必要がないので、階段設置の費用を抑えることができます。
階段がリビングにあるため、家族とのコミュニケーションもとりやすい間取りとなります。
階段・廊下費用テク④:安く仕上げるなら箱階段
壁に囲まれて設置されている箱階段は、他の壁と同じ仕上げ材を使うことで統一感をだすことができます。
壁の仕上げ材に量産品のクロスを使えば、材料と手間の種類も減り、階段設置の費用を抑えることができます。
階段・廊下費用テク⑤:ツーバイ材で階段をつくる
ツーバイ材で階段をつくることも可能です。
廊下が無垢材のフローリングで仕上がっている場合、既成のユニット階段だと見た目が調和しない可能性があります。
階段も廊下と同じ無垢材で仕上げるとなると、かなりの費用がかかってしまいます。
そんな時は、同じ無垢材でもツーバイ工法で使う構造材で階段をつくるといいでしょう。
針葉樹の無垢材でもツーバイ工法の構造材は、費用も安くなっています。
階段の段板にツーバイ材を使うことで、既成のユニット階段と同等の費用で仕上げることができます。
階段・廊下費用テク⑥:階段を上りきった部分はおしゃれに仕上げる
階段を上りきった部分はかなり目立つ場所です。
そのため、この部分はこだわって仕上げるといいでしょう。
少し費用をかけた照明やガラスタイルを貼って柱を装飾するなどの工夫をすると、毎日の階段の上り下りも楽しくなります。
ちょっとした飾りつけなので、費用もそれほど上がることはないでしょう。
階段・廊下費用テク⑦:上り框をなくして廊下の費用を抑える
廊下の費用を安く抑えるには、思い切って上り框をなくすという方法もあります。
上り框は玄関口の横に通す板ですが、2万円ほどの材料と別途工事費用がかかります。
この上り框を省き、フローリングの断面を見せることでシンプルな仕上げになり、廊下の費用も安くすることができます。
階段・廊下費用テク⑧:玄関から直接リビングで廊下をなくす
玄関ホールから直接リビングにつながる間取りにすると、廊下がなくなるため費用も安く済ませることができます。
また、廊下に使う面積もなくなりますので、リビングを広くとることも可能です。
狭小地で広くリビングがとれない住宅に適した間取りとなります。
しかし、玄関から直接リビングとなるので、プライバシーの確保がとれず、玄関からくる外気も通りやすくなるデメリットがあります。
そのため、家の断熱性能と部屋が見えない位置に玄関を設けるなどの計画が必要になります。
階段・廊下費用テク⑨:ニッチを設けておしゃれな階段スペースに
壁の一部をくぼませて設置するニッチは、工事手間もさほどかからず、費用もほとんど変わりません。
壁をくぼませているので、場所もとらずに階段スペースの飾り付けができます。
ニッチがあることで、ただ通過するスペースをギャラリー風な楽しい階段にすることができます。
階段・廊下費用テク⑩:構造材で手すりを造作・塗装で仕上げ
手すりの費用を安くする方法で、構造材を利用して塗装で仕上げる方法があります。
ツーバイ材などの家の構造に使う木材は、内装材で使う無垢材よりも費用が安いです。
家の構造材で使う木材に余裕があれば、大工さんに加工してもらい手すりにすることで材料費用も抑えることができます。
構造材は、表面が粗くなっているので塗装して仕上げると見た目も良くなります。
まとめ
ここまで階段や廊下の費用を安くする方法や材料費用の比較についてご紹介しました。
階段や廊下は住宅にほぼかならず必要となってくる箇所です。
階段の形や配置の場所、廊下の広さなど間取りづくりでも費用は大きく変わってきますが、基本的に階段や廊下に使う材料を既製品にすることで費用を安く抑えることができます。
また、階段や手すりを構造材でつくれば、既成の階段ユニットと同等の費用で無垢材のような仕上がりにすることが可能です。
もし、階段や廊下の費用を抑えたいという方は、使用する材料に注意して選んでいきましょう。